特別武力武装機動隊第四番   作:YUKI@0620

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File3 初出動

始動当日朝リビングでのミーティング

今日から第四番としての活動が始まるってことで活動日はみんなで朝からミーティングしよう!となった、やはりミーティングはやらないと!ってなったしミーティングは大切だからね。

やるのは朝食後にすることにした

 

「みんなおはよう!今日から始動だね今日が初出撃になるかもしれない気を引き締めて行こう」

 

朝から元気ハツラツと、自衛隊にいた時のうちのモットーだった。

 

「隊長元気ですね」

 

「いや!ショウ!元気にいかないと!」

 

「そうですね、私も同感です」

 

「みんな共有することは?」

 

「無しです」「ない!」「無いですね」「ありません」

 

「よし!頑張っていこう!」

 

「「「「はい!」」」」

 

さて、と言っても出撃命令があるまでは何も無い外出は緊急時以外はできないが、テレビ見るし食事準備もするし訓練もする。基本的なことは全部やる、わざわざマニュアルがあるしな

 

「じゃあ、走りにいこうか全員ランニングウェアに着替えていくよ」

 

「「「「了解」」」」

 

マニュアルには無いが、体力作りの一環で走り込みをすることにした、川崎から翔田区までだ近場だしね、まずはこれくらいかな。

 

「そういえば、どこまで行くんでしたっけ?」

 

「翔田区」

 

「へ…?」

 

ショウが何言ってるだこの人みたいな目で見てくる、変なこと言ったか?

 

「翔田区って行くだけで徒歩50分はかかりますよ!」

 

「走りだから行き帰り1時間以上で行けるよ!」

 

「そっか走りですし行けますね」

 

出発しようとした矢先

 

『通報、通報、本部より通報地下室に集合』

 

「システム音声ってこんなこと言うのね、走り中止!地下室行くよ!」

 

「はい!」「了解」「急ぎましょう」「押忍!」

 

地下室には、武装や簡単なトレーニングルームそして通報を受けとる場がある。来てから使うのはあまり無いがこれから増えるのかな

 

『四番隊応答を』

 

「四番隊隊長カザミです、どういった内容での通報で?」

 

『東京都内浜夏銀行にて覆面目出し帽グループによる立てこもり発生、武装しており数7以上確認、出動している警察にも手に負えません。増援として行ってもらいたい』

 

「横から失礼します、四番隊ホシノです犯人は何か要求してきていますでしょうか?」

 

『現在要求があるといった情報はありません』

 

「ありがとうございます、隊長単なる立てこもりではなさそうです」

 

「と、言うと?」

 

「これは私の経験でもありますが、立てこもる犯人には大抵要求するものがあり、目的もありますお金や逃げるための車、人質他にも様々だが今回それが現段階では無い何が目的かわかりませんし武装もしているとても危険です下手に刺激するものダメです」

 

「分かった、他3名にも共有して」

 

「了解」

 

「本部、四番隊出撃します住所を」

 

『送信完了です、出撃車にて確認をこちら通信切ります』

 

「了解、ちょっと切る前に聞きたいことが」

 

『なんでしょう』

 

「一番大切です、民間人は中にいますか?」

 

『支店長と副支店長、従業員が2名捕えられてると言う情報があります他の民間人は解放しているようです』

 

「ありがとうございます」

 

『いえ、こちらも抜かっていました失礼しました。』

 

通信が切れた、さて出撃だユウが車運転するといってたな。

車に乗って、サイレンを鳴らしながらユウが爆走する。

 

「緊急車両通過、緊急車両通過、道開けて!そこの車たち道開けて!」

 

かなり爆走だ、さて先ほどの状況改めて共有しておこう

 

「共有だ民間人は支店長、副支店長、従業員2名計4名、犯人はグループ7名確認武装あり、我々は天井から突入、民間人優先だOK?」

 

「「「「OK」」」」

 

見えてきたな、警察はもちろんだけど特にマスコミが集まってるな

 

