鬼姫『そう言えば、噂で聞いたけどランパンの下部組織が酷い目におうたらしいのう』
双刃『噂ではな……まぁ、薬物売買に走っていた以上、ランパンとしても切り捨てる予定だった筈だ。恐らく、反撃はしないだろう。売人と組織を潰したのは別組織だしな』
鬼姫『じゃが、公安であろう? 我が潰そうと思うておった獲物を横から掻っ攫われたのは少々、気に喰わん。関東は我の領地……領地の中でのもめごとは我が潰すのが道理と言うものであろう?』
双刃『世の中、思い通りにならん事が多いのは世の常だろう』
鬼姫『そうは言うでないわ……我はあの妖狐には劣るとは言え、それなりの年月を生きておる。それくらいの事は解っておるわ。所で、何やらお主らが我の領地で騒ぎを起こそうとしておるようじゃが……』
双刃『その件に関しては教授から通達があった筈だ』
鬼姫『通達と許諾は違うであろう? 何があろうとな……』
双刃『何が目的だ? いや、それこそ愚問か……人と魔は相容れん』
鬼姫『当然であろう。我はお主ら以上に人間を見てきた。言った筈じゃ。隠れ住まうならいざ知らず、表で暴れまわろうとするのであるならば容赦なく潰すとな』
双刃『星伽の件か……だが、それはあの狐の管轄だろう? 鬼たるお前が口を出すことではないのではないか?』
鬼姫『何を言う。確かに巫女事に関わる用件はないが、我が懐で暴れるならば話は別じゃ』
双刃『過去を捨てられぬか……面妖だな。自分を鬼と卑下しながら、人間に拒絶されながらも見捨てられんとは』
鬼姫『何が言いたいのか分からんのじゃが』
双刃『貴様とあの狐とは仲が悪かっただろう。それでも、巫女に気をかけるとは……随分と甘いものだなと思ってな』
鬼姫『黙れ覇王』
双刃『私は覇王を名乗れるほどの実力はないよ。それに、私は先代と違い主武装が槍なのでな』
鬼姫『まぁ、存分に悩めばよい。まだ、お主は若い。先代共と同じ答えを導き出す必要はない』
通話を終えると、徳利から盃に酒を注ぎ、それを口に含んだ。
緋緋色金といい、色金は世界に大きな変動をもたらして来た。いや、強すぎる力故に多くの欲望を抱え絶望して言ったと言うべきかも知れない。
ただ、イ・ウーのやり方に協力するつもりはさらさらなかった。もとより、人の世に混じりものが関わるという事そのものに苦言を呈するところだ。
ブラド然り、教授然り……その他大勢の化け物然りだ。
確かに人の子は弱い。脆弱だ。だが、時としてその弱さが脅威になる。力に溺れた人外共には理解出来んかもしれんが……。力という暴力ではどうにもならん事もあるということだ。大妖怪とて、人に敗れる。それは歴史が証明しておろう。
そして、魔と人間は水と油。どんなに融和しようとも溶け合わない。
互いに理解しあえたとしても周りがそれを邪魔するのだ。時間、世界……それら全てが敵となる。手を取り合い生きることなど出来る筈もない。
生きている世界が違うのだ。
何より、強大すぎる力は畏怖を抱かせる。畏怖はやがて憎しみとなり、袂を分かつこととなる。結局は人と魔は相容れないのだ。
たとえ、子を生そうとも……。
「やれやれ、時代は移り変わろうとも人の心は変わらんか……それは果たして善き事なのか、悲しきことなのか……さすがに判断しかねるが……」
長い時を生きているとはいえ、人の心は判らない。
所詮は自身も人より堕ちたモノに過ぎないからだ。
滝夜叉姫――天慶の乱にて平将門は討たれ、一族郎党滅ぼされた中でたった一人生き残った少女だ。いや、だったというのが正しいのかもしれない。
憎しみを糧に泥水を啜り生きてきた。そして、満願の二十一夜目に貴船明神の荒御霊の声が聞こえ、彼女に妖術を授けられた。その瞬間、人であることを辞めたのだ。
呪詛を学び、妖術を知り、復習に生きた。
だが、結局は人の子に成敗され今もこうして生きているのである。
非常に心根の優しく徳の高い女性であろうとも、時代の本流にかかれば容易く捻じ曲がる。詩歌管弦に通じ、清らかで美しい姫君――民草から信奉されてもだ。
それは自分がよく理解していた。どんなに清廉潔白を語ろうが、内心はどこかそう言った闇を持っている。
「結局、改心しようが人と鬼とは交われんか……」
過去に己が言われた言葉だった。
『殺してやる!殺してやる!』
『人はね……鬼と共に歩むことは出来ないの』
