よくある巻き込まれ転生……ってアルセウスじゃねぇか!!〜転生したらダンデとソニアの同期だったのでソニアちゃんとイチャイチャします編〜 作:五十嵐まな
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ポケモン世界ってリーグの発行してるトレーナーライセンスが個人の絶対証明になってると思うんですよね。イッシュの元ネタのID制度みたいな感じで。
10歳が成人で、その10歳から取れる個人資格で、取れなかったら人格か素行に問題があるわけで。そう考えると悪の組織の末端構成員なんかは偽造ライセンスかライセンス未取得でのポケモン運用とかしてそう。
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※捏造
※チート性能主人公(自覚なし)
今日は博士がナックルユニバーシティに出勤、出勤?しているので研究所は閉まっている。
数日前に書き上がって博士に預けて、「大学で暇してる研究生にでも査読をお願いしてもいいですか」と頼んだ『生息域による生態変化についての実地調査報告』のガ語訳も誰かしらに渡してもらえただろう。
最悪乗っ取られるけどまぁ別に。やったの翻訳作業だけだし。製本でもしてもらえればソニアに渡すのも楽になるからそれはそれでよし。
研究所が開いていないならハロンでのんびりしてもいいのだけど、ソニアから家に遊びに来ないかとお誘いを受けたので、ブラッシータウンからさらに30分ほど歩いて到着するソニアの家、マグノリア邸までやってきた。
『今日親いないから!』みたいな展開は無く、ソニアのママさんに案内されて2階のソニアの部屋へ。廊下の本棚がめっっっっっちゃ気になる。何並んでるんだこれ!!
「あとでお茶とお菓子持ってくるわね」と階下に降りていくママさんを2人で見送ると、部屋に引っ込んだソニアがぽんぽんとベッドをたたく。ここに座れと言う意味だろう。
「外歩いてきたから綺麗なもんじゃないよ?」と伝えるも首を傾げられる。まぁうん。俺も前世でこんくらいの歳のときは気にしなかったけどさ。
さすがにそのままベッドに上がるのは憚られたのでベッド脇までクッションを運んでそこに座る。
そんな様子を見たソニアは「私は不機嫌です」と頬を膨らませて主張している。仕方なく膝を叩いてやればパァと顔を綻ばせて向かい合わせに座ってくる。
引っ越し疑惑の騒動から、膝の上でこっち向きで座る、のがブームのようで……。成長したら辞めそうだし今だけの役得と思って受け取ろう。
スカートで大股開きするもんだから薄黄色の布が見えてるけど……
とりあえずブランケットで隠して……これはこれで見た目がヤバいな。
しばらくしてソニアママがお茶とケーキを持って上がって来た。
俺とソニアの様子を見て「あらあらまぁまぁ」していたけど良いのかそれで。
ママさんがケーキ持ってきたの見たソニアが、そそくさとローテーブルの用意を始めたからかもしれない。
ママさんはテーブルにお茶とケーキを置いて階下に戻っていった。ソニアもさすがにケーキのほうに座るかと思ってたらケーキを寄せて再び膝のうえに乗って来た。
さすがに食べ辛いから180度回ってもらう。回れ右である。
なんかムスッとしていたけど、腰を引き寄せてソニアの背中と俺の腹が密着すると二へ二へと笑い出した。背面座……まぁ言わんとこ。
⋯⋯
ケーキも随分前に食べ終えて、結局 対面に戻った体勢ですやすやぷよぷよと眠るソニアの子供体温を感じつつ、次は何を読ませるか悩む。
今はガラルの地図にポケモンのイラストを貼り付けて分布マップを作っている。それが済んだら生息域ごとの違いでも調べて貰おうとオダマキ博士の論文をガラル語訳した。その次は……どうしようか?
