仮面ライダージオウ 番外編 ULTRAMANとの邂逅   作:RE・RIDE

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第四章 本物のULTRAMAN

ソウゴ:「そう言えば策を持ってくるって言ってたよね?あれどうなったの?」

 

進次郎:「この間別れ際にブランクウォッチってやつもらったよね?」

 

ソウゴ:「そうだったね」

 

進次郎:「今までウルトラマンだった人に会ってきたんだ。そのときにさりげなくブランクウォッチを近づけて…ほら」

 

進次郎はSEVENからMARIEのウォッチを取り出す。

 

進次郎:「ソウゴからアナザーライダーの性質は聞いたよ。だけどアナザーライダーとアナザーウルトラマンでは理屈が違うんだよね?でもこれを使えば君達でも倒せるはずだ。君達が過去に行ってアナザーウルトラマンの誕生を阻止している間、俺がアナザーウルトラマンたちを一か所に集めて相手をする」

 

ソウゴ:「でもそれだとあんた一人で七体を相手にすることに…!」

 

進次郎:「覚悟の上だ」

 

ソウゴ:「…分かった。ゲイツ、ツクヨミ、ウォズ。行こう」

 

そしてソウゴたちはタイムマジーンで過去に飛んで行った。

 

進次郎:「…ふぅ何故か俺のウォッチが二つできたから一つはソウゴに預けたけど…理屈が違うのはウルトラマンのウォッチも同じなのか?」

 

進次郎はそんなことを言いつつ、腕を構える。

 

進次郎:「ふぅ…テヤッ!」

 

進次郎は右腕を空に突き上げ、スーツを装着する。

 

ULTRAMAN:「…シャア!」

そのままULTRAMANは空に飛び立つ。

 

 

 

 

ULTRAMAN:「見つけた!」

 

ULTRAMANは三体のアナザーウルトラマンを発見する。

 

ULTRAMAN:「シャア!」

ULTRAMANは手のひらから光輪を出し、それを三体に投げつける。

 

アナザーウルトラマンたち:「ガァ⁉」

 

ULTRAMAN:「こっちだ!」

 

アナザーウルトラマンたち:「ウガァ!」

 

アナザーウルトラマンたちは怒り、飛行してULTRAMANを追いかける。

 

ULTRAMAN:(ッ⁉意外と早い!早く他の四体を見つけてまとめて相手しないと…いた!)

 

ULTRAMAN:「シャア!」

ULTRAMANは残りのアナザーウルトラマンたちの目の前に降り立ち、腕を十字に組む。

 

だが

 

アナザーULTRAMAN:「ガァ!」

ULTRAMAN:「⁉うわぁ!」

 

後ろから追ってきていたアナザーULTRAMANがスペシウム光線を放ち、ULTRAMANは吹き飛ばされる。

ULTRAMAN:「マズい…!」

 

 

 

Side ソウゴ

 

ソウゴ:「たしか最初にアナザーが目撃されたのが2009年…あのミラクルジェットの日か!」

 

ゲイツ:「ミラクルジェット?」

 

ソウゴ:「何故か機械が壊れた飛行機が、何事もなく空港まで着陸することができたって事件」

 

ゲイツ:「その事件に何か関係があるのかもしれんな…そうと決まればさっさと行くぞ」

 

ソウゴ:「うん。時空転移システム起動!」

 

 

『タイムマジーン!』

 

 

 

2009年

 

ベムラー:「ついに空港を出たか…エースキラーの旅客機爆破を止めなければ…ッ⁉」

 

突然、時間が止まる。

イカルス:「やぁ。ベムラー…いや、初代ウルトラマン。早速だけど…君には俺自身が王になるために利用されてもらうことになったよ」

 

『ULTRAMAN…!』

 

イカルスはアナザーULTRAMANウォッチを起動してベムラーの体に突っ込む。

 

ベムラー:「ぐっ…ぐぉぉ!」

 

『ULTRAMAN…!』

 

ベムラーの姿は黒いオーラに包まれ、アナザーULTRAMANへと変わる。

 

アナザーULTRAMAN:「グォォ…!」

 

そのとき、空から二体のタイムマジーンが現れる。

 

ソウゴ:「あいつは!」

 

ゲイツ:「タイムジャッカーか。どうやらここが全ての分岐点のようだな」

 

ツクヨミ:「なら私たちはもう少し後の時間でアナザーウルトラマンたちを探してみる!」

 

ソウゴ:「二人とも頼んだよ!ウォズ、そっちはどう?」

 

ウォズ:『問題ない。既に対象は見つけた』

 

ソウゴ:「よし!それじゃあ…作戦開始!」

 

 

 

2025年

 

レナ:「確か進次郎くんの家ってここだよね…」

 

レナは進次郎を訪ねて、彼の住んでいる一軒家まで来ていた。

 

レナ:「うわぁ…!進次郎くん、こんなしっかりしたところに住んでるんだ…!」

 

すると

星司:「あれ?もしかしてレナさん?」

 

レナ:「あなたは…北斗君⁉それに…皆さんも!何で⁉」

 

そこにはレナの他にも、諸星、ジャック、北斗、光太郎、進がいた。

 

弾:「なぜも何も、僕たちはあいつと話があって来たんだ。早田さんとはここでばったり出くわしてな」

 

星司:「それよりレナさんこそなんでここに?」

 

レナ:「私も…進次郎くんに用があって…」

 

すると光太郎が何かを思い立ち、口を開く。

 

光太郎:「…もしかして、ここにいる皆さんはこういうのを持ってるんじゃ…」

 

光太郎は懐からTAROウォッチを取り出す。

 

レナ&進:「⁉」

 

レナ:「それって…!」

 

