マシュ(成り代わり)がMCUで生きる話   作:なすび餅

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マシュ(成り代わり)はアベンジャーズに保護された

アベンジャーズ。それは地球最強のヒーローチーム。

彼らは地球外生命体からの侵略(詳細は省く)をきっかけに結成されたチームだ。

編成メンバーは皆さんわかってるよね?

 

これはソコヴィアにあるヒドラの研究所がアベンジャーズによる襲撃を受ける前の話だ。

 

彼らはヒドラが運営する研究所を襲撃していた。かつての戦いでアベンジャーズはロキが使用していた杖はヒドラに奪われていた。

奪われた理由は、保管していたSHIELDがヒドラに乗っ取られていたからなのだが、今はもうヒドラに乗っ取られていたSHIELDは結果的に崩壊した。

 

ヒドラによって奪われたロキの杖の奪取のため、ヒドラの研究所2つのうち1つを襲撃していた。

ヒドラが2つの研究施設にて杖を使ってでの人体実験を行っているとの情報を掴んだ彼らは、その2つの研究施設を襲撃することとなった。

極秘裏に入手したとされるロキの杖を奪取するという目的を含め、非道な人体実験を止めるためにでもある。

 

ここで一人の超人兵士がいた。彼は研究所の中に入り、敵の数々をなぎ倒しつつ、杖がないか、一つ一つの部屋を確認していた。

 

襲撃はうまくいき、制圧完了まで目前となり、まだ確認していない部屋に入ると、キャプテンアメリカことスティーブ・ロジャースは目を見開いた。

そこに1人のまだ幼い女の子がいた。目は虚ろで感情が読み取れず、まるで人形のようだった。

 

きっとこの子は実験体の一人。意思を感じれられず、まだ子供である彼女をもっと早く助けに来られなかったことをスティーブ・ロジャースは悔いた。そして彼女をここまでしたヒドラを許さないとも。

 

「トニー、子供を一人見つけた保護する」

 

「了解、こっちももうすぐで済む。その子供を保護したら、あとは僕たちに任せろ」

 

研究施設はどうやらトニー・スターク達の活躍もあってか壊滅の状態らしい。それなら通信通りの指示に従おうと思い

横たわっている少女にキャップは近づく。すると意識がないと思われていた少女の目が開いた。

彼女は起きてキャップのほうを向く。自身がすぐ敵でないことを伝えなければと思いすぐ、彼女に声をかけた。

 

「大丈夫だ、僕はキャプテン・アメリカ、君を助けに来た」

 

そう言い、傷つける気はないことを伝えるが、反応を伺うが全く反応しない。というよりよく見ると、少女はこちらではなく

別の方向へ、なんの変哲もない壁をじっと見つめていた。すると突如、少女は手から大きな盾を出し、そこへ投げた。

 

「!?」

 

キャップへ向けられたものでないため避ける動作はしなかったが、どこからともなく現れた盾に彼は驚いていた。また盾だけでなく、少女の服装も変わっていた。

 

姿はまるで中世の騎士に似た格好であった。

 

投げた盾のほうを見るとそこはよくできたホログラムで一人の研究員らしき男がいた。きっとここに隠れ、息をひそめてやり過ごそうとしたのだろう。

それを察知したのか、少女は逃がさないために投げたのだろう。無言で少女は近づく。先ほど投げた盾を拾い少女はとどめを刺そうとしていたのが分かった。

 

けどキャップはそれをすぐさま止めた。少女はきっとここでされたことに恨みを持ちその復讐をしようとしたのだろう。

けれどスティーブ・ロジャースは子供であるこの子に人殺しをしてほしくなかった。だから止めたのだが…止めた瞬間何故止めるといった顔でこちらをみた。

 

「君はきっとこの男を恨んでいるんだろうが、だが君が手を汚す必要はない」

 

「こいつは殺さなければならない。これはこの子のためだ」

 

そう言って彼女は足蹴りをこちらに向かってする。その攻撃を盾を使って防ぐが

 

「ぐっ…!」

 

キャップは予想以上の蹴りの強さに耐えられず、少し後ろに下がり、立ち上がる。

その間今度こそ彼女は研究員に盾を振り下ろそうとすると

 

当たる直前にそれは止まった。

 

盾を持っていないもう片方の手でそれを止めていた。

自身で自身を止めている状況に少し混乱した。そして彼女の顔を見た時、その子は先ほどの殺気のこもった顔から、どうにか止めたい表情をしていた。

 

また顔が切り替わる。彼女はまるで仕方ない、だが止める気はないといった表情で手をまた振り上げようとする。その瞬間大声で研究員の男がヒドラ万歳と言って自決をした。

 

「そうか、自決を選んだのならいいだろう」

 

そう言って彼女は眠るように倒れた。この人物が自決を選んだことで止まってくれたが、何が何でもこの人物を殺したかったのは、この研究員の危険な何かを知っていたからか?

