よくある巻き込まれ転生……ってアルセウスじゃねぇか!!〜転生したらダンデとソニアの同期だったのでソニアちゃんとイチャイチャします編〜 作:五十嵐まな
※ソニア不在回
◇ある転生者の独白
冬のよく晴れた学会日和のある日
ホウエンのとある研究発表を多くのメディアが批判した。
その研究者は「同じ親の産んだ卵」を「同じ日に孵るように調整して」、「同一環境で育成する」実験を行った。
この非人道的な実験は「まったく同じ前提のはずなのに、個体に対して差異が見られる」というある種当たり前の結果を示した。
この実験により「生まれつきの強さ」と呼ばれる数値には「ポケモンとしての種族的な強さ」と「個体個体がそれぞれ持つ能力の強弱」の2つがあるのではないか、と考察するのがこの研究者の提言である。
この研究に対して意見を求められた、ポケモン図鑑の開発に協力し「ある『
またジョウトでポケモンのたまごについて研究しているあるポケモン博士は『卵の孵化の難しさは僕が誰より知っている。それを個人の実験でここまで確かに行えるのは才能だけじゃ無理だ。どれだけの努力がそこにあるのか。僕もこの実験に関わらせてもらいたい』と語った。
シンオウの歴史学者は『古い時代の書き物に「
このホウエンの研究者が現地民なのか
それでもまだ、この2つを合わせて「生まれつきの強さ」と考える学派が主流だ。
記憶が確かならジャッジ機能がボックスに付いたのはSMから、つまりアローラにポケモンリーグが新設されるころには実用化されるはずだ。
剣盾本編では実装されていたが、俺がジムチャレンジに参加するだろう年にはもう実用化されているのだろうか。
いまの技術水準では遺伝による個体値の厳選もままならない。
俺だけが実行することは可能だが、その行いが周囲にどう映るかは考えなくてはいけない。
どこまでが、使っていい技術で、どこからが、世間に認知されていない技術なのか。
そのギャップを埋めるために今日も論文を読み漁る。
……そもそも、どうして育成に本気になっているのだったか。
その理由は思い出せないけれど、別に他にやることもない。
世界を見て回る旅に出たいが、出れるようになるまではまだ時間がかかる。
いまは可愛いワンパチの躾もしたい。まだしばらくこのまま続けよう。
───ある転生者の独白
個体値が公式に語られるようになったのはエメラルドの2004年、ダンデ世代がジムチャレンジに参加するのが2009年なので5年前ですね。ちなみにジャッジシステムは2016年の実装なので実用化はダンデ防衛5回目とか6回目です。
ミント系実装は剣盾からなのでどこかのタイミングで普及させます。