レナはポケットからMARIEウォッチを取り出す。

 

進:「実は私も…」

 

進は懐からZOFFYウォッチを取り出す。

 

弾:「実は僕たちも…」

 

そう言って諸星たちは自分のウォッチを取り出す。

 

ジャック:「なるほど…これは思いもしない共通点が出てきたねぇ…」

 

光太郎:「ここに集まった人は、必ずこの時計を持っている。偶然とは思えません」

 

弾:「実際偶然ではないだろうな。ここにいる人間は、全員紛れもなく…ウルトラマンだった者ばかりだ」

 

一同:「⁉」

 

進:「まさか…皆も記憶が…?」

 

弾:「はい、このウォッチを起動した途端に…」

 

レナ:「私もです!だから進次郎くんと話をしようと思って…」

 

星司:「ところでその肝心の先輩なんですけど…今は留守みたいです」

 

弾:「昨日ジャックの店で急用ができたとは言っていたが…」

 

光太郎:「何か予定でもあるんですかね?」

 

弾:「つくづく間の悪い…」

 

ジャック:「まぁまぁそう言ってやらないで」

 

星司:「…すいません。僕ちょっと思ったんですけど」

 

弾:「なんだ?」

 

星司:「タロウさん、最近街で怪物の目撃情報がありましたよね?」

 

光太郎:「あぁそうだね。俺もその件に関しては取材をしてたよ」

 

星司:「昨日の先輩、なんか様子がおかしかったですよね?もしかしたら…怪物とこのおかしな世界には何かしらの関係があって、先輩はいち早くそれに気が付き、僕たちが記憶を取り戻す前に怪物を倒そうとしている…とか…?」

 

弾:「そんなバカなことが…」

 

進:「…いや、あながち間違いではないかもしれん」

 

ジャック:「というと?」

 

進:「昨日の夕方、進次郎が突然帰ってきてな。そのときに聞いてきたんだ。『もしこの世界が本当の世界じゃなくて、間違ったものだとしたら、そしてもし父さんがウルトラマンだったら』と」

 

星司:「それって…!」

 

弾:「なるほど…元の世界での状況、そして現在の状況にも繋がるな。何より…僕たちにも同じようなことを聞いてきた」

 

レナ:「それじゃあ進次郎くんは、今も一人で戦ってるってこと?私たちを…巻き込まないために…」

 

一同:「…」

 

弾:「…冗談じゃない」

 

星司:「ですね。僕たちをなめすぎですよ」

 

ジャック:「タロウはいいのか?もしこの世界が元に戻ったら、お前は…もう一度彼女さんを亡くすことになる」

 

光太郎:「そのことに関しては昨日イズミと話してきました。彼女もこれに触れたら記憶が戻ったみたいです」

 

 

―回想―

 

イズミ:『…光太郎はどうしたいの?』

 

光太郎:『俺は…やっぱり、皆のために戦うことをやめたくない』

 

イズミ:『うん。光太郎ならきっとそう言うと思ってた』

 

光太郎:『…ごめん。俺の行動のせいで、また君は…』

 

イズミ:『…光太郎。前にも言ったけれど、皆のヒーローになって』

 

光太郎:『イズミ…』

 

イズミ:『皆ために戦う光太郎を見守れるなら、私も嬉しいから』

 

光太郎:『…ありがとう…!ごめん…!』

 

 

 

ジャック:「…そうか」

 

光太郎:「はい。それじゃあ進次郎君を探すところから始めますか?」

 

星司:「ってことで、僕たちは先輩を助けに行きます。…レナさんはどうしたいですか?」

 

北斗はレナに聞く。

 

レナ:「…私も進次郎くんを助けたい。いつも彼は私を助けてくれた。今度は私が進次郎くんの力になりたい」

 

星司:「決まりですね!」

 

進は若者たちをしみじみと眺める。

 

進:(こんなにたくさんの仲間に恵まれているとは…進次郎も幸せ者だな)

 

そのとき、街の方からたくさんの人が逃げまどってきた。

 

星司:「なんだ…⁉」

 

弾:「恐らくあいつが戦っているんだろう。僕たちも行くぞ」

 

諸星はウォッチを起動する。

『SEVEN!』

 

ジャック:「カモン!転送!」

『JACK!』

 

星司:「行きますか!」

『ACE!』

 

光太郎:「今行くよ…進次郎君!」

『TARO!』

 

レナ:「待ってて…今度は私があなたの力になるから」

『MARIE!』

 

進:「息子だけに重荷を背負わせるわけにはいかんな」

『ZOFFY!』

 

 

Side 進次郎

 

ULTRAMAN:「はぁ…はぁ…」

 

ULTRAMANは地面に膝をつく。

 

彼のスーツは激戦によってボロボロだった。マスクは砕け目元が露出し、腕のスペシウムブレードも破壊され、ひびが入ったカラータイマーは赤く鳴っていた。

 

ULTRAMAN:「リミッター解除しても一人で七体は無理か…!さすが、偽物でも俺たちなだけある…!」

 

ULTRAMANはスーツのリミッターを解除し、力を最大限まで引き出すとカラータイマーが赤く鳴るのだ。そのため、彼の姿がより一層、かつてウルトラマンが敗れた、あの戦い

を思い起こさせる。

 

ULTRAMAN:「リミッターを解除してからもうそろそろ3分…やっぱり俺一人じゃダメなのか…!」

 

アナザーULTRAMAN:「ガァ!」

 

アナザーULTRAMANはULTRAMANに襲い掛かり、腕のアナザースペシウムブレードで装甲を切り裂く。

 

ULTRAMAN:「ぐぅ…!ベムラー…さん…!」

 