そうだとしても何故彼女は自分で自分を止めた?表情と言動からキャップは彼女の中に自分とは別の意思を持つ何かが存在しているように見えた。

 

ともかく今はここを脱出し、彼女を安全な場所に運び早く医者に見せなければと思った。

 

*****

 

作戦は成功したが、目的の杖はなく、もう片方の研究所にあるであろうと示唆された。

アベンジャーズは次にソコヴィアにある研究施設の襲撃の準備を行う。

実行は明日か明後日だ。

 

ある程度の事後処理後

保護した子供の話を仲間内で共有した。実験体が一人おり、その子供が実験により得た超能力を使い、研究員にとどめをさそうとしたこと、もしかした彼女の中にもう一人の人格があるかもしれないことなどを伝えた。

 

「なるほど実験でその子には何らかの能力で変身できるようになってしまったうえにストレスなどによって解離性同一性障害になったかもしれないというわけか」

 

「そのことなんだけど、たぶん彼女実験の時の記憶はないかも知れないわ」

 

「どういうことだ?」

 

「彼女の実験記録を見たんだけど、薬は睡眠薬のみで、基本意識がない時にのみにしか実験してない」

 

「睡眠薬だけ?ならなんで解離性同一性障害みたいな症状が?」

 

「彼女の実験にはあの杖が使われてた。杖を使って肉体を変化させてたみたいね」

 

「その結果は?」

 

「大成功みたい。実験は最終段階までいっていて、私たちが襲撃した日が最後の実験をする予定だったみたい。

結果はわからない。襲撃したタイミングと実験がドンピシャしてる。最終実験前に行った杖による肉体変化の副作用で解離性同一性障害となった可能性がある。杖はなかったからあの可能性が高い」

 

「なあ。仮説があっていたとして、眠って意識のない彼女が何故起きた時はヒドラの研究員に明確な敵意を向けていた?」

 

「もしかしたら意識があったのかも知れないわね。睡眠薬に徐々に耐性がついて意識があったとか。けどそれならすぐヒドラ側が対処をするだろうからそれはないかも。それに仮に短時間の実験で能力を手に入れてたとしても、そんな簡単にすぐ制御できるもの?」

 

彼女について研究から入手した情報をトニーやナターシャ、バナー等が考えても謎が深まるばかり。わかったことはヒドラがロキの杖を使用して肉体を変化させ、その経過を観察していたことだけだった。研究の目的は、なぜかデータに残されていなかった。今現在あるデータで考えれるのは杖によるノーリスクでの肉体を強化だと考えられていた。

そんななか、シールド崩壊後、アベンジャーズの活動を支援してくれているマリア・ヒルが入ってきた。

 

 

「研究所にいた彼女が目を覚ましました」

 

「お、やっとお目覚めか」

 

保護した彼女が目を覚ましたことと、マリア・ヒルが「彼女が目を覚ました」と報告した以外に、特に報告はなく、表情も深刻そうな顔をしていないことから彼女に心身ともに今のところ問題はないようだ。

彼女のもとへは女性であるナターシャがいくこととなった。同性ならば話しやすく安心できるだろうと思ってだ。

 

 

「初めまして私はナターシャ・ロマノフ。貴方の名前は?」

 

なるべく怖がらせないように同じ目線で微笑み彼女に話しかける。

それに安心したのか緊張が解かれた顔を彼女はしていた。

 

もじもじしながら口を開いた。

 

「…マシュ・キリエライトです」

 

「よろしくマシュ。今の気分はどう?悪いところはない?」

 

「えっと、私が感じる限りではありません」

 

「それならよかったわ」

 

「あのここはどこなんでしょうか?私はさっきまで家にいたはずなのですが?」

 

「ここはアベンジャーズタワーよ。あなたはさっきまで寝ていてとある場所に誘拐されていたの」

 

「誘拐……すみませんほとんど寝ていたみたいで誘拐された実感がなくて…盾を持った方が来てくださったことだけは覚えています。あの時、助けてくださったんですね、ありがとうございます」

 

