『不発弾が発見されたようでその処理の為に管内一部区域を警察が立ち入り制限を行っている模様です』
ラジオから流れて来るその雑音に人形は大きなため息を吐いた。
一部管内を洗浄した理由は一つ。大規模な作戦を行う為だろう。立てこもり事件というでっち上げの事件の裏側で。その事に気が付ける人間がどれだけいるかは分からないが少なくともすぐに行動を起こさないと不味い。
「GⅢ――移動するわよ。公安が動いた」
「公安が動いたのか? まだ、こっちには情報が来てないが……」
「勘よ。私のこういう時の勘は当たるの」
これまでの殺しとは違う。軽装備ではない。
相手は恐らく部隊編成で来る。これまで通りの装備では対応しきれない。それに加え、あの男の事だ。何を使って来てもおかしくはない。初動が遅れれば遅れるほどに取れる選択肢は限られる。
どうやら外は雨らしい。地下に長くいると外の天候が分からなくなる。空を見る事も忘れてしまえば、日付の感覚も鈍ってしまう。だが、水の音。僅かな環境の変化で地上に雨が降ったか分かる。
この雨は長くなるだろう。だが、いずれ止む。
「戦う覚悟がないなら邪魔よ。ここから先は戦場。アンタ達の言うお遊戯会とはわけが違う。気を抜けば喰われる」
GⅢ達がその道のプロだという事は理解している。だが、だからこそ理解していないのも解っている。
強者であるという想い上がりが自らの立ち位置を揺るがしてしまう。思い上がりは身を滅ぼす。情を捨て去り、人形になる。私は『人形』それでいい。意思や感情は不要だ。
余分な感情は不要だ。情にすがっても状況は改善されない。心に流されれば身を滅ぼす。
重要なのは冷徹に冷酷に冷静に。
そうすれば、感情と腕を切り離す必要すらもなくなる。
「私は貴方達を信用しない。スタンドアローンで行かせて貰う。私に仲間なんて必要ないから」
足の引っ張り合いは御免だ。他人の命を背負うなんてもっと御免だ。
私に守れるものなんてない。私に出来るのは壊す事だけだ。全て何もかもを焼き尽くす。これまでもこれからも。それこそが私の生きた証なのだから。
私はファイブセブンの状態を確認すると胸のホルスターに仕舞い込み、アジトを後にするのだった。
「雨か。別に私の都合にアンタまで付き合う必要はないんだけど――」
雨の中を傘も差さず、ナタリアと一里塚は歩いていた。
目的地は警察によって封鎖された区域だ。これから先でしようとしている事ははっきり言って、武装探偵であり続けらえるかという問題に関わってくる。免許剥奪もあり得るのだ。
一国の政府機関と殺し合う。それはテロリストに等しい。それでも、ナタリアが今回の一件に絡もうとしているのは金の為でもなければ、名誉の為でもない。ただの矜持の問題だ。
ここまで来た以上、引く訳にはいかない。そんな下らない意地。そんな物に赤の他人を巻き込む訳にはいかない。そう思っているのだが、どうやら一里塚も引く気が無いらしい。
ナタリアとしてもバカだと思うのだが、自分がやっている事がそのバカな事である手前だけに何も言えない。
「敵討ちとかじゃないですよ。ただ、ここで引いちゃったら私が私じゃなくなっちゃうと思って」
一里塚は暗殺者の血を引いている。
そういう世界で生きて来た。引き時も弁えている。だが、同時に逃げる事を覚えてしまえばどうなるかも知っているのだ。暗殺において重要なのは本能だ。その野生と言う名の牙だ。
どんな強者も一瞬の判断ミスで死んでいく。そういう世界なのだ。
だからこそ、逃げなかった。ここで逃げてしまえばそれが自分の限界と決めつけてしまう気がしたから。
それに何より、項羽とジャンヌがイ・ウーへ帰還していない。その事を踏まえれば恐らくはここで何かしらの行動を起こそうとする筈である。その際にこのナタリアを自由にさせていていいのかと言う問題だ。
それだけではない。現在の公安にはあまりいい噂を聞かない。
項羽とジャンヌは確かに強い。だが、今回ばかりはその強さが役に立つとは思えなかった。主任という男は遠目に見た限りだが、油断ならない相手だ。だから、陰でサポートする人間が必要なのだ。
公安施設に関しても禁止された毒ガスを使用した可能性もある。今回、無菌室状態にしたのはそう言った毒物を使う為という見方も出来る。どんな事が行なわれても全て揉み消しが出来てしまう状況だけに気が抜けない。
「でも、日本の武装探偵は人を殺せないでしょう。それとも、貴方は殺せるのかしら?」
それは暗に何かを言いたいのか。かまをかけているのか。判断に困るが恐らくは前者なのだろう。
一里塚としては人を殺せない。山の翁としては人を殺せる。要はスイッチのオンオフの問題だ。
