・比叡山・延暦寺に幽閉されていた陰陽師。
・見た目は20代前半。年齢は不詳。
・女性という立場もあるが、呪われた一族の末裔であるため、周囲から忌み嫌われていた。
・燃えるような赤い髪に、翡翠の如く美しく澄んだ瞳。容姿端麗で凛々しい。戦闘時や興奮すると赤い瞳に、目じりかけて赤い隈が浮かぶ。多少の爪や牙も鋭利になる。
・背中まである長髪をポニーテールに結い上げている。上半身は陰陽師にふさわしい赤い狩衣を、下半身は具足にも見た鎧を纏っている。手甲もつけており、防御として防ぐ。
・周りからの軽蔑で、人を信用しておらず心を開かない。自分を基準にして考えるので、上から目線や軽率な態度が眼に余る。しかし、義理という人情は持ち合わせており、他人から受けた恩などはちゃんと返す(ものによる)。
・武器は『双太刀(ふただち)』『呪符』『式』。双太刀は連結式で、基本一つの大太刀になっている。いざとなると、二つの刀に変わり二刀流派に様変わり。また、互いの柄を連結し、双薙刀の形なる。
『呪符』は攻撃や防御のため、戦闘になると体の周りを浮遊する。使い方も様々で、爆撃の札にもなる。
『式』は業前、身代わりの依代を使う。属性も対応の術で反撃する。
・体術も体得しており、忍のように俊敏な動きをする。
・ある噂の標的にされ、方々と軍から逃げ回る。
第一話 蒼紅
川中島にて___
打って変わり、奥州を納める若き武将『伊達政宗』は、よき日の本を作るため「天下統一」という野望を胸に、川中島へ赴いていた。
天下を狙う前に、決着をつけたい宿敵(とも)へ会いに。
「Phantom Dive!!!!」
「うおおおおお!!!烈火ぁぁぁあああああ!!!!」
上杉と武田の譲れない攻防戦が繰り広げられている一方、もう一つの攻防戦が熱く繰り広げられていた。
「Ha!久しぶりのpartyにしちゃあ腕は落ちてねぇようだなぁ!!」
「この日を何度待ちわびたことか…!!某は政宗殿を倒す一心であり、一日たりともこの槍を手放したことはござらぬ!!故に・・・」
せめぎあった重ねを振りほどき、互いに一定の距離を保つ。
「腕など落ちてはござらぬ!!」
「上等…それなりの覚悟がありゃあ十分だ。しかと竜の爪痕を残していきな!!」
「気高く燃えるこの熱き魂!!そう容易く傷つけられるものではござるぬわぁぁああ!!」
「OK!奥州筆頭、伊達政宗!!推して参る!!」
「天・覇・絶・槍!!真田幸村、全力でお相手いたす!!!」
「「うおおおおおぉぉぉぉおおああああああ!!!!!!!!!」」
刹那
突然空の雲行きが怪しくなりはじめ、ゴロゴロと雷鳴がとどろき始めた。
「!なんだ?」
西から何かが轟いていやがる・・・
「片倉様?」
「お前ら!政宗様を頼むぞ!」
「え!?片倉さまぁ!?」
「筆頭の側を片時も離れねぇあの人が、一体どうしたってんだ・・・?」
その異変をいち早く察知した、竜の右目『片倉小十郎』は馬を走らせ小高い丘へと移動した。
小十郎の不振な動きに気づいた政宗は、横目で見送る。
(小十郎…?)
視界がひらけた丘に登ると、じっと遠くに目を凝らした。
黒いもやがこちらに向かってきている。
その黒いもやは小十郎も予想が出来ないものだった。
「!!あれは・・・!!」
「見るからに織田の軍勢だねぇ。あんなに大勢きちゃってまぁ・・・」
すると音沙汰も無く現れたのは、甲斐の忍『猿飛佐助』であった。
大型の手裏剣を手にし、あまった手でぽりぽりと頬をかいている。
「武田の忍か…気配も無く近づきやがって」
「それが俺様の仕事ですから、片倉の旦那…ともあれ。ここでやりあっても意味がないから、このことを早く大将と真田の旦那達に知らせないと」
「それが最善だな……!」
ふと織田軍の前衛に目を向けると、馬に騎乗する人が全速力で走り抜けているのが見えた。
そして、その謎の人物に向かって矢を放っている。
「・・・どうやらあの軍勢は、あいつを追っているらしいな」
「え?まさか、たかが一人相手にあの軍勢で?」
「確信は得られねぇが、敵か味方か。確かめる必要はある」