「どういたしまして。それであなたに聞きたいことがあるんだけど、誘拐や保護された後の検査で疲れたでしょう?今はまだしばらくここで休んで。

また後であなたのところに来て話をしてもいいかしら?」

 

「はいもちろんです」

 

ありがとうと言いナターシャは部屋から出ようとする。出て行く瞬間、彼女が再び口を開き、ナターシャを呼び止める。

 

「すみません、あとで盾を持ったあの人とお話しすることは可能でしょうか?」

 

「ええ、もちろんよ」

 

どうやら自身を救出し、保護してくれた人物と話したいようだった。

今度こそ部屋を後にする。ナターシャは部屋の様子を監視カメラで見ていた他のアベンジャーズメンバーと合流する。

 

「どうやらあのお嬢さんはあなたをご所望のようね?」

 

「お、さすがキャプテンモテモテだな」

 

「一体どんな助け方をしたんだ?」

 

「からかうな三人とも」

 

彼女が恩に感じたことできっとお礼をいいたいだけなのにナターシャ、トニー、クリントの三人に好機とばかりにからかわれる。

場合によってはしばらくネタにされる。

クリントはからかいつつも彼女が普通に話していること、体にも実験による変化を除けば特に異常がないことに安心していた。

 

「あのお嬢さんに今回のことで大きな傷ができなくてよかった。体にも心にも」

 

クリントはそう言った。

確かにそうだ。あの力のことはまだ謎だが、今回のことが原因で彼女の日常が壊させるようなことがなくてよかった。

力のことは今はともかくとして、それが一番安心したことだった。

 

「けど一応キャプテンが言ってたあの力のこともある。しばらく僕らで保護をする。それでよかったんだよなスティーブ?」

 

「そうだスターク、もしその力を制御できないとなったら危ない」

 

「賛成だ、もし力が暴走して僕みたいになるのはごめんだ」 

 

ブルース・バナー博士そしてハルクである彼がそう言う。

心身ともにトラウマのようなものがなく安心したと同時に、もし力が制御できなくなって人を傷つければきっとあの子は悲しむだろう。それにもしかしたら人としても扱われず、怪物扱いされ、迫害のようなことをされるのを博士は危惧していた。

 

そんなバナー博士にスタークは言う。

「きっと大丈夫だ。ナターシャとの会話を見ていて思う、あの子はきっといい子だ。それにかわいい」

 

「まだ保護して出会ってそんな時間もたっていないのに適当なこと言うなスターク」

 

 

*********

 

 

時間は過ぎて夕方になった。もう日は沈み、夜までもうすぐといったところまできた。

明日はもう一つのヒドラの研究所を襲撃をする。一刻の猶予も与えずなるべく早く壊滅させるために、一つ目の研究所を襲撃したのち24時間以内に2個目の研究所を襲撃する手筈となっていた。

 

あの後研究資料がスタークの手によって修復された後、

マシュ以外にも実験体とされていた子がいたことが判明した。彼女より前に研究所で実験体にされていたらしく、彼女と同じ実験内容。ただし杖による肉体強化ではなく薬物などによる肉体強化だったそうだ。その子たちは実験の末に死亡していた。死亡内容は薬による副作用でなく、肉体が崩壊し、生命維持ができず死亡と記録されてた。

 

何があって肉体が崩壊するのか、ヒドラは何をしようとしたのか。もしかしたら自身と同じような超人を作ろうとしたのかもしれない、とスティーブ・ロジャースは考えていた。

もう一つの研究所でも子供や市民がそうなっているかもしれない。もっとはやく行きたかったが焦っていても仕方ない。

 

スティーブは研究による犠牲が少ないことを祈りつつ、とある場所へ向かっていた。それは今回の襲撃で保護した子供のところである。

次の出動まで時間があったため、スティーブ・ロジャースは今回保護された彼女のもとへ向かっていた。彼女にキャップに会わせるという約束もあったため、彼女の様子を見るついでに約束も果たそうとしていた。

 

*****

 

 

「入っても大丈夫かな?」

 

「はい、大丈夫です」

 

彼女のもとへ向かえば、ベッドに座って置いていた本を読んでいた。

この部屋は医療関連のものだけでなく、患者自身が暇にならないようにと本やテレビなどがついていた。

最初何もなかったのだが、ここは誰かさんがきっとそれらを取り入れたのだろう。

僕はそばにあった備え付けのイスに僕は座った。

 

「あの今回は助けてくださりありがとうございます。一瞬なのですがあなたのことは覚えていたので」

 

「どういたしまして、君になんの怪我もなくてよかった。ここにいて何か不自由とかなかったか?」

 

「ありません、逆に本などもあってとても充実していました。あのそういえば孤児院にいる私以外の子達はどうなったんでしょうか?

