仮面ライダージオウ 番外編 ULTRAMANとの邂逅 作:RE・RIDE
Side 進次郎
進次郎:俺の名前は早田進次郎。現在、光の巨人記念館で働きながら生活してるごく普通のサラリーマンだ。
進次郎:「ふぅ~やっと終わったぁ⋯次のイベント案、明日には提出しなきゃだから、今日中に終わらせられて良かった~」
弾:「進次郎」
進次郎:「うわぁっ!も、諸星さん⁉」
進次郎:この人は諸星弾さん。俺の上司だ。
弾:「今日ジャックの店に行くがお前もどうだ?」
進次郎:「えっ…それってまさか⋯!」
進次郎:(諸星さんがおごってくr)
弾:「もちろん割り勘だ」
進次郎:「ですよねー⋯でもまぁ行きます!そうだ!北斗も呼んでおきます!」
弾:「あぁそれは別に…」
進次郎:「もしもし北斗?今日ジャックさんの店に諸星さんと飲みに行くんだけど…」
弾:「…」
進次郎:「あっ」
弾:「どうした」
進次郎:「いえ、レナさんからメールが来てて…」
弾:「噂のアイドルか」
進次郎:「そうなんですよ~!まさか俺なんかがお近づきに、しかも日常的にメールをするまでになるなんて夢にも思いませんでしたよ!」
弾:「確かお前がストーカーを撃退したんだろう?」
進次郎:「ああ、はい。これでも父親が元科特隊なんで。確か俺が始めて諸星さんと…ってあれ…?」
進次郎は何故か今一瞬だけ、諸星やレナといつどこでどう知り合ったのか、記憶にモヤがかかった感じがした。
弾:「どうかしたか」
進次郎:「い、いえ…確か俺が始めて諸星さんと出会った年と同じだから…6年前ですかね」
弾:「そうか。もうそんなに経つのか…出会ったばかりのお前はシャバっ気たっぷりの小僧だったな」
進次郎:「それを言われると耳が痛いというか…」
弾:「それより…着いたぞ」
進次郎:俺達はのれんをくぐる。
進次郎:「こんばんはジャックさん!」
ジャック:「おう進次郎君!諸星の旦那まで!」
進次郎:この人はジャックさん。諸星さんと俺の行きつけの居酒屋の店主だ。
弾:「僕はいつもので」
進次郎:「じゃあ俺は…とりあえずビールを!」
ジャック:「はいよ!」
すると
光太郎:「よう!」
星司:「お邪魔しまーっす」
進次郎:「あっ!光太郎さん!北斗!」
進次郎:この2人は東光太郎さんと、北斗星司。光太郎さんは記者をしていて、北斗は高校時代の俺の後輩だ。
弾:「なぜお前たち二人が一緒に?」
星司:「ちょうど入り口前で出会ったんですよ」
進次郎:「光太郎さんは取材の帰りですか?」
光太郎:「ああ!最近はこの町中を駆け回ってたからね。久しぶりにジャックの店に来ようと思って」
ジャック:「あんまり遅くに帰るなよ?嫁さんが待ってるんだろ?」
光太郎:「分かってるって!」
しばらく飲んでいると、突然北斗がこんな話題を切り出した。
星司:「そう言えば先輩、知ってますか?最近隣町で怪物が出るって…!」
進次郎:「怪物ねぇ…昔いた怪獣とか異星人ならともかく怪物かぁ…」
星司:「何ですかその微妙な反応はぁ」
弾:「実際、未確認生物の目撃情報など腐るほどある。そのすべてが見間違いかフェイクだ」
星司:「まぁ僕も信じてないんですけどね」
進次郎:そんな話をしつつ、皆で楽しく飲んで俺たちは帰路に着いた。
星司:「じゃあ僕こっちなんで、また会いましょう先輩」
進次郎:「ああ、またな」
進次郎:俺は北斗と別れ、家に帰る。
進次郎:「ただいま~」
進次郎:一人暮らしを始めてまだ数年。疲れていた俺はそのまま眠りについた。
進次郎:「うん…?あれ?ここって…」
気付けば俺は燃え盛る街に立っていた。
進次郎:「ええっ⁉ええええ⁉」
そして目の前には、巨大なロボットがいた。
進次郎:「なんだよ…あれ…!」
そのとき、ある言葉が俺の口からこぼれた。
進次郎:「黄金の…城塞…」
それが何を意味するか分からなかった。
そしてロボットはこちらに気付き、光線のようなものを発射する。
進次郎:「う…うわあぁぁぁぁ!」
そのとき、何者かが俺の前に立って、光線を防ぐ。
進次郎:「え…?」
それを防いだのは、見たこともないスーツを着た謎の人物だった。
進次郎:「あなたは…」
その人は少しこちらに振り返ると、またロボットの方を向いて腕を十字に組む。
進次郎:「まさか…」
進次郎:「ウルトラマン!…ってあれ?」
俺が目を覚ますとそこは何の変哲もない俺の部屋だった。
進次郎:「ん?何これ?」
俺は手に違和感を覚えて自分の手を見る。するとそこには、赤の額縁と本体が銀色の、時計のようなものがあった。
進次郎:「…まぁいっか」
俺は着替えて、ポケットにそれをしまう。
進次郎:「ふわぁ~。ん?」
俺はふと目覚まし時計に目をやる。
進次郎:「………遅刻だぁぁぁ!!」
俺は食パンを飲み込んで急いで支度をすませる。
進次郎:「マズイマズイマズイ…!遅刻なんてしたら諸星さんに殺される!」
弾:(いい度胸だ)
ジャキン(※日本刀を取り出す音)
進次郎:(ギャアアア!)
※↑脳内イメージ
俺は急いで家を出て、全速力で走って電車に飛び乗る。
数時間後
俺はモップを持って記念館の入り口を掃除していた。
進次郎:「ハァ…なんとか生き延びたはいいけど、今日一日記念館の掃除なんて…」
すると
???:「お邪魔しま~す!」
進次郎:「あっ受付はあちら…って!」
俺は入ってきた人の顔を見て驚く。
進次郎:「レナさん⁉」
レナ:「フフッ、久しぶりだね、進次郎くん!」
進次郎:この人は佐山レナさん、本名は遠藤レナさん。俺が応援しているアイドルだ。
進次郎:「なんでこんなところに?今日はお仕事お休みですか?」
レナさんは楽しげに肩をすくめる。
レナ:「うん!今日は久しぶりの休暇ですよ~。久しぶりにここに来たくなっちゃって。でも珍しいね、進次郎くんが記念館の方にいるなんて」
進次郎:「いや~それが実は寝坊しちゃって…」
レナ:「あちゃ~、諸星さんに怒られちゃった?」
進次郎:「まぁ命があっただけマシっていうか…」
レナさんは首をかしげ、茶目っ気たっぷりに返す。
レナ:「何それ~?」
俺はモップを置き、軽く手を振る。
進次郎:「それじゃあまた後で、楽しんできてください」
レナ:「は~い!行ってきます!」
レナさんは敬礼をして奥に進んでいった。俺は肩を落とし、小さくつぶやく。
進次郎:「…はぁ~。こんな情けないところ見られるなんて…恥ずかしい!」
そのとき、一人の青年が記念館に入ってきた。
???:「こんにちは!あの…ウルトラマンさんって…ここにいますか?」
進次郎:「…はい?」
進次郎とレナが好きすぎるの分かる人います?