「やっぱりここかなり綺麗な場所だな」
白氷宮をヴェルザードの後ろについて案内されていく
「そうよ、それと聞きたいことがあるんだけどその姿はどうしたの?」
ヴェルザードは僕のつま先から頭を見て聞く、まぁそりゃあ気になるか
「この姿のことか?一から説明すれば長くなるから簡単に言うと、この姿はスキルによって僕が想像したもので、この姿はこの世界で会った人の姿を真似るらしい、、だからこの姿がヴェルザードに似てるってことだ」
「そうなの、でも私の姿をモチーフにしたとしては顔つきとか少し違くないかしら?」
「あぁ、まぁ3割くらいは前世の自分の顔の成分が混ざっているからな」
「なるほどね」
「そう言うことだ」
と、そこで話は終り俺たちはまた白氷宮を歩き始めた
「ここら辺が私たちが使っている場所よ、、そうだこっちに来て」
ヴェルザードに言われ僕もそっちについていく嬉しそうな所からあっちに何か楽しい物でもあるのだろう
そのまま少し早歩きのヴェルザードを僕も少し早歩きでついていく、ちなみにこれ自分の足で歩くより雪の姿で移動する方が幾分か早いし、便利だ。
「うわ、でっかい扉だな、、」
そのままついていくと、大聖堂の壁画にあるような大きくて豪華な装飾がされた氷の扉が見えて来た、もしかしていきたい場所ってこの先か?
「この扉の向こうにビックリするものがあるわよ、開けて頂戴」
と、その瞬間ヴェルザードは何もない空間にそう言い放つ、、、これもしかして俺に言ったのか?
『解。主様に言ったものではないと推測します』
なら良かった、、え?じゃあさっきの誰に言ったんだ?
「「かしこまりました、ヴェルザード様」」
するとどこからともなくそのでかい扉の近くに緑と青の髪を持ったメイド姿の女性が現われた
『解。あの二人はどちらとも原初の悪魔です』
原初の悪魔、、そういえばここに住んでいるギィ・クリムゾンとかいう奴もその原初の悪魔って奴なんだろ?なんで原初の悪魔であるあの二人はそのギィとかいう奴のメイドになっているんだ?
『解。原初の悪魔の中にも力関係は生じています。同格の原初の悪魔であっても、ギィ・クリムゾンとあの二人の悪魔、レイン(原初の青)とミザリー(原初の緑)はギィ・クリムゾン(原初の赤)の力には遠く及びません』
ということは今の俺でもあのレインとミザリーとか言う奴に勝てたりするの?
『可能です、今の主様はギィ・クリムゾンやヴェルザードには遠く及びませんが、レインとミザリー程度であれば倒すことは出来ます』
そ、そうか。まぁそれなら戦ってみるのもありなのかもしれないな。まぁ戦うつもりは無いけどね
「アイリス、付いてきて頂戴」
「あ、はーい」
頭の中で解説者と話しているとヴェルザードに何をしているのとでもいうような顔で見られた、その後に二人の悪魔もこちらを見る、そして俺と目が合うとペコとお辞儀をしてきた。なので僕もそれに合わせペコとお辞儀を返す、礼儀は日本人の義務だからね
「、、、何度目か分からないが、、凄いな」
長い道を歩き、大きな扉を潜ると、そこには大きなテラスのような場所であった広さ的には一般的な体育館2,3個ほどの大きさがあり、四本の氷の柱が中央に向かい伸びている、そしてその4本の柱の中央にはとても大きな氷塊があった。そしてその氷塊の丁度真下には一つの丸い形の机と二つのイスがあった
「さ、アイリス様、席へと」
周りを観察していると緑の髪の女性ミザリーが僕を席に座らせるように誘導してくる、、いやこれ絶対僕が座っていい席じゃないだろ
。二つあるとこからするに一つはヴェルザード、もう一つはギィ・クリムゾンという奴の席だろう
「いや、、俺は立ってるよ、これに座るとなんか不敬罪とかで捕まりそうだし」
「不敬、、罪?」
ん?あぁ、そうかこの世界ってそういうの無いのか、、
「あぁ、嫌なんでもない、気にしないでくれ」
「そ、そうですか、、ですが座らないのはヴェルザード様のお客様として悪いのでは?」
んー、それもそうか、流石にこれ以上迷惑かけるのも悪いし、座らさせてもらおう
「じゃあお言葉に甘えて座らせてもらうとしようかね」
俺はミザリーにそう声を掛けヴェルザードが座っている逆側の席に腰を掛けた
「別に遠慮しなくてもいいのよ?あなたはこれからずっと私たちと過ごすのだし」
「、、まぁそれもそうか、、じゃあ遠慮なしで行くよ」
そう言うと、その言葉を聞いた二人のメイドが驚き始めた、、これもしかしたらヴェルザード話していないのか?
