ポッペピチョは盾兵に前進を命じる、そこそこの数が残っている盾兵は矢の投げ槍のプスプス生える盾を持ち上げて、剣を振い棍棒を振って矢と投げ槍とを折り落とし、奴婢兵の死骸と投石兵の死骸と精鋭投石兵の死骸をぐにょぐにょ踏みながら山を降りていくと次第に勢いは増して
向かい来る矢は少なく、弓兵は矢を殆ど射尽くして、細々と矢を放つも盾は大きく、矢は吸い込まれ消え失せるように見えて、弓兵は剣を抜き重装弓兵を前にして山を降り下りたる盾兵に真向より突進し
盾は剣の振り下ろされるを防ぎ、黒曜石の剣は鎖帷子に跳ね返され、石の棍棒は鎖帷子にめり込んで、盾兵は少なく、弓兵は
剣は腕を斬り落とし、石の棍棒は肋骨を割り臓物にめり込んで、剣は足を削ぎ落し、盾は割れ木片は散り桁が外れて宙に揺れ、その側を剣は滑りゆき腹を貫いて引き抜けば臓物は巻き込まれ流れ出し、棍棒は打ち下ろされ足にめり込んで
山裾に木の盾と布の鎧の集団は一塊に揺れ
山の西の方の中腹では騎士の鎧の照り返しの光は点々とあり、細く長い棒は右に振れ左に振れ下され上がる、長柄槍と長棍棒との列は後ろから後ろから押し寄せて倒れたる馬体は視界に大きく山肌のそこらに残り、騎士の数は少なくなり押し流され、次第に山を降り下るも得物は短く反撃の機会は無く
山の南では少数の騎士が近衛投石兵を追い散らし、それは逃げて山頂の長柄槍と長棍棒との列に逃げ込んで、騎士はそれを追う余力も無く馬を返して、山の中腹を進み、山を下る騎士を追う戦列の側面に突っ込んで乗り崩し、馬蹄の下に人体を踏み砕き、剣を振り下ろして肩口に斬り込んで、腕を斬り落とし斬り落とし
その勢い凄まじく、数十よりなる十数の列を蹴散らして、打ち捨てられたる長柄槍と長棍棒とは散乱し、逃げ散る兵は山の中腹より山裾まで広がるも、戦列はさらに山の頂より次々と現れて、長柄槍を振り下ろし振り下ろし叩きつけてくるので、馬の骨の打ち割られるもの多くして、その突進も次第に鈍り、そこにサスマタ兵は群がって
騎士の剣を取り向かい来るのに幾本ものサスマタの並びは突っ込んで横倒しに倒し、それを皆で打ち叩き打ち叩き打ち叩けば