話に聞いたところ、誘拐は捕まった孤児院の職員の方々が関わっていると聞いたので」

 

「孤児院は大丈夫だ。子供たちも無事保護しているし、あの子達には今まで通りの日常が過ごせるようにもしたし、トニーが孤児院に支援もしてくれた」

 

「そうなんですか、子供たちが無事でよかった。それに支援してくれた

トニーさんというかたがどなたか存じ上げませんが、その方にもお礼を言わなくてはなりませんね」

 

「そうしてやってくれ。きっと君のようなかわいい子に褒めれればスタークも支援したかいがあったときっと言う。

そういえば自己紹介がまだだった、僕はスティーブ・ロジャース。君は?」

 

「私はマシュ・キリエライトです、ロジャースさん」

 

自己紹介の後、雑談をした。

話してみれば、この子はとても優しい子なのがわかる。さっきは子供のことをまず心配していた。

僕の仲間のこと、昔のこと、彼女が子供との生活で楽しかったことなどを全く嫌がらず楽しそうに聞いたり、話したりしていた。

 

普段から穏やかでいい子なのだろう。あくまでこの数時間で過ごした時間での印象だが。

 

「検査とかがあって疲れただろう。話はここまでにして、もう寝よう。話はまた君が望めばできる。おやすみマシュ」

 

「はい、お話してくださりありがとうございます。おやすみなさいロジャースさん」

 

今日は検査や質問などあって疲れただろうと思いここで会話を終了する。

彼女がベッドに横になったことを確認し背を向けて、部屋から出ようとした瞬間。

 

 

 

「まて、スティーブ・ロジャース」

 

 

 

部屋の雰囲気が変わる。一人の男の声で、発生源はベッドにいる彼女、マシュからした。

振り返れば彼女は起き上がりこちらを見据えていた。

 

目の色は薄紫から黄色に変わり、顔の表情も柔らかい表情から硬い表情に、温情から冷淡に。今の彼女は彼女があの時、研究員にとどめを刺そうとした者なのであろうと僕は考えた。

 

「私はギャラハッド、研究員によって彼女に無理やり憑依させられた幽霊だ」

 

どうやら僕の考えはあっていたらしい。

だが、彼女が作り出したもう一人の人格ではなく、幽霊とはなんだ?

 

「幽霊ということは、君は死んだ人間なのか?」

 

「そうだ。死んだ私が魂だけの存在となり、さまよっていたある日私はこの少女に無理やり憑依させられた」

 

「無理やりだということは彼女の中から抜け出せない状況なのか?」

 

「いや、彼女の中から退去することはできるが、僕がこの子から抜けてしまえば、この子は死ぬ。

だから研究所がなくなった後でも残ったんだ」

 

「なら君たち以外の子が死んでいたのはなんでなんだ?」

 

「幽霊が憑依したとしても、子供の身体が幽霊のエネルギーに耐えられず体が崩壊したからだ。

この子に僕が憑依しても大丈夫だったのは体がいじくられたからのようだがな。結果的に彼女を助けられた。それ以外に利点はないが」

 

どうやらヒドラが行っていた研究は過去の人間を体に憑依させ、その人物の復活を目論んでいたようだ。もしかしたらかつてヒドラのボスであったレッドスカルを蘇らせる気だったのかも知れない。

杖で彼女の身体で実験した内容は幽霊を器となる人物の身体が崩壊しないように改造してたこと、過去の人物の復活が実験内容のようだ。

 

「なるほど、だから彼女の肉体は改造されてたのか」

 

「どうやら、肉体が改造されていたのは知っていたようだな。

マシュに憑依した瞬間、僕は意識が鮮明となり、肉体の状態を理解した瞬間すぐ理解した。彼等がやっている実験についてな」

 

話を聞く限り、彼がレッドスカルである可能性は低そうだ。

僕の記憶では、あの男があの盾を使ったことはない。

だが、可能性を完全に捨てることもできない。

……しばらくは保護という形で、彼女を監視したほうがいいかもしれない。

 

もう少し彼から話が聞きたい。どうやら彼は実験の詳細を僕らより知っているような雰囲気だった。

 

「彼らが何故過去の人間を憑依させようとしたか知らないが、そばに何か触媒のようなものがなかったか?」

 

「触媒?」

 