アナザーACE:「デヤァ!」

アナザーACEはアナザーバーチカルギロチンを繰り出す。

 

ULTRAMAN:「ガッ…!」

ULTRAMANは辛うじて両手で防ぐ。しかしそのすきにアナザーMARIEが背後からバリアを繰り出してULTRAMANを弾き飛ばす。

 

ULTRAMAN:「がっ…⁉」

それによって防御がゆるみ、アナザーバーチカルギロチンによってスーツが裂け、進次郎の体から血が噴き出す。

 

アナザーSEVEN:「フン!」

 

アナザーTARO:「ダァ!」

 

ULTRAMAN:「ぐぁぁぁぁ!」

 

アナザーSEVENのアナザースペシウムソードでスーツごと体を斬られ、アナザーTAROの炎に攻撃されたことで、ULTRAMANは地面に倒れ伏す。

 

ULTRAMAN:「くっ…!はぁ…はぁ…!ッ!ぐぁぁ!」

 

そのとき、アナザーJACKがULTRAMANを持ち上げ、投げ飛ばす。

 

そしてアナザーULTRAMANが腕を十字に組み、アナザースペシウム光線が発射される。

 

ULTRAMANは投げ飛ばされている最中のため、シールドも張れない。

 

ULTRAMAN:「しまっ…!」

 

ULTRAMAN:(レナさん…皆、ごめん…!)

 

 

 

そのとき

 

ULTRAMAN:「⁉」

 

ULTRAMANの目の前にバリアのようなものが張られ、自身の体が誰かに受け止められた感覚を覚える。。

 

???:「何をモタモタしている」

 

ULTRAMAN:「え…?」

 

ULTRAMANが声の方を振り向くとそこにいたのは

ULTRAMAN:「なんで…!」

 

 

 

真紅のファイター・SEVENだった。

 

ULTRAMAN:「諸星さん…なんでここに…!」

 

SEVEN:「僕だけじゃない」

 

ULTRAMAN:「え…?」

 

すると自らの頭上から声がする。

 

JACK:「よっ!進次郎君」

 

ULTRAMANを受け止めていたのはJACKだった。

ULTRAMAN:「ジャックさん…!」

 

ACE:「僕も忘れてもらっちゃ困りますよ」

 

ギロチン王子の異名を持つウルトラマン・ACEもそう言う。

 

ULTRAMAN:「北斗⁉お前…なんで…!」

 

TARO:「君一人だけを戦わせるわけにはいかないからね」

 

そう言ったのはULTRAMANナンバー6のTAROだった。

 

TARO:「タロウさんまで…」

 

すると

 

ZOFFY:「進次郎」

ULTRAMAN:「父さん…!」

 

原点のULTRAMANであり自身の父・ZOFFY

 

ZOFFY:「すまなかった。お前の決意に気付いてやれずに…」

 

ULTRAMAN:「そんな…俺は…!」

 

MARIE:「進次郎くん」

 

 

聞き慣れた優しい声が、ULTRAMANの耳に響く。

 

ULTRAMAN:「レナさん…」

 

MARIE:「君を一人にはさせない。私たちもいるんだから、一緒に戦う方がいいに決まってる!」

 

ULTRAMAN:「でも俺は…皆にひと時だけでも…戦いのない世界でいてほしかった…!」

 

MARIE:「ありがとう。でも君が戦うなら、私たちはその力になりたい。ウルトラマンだって、一人の人間だよ?仲間をたくさん頼って、迷惑かけていいんだよ」

 

ULTRAMAN:「レナさん…!」

 

ULTRAMANはうつむき、涙をこぼす。

 

ULTRAMAN:「ダメだ…やっぱり、皆がいてくれると…ホッとする…涙をこらえられない…!」

 

そんなULTRAMANを、進次郎をレナは優しく抱きしめる。

 

MARIE:「大丈夫…大丈夫だから。一緒に戦おう。だって…私たちは」

 

ULTRAMAN:「はい…!俺たちは…」

 

ULTRAMAN&MARIE:「「ウルトラマンだ…!/だから!」」

 

そのとき、進次郎のスーツが光り輝く。

ULTRAMAN:「これは…!」

光が止むと、彼のスーツは、最終形態・Cタイプスーツに変わっていた。

 

ULTRAMAN(C type):「力が…あふれる!」

 

SEVEN:「ようやく、火がついたみたいだな」

 

ULTRAMAN(C type):「はい!」

 

ACE:「先輩ばかり注目されるのは、面白くないんでね。僕たちも久々に暴れさせてもらいますよ」

 

TARO:「イズミの思いを…無駄にはしない!」

 

JACK:「いっちょやるとしますか!」

 

ZOFFY:「本物のウルトラマンの底力を見せてやるとしよう!」

 

MARIE:「行こう。進次郎くん」

 

ULTRAMAN:「はい!俺たちが本物の…ウルトラマンだ!」

 

 

 

Side ウォズ

ウォズ:「さて…私の相手は君たちか」

 

仮面ライダーウォズはアナザーJACKとアナザーTAROに向き合う。

 

ウォズ:「我が魔王の祝いをするためにも、早く片づけるとしようか」

 

ウォズがJACKウォッチを持つと、それはJACKミライドウォッチに変わった。

 

『JACK!』

 

『アクション!』

 

『投影!