私は一族を復興させる為にイ・ウーにいるその為にならなんだってやるつもりだ。じゃなきゃ、前に進めない。怖いのは前に進めなくなる方なのだから……。
「そういう状況になれば殺せますよ。誰だって自分の身が一番かわいいですからね」
「確かにそうね。でも、無茶だけはしないでよ。私の邪魔になるから」
「そうですね。見せて貰うとしましょう。『深紅』と謳われるSランク武偵の実力とやらを」
その言葉に満足げに頷くとナタリアは警察の作ったバリケードを単独で難なく突破して見せる。
辺りには白目を剥いた警官が気絶している。恐らく、頸部圧迫による昏倒だろう。てっとり早く首を折って情報を与えるのを防ぐと言う方法もあったのだが、どうやらそれは取らなかったらしい。
それが保身の為なのか。はたまた、同行者である一里塚への温情からなのか。それはナタリアにしかわからない事だった。そして、そのナタリアの温情を他所に一里塚はスイッチを切り替え、その昏倒した警察の頸椎を破壊し処分してからナタリアの後について行っている事に彼女もまた気付いていなかった。
『通信の感度良好。問題ありません。行動を開始して下さい』
ネット上に散らばる噂と現在の警察、公安の無線を傍受しながら中空知はジャンヌと項羽に指示を出す。
現状、警察の敷いた無菌室に穴が開いた。恐らく公安もそちらからの侵入に警戒をしなければならない筈。ならば、そこを利用するのは危険だ。これ以上の流入は彼らも防ぎたい筈。
そうなった場合、どうするべきか。それは既に決まっている。
「こっちはいつも通りのやり方で行かせて貰おう。そういう周り諄いやり方は苦手でな」
「おい、待て! あそこにいるのは警官じゃないだろ! 無茶だ!」
ジャンヌと項羽の前に現れたのは物資を搬入する為の入り口として設営された場所。
他の場所よりも明らかに警備が厳重だ。持っている武器もサブマシンガンと明らかに接近出来る相手ではない。
極秘裏に潜入し、場を混乱させると思っていただけにジャンヌは思わず苦笑いを浮かべてしまう。
当然、中空知もだ。だが、彼女達が止めようとするよりも先に走り出してしまう。
「銃弾など、当たらなければどうという事はない!」
銃弾の嵐の中、弾が当たらない場所をまるで知っているかのように最小限の動きで躱していく。
その芸当はジャンヌにしても中空知にしても、ここを防衛していた公安の人間にしても信じられないものだった。当然だ。銃弾の発射速度よりも早く動ける人間は存在しない。にもかかわらず、目の前の女は銃弾を避けるのだ。そんなもの、恐怖の対象でしかない。怪物だ。
「まず一人。悪いけど、手加減はしないよ」
取り出した柳葉刀を取り出すと通り抜け様に手首を切断する。その光景にその場にいた公安の人間たちは一瞬ではあるが固まってしまう。そんな隙を与えてしまえば、あとはどうなるか自明の理だ。
その場に立っていたのは項羽ただ一人だった。追撃を考えれば確実に一人一人を仕留めていかなければならない。下手に油断をすれば足下をすくわれてしまう。そうなったら、依頼遂行などの話ではない。
「粗方片付いたわね。それで、これからどうする? それとも、怖気づいた?」
「おい! 少しは奴の事も考えてやれ! 流石にこれはやり過ぎだ……」
ジャンヌとしてもイ・ウーとして色々な作戦に参加している為に耐性はある。
だが、中空知は違う。アイツは日の当たる場所にいた人間だ。こういう世界の事は話しでは知っていても、現実にそれを目の当たりにしてきた人間ではない。それは余りに残酷すぎる。
分かっている。イ・ウーの人間を使うという事がどういう事なのか。それが意味する事の重さをジャンヌが知らない訳ではない。だが、流石にこれはやり過ぎだ。項羽ならばここまでする必要性すらなかったのを知っているだけに。それを手抜きとは言え、ここまで凄惨な光景を作り出した。理解出来ても納得出来るものではない。
『大丈夫です。ジャンヌさん……これが貴女方の世界なんですね』
「だそうよ。ジャンヌ、人を殺す覚悟がないなら悪い事は言わないから手を引きなさい。こいつらはね。死ぬ気で襲って来るわよ。死を恐れていない人間ほど怖いものはないから」
そう項羽はジャンヌに告げながら、なんでもないかのように横たわる公安の人間達にトドメを刺していく。
断末魔が耳に残る。だが、それ以上に怒りに燃えている項羽の目が印象的だった。
その怒りが誰に対するモノなのかは分からない。平然とこのように動ける自分への嫌悪感か、ジャンヌがいまだに覚悟を決めていない事への怒りか、はたまた未だ見ぬ公安の作戦指揮への怒りか。
