「リュウレイ・・・今からあなたと〇〇をこの先にあるマンホールから地上に出す・・・あなたは私の・・・お母さんの分まで生きるのよ?いい?」
「な、なに言ってるの母さん・・・?お別れなんてそんな・・・・」
「・・・・!!奴がもそこまで来てる・・・行きなさい、リュウレイ!この世界は、あなたが守るのよ!!」
そう言って俺の母はどこかに走って行った。
母さんが首にかけている母さんのお気に入りの『ネックレス』が月光を反射して、眩しく光っていた。
「かぁさぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」
・・・叫んでも、あるのは静寂のみ。
・・・いつのもあの場所・・・・・『タコツボバレー』を散歩していた俺たち。
今日はちょっと気になっていたので、さらに奥の方に足を踏み入れてみた。
・・・それが災いを呼んだのだ。
軽い気持ちで歩いていたらどこからともなくなんとも言えない気色悪い緑色のスライムのようなものが俺たちを襲ってきたのだ。
母さんに連れられてここまで逃げてきたのだが、なぜか俺たちをこんな夜中まで執拗に追いかけてきたそいつを追い払うべく、母は非常用に毎日所持していた『オクトシューター』で迎撃に行ってしまった。
「・・・お兄ちゃん、お母さん帰ってくるよね・・・?」
・・・妹が心配そうな顔で俺を下から見つめる。
「・・・絶対帰ってくる。俺たちは先にその地上ってところに行ってようよ」
地上に興味を持っていた俺がこんな形で行く羽目になるとは・・・思いもしなかった。
・・・・だがその時、後ろからなにやら音が。
「・・・・・え・・・・うそ・・・」
そこには今母が抑えているはずのスライムもどきが。
こうやって俺たちのところに来た・・・と言うことは、凄腕の突撃兵である母が負けたと言う事実を俺に間接的に突きつけたのだ。
・・・なんとか妹だけでも逃さねば・・・・!!
「いけ〇〇!!俺は後から行く!!」
「え!?でも・・・・私だけじゃ・・・」
「なに言ってんだ!母さんみたいな凄腕の突撃兵になるって夢語ってたのはお前だろ!?今ここであきらめてどうする!?」
そして、無理やり笑顔を作って妹にこう言った。
「・・・大丈夫だから。お兄ちゃんは絶対にお前を迎えに行く。だから、ちょっと待てっててくれ・・・」
「・・・・・・・わかった」
そう言って妹はマンホールのある方角に走って行った。
「・・・・・・!?」
だが、ブキもなにも持っていない俺はすぐに吹っ飛ばされる。
壁に激突して頭を強く打ったので意識が朦朧としている。
そしてそのスライムもどきはその間に俺を取り込むような形で俺に覆い被さった。
その時感じたんだ・・・・そいつから、『複数の悲しい声』が・・・・・
(いや代いやだいやだいやだいやだいやだ・・・・・・・・)
急激に遠のいていく意識。
(誰か・・・助けてよ・・・・・)
頬に涙が流れる感触がした。
ああ、ここで死ぬんだな・・・・そう勘づいていた。
・・・だが、運命は俺を見捨てなかった。
意識が飛ぶ瞬間・・・彼の前に一つの影が立ちはだかった。
白いターバンとマントに紫色の胴着。
自分に対して背を向けていたので顔はわからない。
(だ・・・・・れ・・・・・?)
・・・その瞬間、『リュウレイ』は『ゾラ』になった。
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「・・・・・・」
無言で起き上がった『ゾラ』。
先ほど二つ目の『アレ』をデンワに送ったところからまたぶっ倒れたようだ。
どうやら仲間が電車に乗せてくれていたらしい。
「・・・ピッコロ。お前、今まで何か隠していなかったか?」
「・・・・・思い出したんだな、その時のことを」
そして息をついてピッコロは語り出した。
「・・・・あの時、お前の『生きたい』という願いがお前の中にあった記憶が共鳴して最初にこの世界に降り立ったのがこの俺だ。・・・・あの後今のお前の状況なら分かっていると思うがあのスライム野郎は俺が片付けた」
「なるほど、そしてあの後元どうりに引っ込んで他の連中とまた現れたと・・・・でも今までの経験からすると、あれは多分・・・」
「おそらく俺たちより先にこのメトロで被害に遭った者たちの成れの果てだろう。だが安心しろ、あいつはどうやら伸縮自在だったらしくてな。そのまま縮むようにきた道を去っていったのを確認した。ネリモノになった者たちは、今もこのメトロのどかかにいる・・・実験兵器としてな」
(・・・よかった)
あのときは恐ろしかったが、アレも・・・・『彼ら』も被害にあっていたのならしようがない。
「・・・・・ここで被害にあった奴らのためにも、ここの管理責任者には痛い目を見てもらうしかねぇな?・・・・・誰か手伝ってくれる奴はいるか?」
「フハハ!!話を聞いていたがどうやらここの責任者はよっぽどクズのようだなぁ・・・絶対に血祭りにあげてやる・・・・」
「確かにそんな酷いこと平然とやってのける人なんて見過ごしておけないよ!絶対に止めなくちゃ!!」
次々に賛成の声が上がる。
「はっはっはっはっは!!いいぞぉ!!もはや俺たちに敵など一人もらん!!今の俺たちのパワーで、ここで無念に散っていった被害者の仇を取りつつ、俺たちは脱出してやろうではありませんか!俺たちの手で、ネル社の計画を叩き潰すのです!!」
『おーーーーー!!!』
パラガスの声に合わせてこの場にいた全員の意見が完全一致した。
そんな中、ゾラの頭にはあのタコゾネスの姿が浮かんでいた。
(・・・・・また、会えるかな?その時は、聞きたいことが・・・)
「・・・・騒がしいけどなんかあったの?」
「あ、8号!?い、いいや、別に・・・」
「あ、何か隠してるでしょ?いいなさい!!」
『なんだか子供を白状させる親みたいだな』
『そうですね』
「あはは・・・」
(・・・・親、か)
彼らの物語は、始まったばかりだ。
続く
この中で一番欲しい能力は?
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インクリングのような身体能力
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カービィのようなコピー能力
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ブロリーmadの破壊✩し尽くす力