「立希さんが可愛いすぎる」「えっ?」   作:Tmouris_

12 / 12
立希ちゃんとともりんの身長差って1cmしか変わらないんですよね。
可愛いね。


立希さんは結構小さい

立希さんは意外と身長が低い。

いつも頼りになるし、気も大きいし、かっこいいから大きく見える。

だけど、実際のところ身長は156cmくらいって前に言ってたし、話す時はいつも俺が見下ろす感じになる。

 

なんというか、頼りになるのに小さい立希さんのそのギャップが俺の中でとても可愛くてしょうがない時がある。

 

「凪、ちょっといい」

 

「なんですか?」

 

仕事中に立希さんにバックヤードに呼び出される。普段ならそんなことないんだけど、どうしたんだろうか。

 

ドアを開けてバックヤードに入ると、背伸びをしながら棚に手を伸ばす立希さんの姿があった。

 

「……可愛い」

 

ぴょんぴょん跳ねたり、色々頑張ってはいるけど、一向に届く気配がない。

 

「これ、とって欲しいんだけど」

 

そう言って、棚の上を指さす立希さんの傍には壊れた脚立が置かれていた。

 

「あーなるほど。分かりました」

 

立希さんに後ろから覆いかぶさるように棚の上に手を伸ばして目的の物を手に取った。

 

「はい、これで合ってますか?」

 

「あ、お、お前さ。わざわざ後ろから覆いかぶさらなくても」

 

あわあわとする立希さんの耳は赤くなっていて、非常に可愛らしかった。

 

「で、でも。ありがとう……私じゃ取れなかったから」

 

少し離れたとはいっても、いつもより立希さんとの距離は近い。

そのせいか、俺の顔を見るために、立希さんは顔を少し上げて上目遣いの形で俺にお礼を言った。

 

あ、ダメだ。

可愛すぎる。

 

「立希さんはこのままの身長でいてくださいね」

 

「は?なんで?」

 

「その方が可愛いので」

 

このギャップがなくなるのは惜しいというか損失な気がする。

そして、バックヤードの脚立には一生壊れていてほしいと思う。

 

「バカじゃないの。小さくても不便なだけだから」

 

いつも通りトゲトゲしい立希さんだけど、さっきの光景を思い出すと口元が自然とにやける。

 

「……何にやけてるの。ほら、さっさと仕事戻るよ」

 

カウンターに戻って俺はコーヒーを淹れながら、隣でグラスを洗う立希さんに視線を奪われる。

さっきの上目遣いがあまりにも破壊力がありすぎて脳裏から離れない。

 

「そういえば、理想のカップルの身長差って10cmから15cmくらいらしいですよ」

 

「あっそ、だからなに」

 

興味なさげに軽く受け流しながら、立希さんは洗い終わったグラスを置いた。

 

「俺って身長170cmくらいなんですよね」

 

「だからなんだって――」

 

そこまで言いかけたところで、立希さんは言葉の意味に気がついたみたいだった。

少し固まってから、顔を真っ赤にして俺を見上げる距離までずいっと詰め寄ってきた。

 

「だから!なに!」

 

お客さんがちょうどいなかったからか、怒鳴るようにそう言って新しいグラスを手に取って洗い始めた。

 

……理想の身長差ってのもあながち間違ってないのかもしれない。

 

 

 




ここまで読んでくださりありがとうございます。
多くのUA、お気に入り登録、評価嬉しいです。
立希ちゃんの可愛いところもっと色々見つけていきたい所存です( ˇωˇ )
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

千早愛音は恋愛弱者である(作者:腸煮えくり返り丸抜刀)(原作:BanG Dream!)

千早ってオリ主と殴り合うのは似合うけど付き合うのは解釈不一致かもしれない。


総合評価:372/評価:8.14/連載:6話/更新日時:2026年10月02日(金) 22:45 小説情報

鬼が出るか蛇が出るか……推しじゃん?!(作者:希望光)(原作:BanG Dream!)

推しは偉大だ。推しにはいつもパワーを貰える。だから今日も推しを追いかける。活力を得るため。自身が生きている理由を確かめるため。そう、ただ推しの追っかけに徹していた。それだけだったはずなのに……!▼三角初華(及びsumimi)に限界オタクがいたらを考えた結果の作品です。


総合評価:37/評価:-.--/連載:3話/更新日時:2026年09月10日(木) 21:00 小説情報

金持ち大学生「どうしたん? 大丈夫? 話きこか?」(作者:あばなたらたやた)(原作:BanG Dream!)

▼父親「168億円、吹き飛ばした」▼唐突に人生終了のお知らせ。▼超金持ちの御曹司だった豊川真我の人生は、一夜にして崩壊した。▼父親は追放され、妹の祥子はその後についていく。▼真我は将来も不透明……なのに、なぜか周囲には、悩みを抱えた人間が集まり始める。▼「お父様を助ける!(お前を見ると惨めになる)」▼「私のせいで壊れた(勘違い)」▼「私のせいで壊れた(責任の…


総合評価:247/評価:7.67/連載:14話/更新日時:2026年08月07日(金) 21:21 小説情報

砂糖二つの特等席(作者:y@s)(原作:BanG Dream!)

白鷺千聖の淡く甘い恋物語


総合評価:306/評価:8.25/連載:57話/更新日時:2026年08月29日(土) 00:02 小説情報

すきノート(作者:水里露草)(原作:BanG Dream!)

燈に好きな男の子がいると知って爆沸きしたクラスメイトたちが恋バナする話。▼※原作登場人物への恋心を好きな男の子がいるものと勘違いして受け取る周囲の話とかではなく本当にガッツリ架空の幼馴染男性を生やすので、原作CP以外認めたくない方はブラウザバックしてください。


総合評価:405/評価:8.94/短編:1話/更新日時:2026年04月11日(土) 03:50 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>