「幽霊を呼び出すために必要なものだ。幽霊に縁のあったものがなければ絶対に幽霊は呼び出せない」

 

そういえば、誰かが昔の遺物が彼女のいたところにあったと話していた。確か円卓とやらが使用していた椅子の欠片?だったはずだ。

何故そんなものがあるのか僕含め他の仲間も首をかしげていたが、もし彼の話が本当なら、その遺物があったのも理解できる。

 

「きっとそれを使って過去に実在した人物を呼び出し、憑依させていたんだろう。

実際に僕はアーサー王に仕えていた円卓の騎士ギャラハッドだ」

 

円卓やアーサー王とやらは知らないがどうやら過去に実際に実在していた者なのだろう。

今回の襲撃でレッドスカルに関する物、遺物らしきものはなかった。にしても彼は何故そこまで知っているんだ?

 

「ずいぶんと彼女がされた実験について詳しいな」

 

「それはわが王に仕えた者の中に最高の魔術師がいたからだ。昔その人物から今回起きた実験に関することをある程度教わっていた」

 

魔術師とやらが本当にいるか分からないがこの世界にはソーという神様がいるくらいだ。嘘とも断定できないので信じることにした。

ともかく今回は魔術?とやらが関わっていることだけでもしれてよかったとしよう。

 

「ここまで話したのはマシュのためだ。きっとこの子のことだ、目の前に助けを求める者がいれば助ける。

僕は今後表にでることはない。なんせ僕はマシュではないからな。マシュ自身のことはマシュ自身で選んでいかなければならない。

だから君に僕の能力を譲渡した彼女を鍛えてほしい。生活の保障も頼む」

 

彼が言ったことに僕は開いた口が塞がらなかった。

今彼は彼女に力を渡すといった。何故だ。このまま彼女の中に残るだけかと思っていた。そうすれば彼女はレッドスカルの中にいないことが証明された後、孤児院にいる子供たちといつも通りの生活に戻れるはずなのに。

 

その平穏を何故彼女から奪おうとする。

 

「何故だ。彼女はこのままいけば元の生活に戻れるのに、無責任にまだ子供である彼女に何故力を渡す?」

 

「そうだな。だが彼女自身が望んでいなくても必ず巻き込まれるだろう。僕を憑依させた時点でそういう因果に巻き込まれた。

後のことはこの子自身に任せる。僕は譲渡した後関わる気はない。伝えることは伝えた、それではなスティーブ・ロジャース。もう二度会うことはないだろう」

 

 

そう言い彼は先ほど彼女を鍛えてくれという願いに対しての了承などを聞かずに眠り、彼女の身体は倒れた。それをとっさに支えた。それは彼がマシュに肉体を返したのだろうということがわかる。

 

マシュの様子を見てみるとこの子は眠っていた。もし彼の言う通りならもう二度本当に会わず、会話することもこの先ないのだろう。

だが、まだ子供である彼女に力を渡すのはどうかと思う。しかも僕の了承なしに勝手に約束を一方的にしてきた。これは従ったほうが良いかもしれない。とりあえず、スティーブ・ロジャースは仲間に報告し相談しようと思った。

 

 

 

 

「というわけだ」

 

もろもろのことをスタークたちに共有した。皆は解離性同一性障害の真相に驚いていた。まさか死んだ人間が憑依しているとは思わなかったのだろう。

半信半疑な者もいるみたいだが。

 

「幽霊が憑依だなんて、ありえないといいたいが…ここには神様もいるしな」

 

トニーは基本そういうのは信じない。だがソーや宇宙人という存在がいるからか、今回はとりあえず信じているようだ。

 

「では今後彼女はキャップの預かりになるということですか?」

 

「ああ僕が彼女を守る。後は、不本意だが鍛える。それと彼女に普通の生活もさせたい」

 

マリアヒルのいうことに同意すると同時に彼女の今後について、僕は彼女に普通に生活もさせたいことを伝えた。

最初はまずレッドスカルでないことが確定後は学校にも通ってもらう予定だ。

できれば、彼女にとっての家族ともなれればいいなとも思っている。

 

「朝起きてご飯食べて学校行ったりして、夜は家でご飯食べて寝たり、遊んだりとかか?」

 

「そうだ、そんな生活を彼女にさせたい。まだ子供である彼女が力があるからといってヒーローをするのは早すぎる」

 

「それに関してはロジャースに賛成だ」

 

 