「あと3分で着くよ!」

 

「ユウありがとう」

 

「隊長」

 

「どうしたショウ」

 

「犯人を撃たずに終わりたい…です…」

 

その顔はとても引き攣ったような顔で失礼なことを言ってるかもしれないという表情だった。

手は震えてて、緊張と恐怖が入り混じったようにも捉えられる。

 

「ショウ、当たり前のことを言ってるよまずは対話するんだ、我々も武装してはいるが俺だって引き金を引きたくない、犯人たちには罪をしっかり償ってもらいたいからな、だが自分の命も大切だ危険があると思ったら迷わず撃て」

 

「分かりました!」

 

そうだよね、消防での活動をしていたのに今はピストルなど持って出撃してるんだ迷いだって、撃ちたくたい気持ちも分かる。

何よりショウは柔道できるから武道でなんとかなるかもな

 

「到着しました!おりましょう!」

 

「安全第一!行くぞ!」

 

初出撃だ、まずは現場で指揮をとっている人とコミュニケーションしなくてはあの人か

 

「来たか、特装隊」

 

「はい、第四番隊隊長カザミです。」

 

「捜査一課のツジだ、四番ということはホシノが世話になってるんじゃないか?」

 

「こちらが世話になってますよそのお話は後で状況は?」

 

部署が違うのに名前を知られてる、関わりがあったのかな?

 

「7人のグループが今からちょうど60分前に銀行を襲撃、支店長、副支店長そして従業員2名を人質にした、その時いた他のお客、従業員は解放された。今警察の取調べを受けてもらってる、一つでも多く情報が欲しいからな。だが興味深いのは犯人、金目当てでもなく目的がないそれがよく分からない。」

 

「目的は何でしょう」

 

「それがわかったら苦労しないさ」

 

「そうですね」

 

犯人の目的は何だ、なぜ武装している?

 

『隊長、ホシノです、突入準備完了しました合流を』

 

「通信ありがとうわかったすぐ行く、ではツジさん失礼します」

 

「あぁ、頑張ってこい」

 

「ありがとうございます」

 

敬礼をしその場を去りみんなと合流する

 

「突入する?」

 

ユウがいつでも行けると言わんばかりに準備万端だ

 

「いや、まだの方がいいよ」

 

「どうして?」

 

ユウが首を傾げ、発言する

 

「これ、見てください全員。まだ見れるカメラの映像もらってきたんです、犯人たちは約10分ごとに3名4名と分かれて立てこもってる。あと6分すれば3名になる人数的にもこの時に行きたい」

 

「私は同感です、人数的にも3の時に叩きたい」

 

ショウの言うことも分かるしそれに同感する星ちゃんも分かるだが、なんだ写真を見ている人物がいる。

 

「2人ともの言うことも分かる、けど対話で何とかならないかな?」

 

「それは…なぜ?」

 

星ちゃんがとても困惑した顔でこっちを見ている

 

「相手の目的が知りたい、その要求が飲めるものなら飲めばいい、だが飲めない時はそれはその時だ。正面から対話を試みるごめん勝手判断をして」

 

何とかならないものか、相手の目的が不明だから下手に刺激すると何するかわからない、何を言い出すのか分からないが対話を試みよう、無理だった場合その時はその時だ

 

「分かりました行きましょう」

 

星ちゃんはや、テキパキ動くねぇ、

 

「3人とも!左右に移動して!」

 

「了解」「わかった」「お任せあれ」

 

銀行前

 

「おい!特装!何してんだ早く突入しろ!」

 

誰だこいつ、好き勝手言うのは勝手だがいきなり背後からはどうなの

 

「断る、メガホンを貸してください」

 

「は?そんなの許せるわけ…」

 

「カリカリするな貸してやれ」

 

風格のある人物が仲裁に入る

 

「ツジさん!?なんで!早く突入して制圧すれば!」

 

「特装隊四番隊なりの考えがあるんだろうだろ?隊長さん」

 

「はい、相手の目的を探ります無理なら左右で突入し制圧します」

 

「ほれ、貸してやるよ使い方分かるよな?」

 

「わかります、ありがとうございます」

 

さて、やってみるか

 

『こちら、特装隊隊長のカザミと言います!あなたたちの目的が知りたい!良ければ話してくれないか?』

 

裏から1人の人物が出てきた、あれが親玉か、写真を見ていた人物じゃないか?

