長時間ログインから飯食ってすぐにまたシャンフロにログイン。夏休みとはいえ、この生活は典型的なゲーム廃人だな。VRゲームを始めるきっかけをくれた恩師よ。あなたの言う通り俺は立派なゲーム廃人になってしまいました……。
「ゲーム廃人って言っても俺の分類はゲーマーとして分類すると何になるんだ?クソゲーマーか?」
サンラクに影響されて俺は結構クソゲーをプレイしてるわけだが、別にあいつみたいにクソゲーしかしないわけじゃないし、俺は一体何なのだろうか……。
自分とは何かという哲学的?でバカなことを考えながらセカンディルの宿屋から俺は街へ出る。
「急いでログアウトしちゃったからあんまり街を回ってないからな。まずは何からしようか」
とりあえずファステイアでしたように街並みを観察しながら主要施設に寄るか。アクセサリーショップも行けてないし。
セカンディルはファステイアと比べると発展しており、こっちは別に田舎のような感じはしない。石造りの建物が多いのは外のエリアの環境的に石材が手に入りやすいからだろうか。
それに人もファステイアほどいないな。夏休みシーズンで飽和しかけてたファステイアからすぐに移動して正解だったな。
そして店とかもファステイアの露店型とは違ってちゃんと構えてる店が多い。ファステイアだと見られなかった花屋とかもある。プレイヤーが花屋を利用することってあるのか?ポーションとかの素材で使える植物でもあるのかそれとも単にフレーバーのための存在か……。
「セカンディルならファステイアより良い武器作れるだろうしまずは武器屋に寄るか」
ファステイアでも武器屋はあったが初期装備とあまり性能が変わらないものばかりだったので特に何も買わなかったからな。もうちょっと装備を充実させたい。
丁度向こうに武器屋があったので武器を新調するために早速入店。
「いらっしゃい」
武器屋に入店して俺を出迎えたのは鍛冶師らしい恰好をした男。
「どんな武器をお求めだ?」
「見て分かるとおり、俺は片手剣と小盾を扱うスタイルだ。どんなものがあるか見せてくれないか」
「ほらよ」
目の前に羊皮紙のようなウィンドウが現れて購入可能な武具を表示する。
カテゴリーは盾と片手剣で……結構あるけど目ぼしいものがないな……。
「今はこの武器を使ってるんだが、これより良い物ないか?」
そういって俺は傭兵の片手剣と小盾、
「この盾と片手剣より良い武具は置いてあるが、この武器……致命の包丁くらい良い武器となると新しく作らないとダメだな」
「やっぱり結構いい武器なのか致命の包丁」
まぁ手に入れるのにめっちゃ時間かかったからな。何時間もかけて手に入れた武器があまり強くなかったら泣く。
「新しく作るってのは素材を持ってくればここにあるやつ以外も作ってくれるってことか?」
「そうだ。ここセカンディル周辺では良質な鉱石がよく採れてな。わざわざここに来て採掘しに来る開拓者もよくいるぞ」
じゃあまずは装備のために素材収集するか。エリア攻略もしたいし丁度いいな。
「ちなみにどんな素材があったらいい装備が作れるんだ?」
「とりあえず基本的な素材として灰色鉄鉱が多めに必要だな。それとモンスターの素材によっては武器を作るのに使えるものもあるぞ」
「じゃあこの牙も使えるか?」
インベントリから喰蛇の牙を出して見せてみる。
「貪食の大蛇の牙か……。結構いいモン持ってるじゃねぇか兄ちゃん。もちろん武器の作成に使えるぞ。だが灰色鉄鉱がないと話にならないから『四駆八駆の沼荒野』で採掘してきな。採掘に必要なツルハシならここで売ってるからよ」
「じゃあツルハシ一本買わせてくれ」
「はいよ」
そうして俺はツルハシを買って採掘しに行こうと思ったが、ツルハシ代でマーニが底をついてしまった。まずは溜まってる素材売ってから行くかぁ。
そういうことで俺は防具屋に行った。持ってる素材は服飾や防具に使えそうなものが多いから防具屋の方がよく売れそうだし。
「素材とか売りたいんだが誰かいるかー?」
奥の方から店員NPCが出てくる。
「素材売却ですね。どのようなものをお持ちでしょう?」
持ってる素材をとりあえず全部見せてみる。
「この中だと……アルミラージの毛皮と角を全て。それと喰蛇の鱗と喰蛇の白髪を買い取らせていただきます。数が多く状態も良いので全部で3万マーニでどうでしょう?」
思ったよりも高く売れるな。エリアボスの素材が高いのか?