彼女の今後について反論などなく、問題はないとされた。だが彼が本当にあいつではないという確証はないため彼女には申し訳ないが監視も兼ねてである。

力を入手した経緯はチーム内でしか共有しないことにした。それがきっかけ政府が彼女を監禁しでもしてしまい、彼を敵にまわして市民に被害がいかないように、そして彼女が人を傷つけないようにするためだ。

彼女の生活に関してはスタークが援助を申し出てくれた。さすがに遠慮しようと思ったが、「なに、未来のヒーローへの投資だ、気にするな」と言われた。

確かに鍛えはするしヒーローには早いとは言ったが、確実にヒーローになるかどうかわからないのに気が早すぎる。

 

彼女の生活がある程度保障された今、彼との約束は大体守れただろう。後のことはどうなるかわからないが、僕ができることはやるつもりだ。

今後についてのことを彼女と話そう。受け入れてくれるといいが、そこは頑張ろう。




マシュに似た女の子
彼女はクローンではなくマシュに似た容姿とちょっと似ている性格(解釈違いあるかも)をもって生まれた女の子

両親と兄1人がいたが、両親はニューヨークでの戦闘で兄は学校の研修旅行中に行方不明となった
幼少期事故により両親は事故死孤児院に引き取られたが、そこはヒドラとつながっており、研究の人体実験として差し出された子の一人
そして実験の唯一の成功体であり生存者
彼女はきっと誰かを好きになるし愛するし嫌いにもなる。
マシュには似ているが似ていない、その後キャプテン・アメリカに戦闘技術などを教わるりつつ、ミッドタウン高校に通う


盾に似た聖騎士のサーヴァント
かつて存在したあのアーサー王に仕えた円卓の盾使いの聖騎士、死後まさかサーヴァントとして登録後何があったのか呼び出され
強制的に実験体とされた女の子に憑依した、最初こそこのままとどまらず少女から抜け出そうとしたが、それをしたら女の子が死ぬとわかった瞬間
とどまることを決め、ついでに女の子を利用した組織をつぶしたらとどまるだけにしようと思ったが、自身を助けに来た人物たちの超人的な力を見て、何も力を渡さなければ、彼女は簡単に死んでしまうと考えた、しかも彼女の性格上力がないのに人を助けるタイプなので、
必要があると考え力を完全に私情で平等とか投げて譲渡する、彼女なら悪用しないという謎の確信をもってやった
名前と姿をみて、彼の私情はより増した。

もしかしたら生き別れの兄で過去にトンで行方不明になった人かも、血縁関係兼兄だったから彼女の憑依した。

組織の研究所ははアベンジャーズによって壊滅、決して活かしてはいけない者のみだけは自身の手で確実にやろうとしたが
キャップにも止められ、体の持ち主にも止められた、そして最後「ハイルヒドラ」と言って抹消しなければならない者は自殺した為
もう大丈夫か、となって事情話してずっと起きずに眠る

彼は平等というの関係なく一人の女の子、、妹かもしれない子に情が移り、その子のためにどうにかする、かの世界と違う騎士である。



デミを作り出した研究員
魔術を使って過去の能力をもった英雄を憑依させるとどうなるかをただ試したかっただけ、成功した暁には満足して自決する
彼にとってこの実験は人生を犠牲にしてでも成し遂げたかった、だから復活という言葉でヒドラを誘惑し、利用した
最後にヒドラ万歳と言ったのは彼なりに今まで研究協力してくれてサンキューの意味
きっとこれから彼女は渦に巻き込まれるかもしれない
たとえやり方を知っていても、もう2度とデミ・サーヴァントが生まれることはない

キャプテンアメリカ
最初こそ、盾の英霊の彼が力をマシュに渡すことに反対だったが、一応同意
今後彼のお願い通りに彼女が守れるように生き残れるように指導していく、彼女の人格形成は彼が一番相性がいいかもしれない。
彼女にレッドスカルが憑依しているかもしれないとなっていたが、あの時の中世のような恰好をあいつができるわけないし
兵器頼りの彼が盾た魔術を使ったところを見たことないから違うな。とすぐなってマシュの学校行きが結構早く決まる

子供である彼女がたとえ力を持っていたとしても平穏に過ごしてほしいと願い、危険なことには巻き込まない、けどそれは願わない


*本来は英霊という呼び名ですが、わかりやすく幽霊とギャラハッドは言っています

ご都合主義という言葉で受け止めてください

一応保護者はキャップにしようかと思ったけど他になってほしい人は?

  • トニー・スターク
  • ジェームズ・ローディ・ローズ
  • 養子縁組で誰か
  • 他候補はコメントで
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