 ウルトラフューチャータイム!カムバック!流星キック!フューチャーリングJACK!JACK!』

 

ウォズの顔には『ジャック』と刻まれ、身体も筋骨隆々の大柄な体格に変わる。

 

ウォズ:「さて行こうか。カモン、転送」

 

ウォズは大きなアックスを取り出す。

 

アナザーJACK:「ウォォ!」

アナザーJACKは大きな腕を振りかぶってウォズに殴りかかる。しかしウォズはアックスを盾のように使ってその拳を防ぐ。

 

ウォズ:「やれやれ、私は腕っぷしに自信があるわけないんだがね」

ウォズはアックスを振りかぶってアナザーJACKを切り裂く。

 

アナザーJACK:「グォォ!」

 

アナザーTARO:「ウラァァ!」

 

アナザーTAROは倒れたアナザーJACKを踏み台にしてウォズに襲い掛かる。

 

しかしウォズはアックスの長い持ち手でそれを防ぎ、一つのウォッチを起動する。

 

『シノビ!』

 

ウォズ:「分け身の術」

 

するとウォズがもう一人現れ、TAROウォッチを起動する。

『TARO!』

 

そしてビヨンドライバーのレバーを2回操作する。

 

『ビヨンド・ザ・タイム!ウルトラダイナマイト!』

 

するとそのウォズの体が燃え上がる。

 

ウォズ(分身):「はぁぁ!」

 

そしてそのウォズはアナザーTAROに抱きつき、自爆する。

 

アナザーTARO:「ギャアアアア!」

 

アナザーTAROも炎に焼き尽くされる。

 

アナザーJACK:「ウ…ウオオオォォ!」

 

アナザーJACKは怒り、ウォズに突っ込む。

 

『ビヨンド・ザ・タイム!スペシウムスラーッシュ!』

 

ウォズはアックスにスペシウムエネルギーをためて、アナザーJACKの胴を斬る。

 

アナザーJACK:「ガッ…!」

 

そしてアナザーJACKは爆散する。

 

ウォズ:「ふぅ…急がねば」

 

 

Side ツクヨミ

 

ツクヨミ:「ハァ!」

 

アナザーMARIE:「ギャア!」

仮面ライダーツクヨミはアナザーMARIEと交戦する。

 

ツクヨミ:「悪いけどここであなたは倒させてもらうわ」

 

『MARIE!』

ツクヨミはドライバーにMARIEウォッチをセットし、回転させる。

 

『ライダー!タ~イム!仮面!ライダーツクヨミ!ツ・ク・ヨ・ミ!

 ウルトラアーマータイム!(変身音)MARIE!』

 

ツクヨミの顔には『マリー』と刻まれ、MARIEに酷似したアーマー姿になる。

 

ツクヨミ:「行くわよ!」

 

アナザーMARIE:「ダァァ!」

 

アナザーMARIEはがむしゃらにバリアを飛ばす。

 

しかしそれを意に介さず、ツクヨミは腕から光弾を放つ。

 

アナザーMARIE:「ガァ!」

 

ツクヨミ:「あなたは力の使い方がなってないわね。これじゃあせっかくのバリアもただの障害物程度でしかない」

 

ツクヨミはバリアをかわし、アナザーMARIEに向けて光弾を放つ。

 

アナザーMARIE:「グァァ!」

 

ツクヨミ:「ハッ!」

 

ツクヨミはバリアを出現させ、アナザーMARIEを閉じ込める。

 

アナザーMARIE:「ガァ⁉」

 

アナザーMARIEは混乱し、バリアを必死に殴る。

 

『フィニッシュタイム!MARIE!』

 

ツクヨミはドライバーを回転させる。

 

『マザー!タイムジャック!』

 

ツクヨミはバリアで光弾を圧縮することで威力を底上げし、それをアナザーMARIEに向けて放ち、アナザーMARIEの周りのバリアを解除する。

 

アナザーMARIE:「ウガッ⁉ウガァァァァ!」

 

そしてアナザーMARIEは爆散する。

 

ツクヨミ:「終わったわね…」

 

 

Side ゲイツ

仮面ライダーゲイツはアナザーSEVENと交戦しながら予想を述べる。

 

ゲイツ:「なるほど。全てのアナザーウルトラマンたちはアナザーULTRAMANの分身体のようなもの、だからタイムジャッカーとの契約者はいない」

 

イカルス:「正・解!」

 

いつの間にかその場にいたイカルスはゲイツの予想を肯定する。

 

ゲイツ:「貴様…何のつもりだ」

 

イカルス:「気分転換かなぁ?」

 

ゲイツ:「ふざけるな!」

 

アナザーSEVEN:「フン!」

 

ゲイツ:「くっ…先に貴様から片づけるか」

『SEVEN!』

 

ゲイツはSEVENウォッチをジクウドライバーにセットし、回転させる。

 

『ライダー!タ~イム!仮面ライダー!ゲイツ

 ウルトラアーマータイム!(セブン変身音)SEVEN!SEVEN!SE・VE・N~!』

 

ゲイツの姿はSEVENを模した姿・SEVENアーマーに変わり、顔の文字も『せぶん』に変わる。

 

ゲイツ:「なるほど…これがウルトラマンの力か。存分に使わせてもらう」

ゲイツはスペシウムソード7を持つ。

 

ゲイツ:「ハァ!」

アナザーSEVEN:「グゥ…」

アナザーSEVENとゲイツは自分たちのスペシウムソードで小競り合う。

 

ゲイツ:「甘いな」

そのとき、ゲイツはいつの間にか手に持っていたアイスラッガー7でアナザーSEVENを切り上げる。

 

アナザーSEVEN:「グァァ!」

 

ゲイツ:「さっさと倒されてもらおうか」

 

そのとき、彼の背後からアナザーACEが襲い掛かる。

 

しかし

 

ゲイツ:「言っただろう。甘いと」

アナザーACE:「ガァ⁉」

ゲイツは即座に振り向き、アナザーACEの首筋にジカンザックスを当てる。

 

『ACE!』

 

