問 以下の意味を持つことわざを答えなさい
『(1)得意なことでも失敗してしまうこと』
『(2)悪いことがあった上に悪いことが起きる喩え』
姫路瑞希の答え
『(1)弘法も筆の誤り』
『(2)泣きっ面に蜂』
教師のコメント
正解です。他にも(1)なら『河童の川流れ』や『猿も木から落ちる』、(2)なら『踏んだり蹴ったり』や『弱り目に祟り目』などがありますね。
土屋康太の答え
『(1)弘法の川流れ』
教師のコメント
シュールな光景ですね
吉井明久の答え
『(2)泣きっ面蹴ったり』
教師のコメント
君は鬼ですか
漆原半蔵の答え
『(2)食事抜きに説教』
教師のコメント
それはことわざではありません
ふざけた転校生も入ってきたので改めて自己紹介になった。え?割愛するけど何か?だって俺知り合いとかおらんし。名前聞いても情報しか出てこねぇんだよな。そこ、気持ち悪いとか言わない。
まぁ覚える価値があるのなんて木下秀吉位だろう。あれだけ可愛いのに男とか神様何やってんだよ……まぁ『ダァァーーリィーーン!!』とか大合唱聞こえた気もするけどな。不愉快すぎて泣いた。まぁ単調な作業だし寝てて良いよね………え?俺の自己紹介?大丈夫。いつも気付いたら後ろのヤツが自己紹介してるから。
そんな風に考えていたら……前のヤツに自己紹介しろって言われた。まぁそうだよね……
「比企谷八幡、よろしく」
と単調に告げる。てかクラス、誰だコイツとか言うんじゃねぇ。少し目頭が熱くなるだろうが……
まぁ、自己紹介も終わりに近づいた頃教室のドアが開いた。何だよ遅刻かよ……また漆原みたいなのはお断りだと思いつつドアに目を向ける。そこには息を切らせて大きな胸に手を当てている桃色の髪の女子生徒が────うん、ビッチだな
「あの、遅れて、すいま、せん………」
『えっ?』
教室全体から驚いた声が上がる。?一体何だろうかと顔を落ち着いて………って、え?
数少ない平然としている担任の福原先生が話しかけた。
「丁度よかったです。今自己紹介しているところなので姫路さんもお願いします」
「は、はい!あの、姫路瑞希といいます。よろしくお願いします……」
遅れて来たことに引け目を感じているようだ。流石、遅れて来たくせに爆睡してるヤツとは違うな。誰とは言わんが
まあ新雪のように白い肌、背中まで届く柔らかそうな髪、保護欲をかきたてるような可憐な容姿はFクラスで異彩を放っている。うん、ビッチ確定したようなも……何故だろう。とてもバカなヤツに睨まれた気がする。ほら、具体的にはダーリンって呼ばれたY井A久君。
まぁそんな容姿に驚いた訳じゃない。まぁ質問の嵐も飛ぶだろうし俺の中で補足しておくか……
姫路瑞希、可憐な容姿に超成績優秀。入学して最初のテストで学年二位を記録し、その後も上位一桁に常に名を残す程だ。だからいつも俺三位か四位なんだよなー……国語。たまに三位もぎ取ってくヤツの名前は確か久保利光だったか。
まぁ少し話は逸れたがそんなビ、彼女がFクラスにいるのはおかしいと言う訳だ。まぁ俺もココにいるのはおかしいんですけどね……
「そ、その……」
お、口を開いたぞ
「振り分け試験の最中、高熱を出してしまいまして……」
………アレ?何かデジャヴ。皆ああ、なるほどとか言ってるけどその反応俺の時もしてくれねぇかな……無理か。
まぁ試験途中の退席は無得点扱い、つまりその時点で0点にされるそうだ。まぁ誰か倒れてたしな……振り分け試験を最後まで受けられずに結果としてFクラス、と。今更だけどこの学校血も涙もねぇな……
そんな言い訳を聞き、内のクラスメイト(バカ共)が言い訳を始めた
『そう言えば、俺も熱(の問題)が出たせいでFクラスに』
『ああ。科学だろ?アレは難しかったな』
『俺は弟が事故に遭ったと聞いて実力を出し切れなくて』
『黙れ一人っ子』
『前の番彼女が寝かせてくれなくて』
『今年一番の大嘘をありがとう』
駄目だ、予想以上のバカしかいない。
「で、ではっ、一年間よろしくお願いしますっ!」
そんな中逃げるように俺の後ろ、吉井とクラス代表の横、漆原の前の空いてる卓袱台に着こうとする。ば、バカなっ!?クラス代表も不良っぽいし負の三角形が形成されている……だと!?