憎しみを押し付けられ、身内にまで拒絶された。
今でも時折、斬られた角に熱が篭り痛む。
こんな私でもやり直せると思った。それこそが、間違いだったのだ。
鬼に堕ちた以上、それなりの生き方しか出来ない。人と共に歩むなど夢物語だったのだ。
確かに一時は愛などというものを信じたこともあった。だが、生まれてきた娘に成敗されたとあっては笑えもせん。
大宅光圀に成敗され、改心し後に再び成敗される。
今でもたまに思うことがある。己はどこで道を間違えてしまったのかと……。
「正義などありはせんか……」
「正義など語るだけ腐る。建前を語ることに何の意味がある?」
「やれやれ、身内を切り殺した怪物が我に何の用ぞ?」
そこに立っていたのは着物姿の女性。
その美貌は並みのものではない。通りをあるけば男共が振り向いて目に焼き付けるほどだ。だが、異様なのはその美貌すら霞ませるほどの覇気だ。
先程の電話の主が中国の覇王の末裔だというのなら、この女は差し詰め、剣豪と言ったところか……生まれる時代を間違えなければ、一国を築けていたところだろう。
しかし、これ程の者を魅了させる怪物というのにはちと興味がある。
何より、人望によるものか力によるものか、はたまた、両方なのか……。
その行く末にも見てみたいと思う気持ちが少なからずあった。
「単純だ。敵かそうでないのかをはっきりさせておきたくてな」
「敵か、味方ではのうてか?」
「敵以外に興味はない。闇の法は我々が敷いてきた。それを混沌をばら撒き汚すというのであれば、容赦なく叩き伏せる」
「それは宣戦布告と受け取ってもよいのかえ?」
殺気には殺気を返す。
もともと、呪いを扱うのは久しぶりだ。
だが、相手は刀を抜くことはなかった。ただ、深く頷いただけだ。
「なるほど、了承と受け取らせて貰おう」
分からない。殺気を向けた相手に対して、何故……刃を向けない。
理解出来なかった。敵対の旨と取られても仕方なかったのに……。
「昔の私ならば、刀を抜いていただろう。いつしか、その眼すら曇ってしまっていたのだからな……闇を見すぎて曇り果てる。ただ、殺すことに慣れ、感情を殺し……」
「ふ、はははははは、あははははっはははははははは」
久しぶりに笑わせてもらった。
堕ちて猶、人間であり続けることは難しい。だが、堕ちきり鬼と成り果てても戻ってくるなど猶も難しい。それほどまでに闇とは体に纏わり着くものなのだ。蝕むものなのだ。
天晴れと言わねばならないだろう。
「一つだけ教えては頂けんか? 何ゆえ、お主は折れなかった」
「折れかけていた。だが、思い出した。何故、この選択をしたのか……。それでも、護りたかったモノは一体、何だったのか……」
「護りたかったもの?」
「ただ、私は己の信ずる正義に殉じたかった」
正義――聞こえのいい甘美な毒
その一言で何事ですら正当化する。醜い言葉。
だが、少しだけではあるがこの者の考えが理解出来た気がする。この者の殉じようとした道の先にあるものすらも――。
「『夜叉姫』じゃ。覚えておけ――『立花』」
一言、立ち去る女にそう告げた。
覚悟を決めた人間ほど、恐ろしいものはない。だが、その末路は悲しきものだ。
再び、盃に酒を満たすとそれを一気に飲み干した。
自分の末裔がどのような末路を辿ったかは知らない。斬られた後、全てを理解した我は娘の記憶を改竄し、炎の中へと消えた。躯一つ残さず、孤独を選び取った。
そして、父の守護した地方――関東一帯のそう言った物共を従えるまでに至ったのだが、何色にも属することはなかった。
我々は人と交わらず、ただ細々と余生を生きる為に隠れ住む為に集まっているからだ。
イ・ウーの要請を突っ撥ねたのもそれが理由である。だが、それすらも己から逃げているだけなのかもしれない。
「公安か……イ・ウー絡みと言う事もある。ちと、久々に外を歩いてみるかの」
表舞台へと足を運ぶのは何年ぶりか分からない。
だが、イ・ウーの件に首領たる我が出向かなければ話にならんであろう。
「大口之真神――少し、我は出かけてくる」
何重にも連なる襖を開けて前進しながら、夜叉姫はそう告げた。
「おいおい、お前が動いても事が大きくなるだけだろう? まぁ、秩父一帯から出ると力が一気に弱体化する俺が言うのもあれだけどな」
「だからであろう? 秩父に留まっておればお主はそれなりの力を振るえるというもの――いかに面妖な力を持つものとて、神には挑めんよ」