『フィニッシュタイム!ACE!』

 

『ザックリカッティング!』

 

そしてアナザーACEの首を切り裂く。

 

アナザーACE:「ギャアアア!」

そしてアナザーACEは爆散する。

 

アナザーSEVEN:「ウウ…ウォォォォォ!」

アナザーSEVENはアナザースペシウムソードを持って駆け出す。

 

ゲイツ:「終わりにしよう」

 

『フィニッシュタイム!SEVEN!』

 

ゲイツはジクウドライバーを回転させる。

 

『エメリウム!タイムバースト!』

 

ゲイツはスペシウムソード7にエネルギーを漲らせ、一刀のもとにアナザーSEVENを切り裂く。

 

アナザーSEVEN:「グアァァァ!」

そしてアナザーSEVENも爆散する。

 

ゲイツ:「こんなものか」

 

 

Side ソウゴ

アナザーULTRAMAN:「ガァ!」

アナザーZOFFY:「デヤァッ!」

アナザーULTRAMANたちは光輪を飛ばし、ジオウはジカンギレードで防ごうとするが防ぎきれず、被弾する。

 

ジオウ:「うわっ!イッテ~!やっぱ手ごわいな…なら!」

 

ジオウはウォッチホルダーからULTRAMANウォッチを取り外す。

すると

 

ジオウ:「ん?進次郎のウォッチが…」

 

『ULTRAMAN!C type!』

ULTRAMANウォッチはULTRAMAN C typeウォッチに進化する。

 

ジオウ:「おおおっ!なんか行ける気がする!」

ジオウはそのウォッチをジクウドライバーにセットし、ドライバーを回転させる。

 

『ライダー!タ~イム!仮面ライダー!ジオ~ウ!』

 ウルトラアーマータイム!(ベータカプセル音)ULTRAMA~N!C!』

ジオウの体はULTRAMANスーツを彷彿とさせるアーマー姿になり、顔には『ウルトラマン』と刻まれる。

 

ウォズ:「祝え!」

ジオウ:「うわぁ!ビックリした!ウォズってばもう終わったの⁉」

 

ウォズ:「そんなことは後回しだ。ゴホン。祝え!時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者!その名も仮面ライダージオウ ULTRAMANアーマー。世界を超え、偉大なる光の巨人の力を継承した瞬間である!」

 

アナザーULTRAMANたち:「ガァ⁉」

 

ジオウ ULTRAMANアーマー:「今だけは俺も…ウルトラマンな気がする!」

 

アナザーULTRAMAN:「ガァァ!」

アナザーULTRAMANはジオウに襲い掛かる。

 

だがジオウは手に光輪を顕現させ、アナザーULTRAMANの体を切り上げる。

アナザーULTRAMAN:「ギャアアア!」

 

アナザーZOFFY:「グォォ!」

アナザーULTRAMANが倒れると入れ替わるようにアナザーZOFFYがジオウに向かう。

 

ジオウはZOFFYウォッチを取り出し、ジカンギレードにセットする。

 

『ZOFFY!』

 

『ジュウ!』

 

『フィニッシュタイム!ZOFFY!スレスレシューティング!』

 

すると銃口からスペシウム光線が発射され、アナザーZOFFYに直撃する。

 

アナザーZOFFY:「ガァァ!」

 

アナザーZOFFYは吹き飛ばされ、そのまま爆散する。

 

ジオウ:「よし!まずは一体!後は…」

 

アナザーULTRAMAN:「ウガァァ!」

ジオウ:「君だけだねっ!」

 

ジオウはアナザーULTRAMANの攻撃をかわしながら、ドライバーに付いているウォッチのボタンを押す。

 

『フィニッシュタイム!ULTRAMAN!C type!』

ジオウはアナザーULTRAMANの攻撃を受け流し、ドライバーを回転させる。

 

『スペシウム!タイムブレーク!』

ジオウはドデカい光輪でアナザーULTRAMANを拘束し、高速移動を繰り返してキックを食らわせる。

 

そして怯んでいるところに必殺の一撃を叩き込む。

 

ジオウ:「スペシウムビィィィム!」

アナザーULTRAMAN:「ウガァァァァァ!」

 

そしてアナザーULTRAMANは爆散し、ベムラーは倒れ込む。

ジオウ:「…あれ、なんか違ったかな…まぁいいか」

 

 

 

 

 

 

 

アナザーULTRAMANが倒され、砕け散ったアナザーウォッチのかけらに、イカルスはダークリングをかざす。

 

すると、ダークリングからアナザーULTRAMANのカードが生成される。

 

イカルス:「これで最後…さすがジオウ。君の力も、俺の野望に利用させてもらうよ」

 

 

Side 進

ZOFFYはアナザーZOFFYと交戦していた。

 

ZOFFY:「なるほど。私の力をコピーした存在か。だが…」

 

ZOFFYはアナザーZOFFYが繰り出した拳を片手で止める。

 

ZOFFY:「力だけでは、私の長年の経験には及ばない」

ZOFFYはアナザーZOFFYの腰をつかみ、腰を大きくそらせる。

 

アナザーZOFFY:「ガッ…!」

アナザーZOFFYはそれにより、勢い良く地面に頭をぶつける。

 

ZOFFYは構わず、もう一回アナザーZOFFYを地面に打ち付ける。

アナザーZOFFY:「ガァ!」

 

ZOFFYはアナザーZOFFYの首をつかみ、投げ飛ばす。

ZOFFY:「ウルトラマンを甘く見たことと…私の息子をもてあそんだ報いだ」

 

そう言って腕を十字に組み、スペシウム光線を放つ。

 

アナザーZOFFY:「グァァ!」

 