「じゃあそれで買い取りお願いします」
所持金が一気に増えて懐が温まったぜ……。
「素材を売られたお金で防具の購入はいかかでしょうか?」
商い魂逞しいな……。ショップのNPCならそりゃそうか。
「すまないけど防具より武器にお金を使いたいんだ。今の所結構出費が重なる予定だからまた今度の機会に」
「そうですか……」
とその店員NPCは少しだけ残念そうな顔をしてから、忠告をしてきた。
「セカンディルの近辺に出現するモンスター相手にはその防具だと少々心もとないのでお気を付けください」
「ありがとう。お金に余裕があったらまた防具屋を利用させてもらうよ」
そうして防具屋から退店する。さっきの受け答え……装備などのプレイヤーの状態を参照して忠告をしたのか?防具が心もとないか……。武器の方にマーニ残しておきたかったけど、アクセサリーくらいは買っとくか?枠空いたままなのもったいないし。
というわけで来ましたアクセサリーショップ。早速入店。
「どんな用件で来たんだい?」
出迎えてくれたのはご年配の女性。アクセサリーか何かを作ってる最中だったらしい。
「悪いな作業中に邪魔しちゃって」
「気にしなくていいよ。早速だがお前さん、アクセサリーショップに来るのは初めてかい?」
「そうだな。どんなことができるか教えてくれ」
「アクセサリーショップではアクセサリーの販売と製作依頼を受けているよ。あとは霊穴を開けてやったりしてるね」
霊穴?アクセサリースロットのことか?
「それを開けるにはどうしたらいいんだ?」
「別に特別なことはいらないよ。ただしそれ相応の実力が必要になるけどね」
レベルが高くないとスロット解放できない感じか。
「おまえさんの場合……あともうちょっとで一つ霊穴を開けられるようになるから頑張りな」
「分かった。じゃあ今開いてる分のアクセサリーを買いたいんだが何かいいのあるか見せてくれないか?」
「こんなのがあるよ」
一覧を見てみる。アクセサリーと言っても色々なものがあるようで、ネックレスや指輪だけでなく人形やお面、眼帯などもあった。
「これとか実用性高そうだしいいな。これをくれおばあさん」
・藍泥鉱の耳飾り
『四駆八駆の沼荒野』にて採掘された藍色の鉱石を加工した耳飾り。
スタミナ回復速度を上昇させる。
シンプルなデザインだが使われている鉱石がきれいな耳飾りだ。スタミナをよく消費する自分にとってかなりいい性能をしているし、値段もそんなに高くないからこれでいいかな。
「まいどあり。そういえばアクセサリーの性能を重視する開拓者さんもいれば、おしゃれのためにアクセサリーをつける人もいてね。これとかどうだい?」
おばあさんが俺に見せてくれたのは幅があるレザーバンドに緑色のレンズがついた顔の3分の1は隠せそうな大きさのスチームパンクな単眼鏡ゴーグル。結構カッコいいな。でもマーニは武器に使いたいんだよなぁ。
「確かにカッコいいしオシャレとしては良いけど、俺お金は武器の方に……」
「じゃあ今この耳飾りと一緒に買ってくれたら二割引きにしてあげるよ」
何!?このおばあさんなかなかやりおるな。お金が問題だと分かった瞬間に値切りに踏み込むとは……。全体で二割引きなら買ってもいいか?
「じゃあそれも買わせてもらうよ」
「はいよ。毎度あり」
そうして俺は二つのアクセサリーを買ってアクセサリーショップから出る。ついでで買ったゴーグルだが、特に効果はないっぽいな。完全なオシャレ用アクセサリーだが、まぁせっかく買ったんだし機会があったら使ってみるか。
これで採掘しに行く前にすることは終わったかな?早く新しい武器欲しいし、たくさん鉱石ゲットしに行きますか!と意気込んでたところにリアルのスマホと連携されたチャットでサンラクから連絡が来た。
「サンラクから連絡?ショップで新しくクソゲーを買うとか言ってたしそのことか?次はあいつ一体どんなクソゲー買って……」
そして俺はチャットを開き、その内容を見て驚愕した。
サンラク:俺シャンフロ始めるわ
あのクソゲーマーが神ゲーのシャンフロを始めただと?一体どういう風の吹き回しだ?
ちょっと衝撃的すぎて採掘どころじゃなくなってきた。
勉強休憩中に書くと筆がノリにノリまくる……!
今の所ヒロインいません!筆者の文章力で書くのが不安だからです!まだ設定練りきってないから今なら間に合うけど…
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そのままでもいいよ
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そんなの関係ねぇ!書け!