大口之真神――秩父一帯で信仰される狼信仰で崇められる神だ。
重要なのは神として崇められているということ。それだけに、その一帯だけでは他の者共を寄せ付けぬ絶大な力を奮っている。
ただ、秩父一帯から脱してしまえば、それなりの力となる為、交渉の任は全て夜叉姫が引き受け、事実上の二番手に甘んじているのである。
「そりゃそうだが、良いのか? 星伽の件に関わればまた揉めるぞ?」
「面白いではないか。次は返り討ちにしてやるまで……貴奴の生き胆を食らえば何年寿命が延びるか楽しみじゃわい」
「おい……のびねぇよ。まぁ、お前が留守にするのは問題ないが大丈夫なのか?」
「何がじゃ?」
その言葉に大口之真神は盛大なため息を吐いた。
なぜならば、夜叉姫は数百年の間、表の世界を知らないからだ。話し方が妙に古臭いのもその為である。その癖、イ・ウーで出来た知り合いに携帯の使い方を教わるなど変に外の文化に触れているのだ。心配にならないはずがなかった。
問題を起こして、他の誰かを巻き込んでしまわないか……これならば、一応は念には念をおいて星伽の国内交渉役に監視を頼むべきか? とも、考えては見るのだが、大口之真神はすぐにそれを却下した。
もしも、気づかれた場合の対処が厄介だからである。
「いや、だから……服装だよ。まさか、その着物で歩くわけないよな? 今の時代、その格好は浮くぞ」
「我を捉えられる者など、おりはせんわ。鬼とは即ち、『隠』を意味しておるのじゃぞ? 姿を消すことなど造作もあるまい」
「…………そうだったーーーーーーーーーーーーーーーーー」
それだけ告げると颯爽と夜叉姫は表の世界へと出向いてしまう。
恐らく、先程の客人が使った道を使っているのだろうが……やはり、気が気でない。
どうするか……そこまで考えるとあることが思い浮かんだ。
「……と言うことだそうだ。まぁ、頑張れ」
「頑張れとは何だ!何故、私が鬼退治などせねばならない!」
イ・ウー内部、自室。相対する相手――魔剣。
恐らく、日本へ向けて移動する準備中だったのだろう。部屋は片付いている。
立つ鳥、後を濁さず、立派な心がけだ。
「聞いているのか! 確かに、三代前にはブラドと確かにやりあった。だが、それとこれとは関係ないだろう!」
関係はないが、あいつはやると言ったらやる女だ。
一度、刃を交えたことがあるが向こうが引かなければ、致命傷を負わせられたとしてもこちらが食われていただろう。……ジャンヌだと死ぬかもしれない。
「仕方ないだろう。あいつは気まぐれな上に、巫女に思い入れがある。なら、今から標的を変えるか? そうすれば、お前は命だけは助かるぞ」
「いまさら、変えられるわけがないだろう……どうにかならんのか?」
「忠告だけはしてやった。後は知らん」
「お前、友達ではなかったのか!? お前との友情はその程度だったのか!」
友情と命を天秤にかけてとるのは自分の命に決まっている。
何故、進んで死地に出向かなければならない。しかも、他人の任務の為に……面倒だ。
それに、一応は教授にも報告しておいた。それなりの対処は――――――きっとしてくれるだろう。だから、はっきり言って知ったことではない。
「まぁ、骨くらいは拾ってやる。それから、たまにお前のことも思い出してやろう」
「普通は力を貸してくれると言うのではないのか! そこで……」
「お前の読む漫画ではそうなのかもしれんが、私が何故、お前に協力する? 超能力を持つ物同士の戦いに乱入するなど身が持たんよ」
「それをお前が言うか! バトラを平然と退けておきながら!」
それを言われると返す言葉もない。
ただ、あれはバトラが喧嘩を売ってきたから買っただけである。
まさか、あそこまで肉弾戦が弱いとは思わなかった。殺気を放てば怯えるわ、盾を作ったと思えば、脆いわ……はっきり言って、力に頼りすぎていた。
酔いすぎていたというべきか……まぁ、イ・ウーに真っ向から渡り合えるだけの実力を持った武人がいないだけに生まれる時代を間違えたと思ったりもするのは秘密である。
アレだ。自分を負かした相手を娶るとか決めておきながら、本人が強すぎて誰も相手がいないパターンである。泣きたいのはこっちだ!
この前、教授に相談したら手を抜くことと現実を見るべきだと諭されたんだぞ!
