「立希さんが可愛いすぎる」「えっ?」   作:Tmouris_

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最近立希ちゃんの顔に惹かれてやばいです。


立希さんはとっても可愛い

「愛音ちゃん聞いてよ、最近気になる子がいるんだけど」

 

「凪くんが?マジで?」

 

千早愛音と雨宮凪は幼なじみで、RiNGのカフェで恋バナをしていた。

 

「え!どんな子どんな子!?」

 

「綺麗な黒髪ロングで、つりっとしたかっこいい目をしてて、口下手だけど面倒見が良くて」

 

なんかどっかで聞いたことのあるような。

 

「なんか、りっきーみたいだね」

 

「え、そうだよ。立希さんのことだもん」

 

俺がそう言うと、愛音ちゃんはぽかんと口を開けて呆然としていた。

 

「ちょっと待って気になってるのがりっきー?どこが良かったの?」

 

「顔めっちゃ綺麗だし、スタイルもいいし」

 

(え……りっきーってそういう目で見られるタイプなんだ……?)

 

「それに、立希さんって普通に可愛くない?」

 

「いや、顔はいいけど!顔はいいけどさ!」

 

「じゃあ可愛いじゃん」

 

顔がいいのになんでそこまで否定されなきゃいけないんだ。

 

「そこだけの話じゃないんだって〜!」

 

「例えば?」

 

例えば、りっきーの癖のあるところといえば。

 

「りっきー結構トゲあるよ?」

 

「そこもいい」

 

……即答じゃん。

 

「燈ちゃん絡むと面倒くさいよ?」

 

「そこも可愛い」

 

「口悪いよ?」

 

「知ってる」

 

ダメだ……なに言っても効かない。

 

「……重症じゃん」

 

二人でそんなことを堂々と話していると、りっきーが不機嫌そうに注文を取りにきた。

 

「あのさ、お前らちょっとうるさいんだけど。さっきからなんの話してんの?」

 

「いや……その凪くんが気になってる子の話」

 

「ふーん。凪もそういうの興味あったんだ」

 

腕を組みながら、俺の方をじっと見つめてくる立希さんも非常に可愛い。

 

「立希さんのことなんだけど」

 

「……は?」

 

(うわ、言った)

 

りっきー完全に固まっちゃったじゃん。

 

「凪、冗談やめてくれる?そういうの迷惑だから」

 

顔を逸らした時の横顔もまた可愛い。

 

「凪くん、なにニヤニヤしてるの……」

 

「いや、今日も立希さんは可愛いなと思って」

 

「本当にうるさい!」

 

照れながら睨んでくる立希さんもやっぱり可愛い。

 

「怒ってても可愛いね」

 

「お前ほんと黙れ!」

 

「ね?立希さん可愛いでしょ?」

 

「たしかに、このりっきーは可愛いかも」

 

愛音ちゃんはニヤニヤしながら立希さんを眺めていたら、伝票で頭を叩かれていた。

 

「分かった。凪が私をからかってるのは分かったから早く注文して」

 

「冗談じゃないんだけどなぁ」

 

そう言ったら本気で睨まれたので、俺と愛音ちゃんは縮こまりながら注文をした。

 

「それでさ、なんでりっきーなの?二人ってそんなに接点あったっけ」

 

二人がバイト同じなのは知ってるけど、そんなに関わってるイメージないけど。

 

「いやさ、コーヒー淹れてる時の立希さんを見てふと思ったんだよね。この人めっちゃ顔いいなって」

 

「……さいてー」

 

「別に顔に惹かれたっていいじゃん。それに、立希さんが可愛いのは顔だけじゃないし」

 

そう言って、カウンターの方を見ると、静かに立希さんが俺たちの注文したコーヒーを淹れていた。

 

「ほら、可愛くない?」

 

「そうかな……いつものりっきーに見えるけど」

 

少しすると、私たちの視線に気がついたのか機嫌が悪そうに睨みつけてきた。

 

「やっぱ可愛くないじゃん」

 

でも、睨んでからプイっと顔を逸らして作業に戻った。

 

「ほらね?可愛いでしょ?」

 

「……この短時間で私も毒されちゃったかも」

 

うんうん。やっぱり立希さんは可愛いんだ。

 

「ご注文のブラックコーヒーです」

 

がちゃんと勢いよくカップを置く立希さん。

 

「りっきーって可愛かったんだね」

 

「はぁ?」

 

「ほら、今のとかめっちゃ可愛い」

 

「お前はいい加減黙れ!」

 

機嫌が行動に出て分かりやすい立希さんも可愛いね。

 

「はぁ……なに企んでるか知らないけど、それ飲んだらさっさと帰ってくれる?私も冗談に付き合ってる程暇じゃないんだけど」

 

「そういいながら、バイトの後輩の俺の話を聞いてくれる立希さん優しくない?」

 

「ひゅ〜りっきーやっさしー」

 

冷やかしをしてた愛音ちゃんの頭をトレイでパコんと叩く立希さん。

 

「なんで、私だけ叩くの!」

 

「うるさい。あと、凪もいい加減にしないと叩くから」

 

流石の俺も叩かれる趣味はないので、静かに立希さんの淹れたコーヒーを啜る。

 

「立希さんまたコーヒー淹れるのが上手くなったね。凄く美味しい」

 

「……ふん」

 

後輩と言えど、元々趣味でコーヒーを淹れてた俺は立希さんにたまにコーヒーの淹れ方を教えることがあった。

 

「それで、今日はりっきーの可愛いところを聞かされるためだけに私呼ばれたの?」

 

「いや……俺って立希さんとそんなに関わりないから、同じバンドの愛音ちゃんに話を聞けばなにかきっかけ出来ないかなって」

 

うーん……本当にきっかけ作るのに私必要だった?

 




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