「ん、、ここ、、何処だ?」
あの後どれぐらいの時間が経ったのかは分からないが、僕は目を覚ました、、いや、意識を覚醒させたという方がこの場合正しいな
暗い、、真っ暗で何も見えん、感覚で言えば、本当に何も見えない感じで、電気を暗くした感じではなく、視力を失った感じだ。全盲とかそんな感じ?
ここはどこだ?というか解説者ってなんだよ
というかちょっと前のことを思い出そう、俺は八重佑月、17歳の高校生で、彼女無しの童貞、、テロリストの襲撃で刺されそうになったところを庇って死亡、、、おっけ、覚えてる
というより、、前世からクールで通してきた僕はこれぐらいでは慌てないのだ。というよりまずは冷静に周りの状況を整理しようじゃないか、まず、、手、いや、、足?うん?手も足も無くね?というか体を動かすことが出来ない。というより熱さも寒さも感じない。
実に心地よい空間にいるような感じだな、、というか手も足も無いって俺なんだよ、俺刺されただけだよな?それで手も足も無くなるって何事だ、、いや、、考えられるってことは脳は動いているってことだ、、、手も足も感じない、それに周りも見えない、、なのに考えることは出来る、、て、、これ植物状態ってことなんじゃないか?
いやいや、それは勘弁してくれ、せっかく生き残ったと思ったら植物人間でしたなんて、残酷すぎて泣きたくなるわ!
いや、冷静になれよ俺、一番焦っているときが周りの状況を理解できないんだ、
とりあえず冷静になろう
ズシッ
と、その時だった、体に何かを触れた感触があった。なんだこれ?固い、、いや柔らかいか?うーむ、如何せん目も見えないからようわからんのだ
僕はとりあえずその感触に全集中する
なんだこれ?僕の体が沈んでいく?いや馴染んでいる?次は、、て今度は固いな、、そうしていると少し嬉しくなってきた、、どうやら植物状態ではないらしい、安心だ
だが未だに目の前は真っ暗闇状態だ。しかし五感の一つでも働いていると考えると良い気がしてきた。
そのまま何分かその感触に浸っていると体が動く感じがした
お!体が動いた、、よし次はこの感覚のまま前に進んでみよう
そうして僕は少しづつ前に進み始める、ここで何かにぶつかればいいのだが、如何せん前に進んでも進んでも何も感じれない、、もしかしてここ岩場とかじゃなくて平原とかそんな感じのとこじゃない?
そうしてまた進んでいると何か固いものが腹辺りに当たる、、いや別に下ネタとかじゃなく、岩みたいなそんな感じの物が
とりあえずそれを探ってみよう、何かわかるはずだ。そうして僕はその岩を探った、そして探った結果それはただの岩であることが分かった、いや何かあれよそこは!
はぁ、とりあえず探るのはいったんここで終了だ、自分の体について考えるとしよう
周りを嗅いでみるが匂いは感じられない、、それに加えて目も見えないし、耳の聞こえない、だが感触はある、、それに加えて手も無ければ足もない、そこから分かるに人間ではない、それに人型のモンスターでもない、もしかしたら実体が無いのかもしれんな、
うーん、どうしたものかね
≪告。エキストラスキル『魔力感知』を獲得、、成功しました≫
そんな時、女性?いや中性のような声が頭に響く
うわぁ!、、ってなんだよいきなり脅かしやがって
僕は目?を開く、とそんなことをしていると本当に目が開き視界がクリアになった、、さっきの声も何か気になるがとりあえず周りを見る
ここ、、、どこだよ
一面を見渡す、そこから分かったことは一つしかなかった、、そう、、一面真っ白なのだ
上を見るとごうごうとでもいうようなオノマトペでも出来そうなほど何かが振っている
なんだここ?それにこの白いの、どっかで、、下を見ると白、、横を見ても白、上を見るとすごい勢いでその白いのが吹き荒れる、、ってあぁ、そうかこれ雪か、って雪⁉
《解。エキストラスキル『魔力感知』を獲得した為。世界の情報をよりクリアに把握することが可能になりました。先ほどの声は『世界の声』です、新たにスキルを獲得するとそれを知らせます》
はぁん、なるほどね、所謂ゲームとかでレベルアップする際に出てくるアレか
なるほど、、てか君はその『世界の声』じゃないよね?普通に俺と喋てるし
『解。ユニークスキル『解説者』の効果です、『世界の声』を元に『暴虐之神』の元、自律的に改造し話せるようにしました』
はぁ、、、ようわからんが凄いことは分かった。まぁ簡単に言えばこの世界のことを知らせてくれるってことだな?