などと考えているとドアを叩かれて、ティーポット片手にソニアママが上がって来た。
くっついて眠るソニアを見てあらあらまぁまぁしながら紅茶を
「マサルくん、ソニアの友達になってくれてありがとう」
「あー、はい。やっぱ孤立してました?」
「そうねぇ。孤立、孤立って言うべきね。たしかに」
察していたというか、まぁそうだろうというか、やっぱりボッチだったらしい。
「あまり外遊びが好きな子でもなかったから、町の子達とは合わないみたいでねぇ。マサルくんが仲良くなってくれて良かったわ〜」
どう返せばいいものか。とりあえず「ソニアちゃんが声を掛けてくれたおかげですよ」と、本当のことでお茶を濁す。濁すにはもったいない美味しいお茶を飲みながらだけども。
「マサルくんの影響かしらねぇ。最近は難しそうな物も読んでてねぇ、私はサッパリなんだけどねぇ〜」
「最近ですか?」
「そうねぇ、ここ半年くらいかしら。その前も研究所の人と話すって図鑑とかは読んでたけど、論文?を読み始めたのはマサルくんと友達になってからじゃないかしら」
あちゃー
ソニアを研究者ルートに乗せようと頑張るのはちょっと早かったかもしれない。
「えーと、図鑑とか読み始める前って何読んでたんですか?」
「気になる?持ってくるわね〜」
と、部屋を出たソニアママは割とすぐ戻ってきた。どうやら廊下の本棚にあったらしい。
ソニアママの持ってきた薄い絵本のタイトルはどういうわけか転生者の俺にも馴染み深いもので。
「
グリム童話にアンデルセン、『カラスとキツネ』に『セミとアリ』。こっちはイラストがポケモンに置き換わっているけどイソップ寓話だ。
触れる機会はなかったけどこの世界にも存在してるのか、あるいは
「……童話が多いですね」
「そうねぇ。昔から好きでね、自分で読めるようになってからもずっと読んでたのよ〜」
つまり、だ。元々文字を読むのが好きだったソニアちゃんは、同年代の会話に混ざれなかったものでおばあちゃんの研究所職員さんと話をするために背伸びして難しい文字を読んでいたら、趣味で文字を読んでる
困った
さて、どうしようか。と悩んでいると階下からジリリリリと呼び出しの音が聞こえる。どうやら電話のようでママさんがバタバタと降りて行った。
まぁよくよく思い出せば、博士論文がブラックナイト、その後の研究が冠雪原の三闘伝説だったっけか。確かに物語、伝承ネタが専攻になるのか。
「マサルくん降りてこられる?母さん……マグノリア博士がマサルくんに代わって欲しいって言ってて」
「んへ!?はーい今行きます!ソニア、ちょっとごめんね。」
おいおいなにごとだ?と、ソニアを退かして階段を降りる。
液晶とFAX付きの固定電話、前世のころには骨董品だったけど、ポケギアが前線張ってるこの世界だとまだまだ現役である。ホロキャスターとかスマホロトムとかが台頭したら徐々に消えていくんだろうけど。
「お待たせしましたマサルです」
『ごめんなさいね、ソニアと一緒だったでしょうに』
「ソニアはお昼寝中なので平気ですよ。まぁ早めに戻らないと起きて怒られる気はしますけど。」
『あらあら、それじゃあ手短に。預かってた翻訳があるでしょう、分布学の教授に見せたら是非買い取りたいと言っていて』
「……えー、と。はい?」
『授業だったり、論文の引用だったりに使いたいみたいでね。きちんと翻訳料は出させますから』
「えぇ……子どもの翻訳で良ければどうぞ使ってください。ソニアに読ませるつもりだったんでだいぶ
『むしろ
「あー、はい、なるほど。わかりました、お任せします」
『そう、それは良かったです。今も隣でこの話を聞いて騒いでいたのが静かになりました。』
「アハハ、それは良かったです。えーと、ソニアママに代わりますか?」
『いえ、平気よありがとう。翻訳料は私が預かって届けますね。』
「あー、よろしくお願いします。それじゃあ失礼しまーす」
ガチャン。と、疲れた。とてもとても疲れた。
偉い人と電話すると疲れるよね。いくら知ってる人とはいえさぁ。
階段を上がっていると何やら2階が騒がしい。ソニアが起きたっぽい?
階段上の本棚前でソニアとママさんが何やらゴチャついてる。聞くに「なんでマサルに見せたの!」とか「もう子供じゃないんだから!」とか言っている。
階段の端からそんな様子を見ているとソニアと目が合った。何か酷く慌ててる?「ちがう!もう読んでないもん!」と、
「別に読んでてもいいと思うよ。知らないのもあったからさ、ソニアが教えてよ」
そう伝えるとピタリと動きが止まった。
「ソニアがマサルに教えるの?」
「これとか、読んだことなくてさ」と1冊持ち上げるとぱぁと頬を緩める。
察するに、ブラッシーの
何冊か本を抱えて部屋に戻るソニアを追って俺も部屋に戻った。
⋯⋯
それから数時間、ソニアと一緒に過ごしていると電話の音。
階下から「マサルくーん、お母さんブラッシーに着くって連絡きましたよ〜」と、タイムリミットらしい。
ソニアの「やだやだ帰んないで!」攻撃を「明日また研究所で会えるでしょ」で対応しながら帰り支度、玄関に向かう。
玄関についても
ソニアママがどのくらいバトルする人なのかは聞いたことがなかったけど、まぁマグノリア博士の娘?嫁?ならバトルくらいできるか。
と、特に問題もなくブラッシーに到着!そもそも行きは子ども1人で歩いて向かった道なので夕暮れとはいえ安全ではあるよね。
ポケモンセンター併設のカフェでお茶してる母さんとマグノリア博士に合流。てか「博士も帰ってたんですね」
「ええ。エンジンシティで拾って一緒に帰ってきました」
そうでしたか。
「これがガラル語訳のお礼になります」と封筒を差し出される。
……なんか分厚くない?