「え?ヴェルザード様それってどういうことでしょうか?」
「あぁ、話していなかったわね、この人はアイリス・アイシクルと言って私が名付けた私の伴侶よ」
伴侶?あれ?伴侶ってどういう意味だっけ、、、いや。この世界では伴侶の意味が違うだけだ、もしかしたらこの世界では伴侶は親しい友人とかそんな意味なのかもしれない、、いや、、そうだ
『解。伴侶とは、、』
あーあー。うるさいうるさい、そこは解説しなくてもいいから解説者は黙って居なさい
「は、、伴侶ですか、、かしこまりました、、そしてアイリス様、さきほどの無礼な態度、お許しください」
ミザリーはその意味を理解し、俺を見て謝る
「いやいや、、別に謝らなっくてもいいぞ、さっきのはヴェルザードがかってに言ったことだから気にするな、、俺のことは適当にアイリスでもアイシクルでもなんでも適当に呼んでくれ」
「いえいえ、そうとも行きません、貴方様はヴェルザード様と正式に名前の交換をしあいました。一介のメイドである私たちがそんなことをする資格なんてございません」
さすがメイド、そういうところは強情なんだな、、まぁ今はいっか、これからそういう関係にしていけばいいだけだしな
「まぁいいや、じゃあよろしくなミザリー、レイン」
「はい、これからよろしくお願いします、アイリス様」
「よろしくお願いします、アイリス様」
2人はそう礼儀をするとそのあと僕とヴェルザードに紅茶を渡し、少し遠くに行き、その場で立った
「二人との挨拶は済んだかしら?」
「あぁ」
そして紅茶を飲んだ後、ヴェルザードはこの世界について色々な情報を話してくれた。この世界の勢力や原初の悪魔について、そして龍種とこの世界の生まれ方についてなど、色々と知ることが出来た
「へー、じゃあこの世界はその創造神、ヴェルダナーヴァっていう龍種によって生まれたってことか」
確か地球は隕石とかによって地球は出来たはずだから、こっちの世界とは全然違うんだな、にしても1生物が世界を作り出すとかやばすぎる。これが漫画などでよく見る天地創造って奴か
「そういうこと、、、と話していたらギィが帰ってきたみたいね」
ギィ、、ギィというとそのヴェルダナーヴァによってこの世界の調停者を任せられたとか言う奴か、、聞くなりにおっかない奴なのは確定だな
「じゃあ、合いに行くって、、、」
その瞬間、このテラス内にとてつもない程の圧力がかかる、、なるほどな、、これが本物の魔王が放つ、魔王覇気か、、押しつぶされそうになるな
『主様も『暴虐之神』の効果の魔王覇気を放ちますか?』
お、じゃあ頼もうかな
『了。魔王覇気を放ちます』
解説者がそう言った後僕の体から虹色の光が迸った、なるほど自分で放ってみるのってこんな感じなんだな
「おいおい、この俺の魔王覇気に抵抗するとかどんなヤバい奴だよ」
と、そんな時テラス内にそんな男の声が響き渡った、それから数秒後扉が開き、そこから一人の男がやってきた、、髪は赤く、見るからに強そうな奴だ、これ構えておいた方が良いか?
「ギィ、あまり威嚇しないで、この人は私の大切な人だから」
大切な人、そう言われ少し照れるが、、今はその時じゃない
「俺の名前はアイリス、アイリス・アイシクルだ、一応種族は見ての通り氷魔人だ、お前がギィ・クリムゾンって奴か?」
「へぇ、この俺を前に逃げ出さないどころかそんな態度を取るなんて、お前強いだろ?」
ギィはそう言いながら口元を上に上がらせる、多分なんか嫌なことでも考えてるんだろうな、、コイツ
「強いかどうかは知らん」
「そうか、、、」
それだけ言うとギィ・クリムゾンは口元の笑みをそのままにゆっくりとこっちに向かってきた、、え?めっちゃ怖いんだが、いきなり殺されたりしないよなこれ
「、、、ぐぁ」
何が起こるか構えているといきなり僕の体は後ろに引っ張られる、何事かと思って後ろを見るとそこにはギィを見て睨んでいたヴェルザードの姿があった。ちなみにだがその際豊満な物が僕の背中に強く押し付けられるというラッキーイベントがあった
「ギィ、これは私のよ」
その言葉のあと、さらに体は強く胸に押し付けられた
「いや別に取って食おうとはしてねぇよ、ただ少し話がしたかっただけだ。それにお前かなりヴェルザードに懐かれたみたいだな、どうやってどこまでなったのか教えてくれないか?」
いや、、そんなん言われても知らなんだけども、ヴェルザードって最初からこんな感じだったし
「いや、それは俺に聞かれても困る、俺は別にこれと言ってなにもしてないけど」
「いやいや、あのヴェルザードが何もなくてそこまでなるわけがねぇ、なんか特殊なスキルでも持ってんのか?」
特殊なスキル、、確かに特殊なスキルは持っているが暴虐之神に人に懐かれるみたいな能力は無いし
「いや、特にそんなものは持ち合わせていない」
「それに見た感じお前人間じゃないだろ?見た感じ雪人か?」
「まぁ雪人ではあるが、もう進化して氷魔人だ。それにそっちのことも教えてくれないか?こっちだけ教えるのはフェアじゃないだろ?」
「ふん、言うじゃねぇか、良いぜ、じゃあ俺の正体も教えてやろう」
「俺の名前はギィ・クリムゾン。魔王だ。ここじゃ原初の赤だったり暗黒皇帝とも呼ばれている、種族は悪魔でその中でもトップの存在だ」
やっぱりか、解説者の言ったことと同じだな、、それにやっぱ聞くだけなのと生で見るのだとやっぱ印象が全然違うな、、このまま戦っても勝てる気が全くと言ってしない。というか多分ギィってアルティメットスキル持ってるよな?多分強力な能力の、、、
『解。解析鑑定の結果、アルティメットスキルを持っていることは判明しましたがそれ以外は分かりませんでした。情報が少なすぎます。スキルを知るには実際に戦い、情報を集めるか、ギィ・クリムゾンに情報の開示をしてもらうかしかありません。逆にこちらが能力を開示した場合、ギィ・クリムゾンに能力を知られてしまう危険性があるため注意が必要になります』
なるほど、、ということはギィと戦うときは能力を雑に使ったらダメってことか。いや戦わないけどね?
「なぁ、俺と戦わないか?」
するとギィはいきなりそんなことを言い始めた