『解。そういうことです』
じゃあ聞くが今僕はどうなって居るんだ?人間じゃないことは分かるんだけど
『解。今の種族はアイススノーです』(雪人)
いや、雪人って、、うーんまぁ、いいや、というかこの体は排泄だったり睡眠は不要なのか?見るからに人間じゃないから不要だと思うけど
『解。睡眠や食事は必要ございません。』
はえー、便利だな、というか俺ってやっぱただの雪なんだな、なんかこう人の姿に慣れたりしないのか?
『解。それは現時点では不可能です。人の姿になるためのスキルを入手するか、人を捕食しないと人の姿には変容できません』
え?人を食べるとか出来るの?
『解。可能です、主様のスキルのユニークスキル『無去者』により、物を吸収し無かったことに出来ます、それに加えこちらで改造を加え、吸収し、力に変換することを可能にしました』
なるほど、いわゆる『無去者』で吸収し、自分の力へと変換することが出来る、、いや強くね?
『解。ですがそれを出来たのもアルティメットスキル『暴虐之神』によるものによってです』
というかさっきから言うその『暴虐之神』って何なの?ヤバくない?というかあったら今の俺のステータスとか教えてくれない?
『解。了解しました』
そんな声が聞こえ、ステータスが見えた、見えたというより脳にインプットされるような感じだ
ステータス
名前:なし
種族:雪人
称号:なし
魔法:なし
技能:アルティメットスキル『暴虐之神』
:ユニークスキル『解説者』
:ユニークスキル『無去者』
アイススノー固有スキル『雪吸収』『雪強化』『雪化』
耐性:熱変動耐性ex
物理攻撃耐性
痛覚無効
『アルティメットスキル』
『暴虐之神』
所有者:八重佑月
権能:思考加速・詠唱破棄・万能感知・確率操作・確定急所・空間支配・魔王覇気・攻撃無効・多次元結界・防御無視・能力創造・素材創造・邪蛇特攻・神具創造
おぉ、、、というか『暴虐之神』が強すぎるな、、無敵やんけこれ
『解。ですが今の主様は『暴虐之神』を扱うことは推奨しません』
ん?なんでだ?
『解。生物としての格がスキルの使用までに届いていないためスキルの使用が不可能です』
なるほどね、、所謂宝の持ち腐れという訳か
『解。そういうことです。ですが名づけにより生物としての格が上がればスキルを扱えるようになります』
名づけ?名前なんて適当に付ければいいだけじゃないのか?
『解。名づけとは所謂魂の回路の繋がりを行うためのものであり、名付けの危険は魔素の消費を意味します、それに加え生物は魔素の回復が出来ないので魔素が消費しその後は回復しません、ですが』
ですが?
『主様はアルティメットスキル『暴虐之神』により、周りの魔素を吸収することが可能です』
、、、、やっぱ『暴虐之神』ってかなりチートだな
『そういうことです、それに加え、名付けをすると魂の系譜の繋がりが可能になります』
なんだ魂の系譜って
『解。まずは名付けについてきちんと解説を行います。まず魔物に名づけを行うと名付けを与えられた生物は圧倒的に格が上がり。生物などの種族が進化することがあります。そして名付けられた魔物は『名持ち(ネームド)』の魔物として周りから一目置かれる生物になります。それだけではなく進化する場合も多く、大抵の魔物が見た目の変化。能力の進化を行われます、ですが名付けは相手の強さに合わせ『魔素』を消費します。そのため相手に名づけを行うときは一度に魔素を消費するので注意が必要です』
なるほど、まぁ名付けはメリットも大きいけどデメリットも多いよってことね
『解。平たく言えばそう言うことになります』
まぁ今は名付けなんて関係ないし、取り合えず僕はこの雪を吸収しますか
『解。主様の種族の固有スキル雪強化により雪を吸収することで魔素を得ることが可能です』
おぉマジか!ならとりあえずここの雪を吸収しよう!それが『暴虐之神』を使えるようになるのに一番適用だ
『解。了解しました。ここ一遍の雪を吸収します』
解説者がそう言うと俺の周りの雪がどんどんと減っていった、、それに合わせてなのか僕の中の魔素もどんどんと増えていくような気もする。
と、、その時だった
、、何だこの気配
『解。主様、今すぐ隠れてください』
分かった
解説者に言われ僕はすぐに氷の塊の影に隠れる
「あら?ここら辺から謎の気配を感じたのだけど、、」
僕は雪となり、周りの雪と一体化し、、様子を見る、、するとそこには一人の女性が居た
『解。あれはこの世界に4体しか存在しない、最強の種族、龍種であり、その長女です』
、、、あれか所謂ボス枠という訳か
『いいえ、ボスなどという物とは比べ物にならないほど強力であり、今の主様に倒すことは不可能です』
暴虐之神が使えるようになってもか?