アナザーZOFFYはスペシウム光線によって焼き尽くされる。

 

 

Side 光太郎

TARO:「テヤァ!」

アナザーTARO:「グゥ…!」

 

アナザーTAROはTAROの炎により、腕の機関を焼かれる。

 

TARO:「俺の炎は…善良な人々を脅かす者を焼き尽くすためのものだ。その炎で進次郎君を…ウルトラマンを焼くなんて…許さない!」

TAROは徒手空拳でアナザーTAROの体を殴り、キックする。

 

アナザーTARO:「グゥ…!」

アナザーTAROはキックで飛ばされながらも、TAROに向けて炎を発射する。

 

TARO:「ハッ!」

TAROはそれを、ジャンプし、体操競技のように体を回転させながらかわす。

 

TARO:「はぁぁ…ハァ!」

TAROは胸の辺りに大きな火球を作り、それをアナザーTAROに向けて放つ。

 

アナザーTARO:「ガァ!ガァ!」

アナザーTAROは火球を打ち消そうと炎を放つが、火球はその炎すらも取り込み、アナザーTAROにぶつかる。

 

アナザーTARO:「ギャアアア!」

 

アナザーTAROは自らの炎によって威力を増した火球に焼き尽くされた。

 

TARO:「…返してもらったぞ。俺の炎を」

 

 

Side ジャック

JACK:「オォラッ!」

 

アナザーJACK:「ガァ!」

JACKは腕をアナザーJACKの首に当てて倒す。

 

JACK:「カモン!転送!」

JACKはアックスを転送し、その手に持って構える。

 

JACK:「ハァァ!」

アナザーJACK:「グォォ!」

JACKのアックスによる重い一撃を食らい、アナザーJACKはダウンする。

 

JACK:「おっちゃんが格闘技を教えてやるよ」

JACKはそう言ってアックスを投げ、アナザーJACKの足を持って持ち上げる。

 

JACK:「ハァァ!」

JACKは思いっきり飛び上がってアナザーJACKの首を自身の膝にぶつける。

 

アナザーJACK:「ガァ!」

JACKはアナザーJACKを投げ、アックスを再度転送する。

 

JACK:「ハァ!」

JACKはアックスでアナザーJACKの胴を切り裂く。

 

アナザーJACK:「ガァァ!」

アナザーJACKは爆散する。

J

ACK:「帰って来たね~ウルトラマンが」

 

 

Side 星司

ACE:「エェイ!」

 

ACEは腕にバーチカルギロチンを出し、アナザーACEと小競り合う。

 

アナザーACE:「グゥゥ…」

 

ACE:「さすが、腐っても僕の偽物ってところかなっ!」

ACEはアナザーACEの体を蹴り飛ばす。

 

アナザーACE:「ヘァ!」

アナザーACEはアナザーバーチカルギロチンをACEに向かって飛ばす。

 

ACE:「エェイ!」

ACEはそれをジャンプしてかわし、バーチカルギロチンを飛ばす。

 

アナザーACE:「フン!」

アナザーACEは身をそらしてかわし、ACEがいたところに目をやる。

 

しかしそこには誰もいなかった。

 

アナザーACE:「⁉」

ACE:「遅いんだよ」

 

アナザーACEは背後からACEの声を聞き取り、振り向きざまにアナザーバーチカルギロチンを飛ばす。

そのアナザーバーチカルギロチンは、ACEの手首を飛ばした。

 

だが、吹き出すはずの鮮血は現れず、代わりにそこから現れたのは砲口だった。

 

アナザーACE:「⁉」

 

ACE:「僕の偽物のくせに、僕の切り札(エース)も知らないなんて…」

 

ACEは緑に光る砲口をアナザーACEの胸に押し当てる。

ACE:「勉強不足だねっ!」

 

そこから強烈な砲撃が繰り出され、アナザーACEは爆散する。

 

ACE:「やりましたよ、先輩」

 

 

Side 弾

SEVEN:「フン」

SEVENは背後のアナザーSEVENの脇にスペシウムソードをはさみ、てこの原理でアナザーSEVENの腕を跳ね飛ばす。

 

アナザーSEVEN:「ギャアアア!」

SEVEN:「貴様のような愚物は…僕が始末をつける」

 

アナザーSEVEN:「グゥゥゥ!」

アナザーSEVENは残った腕でアナザースペシウムソードを持ち、SEVENに斬りかかる。

 

だがSEVENはそれを簡単にかわし、腕に持った大砲・ワイドショットでアナザーSEVENの腹をぶち抜く。

 

アナザーSEVEN:「ガァァァァ!」

 

アナザーSEVENは余波で吹き飛ばされ、地面に転がる。

 

SEVEN:「昔の僕なら…貴様には苦戦していたかもな」

アナザーSEVEN:「グゥゥ…!」

 

SEVEN:「だが僕はこのスーツと共に数々の死線をくぐり抜けてきた。スーツの中身も戦闘経験も空っぽの貴様とは違う」

 

アナザーSEVEN:「ウォォォォォ!」

アナザーSEVENは雄たけびを上げ、アナザースペシウムソードを振るう。

 

しかしSEVENはそれをスペシウムソードで受け止め、叩き折る。

アナザーSEVEN:「ガッ…!」

 

SEVEN:「貴様の敗因は…この世に生まれたことだ」

SEVENはスペシウムソードにエネルギーをため、アナザーSEVENを肩から切り裂く。

 

アナザーSEVEN:「ギャアアア!」

そしてアナザーSEVENは爆散する。

 

SEVEN:「フン…」

 

 

Side レナ

MARIE:「ハッ!」

アナザーMARIE:「グギャア!」

 