「拝見します」
やだなぁ怖いなぁと思いながら封筒を開けるとそこには
「うわぁ」
行儀悪いんだけどなぁとパチパチ数えると20枚。1万円紙幣が20枚……。
予想の10倍入っててビビる。ちびる。
とりあえず母さんにも金額を確認してもらおうと封筒ごと押し付ける。
目ぇパチクリさせてるけどリーグ支所職員の月収は16万ちょっとなのでまぁうん。はい。
「多くないですか?」
「そうですか?少ないくらいかと思いますが」
「そうですかー……ちなみに、出版社で翻訳本出すときの翻訳相場ってどれくらいです?」
「もう少し高いくらいですね。あの量だと22から25万円ほどかと」
……そうかー、相場通りなのかぁ。
「確かに、全額受け取りました。受領書要ります?」
「さすがに要りませんね」
うふふと笑ってくれた。よしウケた!
「母さん、明日の朝リーグ支所着いてくから口座の手続きお願い」
「いいけど、ライセンスなしだとめんどくさいわよ?」
「めんどくさいのは職員さんで俺は座ってるだけでしょ。お願い!」
「はいはい」
とりあえず何とかなりそうだ。
⋯⋯
そのあとはマグノリア博士から『生息域による生態変化についての実地調査報告』のガ語訳原本を返してもらって、母さんのスクーターに2ケツしてハロンタウンに帰った。
何にもしてないのにやたら疲れたのは電話と(この歳の身には)大金のせいだろう。
───翌日、
朝はニワトリの声に起こされて水汲みと餌配り、ジジババにはこの後母さんと一緒にエンジンシティまで出るから放牧は手伝えないと伝えて家に戻る。
手洗うついでに家畜臭い服から着替えて、朝ご飯を食べて母さんのスクーターに2ケツでブラッシータウンまで、駅から電車でガタゴト1時間ちょっと、エンジンシティ駅から徒歩数分で母さんの職場であるガラルリーグエンジンシティ支所に到着!
母さんと一緒に裏口から入らせてもらって、まだシャッターの開いていない待合スペースに座らせてもらう。
待つこと1時間弱、受付の始まった窓口で口座の開設。事前に話をしてたのでまぁマシだったけど、ナックルユニバーシティとマグノリア研究所に確認が必要とかで数時間待たされる。
大変なのはナックル
トレーナーズライセンスがあれば紐づけで一瞬開設なのである。
さすがは世界で一番強い
と、待たされること半日、休憩時間になった母さんとお昼ご飯を食べて戻ってきたら、確認が取れたみたいでようやく本手続きの時間だ。とはいえ事前に埋められるところは埋めちゃってるのであとは顔写真撮るだけである。
リーグカードと違ってちゃんとした身分証なので真面目に写ります。たまにリーグカードと混同して決めポーズする子もいるとかなんとか……。
そこから数十分で開設できた口座と、普段使い用の仮ライセンスを受け取る。
母さんに「研究所にいるから帰り迎えに来てー」と声をかけるついでに預けてた20万円を回収!口座に20万円をPONPONと突っ込んだらリーグ支所から撤収!
おやつを買ってブラッシータウンに帰ることにした。
英→和の論文翻訳がA4印刷2~3枚(1000単語)で2万5千から3万5千円と聞いたので、単純に10倍くらいしました。いち地方全域の生態調査論文なので印刷30枚くらいになるでしょ(多分)。で、地図とかイラストとかで若干文字数減るので20万の支払い。これはナックルユニバーシティ分布学教授の「次もよろしくね」込みの金額でもあるけど、マグノリア博士はそんなこと伝えないのでマサルくんは知らない。とはいえ「デカい金の玉(2万円)」を10個売れば同額なのでプロの物拾いがどれだけ儲かることか
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マサルのジムチャレンジのパーティをアンケートしています。
①バランス型
ダンデとソニアもバランス型なのでマサルも都合よくバランス型。タイプ被りを極力嫌った構成になります
②ゴースト偏重
異世界からの転生者なので、魂をむしゃむしゃするタイプのゴーストタイプからは垂涎物のご馳走&それ以外のゴーストタイプからも1度死んで転生しているため仲間意識を持たれてタカられがちなマサルくん世界線。ダンデ、ソニアと一緒にマグノリア博士に貰った御三家以外はゴーストばっかしになります。
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※Pixivにも投稿しています
マサルくんのジムチャレ手持ちは
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バランス型
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ゴースト偏重