嘆きの亡霊の主は最強ハンター   作:自堕落無力

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二十話

 クライはゼブルディアの大規模なオークションで『アカシャの塔』帝国支部であるノト・コクレア一派が残したゴーレムが出品されるだろうと確信している。それに備えて金稼ぎを始めていた。

 

「やっぱり、出品されるな」

 

 未来予知できる宝具でゴーレムが出品されるのを確認もした。後は他のアカシャの塔の支部の者がゴーレムを競り落とそうとするのに競り勝つため、他の出品物での囮を考えた。

 

 そして馴染みの宝具専門店『マギズテイル』でオークションに出される宝具を確認し、肉の仮面を見つけたのでそれを囮にする事にした。

 

 クランハウスに戻れば、『ゼブルディアの剣』と呼ばれる武家でトレジャーハンター嫌いと有名なグラディス家の当主であるグラディス伯爵の娘であるエクレール、彼女と≪聖霊の御子≫のリーダーであるアークに出会い、クライはとりあえずエクレールに挨拶をした。

 

 その後、クライはエヴァに頼んで肉の仮面の宝具をクライが数億は出しても競り落とそうとしているという情報を流させた。

 

 レベル8のハンターが興味を示しているとあって、その仮面の宝具は注目され、ゼブルディアの貴族やトレジャーハンターが買い取ろうとし始める。

 

 そして、エクレールまでもが買い取るのを宣言したとの事である。

 

「想像以上に囮としての効果は絶大だったけど、エクレール嬢まで巻き込んじゃったかぁ……まあ、このままやるしか無いけどね。グラディス家とはまた、後で円満な解決をするようにしようか」

 

 

 クライの想像以上にレベル8の名は効果を発揮した。よって、エクレールでさえ巻き込んでしまった事に困ったが、やってしまったものは仕方ないのでグラディス家の問題は後で解決する事にした。

 

 そうして、騒動が騒動なので肉の仮面がある『マギズテイル』に行って、宝具鑑定の手伝いをしながら強盗が盗みに来たりしないように警護も務める。

 

「少しだけだけど、レベル7の宝物殿に行こうかリィズ、シトリー」

 

「わーい、行く行く。喜んで行くよ、クライちゃん」

 

「喜んでご一緒させてもらいます、クライさん」

 

 クライは幾つかのレベル7の宝物殿へとリィズにシトリーと彼女が操るキメラの『キルキル君』、二メートルほどに成長したマリスイーター、スライムで攻略へと臨む。

 

 そうしてクライは剣技に格闘技、魔法を使いつつリィズ達と共にファントムを倒しながら、ドロップ品も収穫し、勿論、宝具も収穫していく。

 

 オークションに向けてクライ達は更に資金を稼いでいくのであった……。

 

 

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