MARIEは手慣れたバリアの使い方でアナザーMARIEを追い詰める。

 

MARIE:「私の方がバリアの扱いは慣れている!このまま押し切らせてもらうよ!」

アナザーMARIE:「グッ!ガッ!」

 

アナザーMARIEは、MARIEの出したバリアに翻弄され、徐々に体力を奪われていく。

MARIEのバリアには、スペシウムエネルギーが張り巡らされている。そのため、ULTRAMAN以外に直に当たるとダメージがある。

 

MARIE:「ヤァァ!」

アナザーMARIE:「グギャア!」

 

アナザーMARIEは、MARIEのとびっきりのバリアで吹き飛ばされる。

 

MARIE:「私にもやれる!」

MARIEは腕の中に光弾を生み出す。

 

MARIE:「ハァァ!」

アナザーMARIE:「ギャアアア!」

 

それをアナザーMARIEに放つと、アナザーMARIEは爆散する。

 

MARIE:「私にも…できた…!」

 

 

 

Side 進次郎

ULTRAMAN:「ヘヤッ!」

ULTRAMANは光輪を投げ、アナザーULTRAMANも同じように光輪を投げる。

 

しかし

 

アナザーULTRAMAN:「ウガァ!」

ULTRAMANの光輪がアナザーULTRAMANの光輪を砕き、アナザーULTRAMANの体を切り裂く。

 

ULTRAMAN:「シャア!」

ULTRAMANは高速移動をしながら、アナザーULTRAMANにパンチを叩き込み、翻弄する。

 

ULTRAMAN:「デヤッ!ハァ!」

 

アナザーULTRAMAN:「グガァ!グワァ!」

だがアナザーULTRAMANも負けじとULTRAMANの動きを見極めようとする。

 

ULTRAMAN:「ッ!ぐっ…!」

そのとき、ULTRAMANの動きが止まり、地面に膝をつく。

 

ULTRAMAN:(クソッ…!さっきまでの戦いでの傷か…!)

ULTRAMAN:「ゲホッ!カハッ!」

 

ULTRAMANはマスクの中でせき込み、吐血する。

 

アナザーULTRAMANはこの好機を見逃さず、光輪を持ってULTRAMANの頭に振り下ろす。

 

ULTRAMAN:「ッ!」

不自然にアナザーULTRAMANの動きが止まる。

 

ULTRAMAN:「⁉」

そのとき、ULTRAMANのマスクに通信が入る。

 

ULTRAMAN:「こんなときに誰だよ…⁉はい、進次郎ですけど…」

 

ベムラー:『君が…進次郎か。そうか…。大きくなったな…』

 

ULTRAMAN:「ベムラーさん⁉」

 

ベムラー:『私が何とか…動きを抑える…!そのすきに…』

 

ULTRAMAN:「…分かりました!」

 

ULTRAMANはボロボロの体を無理やり立たせ、腕を十字に構える。

 

ULTRAMAN:「ベムラーさん…少し辛抱してください…!」

 

ULTRAMANは目の前のアナザーULTRAMANの体にスペシウム光線を叩き込む。

 

アナザーULTRAMAN:「グァァァ!」

 

アナザーULTRAMANは吹き飛ばされ、爆散し、そこからベムラーが現れる。

 

ZOFFY:「フン!」

ULTRAMAN:「父さん!」

 

吹き飛ばされたベムラーを、ZOFFYが飛び、受け止める。

 

ベムラー:「早田…進…。すまない…」

 

ZOFFY:「なに、私はお前に命を助けられた身だ。いくらでも助けよう」

ベムラー:「…感謝する」

 

それを下から見ていたULTRAMANは安堵する。

ULTRAMAN:「良かった…」

 

 

 

弾:「確認が済んだ。怪我人はいないようだ」

進次郎:「そうですか…よかった」

 

星司:「先輩のおかげですね!」

ジャック:「さっすが、ウルトラマンってか?」

 

進次郎:「俺だけの力じゃないですよ。皆さんの助けがあったからこそです」

 

光太郎:「嬉しいこと言ってくれるね!」

 

進:「我々もこの場を立ち去るとしよう」

 

レナ:「帰ろっか、進次郎くん!」

 

進はベムラーと肩を組み、レナたちはそれぞれ歩き出す。

 

 

そのとき

進次郎:(あれ…なんだか…意識が…)

 

進次郎が突然その場に倒れ込む。

 

一同:「⁉」

レナ:「進次郎くん⁉」

 

レナはいち早く進次郎に駆け寄る。

 

見れば彼の服には血が滲んでいた。

 

星司:「先輩!」

ジャック:「失礼するよ」

 

ジャックは進次郎の服を脱がす。

ジャック:「こいつはひどい…」

 

彼の右胸辺りには大きな傷があった。腹のあたりにも傷があり、それ以外にも切り傷などは至る所にあり、一人で戦っていたときの激闘を物語っていた。

レナ:「早く、病院に!」

 

星司:「一番近くの病院でもここから5kmはありますよ…!」

 

光太郎:「この出血だと間に合うかどうか…!」

 

弾:「くっ…ビートルを…いや、この世界の井手さんを探すのが先か…!」

 

進:「ベムラー!私を助けたときのように、進次郎を救うことはできないのか⁉」

ベムラー:「すまない…今の私は生命活動を行うだけで精一杯なんだ…残っている力を使ってももう…」

 

レナ:「進次郎くん!進次郎くん!どうしたらいいの…」

 

ベムラー:「すまない、早田進。私には君たちのように元の世界の記憶があるわけではない。君のウォッチというものを私に見せてくれないか」

進:「あ、ああ」

 

