よくある巻き込まれ転生……ってアルセウスじゃねぇか!!〜転生したらダンデとソニアの同期だったのでソニアちゃんとイチャイチャします編〜 作:五十嵐まな
※捏造多め
※ソニアちゃん不在
朝、ニワトリの鳴き声で目を覚ます。
ニワトリ?と思ったのはずいぶんと前の話で、思い返せば図鑑説明にインド象とか東京タワーとかナパーム弾とか書いてあったし、そりゃいるかと納得した。
とりあえず手早く着替えて 長靴と軍手を装着して厩舎に向かう。
そもそも ポケモン とは。
「心身に危機が迫ると身体を小さくして逃げ隠れする生態を持った生き物」であり、マサラ研究所のオーキド博士著作『携帯獣入門』によれば進化の樹、系統樹から外れた特異な進化系であるともされている。
進化と言えば代替わりによって起こるはずのもので、1個体が経験を積んだ結果光り輝いて起こすものじゃないから、そりゃ特殊だろうさ。
その反面、化石ポケモンのカブトが長い年月のなかで「小さくなる能力」を失った結果がカブトガニである。とも記されるように個体個体は生命の系統樹に関わらなくもない様に見える。
言ってしまえば「不思議な不思議な生き物」というのは誇張でもなんでもなく事実なんだろう。
まぁつまり、ニワトリも牛も豚も、ポケモンじゃない魚も鳥もゲームじゃ描写が省かれてるだけで普通に存在していたのだった。
よく考えれば植物系だけ「ポケモン」と「そうじゃない植物」が描かれてたんだよなぁ。当時は気になんなかったけど草タイプ優遇か?
さて、もう働き出してるジジババに挨拶をしたら俺の仕事は水汲み。井戸から引っ張ってきた地下水をだだっ広いハロンの牧場中に持って回る。何往復も!若いって大変ね。
それが済んだらババがコネコネまぜまぜしたエサを運ぶ。重い!若いって大変ね!!
朝の手伝いが済んだら一旦解散。
家に戻ると母さんが朝ごはんを用意してくれている。
「おはよう母さん」
「おはようマサル。もう出来るから手洗ってらっしゃい」
「はーい」
母さんは朝食を食べ終えたらスクーターでブラッシーへ、ブラッシー駅から電車で1時間半かけてエンジンシティのポケモンリーグ支所に出勤している。
家の前まで見送ったら手伝いの続き。
放牧する連中は扉を開けて追い立てる。キビキビ歩けー。キビキビー
さて、我が家はゲームシリーズよろしく家に父親がいないが、ガラルに越すときに別れたらしい。写真は見せてもらったことがあるけど会ったことは無い。無いというか幼すぎて覚えてない。興味がないと言えば嘘になるけど、わざわざ会いに行くほどの興味はない。
母さんはガラルを出てイッシュで結婚、俺を出産した頃にガラルに住む父、つまり俺の祖父が急死して、家業のためにガラルに帰ってきたらしい。
らしい、というのは本人から聞けていないからだ。ウワサスキーなブラッシーのおばちゃんが話しているのを聞いただけなんだな。これが。
その家業が、どうも墓守りらしい。
墓守りの一族がハロンに居ないとブラッシーとハロンを繋ぐあの道が濃い霧に呑まれて往来が出来なくなる。らしい。
当の墓守一族なもので、どう頑張っても霧に飲まれた『帰らずの小道』は見られないようだ。原作を知ってると十中八九剣と盾の英雄絡みだよなぁ。などと思ったりもする。
そんなこんなで手伝い続けてお昼時。ジジババのお家にお邪魔してお昼ご飯を頂く。労働の対価だと思って貰おう。何戸かの共同体なのでどっかしらが食べさせてくれる。
どこも用意がなかったら?つまり監視の目もないので家で適当に料理して食べます。お忘れか、転生前は一人暮らしリーマンだったんだぞ。
っと、そんなこんなでご飯を食べ終えるとブラッシーにお出かけするばーちゃんが出てくるので一緒に連れて行ってもらう。
ブラッシーに着いたらいつものお店で取り寄せをお願いしていた本を受け取ってカバンに。そしてその足で研究所へ。
ちゃんとばーちゃんに「迎えに来てね!」と伝えておかないと置いて帰られちゃう(n敗)。まぁ母さんのスクーターに2ケツすればいいんだけどさ。