ただ、どちらにしろ項羽は本気でこの仕事を行うつもりなのだ。
ならば、ジャンヌもそれに参加する以上、手を抜く訳にはいかない。分かっている。そんな事くらい。
『どうやら、何か行動を開始したようです。班を二班に分け、一斑を先程突破されたであろう包囲網の補強へと向かわせるようです。こちらに人員を割くのも時間の問題かと』
「この段階で動くとすれば、例の部隊? でも、それにしては行動がお粗末すぎる。まさか、武装探偵が動いている訳ないわよね。こんな地獄にまで金稼ぎに来る大馬鹿野郎なんている訳ないか」
問題はここから先の方針だ。
このまま目標を追えば確実に公安の本隊とぶつかってしまう。恐らく、毒ガスを利用するような人間だ。本隊すらも捨て駒にしてくる可能性が高い。そうなるとどう動くべきか。どちらに回すにしてもジャンヌには今回の作戦、単独では厳し過ぎると項羽は考えていた。
ならば、どうするべきか。もう一つの侵入者を信用するには判断の材料が足らな過ぎる。
「中空知、貴女はどう判断する? このまま白ウサギを追いかけるべきか、それ以外の道を選ぶべきか」
項羽の問い掛けに中空知は判断を悩んだ。
中空知もここまでの行動を起こしているだけに何か企みがあるのではないかと勘繰っているからだ。もしも、それが現実だった場合、目標の追走を行えばジャンヌと項羽の身に危険が及ぶ。
それに加えて不確定要素の侵入者。どちらの味方か判断が着かないが、そこにこちらの勝手な思い込みを持ちこむのはお門違いだ。ならばここは確実性を重視して公安の本陣を攻め落とすというのが妥当な作戦ではないだろうか。そうすれば、何らかの作戦妨害に失敗したとしても作戦の概要を知る事が出来る可能性がある。
中空知はそう結論付けるとはっきりとこう口にした。
『目標の追跡は危険かと。恐らく、本隊を背後から叩くのも同様に危険です。ならば、本陣にいる司令塔を落とし、公安の情報網を遮断する事が先決かと考えます』
「妥当な判断だ。だが、その場合に問題となるのは本隊と本陣の距離。そうだな。ジャンヌ、お前はこのまま目標を追え。私が単騎で頭を押さえる。そうすれば、この戦いも終わるだろう」
公安の現トップを押さえてしまえば組織内の統制を再び取り直すには時間を有する筈だ。
前公安0課課長や立花に即座に指揮権を移せるなら話は変わるだろうがそれも難しい。それに加え、あの公安施設での雪辱を晴らすにはいい機会だ。そう項羽は考えていた。
何より、ジャンヌに背中を任せて一点突破で行く方法も考えなかった訳でもない。だが、その作戦を実行に移すと項羽自身の機動力を大幅に削いでしまう。項羽自身の最大の武器である機動性を。
「確かに頭を押さえる必要はある。なら、私はお前が頭を押さえるまでの時間稼ぎか。まぁ、妥当な判断だな。私の足ではお前の邪魔になるのは目に見えている。それに本隊がお前が頭を潰すより早く任務を遂行しないとも限らない。要は保険という奴か」
『ですが、単騎は流石に危険かと。藪を突いて蛇が出るか、熊が出るかも分かりません。絶対に無理はなさらないで下さい。生き延びる事を常に頭に置いて動いて下さい』
公安0課の全貌は全く掴めない。今回の作戦にどれほどの人材が動員されているかもだ。
立花繚乱、久世遙、鈴城折雛。彼女達が参加していたとしてどう動くかも未知数。不確定要素が多過ぎる。
だからこそ、まず生き延びる事を最前において行動してほしいと中空知は言ったのだった。
相手も相当の数を動員したからこそあんなでっち上げのニュースで無菌室にした。不発弾の爆発という事で何かしらの処理をしてもおかしくはないのだ。
「分かってる。そっちも注意しろ。そこも戦場ではないなんて甘い考えをしてると死ぬぞ」
通話の向こう側。それはこの無菌室からは随分と離れた場所だが、存在を気付かれればいつ踏み込まれてもおかしくはない。そして、発見された場合は抵抗できずに処分される可能性が高い。
確かに一番危険なのはこの無菌室内なのだが、実際の所では中空知の現在地もそれに勝るとも劣らないレベルで棄権には変わりなかった。情報網の社団はその後の作戦行動に大きく影響を与える。
それを知っている人間からすれば真っ先に潰すべき相手なのだ。
本当ならば向こうにも一人くらい護衛を付けておきたかったのだが、それも難しかっただけにこういう危ない橋を渡る事になっただけにジャンヌは重い溜息を吐いた。
「じゃあ、行くか。生き残れよジャンヌ。そうしたら――お前の遺影がコスプレ写真にならずに済むからな」
「…………ちょ! お、おい、何爆弾発言しているんだお前は!!」