『解。それなら勝てる可能性も出てきますが完全に使いこなせるようにならなければ万に一つでも勝つことなんて不可能です』
、、、オッケーよくわかった、とりあえずあれはまず勝てない、、いや戦ってはいけない存在という訳だ
『解。その通りです』
じゃあなんでそんな最強の龍種がこんなところにいるんだ?
『解。個体名:ヴェルザードは個体名:ギィ・クリムゾンと同じ場所、白氷宮に拠点を構えています』
また新しい名前が出て来たな、、、ギィ・クリムゾンって何者だ?
『解。ギィ・クリムゾンは昔に戦争のために召喚された悪魔であり、、その正体は原初の悪魔の一柱原初の赤(ルージュ)であります』
この世界には龍もいれば悪魔も居るのか、、、恐ろしいな、、、、、、ちなみに聞くが今の俺では、、、
『勝つことは不可能です』
ですよねというかこの世界ってもしかしてオークだったり天使だったりも存在しているのか?
『解。存在しています、マスターに加えこの世界は多種多様な種族が存在しております』
なるほど
「あら、そっちに誰かいるの?」
、、、、、どうした方が良い?
『解。逃げるしかありません』
マジか、、、よし逃げよう
そう決心がついた僕は音を立てないように静かに移動を始めた、、、よし、、気づかれてないから大丈夫なはずだ
そうして僕は逃げ出した、雪の中に籠りその中を移動する、よしこれは気づかれまい!
「私から逃げようとするなんて、無理に決まってるのに」
その瞬間そんな声が耳元?で聞こえた、そして
「はい、捕まえた」
僕は一瞬にして捕まり次の瞬間僕はヴェルザードという龍種の手の中にいた、、、これ無理ゲーじゃない?
ぎゃわ――と叫んだのだが口が無いおかげでその焦りを知られることは無かった
「あなた雪なのね?それにさっき私から逃げたあたり意識もあるし、、もしかしてユニークモンスターなのかしら?」
なぁ、ユニークモンスターって?
『解。ユニークモンスターとは、突然変異したような異常な能力を有する個体のことです。魔素濃度の高い場所で稀に発生します、例にもれず主様もユニークモンスターです』
「無視するなんていい度胸してるわね?」
え?ちょなんかヤバいことになってね?無視するとか言われても俺喋ることなんてできないし、、どないせぇっちゅうねん!とりあえず逃げるか
そうして俺は自分の体を頑張って動かしどうにかして逃れようとする
「ふふ、私から逃げることなんて出来ないわよ?」
目の前にいる龍種はそんなことを言いながらさらに自分の体に俺を密着させる、、そして目の前にあるその豊満な物が体に密着する、、、まぁ感触は無いんですけどね
てか口が無いから喋れないな
「、、、、どうして無視をするの?」
「だから喋れないんだってぇ!、、て、、あれ?」
あれ?いきなり喋れるようになったぞ?
