飛び出せ秘封倶楽部!~adventure of another world~ 作:るうみゃー
だいたい誰がしゃべっているかわかるようにしてますが
蓮子は基本敬語を使いません。
メリーは敬語を使います。
あと途中で視点が変わります。
ここは博麗神社。幻想郷の境界に立つ神社である。
そしてその神社の巫女である私、博麗霊夢は
「怠惰な生活を送りながら妖怪をシバくのが日課だ。だろ?」
「なんでナレーションに入ってくんのよ魔理沙!メタいわ!」
こいつは霧雨魔理沙。私と同じ数少ない妖怪と渡り合う人間よ。
「なあ霊夢。腹が減ったからなんかくれよ~」
「悪いけどこっちも食べてないのよ」
「ついに異教徒になってしまったか・・・霊夢よ」
「断食なんてしてないわよ!」
そう、私はお賽銭がもらえないので、毎日貧乏なのだ。
「お茶出すから我慢して」
「紅茶がいいぜ」
「爆ぜたいの・・・?」
「・・・お・・・る」
「?」
私の勘が言っている!上を向けと!そしてその上には、人間がいると!
「霊夢、危ないぜ?」
やはり私の勘は当たっていた。フッ・・・待て。危ないだと?まさか!
「お~~~ち~~~る~~!!」
私の上にきれいに二人の少女は着地した。
「さすが霊夢だぜ。自分の体を使って、落下の衝撃を吸収するとはww
やっぱ世界1位は違うんだぜww」
「地面の気持ちがわかった気がするわ…」
「ここが幻想郷・・・」
「私たちのいる世界よりかなり昔な感じだね」
というより・・・まさか・・・
「この森って自生してるの?」
「ええ、そうよ。けどなんでそんなことを?」
「えええええ!?マジですか?」
蓮子が霊夢さんに食い入る。
「何をそんなに驚いてるんだぜ?」
「私たちの世界では自生してる森はもうないんです。今は植林した森しかありません」
蓮子を引き戻しながら、説明する。
「それに食べ物だってほとんどが合成でできているの。
だからこのお茶はすごく素朴な感じ」
魔理沙(霊夢。ちゃんとした客には20番茶なんて出すなよ。)
霊夢(仕方ないじゃない。今手持ちこれしかないんだもの。)
「蓮子って言ったけ?その合成ってどうやってやるんだぜ?」
「えーっと物質をクォーツレベルまで分解して・・・」
また蓮子の物理大好きが始まったわ・・・
「はいはい。蓮子ストップ」
「…私たちには理解できないわ。それよりどうやってここに来たの?」
「神隠しのことを調べてたんですが、しゃべる狐が出てきたんです」
「そしたら境界の裂け目が出来て、入ったらここに飛ばされたの」
「あー、きっと紫のせいね」
「呼んだかしら?」
霊夢さんの後ろに突然女の人が現れた。
「いきなり現れんじゃないわよ紫ぃいぃぃぃ!!」
霊夢さんの強力なコースクリューが紫という女の人にガッツリ食い込む。
「霊夢今のはやりすぎよ。ゆかりんちょっと痛かったぞ☆」
今のでちょっとなのか…
「あんた…わかってるの?こんなとこに忘れられてもない人間なんか呼んで!」
「わかってるわよ。メリーと蓮子。私は八雲 紫。先ほど私の式神が言ったように
神隠しの真相について教えてあげる。その代わり私たちに協力してほしいの」
もう新しいことが多すぎて疲れてきた・・・
「つまり私やメリーの力がそれを解決するために必要と?」
「ええ。飲み込みが早くて助かるわ♪」
さすが蓮子ね。超統一物理学主席なだけあるわ。
「でも私たちそろそろ帰らないと…」
「メリー達は外の人間だからな」
「じゃあ、そちらの好きな時間にまたあの神社においでなさい」
「わかりました!」
紫さんは指で縦に空を切るとそこに境界の裂け目が出来た。
「ここをくぐったら貴方達の家の近くに着くわ」
「えっ、すごっ」
ありえない…こうも簡単に境界の裂け目を作れるなんて…
「これもおいおい説明するわ。また今度来て頂戴」
「霊夢さん、魔理沙さん、紫さん、さようなら!」
「また会おう!」
二人はそう言ってスキマの中に入っていった。
「紫」
「いないぜ?」
逃げたか・・・
「でも皮肉だよな。文明が発達すれば、うまいもん食えなくなるなんてな」
「そうね。とにかくあの子たちから目を離さないようにしなくちゃ」
私はお茶をすすりながら、これからめんどくさくなることを予感した。
「はあ、着いた。」
「でもほんとにメリーの家の前に着いたね」
なんで私の家を紫さんは知っていたんだろう…
っていうか情報が多すぎて、整理しきれない。
「明日は大学があるから、終わってから行こう」
「そうね。蓮子今何時?」
「んー、七時四十六分だね」
どうやらあちらとこちらの時間は共通ではないようだ。
「まあ、明日に備えて今日は寝ましょう」
「お休みメリー」
「お休み蓮子」
ちょくちょく説明しながら進んでいきます~