「今日は疲れたなぁ」
「2人は優しい人で良かった」
前の世界じゃ助けるふりをして加害者に加わる人ばかりだった。
「明日の準備をしなきゃ「そんな事する暇ないぞ?」え?」ドガッ
あ、れ?頭が痛い。
鉄のパイプで殴られたようだ。
僕は意識を失った。
「お前らァ!捕まえたぞ!」
「ナァイス!それで、コイツどうする?」
「人質にしよう」
「それならアイツらも攻撃の手が緩まるはずだな」
「そうだ!さっきの鬱憤晴らさないか?」
「ありだな」
「オイオイ、死なない程度にな?」
「それじゃあ、足に」タン!
「あ゛あ゛!?」
「はぁ、はぁ、何で?」
「アッハハ!起きたぞ!」
足から血が流れてく。
痛い。熱い。
体が傷付けられていくにつれて時間が過ぎていく。
「ハァ、ハァ、ハァ」
「この辺にしとこう、じゃなきゃ死んじまう」
「うわッ色んなとこ穴だらけだ」
「テキトーに処置しとけ」
「はいはい、あ!それ」
「イ゛ッ!」
どうして、僕が痛い目に遭わなきゃいけないんだ?
僕は別に手を出してないのに。
嫌になる。
それも前の世界と同じくらいに。
「にしてもコイツ、朝にやってきた力使ってこなかったな?」
「あれじゃないか?仲間が居なきゃ使えないみたいな」
「なるほど」
「仲間が居なきゃコイツはお荷物だな?」
そうか、わかったよ。
仲間に使う力があるから良くないんだ。
そうか、それなら
自分だけの為の力にすれば良いんだ。
それなら僕は、いや俺は。
他人を害しても良いはずだ。
「なぁ、お前、ら?」ドサッ
「あ、れ?何,で?」
「アハ」
「アハハ!」
「そうだ!そうだった!いっつもそうだった!」
「なんだよ!これ!」
「仲間が居なきゃ使えないんじゃなかったのか!」
「他人を虐げる奴は力があった!」
「俺は力を手に入れた!」
「他人の為の力じゃない!自分の為の力をな!」
「あぁ、気分がいい」
さっき俺を殴った道具が置いてある。
「ちょうどいいや」
「まて!?お前、何をす「何をだよッ!」やめ!?」ゴン!
気に入らない奴をぶちのめすのは楽しいな。
楽しい時間はすぐに過ぎるって俺を虐めてた奴は言ってたけど、本当だったようだ。
「朝、か」
「おぉーなんか傷が塞がってんな」
撃たれた傷がほとんど塞がっていた。
「このまま学校に行くかぁ」
「なかなか来ませんね?」
「もしかして、迷子かなぁ?」
「いや、昨日来たんですからそれは無いかと「おはようございまーす」おはよ、誰ですかッ!?」
「え?」
「ごめんね?君、学校間違えてない?」
「ンな馬鹿な事あるわけ無いでしょう!?ユメ先輩!」
「・・・もしかして、ランタ君?」
「そんな訳!「いや、ランタだが」はぁ!?」
「ランタ君、イメチェンした?」
「出来るところあるんですか?」
「とりあえず見て」
「えぇ?・・・は?」
髪が一部白髪になっている。
ストレスか?まぁ、ハゲなくて良かった。
「そんでもって目がイカついんだけどなんで?」
「と、とりあえず昨日何があったの?」
昨日襲撃にあった事を話した。
「そんな・・・」「アイツらッ!」
「そんなキレる事も悲しむ事もないですよ?」
「でも!」
「この通り元気ですから」
腕を振り回す。
「ランタ、教えてください」
「アイツらの居場所を!」
「もう、壊したよ」
「!」
「楽しかったなぁ、仕返しするの」
「ランタ君!」
「どうしました?」
「どうしましたじゃないよッ!」
「そんなの、間違ってるよ・・・」
「間違ってるかどうかはその人次第じゃないですか?」
「実際アイツら俺を人質に先輩達を脅すつって俺を痛めつけてきたんで」
「やるからにはやられる覚悟があったんじゃないですか?」
「あと、昨日の力消えました、いや消えたと言うより変化したが正しいな」
「そんな事はどうでも、いいのぉ」
何故かユメ先輩が泣いている。
「ユメ先輩、多分言ってもランタには通じません」
「ホシノちゃん、それでも、それでも伝えなきゃいけないと私は思うの」
「とりあえず、新しい制服ありません?ちょっと穴だらけはあれなんで」
グスッ「持ってくるからちょっと待っててね」
「はい」
「背、伸びましたね」
「あーだから、ホシノ余計小さく見えたのか」
「喧嘩売ってます?」
「違うよ」
「・・・なぁ、ホシノ」
「何ですか?」
「俺って間違えてんのかな?」
「貴方の事を虐めてた奴と同じようになってたと思いますよ」
「それなら、間違えてたな」
「誰だって間違う事はありますよ」
「俺はさ、2人の邪魔にならないように頑張りたかったんだよ」
「全くもって邪魔じゃありませんでしたよ?」
「それでも、いつかは俺の援護が要らなくなるだろ?」
「それは、分かりませんよ」
「そっか」
「せめて、あの人は、ユメ先輩だけは泣かせたく無いなぁ」
「泣かしたばっかでは?」
「確かに!それなら、ホシノとユメ先輩を泣かせないように頑張るわ」
「私が泣くと?」
「それは、分からないだろ?」
「どうですかね」
「多分さ、これからも俺はユメ先輩を悲しませるような事を何度もすると思う」
「勘弁してくださいよ」
「そん時は俺を殴ってでも止めてくれよ?ホシノ」
「任せてください、息の根を止めるつもりでやらせていただきます」
「それは勘弁してください」
少年は苦痛の末に他者を害する牙を手に入れた。
だが、もう少し眠ったままのようだ。
プロフィール
十束 ランタ トツカ ランタ
年齢、、、15歳
誕生日、、、十月十三日
身長、、、156から176に変化
趣味、、、無し