 

「ホシノです、リーダーらしき人物出てきたよ警戒して」

 

「「「了解」」」

 

星ちゃんの即通信、ありがたい

 

『A…とでも名乗ろう、まずは武装解除してもらおう隊長さん』

 

『それはなぜだ』

 

『当たり前だ、いきなり射殺されてはいけないからな、そちらが武装解除すれば私も解除し目的を伝えよう』

 

『わかった』

 

腰についてるナイフ、スモークグレネード、ピストルを星ちゃんに渡す、相手にしっかり見えるように

 

「頼む」

 

「お任せください、隊長」

 

『武装を解除した!私の部下に渡した!私は武器を持っていない!』

 

『私も解除しよう、あなたと同様部下に渡そう』

 

あいつの持ってるのは、ピストルもそうだがあれは手榴弾じゃないか?慎重に交渉できればいいが

 

『改めて聞く!お前らの目的はなんだ!』

 

Aは声を荒げながら語る

 

『我々の目的は、このブラック銀行の倒産だ!私の父はここのブラックな労働環境で死んだ!全て、この支店長のせいだ!私の父はここで働いていた!男手一つで私を育ててくれた!とても感謝している。だがここのブラックな労働環境で過労死だ、家に帰ってくることが少なくなっていき日に日に弱っていった!まともに食事も睡眠も取れない状況までいった!全てこの現状をこの支店に通告したがもみくちゃにされた、相談できる場に全てやった動いてくれなかった、この銀行の本部にも、もちろんだ!!!せめて、ここの支店長を殺せば、、私のたった1人の家族を殺したこの支店長さえ…』

 

怒りと悲しみが入り混じり、どうしようもなくなったようなそんな声だった、あの写真は父親のものだったのか

 

『待て、早まるなその振り上げている拳を下げろ!君たちの目的は理解した、辛かったのは分かる理解するよだが殺すなしっかりとした裁きができる、君の仲間たちは君の行為に対して同意しているのか!』

 

『仲間…そうだな、全て同じ被害者だ仲間といえるかもな』

 

Aの言ってることが事実ならこのような事例が他に6件あったことになるぞ、それに周りが騒がしい、さらにマスコミが群がってきてるみたいだなんとしてもこの状況を良い方向に持っていかなくては、国民の命を守るそれが、犯罪に手を染めた人だとしても、ブラックな環境を作った人でも。等しく命だからだ、罪を犯したんだ償ってもらわなくては。

 

「突入命令出しますか?」

 

「星ちゃんまだ出さないで相手の目的がわかった以上犯人と人質を離さないと」

 

「分かりました、いつでも突入できるようなのでいつでもお申し付けください」

 

「ありがとう」

 

さて、どうすれば親玉のAは興奮状態だ下手に刺激したくはない、だがどう離す?強引に行くべきか…?相手が何をしてくるのか分からないここで話をしても解決しなさそうだ。

 

そんなときAから衝撃の一言が

 

『ここに、体に巻き付いておいた爆弾とスイッチがある、今ここで自爆する』

 

『まて、解決策は必ずあるスイッチを押すな』

 

体には数え切れないほどの爆弾が巻き付けられていた、あれが爆発するとこの建物が吹っ飛ぶだけじゃ済まない

 

『これまでちっとも動いてくれなかったのに信用できない、それに特装隊って、武装して相手を殺すんだろ?こっちから死んでやるって言ってるんだ喜べよ』

 

『我々は殺しはしない、必ず全員守られるべき命だ必ず守る、どんな人も。そのために今いるんだお願いだ、投降してくれ。』

 