そう叫んだ時にはもう項羽の姿は見えなかった。
通話越しに聞いていた中空知も何の反応もしない。その優しさが余計に恥ずかしさを込み上げさせる。
「違うからな。絶対に違うからな」
そう呟くとジャンヌも中空知に指定された場所を目指して走り始めるのだった。
「やれやれ、上も面倒な仕事を押し付けて来る。生死は問わないから持ち帰れとはね」
大きなため息を吐きながら鬼塚は双眼鏡越しに状況を確認する。
人形には既にそこまでこだわる価値がない。あれを押さえる位なら最初からあの女の息子を押さえておけばいいモノを……。自らは何もせず、こうして尻拭いをさせられるとは裏切りたくもなってしまう。
武装探偵にイ・ウー、公安にGⅢ達。こうも一か所に面倒な相手が揃い踏みとは……。
特にイ・ウーの項羽とGⅢはロスアラモス自体が危険視している存在でもある。立花派閥の動きが気になる所だが、目立った動きを見せていないという事は今回は静観するつもりなのだろう。
「戦線に空いた穴は二つ。確実にこの二つの穴からの侵入には警戒している筈。精々、大暴れして貰って利用させて貰うとするか。戦いとは力だけで決まるモノではないのだよ」
無菌室での動きは目立ってしまう。特に戦闘を行えば行う程に中にいる敵を引き付けてしまうのだ。それを作戦の一つとして組み込むのは悪い話ではない。だが、それを第三者に利用される可能性を鑑みないのであればそれまでだ。人形を手に入れようとしている組織は一つとは限らない。
ただ、現状の問題はどこに媚を売るかという話だ。どこの組織にも媚を売って来たが、今回の状況。厄介極まりない。腕の件を考えるならばロスアラモス一択なのだが、奴らも奴らで信用の置ける人間ではない。
その不信感は例の大使館狙撃暗殺事件で明確になっていた。
いつ切り捨てられてもおかしくはない。向こうにとって不都合な情報も保有しているのだ。状況が変われば即座に処分する為に動くだろう。奴らはそういう奴らだ。自分の身は自分で守らなければならない。
「それで貴女はどう動かれるつもりですか? 元公安0課課長様?」
「せいぜい、見物させて貰うまでよ。立花はまだ甘過ぎる。ここは生温い世界じゃないからね。その足りないものを主任が持ち合わせている。だからこそ、二人が協力して動けるならば強力な組織になりえたのだけれどそううまくもいかないわよね。私も足下を掬われて排斥されてしまった訳だし」
「どこまでが貴女の描いた筋書き通りなんだ?」
「どこまでかしらね」
公安のトップを務めていただけの事はあり、なかなか腹の内を見せようとはしない。
だが、何を考えているのかは鬼塚にも理解出来ていた。確かに部下からの信頼も厚い。実力も申し分なく、部下を率いるだけの十分な素質を持ち、人財としても十分過ぎる人間だ。
だが、問題点をあげるとするならば決断力だ。倫理や価値観を切り離す。圧倒的な決断が公安0課のトップになれば必要になって来る。それが主任にあり、立花が持っていないものなのだ。
だが、主任は目的の為には手段を択ばない。その非情さが目に見えて明らか過ぎている。したたかさがない。
恐らく、それが原因で次の後継として立花を押していたのだろう。足りない部分を補う形で成り立って欲しいと――全く考えていなかったのだろうな。この女狐は。
どちらかと言えば、この状況を利用して国会内部に公安0課の必要性を訴えると共に権限の強化。外部敵対組織への牽制を行うつもりなのだろう。その為の捨て駒としてあの男を利用したという事か。
あの男も自分が利用されて手の上で踊らされている事には気付いていないのだろう。
「悪いけど、私は私のやり方で行かせて貰う。貴女の下に着くつもりはない」
煙草に火を点けると紫煙を吐き出しながらそう告げる。
よくもまぁ、間宮のお嬢さんはこの女に着いて行っていると心底、どうでもいい事を考えながら鬼塚はビルの屋上から飛び降りた。落下中に確認した限り、下に展開しているのは公安の人間が三名。
その三名に気付かれぬように音もなく着地すると雨の降りしきる町の闇へと紛れる。
「ソレは残念。まぁ、どちらにせよ貴女がどれだけ頑張った所で私の思惑を破綻させる事は出来ないわよ。私はこの作戦が成功しようが失敗しようが関係ないのだから」
鬼塚が闇に姿を溶け込ませるのを眺めながらそう呟くと不敵な笑みを浮かべた。
今回は話が大きく動く転換点として視点がごっちゃになっており、分かりにくいかもしれません。すいません。
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