『なぁ、あそこ……』
『あぁ、腐った目のアイツも含めて負の四角形が出来ている』
『姫路さんが可哀想だ。俺の隣に来れば良いのに』
お前ら、後で屋上来いや。それと誰ださりげなく姫路を労るフリをして自分の隣に移動させようとした奴は。
「き、緊張しましたぁ~……」
席に着くや否や安堵の息を吐いて卓袱台に突っ伏す姫路さん。格好までデジャヴ。
お、隣のバカ(吉井明久)が話し掛けようとしているぞ。良いぞ!行け!そして玉砕しろ!!
「あのさ、姫───」
「う、うん……アレ?人が増えてる!?」
おーっと!?ここで漆原が目覚めた!!ファインプレーっ!吉井の声に会わせたっっ!!てかコイツら声似てんな
「へー。転校生?」
「い、いえ……遅れてしまって……」
「遅刻?プークスクス。それはちょっと恥ずかしく無いかなぁ?」
コイツ……ゲロ以下の臭いがプンプンするぜぇー!!
てかゲス!!コイツクズだな……ほら。回りが殺気放ってるから。
「てかオマエも遅刻してんだろうが………」
ついつい会話に混ざってしまう。いや、迷惑とは思うんだけどね……
「アレ?そだっけ?」
「そうだよ!君に姫路さんをどうこう言う資格なんて無いッ!」
「よ、吉井君!?」
姫路が吉井の顔を見て驚く。てか気付こうぜ……
「姫路。明久がブサイクですまん」
クラス代表。流石のフォローだ。これからは敬意を込めてついでにクラス代表を略してクズ代表と呼ぼう。
「そ、そんな!目もパッチリしてるし、顔のラインも細くて綺麗だし、全然ブサイクなんかじゃないですよ!その、むしろ……」
「まぁ目は何も考えてませんって位バカっぽいし顔は最早張りが無いしブサイクでは無いね」
「畜生!!全然フォローになってないフォローありがとう漆原君!!」
………哀れだ。あ、そう言えば
「なあ、俺の知ってる奴にオマエに興味を持っている奴が居たはずだが」
「ん?比企谷も心当たりが有るのか。ちなみに俺も居た気がするな」
「え?それは誰───」
「そ、それって誰ですかっ!?」
姫路が凄い勢いだ……まぁ女子ってコイバナ好きだしね。クラス中が比企谷は無いわー(笑)じゃ無くて『え……?冗談でも止めてよ……』だからね?俺の扱い、
「「確か、久保────────────利光だったかな」」
久保利光 → ♂(性別/オス)
「……………」
「おい明久。声を殺してさめざめと泣くな。」
「名前が男っぽいけど……女の子なのかなぁ?」
小さくもう僕、お婿にいけない……と聞こえた。いや、オマエは迎える方だから
「半分冗談だ。安心しろ」
「え?残り半分は?」
「え?アレ冗談だったの?」
「比企谷……そこは後で話そう。少なくとも本人の前で話す事じゃ無い」
「何その意味深な言葉!?うわーん!??もう僕お婿にいけないっ!?」
「落ち着いて下さい吉井君!!吉井君は男なので貰われませんっ!!」
「え?そうなの!?」
「………常識だよ?」
「漆原。コイツは常識が少し欠けているんだ。放って置いてやれ」
「何でさりげなく僕はバカにされるのっ!?」
「はいはい。そこの人たち、静かにしてくださいね」
パンパン、と教卓を叩いて先生が警告を発してきた。
「あ、すいませ───」
バキィッ バラバラバラ……
突如、先生の前で教卓がゴミ屑と化す。生まれて初めて教卓が崩れる所を見たよ……
「え~……替えを用意してきます。少し待っていて下さい」
気まずそうに告げると先生は足早に教室から出ていった。
このクラス、クラスメイトから設備までマシなモンがねぇのな
「あ、あはは……」
後ろで、姫路が苦笑いをしていた。
彼女は大丈夫なのだろうか……きっと勉強も出来て、今頃本当はAクラスでキチンとした設備の元、最高級の授業を受けている筈なのに。
まぁ俺だって不満はある。実力じゃねぇし。まぁ体調管理も実力の内と言われればそれまでだろう。だが、こんな少女だ。生活習慣だってキチンとしていただろう。なのにこんな、不確定でくだらない運に左右されてFクラス行きになった。繰り返すが俺だって不満はある。新たな設備のために、〝戦う〟覚悟だってある。理由ならある。ならば実行せずにどうするか。俺はクズ代表に声をかけている吉井。コイツはバカだ。恐らく同じ事を考えているのだろう。ならば言うことは一つだ。俺は意を決し、こういった。
「その話、俺も混ぜてくれ。」
書くことが無いのでキャラ紹介を
比企谷 八幡【Fクラス】
勉強出来るがボッチであり、友達がいない。数学方面は壊滅的であるが逆に文系には学年トップクラスの実力を発揮する。振り分け試験では熱を出して全力を出せず得意教科の前に早退、結果としてFクラスとなった。実力は未知数で、卑劣な手を使うとの噂である
では次回もこの駄文を読んでくれる人がいることを信じて。