「あら?喋れるじゃない、、ということはさっきまで無視を、、」
「あぁ、違います!さっきまで喋ることが出来なかったのでどうしたらいいかと持っていまして」
「面白いわね、さっきまでは無視されていると思って悲しんでいたけどそれが他意があっての物じゃないなら許してあげるわ。それと貴方、ユニークモンスターね、私の魔素を浴びても消滅しないところか、何の影響も無いし」
「あはは、まぁそう言うことです。それと、、僕の話を聞いてもらってもいいですか?」
「いいわよ、私も貴方に興味があるし」
よし、了承を得れた、それに今少し話した結果このヴェルザードさん、かなり話が出来る人物?いや龍だから僕の話も理解できるだろう
ーーーーーそうして僕は自分がここに来た経緯を話した、さすがにスキルのことは言わなかったが。まぁ言ったことは自分が過去人間だったこと。そして刺されそうになった女の子を助けようと代わりに刺されたこと、そして死んだかと思ったらこの世界にいたこと、だ
自分で話していて変な口調になっていないかきにしなかがら話した、、それにこのヴェルザードさん、、かなり綺麗で前世でそういう経験が無かった僕は緊張していた
「なるほど、やっぱり転生者だったのね、貴方ものすごく稀な生まれ方をしたわよ?」
「やっぱり稀なんですね、というか転生者ってあっさり認めるんですね」
「まぁね、転生者ってたまにこの世界に来るのよ、意思が強いと魂に記憶が刻まれることもあるし、、それにしても異世界からのてんせってかなり珍しいわね、、それに大体は人に生まれ変わるのに、魔物ならまだしも魔素から生まれてくるなんて、、興味深いわ」
じゃあもしかしたら異世界人と出会えるかもしれないってことか、元居た日本の国の人とも出会えるかもな
「ありがとうございます、じゃあ俺は異世界人と会いに旅に行こうとおもいます」
俺はそう言いヴェルザードさんの手の中から出ようとする、、、が
「あら、ダメに決まってるじゃない、これからあなたは私と一緒に白氷宮に行くのよ?というかあなたって名前はあるの?」
「名前?いや、、ありませんけど」
俺がそう言うとヴェルザードさんはすごい良いことを思いついたのか僕の方を見て顔に笑みを浮かべた
「そうね、なら私があなたの名前を付けてあげる、だからあなたも私の名前を考えてくれないかしら?」
、、、いやそれは嬉しいけど名付けをするのってかなり危険なんじゃないのか?魔素も減るって言うし
『解。それに関していえば問題ありません、個体名:ヴェルザードは龍種として他の存在とはかけ離れた力を有しています』
なるほど、、、なら大丈夫か、というかヴェルザードにはヴェルザードって名前があるから無理じゃないのか?
「良いですけど、ヴェルザードさんにはもう名前がありますよね?」
「大丈夫、ファミリーネームなら問題ないわ、それとこれからは私に敬語は禁止ね?」
「え?はいわ、、、いや、、分かった、」
「うん、それでいいわ」
俺が敬語をやめるとヴェルザードはすごく嬉しそうに笑う、もう俺はそれだけで生きて行けるほどに綺麗な笑みを浮かべた
うーん、何にしようか、、確か氷は英語でアイスだったな、、だからそこからちなんで、、アイシクルとかどうだろうか?ヴェルザード・アイシクル、、うん、良い感じだな
「じゃあヴェルザード・アイシクル、なんてどうだ?」
「アイシクル、、うん、良いわね!」
と、また笑みをこぼすヴェルザード。良かった、僕が考えた名前は気に入ってくれたらしい
「じゃあ私も貴方の名前、決めたわ、結構自信作だから期待しても良いわよ」
おっと、名前が決まったらしい、、別に不安ではないんが良い名前にして欲しい所だ、キラキラネームとかは止めて欲しい、、いやこの世界だと意外とそういう名前の方がカッコイイとかあるのか?
「あなたの名前はアイリスよ、、、、アイリス・アイシクル、、良い名前じゃない?」
「アイリスか、、、うん、良い名前だな」
そうして僕はヴェルザードによってアイリスという名が名付けられた、、その瞬間だった
「おぉ、、なんか力がどんどんと漲っていく気がするぞ?」
『解。名付けにより、主様の種族は雪人からへと進化、氷魔人への進化、続いて、アルティメットスキル『暴虐之神』を約2割ですが使用可能になりました』
というか進化って言うからやはり今の俺は魔物なんだな、、
『解。その通りです』
なんあかやっぱ少し信じれないがまぁ今更人になりたいとは思わないし、いっか
「じゃあ行きましょうか」
「行くってやっぱ、、」
「えぇ、私の家である白氷宮にね」
ヴェルザードがそう言うとヴェルザードの背中から翼が生えた、、それはヴェルザードの髪と同じ白を基調とした色で所々青や水色も混ざったようなそんな色だった、、見た目に関していえば龍の翼としか言いようがないけど