『投降しても!変わるのか?捕まり損だ!』

 

『必ずこのことは世間に明るみになる、君の望みにはならないかもしれないが、この銀行の信用は落ちるだろう、そして君は罪を償ってほしい天国のお父様もそれを願っている俺はそう信じたい』

 

『断る!!!!!』

 

仕方ない、早いが最終手段だ

 

「星ちゃん、突入」

 

「了解、全員突入」

 

ユウ、ハル、ショウが突入する、射撃する際は腕、足を撃つように言っている、ショウは…持ってないなピストル、武闘だ、背負い投げてる…柔道黒帯すげえー!

 

「制圧完了!」

 

「よし、俺たちも行こう」

 

銀行内に足を踏み入れる、ガラス片が散らばったりしている、おそらく突入した際に銃弾で撃ったのだろう、派手にやったな

 

「全員すぐ降参し投降しました」

 

「そうか、おい」

 

両手に手錠、両膝で大人しくしている親玉に話をする

 

「なんだ…最後に説教か?隊長さんよ?」

 

「するつもりはない、この件で君の声は世間に明るみになる、マスコミがたくさん来ている今テレビやネットを開けば生中継でお送りされているだろう、そうしてこの件は今日の夜からニュースでたくさん取り上げられるよ」

 

「そうか、そうだよなきっとこれで、父さん…やったよ」

 

こいつ…自分がやったことの重大さをわかってないのか?だけど、この人たちの恨みや憎しみを想像すればそんなこと言えないな

 

「罪を償ってお父さんのお墓に手を合わせてこいよ」

 

「あぁ、そうさせてもらうよ隊長さん」

 

後ろからドコドコと警察がやってくる

 

「引き継ぎです、これより犯人たちを搬送します」

 

「よろしくお願いします」

 

彼らの未来が良いものになればいいな、心の片隅でそんなことを思ってしまう俺を世間は許してくれるだろうか…視界が歪んでくる溢れてくる

 

「隊長…泣いてる?」

 

「え?うそ!隊長大丈夫ですか?ガラス片が足に刺さったとか?」

 

ユウとショウがよってすごく心配しれくれる、ありがたい部下を持ったな。

 

「い、いや、彼らの未来がより良いものになって、少しだけでも報われて欲しいと思ってしまっていたんだ。彼らの痛みを想像するとどうしてもな…こんな俺を許してくれるだろうか」

 

星ちゃんが重い口を開くように発言し始める

 

「元警察という立場ですが、隊長は間違ったこと言ってないと思いますよ、私にもそんな場面沢山ありましたから…なんでこのような道を選んでしまったのか、他の解決策は無いのかなって、相棒からは「そんなことを毎回気にしていたら気がもたないぞ!」って言われちゃいましたけど、でもその感じる心を止めちゃったら人ではいなくなると私は思う。」

 

「隊長、大丈夫…僕もそう思いますから」

 

「え?ハル泣いてる?」

 

「い、いや!泣いてなんか、泣いてなんか…!」

 

「分かったよ泣いてないのね!よし帰ろうか!」

 

「そうですね帰りましょう」「撤退撤退」「あとのことは任せて帰りましょう!」

 

そう言って初出動の日は幕を下ろした、これからたくさんの困難が待っているだろうだけどこのメンバーならきっと乗り越えられる、確かな俺の確信だ。

 

File3 END




あとがき
File3最後まで読んでくださってありがとうございます!

結構難航したこのFile3彼らの初出動を描くか彼らを深掘りするのか考えていましたが、割り切って初出動ガッツリ書きました。
特装隊の出撃は特別案件のみでこのような警察にも手が負えなかったり、人員が不足している時などに出撃します。

そしてその場にいる犯人や、人々をできるだけ細かく描きたい、そうするとお話が長くなってしまう、良いことなのか悪いことなのか読んでくださってる皆さんにお聞きしたいものです。
それではまた次回!Yukiでした!
この物語はフィクションです。
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