飛び出せ秘封倶楽部!~adventure of another world~   作:るうみゃー

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かなり時間が空いちゃいました。
二人は弾幕をどのように体得するのか。
そんな話です。


6話 弾幕

紅魔館屋上、空の宵闇が笑う頃、秘封倶楽部の二人は吸血鬼、レミリアに弾幕を教えて貰っていた。

「あら、メリー。もう弾幕を展開できるのね!」

開始20分ほどでメリーが弾を打てるようになり、皆から注目を浴びた。

「すごいじゃない、メリー!」

「そ、そんなことないですよ!」

メリーは照れながらも嬉しそうにする。実際練習している時の彼女の顔は生き生きとしていた。

「中々の上達速度ね、もうスペルカードも教えていい頃合いね」

そうパチュリーが言い、懐からカードを取り出し、

「スペルカードってのは、力強さだけじゃなく、美しさを求めるのが本来の姿なのよ。エメラルドメガリス!」

手に持ったカードが輝き、美しいまるで宝石のような弾幕が展開される。

「わぁ・・・すごいですね・・・」

そういうふうにメリーばかり、相手にされ、私は私の居場所を失った。

その苦痛に堪えられず、私は勝手に屋敷を出て行き、あてもなく森へと向かった。

いつも独りだった。だから慣れているはずなのに。

・・・なのに心の底から溢れる劣等感に似たこの思いは何なのだろう・・・

「お、どうした?」

前から元気で抜けた感じの声がし、茂みの中から魔理沙が顔をだした。

「やぁ、魔理沙。紅魔館で弾幕について教えて貰っていたんだけど・・・」

魔理沙は私の顔を見ると、ニコッと笑顔を見せて、

「ここじゃなんだから、向こうで私と一緒にスープを飲もうぜ?」

 

森の中、静かで、その中でも生き物のうねりを感じるような不思議な森。こんな奇妙なところで魔理沙は何をしていたんだろう・・・

「私は人間だ。だから簡単にホイホイ魔法が使えるわけじゃない。だからこの魔法の森で魔法の原料を集めてたんだぜ」

暖かいスープは心にゆっくりと広がり、自由になったようだった。

「そうなんだ。魔理沙はすごいね。魔法が使えてかっこよく闘えるなんて」

羨望と苛立ちが混ざったような言葉だった。

「・・・私はかっこよくもないし強いわけでもない。どんなに努力してもあいつには勝てないし追いつ

くことさえ出来ない。私はただドデカイ弾幕を撃っている虚構な人間なのさ」

彼女は吐き捨てるように言った。

「・・・ごめん、なんか」

「ああ、私も胸糞悪い話しちまったぜ・・・

蓮子、詫びにってのはなんだが、私が弾幕、教えてやるよ 」

魔理沙は帽子をクイッと上げてそう言った。

「でも・・・」

「大丈夫。私は絶対お前を見捨てたりしないし諦めたりしない。」

「・・・」

先に起こった光景を思い出し答えれなかった。

「何だよー、まだ文句あるのかー?・・・じゃあ夜が明ける頃には私の十八番が使えるようにしてやるぜ」

「十八番?」

魔理沙はそう言って八卦炉を取り出し、

「見せかけの私でも座右の銘はある。それは弾幕はパワーだぜ!見とけよ、これが私の最強のスペルカード!

マスタァァァァァァァスパァァァァァァァァァク!!!!」

眩しい閃光とともに貫く光の筋。

それは私が今まで見たどの星の煌めきよりも力強く綺麗なものだった。

 




魔理沙のところが苦戦しましたね。
次あたりから加速していこうと思います!
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