進はZOFFYウォッチをベムラーに差し出す。ベムラーがZOFFYウォッチに触れると、彼の記憶が戻る。

 

ベムラー:「…一つ、進次郎を助ける方法があるかもしれない」

 

一同:「⁉」

レナ:「本当に⁉」

 

ベムラー:「ああ。それには君の力が必要だ。遠藤レナ」

レナ:「私の…?」

 

ベムラー:「君の母親は異星人。そうだな」

レナ:「は、はい」

 

ベムラー:「君の母親の故郷の星の人々は、他人を治癒する力を持っていた」

レナ:「お母さんが…」

ベムラー:「君もその力を受け継いでいるならば、あるいは…」

 

レナ:「やります!私にその力の使い方を教えてください」

ベムラー:「…君ならそう言ってくれると思っていた。力を使うには、進次郎に手をかざし、強く念じるのだ。その者を助けたいと…」

 

レナ:「やってみます!」

 

レナは進次郎に手をかざし、目をつぶる。

 

レナ:(進次郎くんは…いつも私を助けてくれた。今度は私が…君を助ける…!お願い…お母さん、力を貸して…!)

 

レナ:「お願い進次郎くん…!戻ってきて…!」

 

レナが強く念じたそのとき、彼女の手が緑に光る。

 

その光は進次郎の体を包み込み、彼の傷を癒していく。

星司:「傷が…!」

 

やがて光が止む。

 

進次郎:「ん…あれ、俺…」

 

星司:「先輩!」

 

進次郎が目を覚まし、上体を起こすと、レナが勢い良く進次郎に抱きつく。

 

レナ:「良かった…!良かったよぉ…!」

 

進次郎:「あ!あの!レナさん!その…!」

 

進次郎は顔を真っ赤にして言う。それを星司はニヤニヤしながら見ている。

 

レナ:「あ、ごめん…!迷惑だったかな?」

進次郎:「とんでもない!ただちょっとビックリしただけで…!決して嫌だったわけではないというか…!」

 

進次郎は興奮冷めやらぬ様子で言う。

 

レナ:「でも…良かった…!」

 

レナは涙を拭って言う。

 

進次郎:「…レナさんが助けてくれたんですよね」

レナ:「え…?どうしてそれを…」

 

進次郎:「声が聞こえたんです。レナさんの声が。だから俺は戻ってこれた」

レナ:「そっか…!良かった…私の声が…届い…た…」

 

進次郎:「レナさん⁉」

 

レナが急に倒れ込む。

 

進次郎:「しっかりしてください!レナさん!」

ベムラー:「落ち着け。息はしている。恐らく初めて使ったにも関わらず、一人の命を救うほどの力を消費したのだ。恐らく疲れ果てて眠ってしまったのだろう」

進次郎:「そっか…良かった…あれ…?なんだか安心したら…眠く…」

 

そう言うと進次郎も倒れ込む。

 

星司:「先輩⁉ちょっ!」

ベムラー:「安心しろ。眠っているだけだ。傷を治癒したとはいえ、戦った疲れは大きい」

 

星司:「そうですか…とりあえず、2人は一応病院に運びましょうか」

弾:「それがいいだろうな。進次郎も念のため、体の異常を調べる必要がある」

 

そのとき、時空の穴が開き、二体のタイムマジーンが現れる。

 

星司:「うわぁ!今度はなんだ⁉」

 

弾:「敵か」

 

光太郎:「宇宙船…とは違うみたいですけど…」

 

すると中からソウゴたちが降りてくる。

 

ソウゴ:「あれ?アナザーウルトラマンたちは倒したのに…世界が元に戻ってない?」

 

ゲイツ:「当たり前だろう。お前がウォッチを持っているからだ」

 

ソウゴ:「そっか。なら帰さなきゃ…ってあれ?」

 

ソウゴは気を失った進次郎の肩を担ぐ星司を見つける。

 

ソウゴ:「あの!その人…」

 

星司:「ん?なんっすか?先輩のお知り合い?」

 

ソウゴ:「えーっと…なんて言えばいいかな。そう!大事なものを借りてるんです!」

 

弾:「こいつは今から念のために病院に連れていく。用があるなら勝手についてこい」

 

星司:「ちょっ!諸星さん初対面でそんな言い方…!」

 

ソウゴ:「いいや。じゃあついて行かせてもらうよ」

 

ゲイツ:「いいのか?」

 

ソウゴ:「ゲイツたちは先に帰ってて。俺はこのままこの人たちについてってみる」

 

ゲイツ:「タイムジャッカーの消息もつかまなければならないからな。分かった」

 

ソウゴ:「じゃあそういうことでよろしく!俺は常盤ソウゴ。あんたは?」

 

弾:「僕は諸星弾」

 

星司:「北斗星司です」

 

ジャック:「ジャックって呼んでくれ」

 

光太郎:「東光太郎。でもタロウって呼んでくれて結構だよ」

 

進:「私は早田進。こいつは…」

ベムラー:「ベムラーだ」

 

ソウゴ:「うわっ!あのアナザーウルトラマンの中身の人⁉」

 

一同:「⁉」

 

弾:「どうやら事情を知ってるみたいだな。進次郎たちを病院に連れって行ったらじっくり話を聞くとしよう」

ソウゴ:「別にいいけど⋯」

 

 

 

 

 

Side イカルス

イカルス:「フフッ…!やっと俺の…吾輩の夢がかなう!」

 

イカルスはアナザーULTRAMAN~アナザーMARIEまでのカードを手にして言う。

 

イカルス:「俺こそが…最強だ…!」

 

 

 

 




アニメ版のZOFFYの必殺技はスペシウム光線なので、ウォッチを使ったときもスペシウム光線が発射されたという設定です
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