「す、すまん……少し、言い過ぎた。分かった。私が悪かった」
「私だってな! どこかでいい男を見つけて余生を過ごしたいんだよ! だがな、私を屈服させる程の実力を持った奴がいないんだよ……イ・ウーにも……」
「(いるわけないだろう。超能力なしで真っ向から挑んで適う奴など……あのブラドが引くレベルだぞ……カナですらなるべく穏便に済ませようと心がけているのに……)」
項羽――覇王と血族が故にその武芸の腕ももはや人間業ではない。
それだけに、この夢見がちな少女の少し捻じ曲がった観念もあいなって、一風変わった変人となっているのである。
魔剣からして見れば、妥協と言うものを覚えれば良いと思うのだが……。
求婚されたことを気付かずに人の山を築いているのを知らぬのは本人だけである。
「そう言えば、お前に頼まれていた件で理子から連絡が来ていたな。お前の探していた奴の居場所が分かったらしい……『東京武偵校』だそうだ――丁度良いな」
「意味が分からん。それに、そこには私が探している奴の関係者と書いてあるだろう!」
「もしかいたら、行き着くかもしれんだろう? 剣豪に――それに、こいつは公安絡みらしい。少しは骨があるかも知れんぞ。あと、男だ」
その言葉に舌打ちする。
すでにその男に関しては調べてある。数日前の売人殺害、暗殺者の怪死の件で辿り着いた男だ。恐らく、次の一件でぶつかるであろう相手――。
「知っている。半年前の事件で例の番人の一角を落としたのもそいつだ。実力は折り紙つき。公安に繋がれた狂犬。調べられた戦暦から推測するに一番厄介なタイプ」
どのような状況でも生き延びている。
それこそ、力の証明だ。生き延びれば勝ち。戦歴を洗えば、嫌でもこいつが生き残ることを優先して戦うタイプであることを理解出来る。だからこそ、やり辛い。
盤を引っくり返す程度、平然とやってのけるからだ。この手の手合いは……。
「意外だな。そこまでお前が戦う前に調べ尽くすとは……」
「藍幇の下部組織の雇った暗殺者をやった――市販の安物のナイフ一本で容易に出来るものではないからな。お前なら分かるだろう? 魔剣」
弘法は筆を選ばずとは言うが、命のやり取りになれば話が違う。
預けられるほどの武器でなければならない。それを市販のナイフ程度で行ったとなれば、それは大馬鹿者か、はたまた天災か。
恐らく、武器を選んでいたならば瞬殺されていただろう。
血の量から考えて全て、暗殺者の血だ。死因は己の武器である柳葉刀で首を落とされた事によるものだ。
公安の犬であり、そこにあり続ける理由があるとすればすぐに出会うことになる。
それだけに注意しているのだった。
「確かに、私も剣士の端くれだがそこいらの凡刀で戦えといわれたら、それはそれで難しい。それに、今の公安は少しばかり血の気が多いと聞くからな……」
半年前の一件は酷かったと聞く。
相当な死者を出した挙句、闇に葬られた事件。そのことを考えると、公安の動きには一応は中止しておいたほうがいいのかもしれない。
理子、夾竹桃の方に動くかもしれないがどちらに転んだにしろ、動かれればただではすまないのは目に見えてあきらかだ。
「まぁ、忠告はしたぞ。気を抜くなよ。お前がいなくなったら、それはそれで話し相手がいなくなって寂しくなるからな」
「項羽……お前……」
「死んだら、お前の隠しているコスプレを全て公開してやろう。ネットに」
「お前!鬼か!」
「成功して戻ってくれば問題あるまい。きっと、ネットの人気者になれるぞ」
確かに背格好は高いが、肌はきめ細かく色白な美人だ。
ジャンヌのコスプレ姿は瞬く間にコスプレイヤーとしての人気を勝ち取る気がする。何故、公開せずに一人でこそこそやっているのか理解出来ない。まぁ、するつもりもないが。だが、一度でも公開してしまえば逃げ場は失われるだろう。
「なら、成功するんだな。まぁ、私も向こうで用事がある。もしかしたら、飯を食う時間が出来るかもしれん。生き残れよ」
裏の世は生き辛い。
隣にいた奴が次の瞬間、死んでいるなどよくあることだ。
身内など作れば弱くなる。誰かが言っていたが、そういう意味では確かにそうなのかもしれない。拠り所は強さにもなるが、失えば弱さにもなる。
魔剣は強さで考えれば、下から数えた方が早い。だが、強さなど運も含まれる。
それに氷という能力はある意味、応用性が高い。だからこそ、それを覆せるだけの何かさえ見えれば、化けると踏んでいる。
「あぁ、分かったよ。お前も死ぬな」
死線を潜るのは同じでも、魔剣は項羽の歴戦を知っている。
美しかった。見蕩れてしまった。それ程の武芸。圧倒的な力。
次があるかは互いに分からない。だからこそ、今を必死に生きる。
魔剣――フランスの英雄、ローランの用いた決して斬れぬモノがないと謳われたデュランダルの担い手に相応しい人間となる為に……。
主人公、登場せずそれぞれに動きです
一応、ジャンヌ強化フラグと夜叉姫来襲、項羽と一戦交えるフラグ
夜叉姫はひぐらしの羽入+滝夜叉姫を足して二で割りました。まぁ、登場次第です。
まぁ、次は中空知と千尋との絡みですけどね――今回の件すっ飛ばして
感想待ってます