世界を奪おう。強い船を沈めよう。私達は海賊だから   作:ミヤフジ1945

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設定集

 

1. バッカニア

 

名前:バッカニア

生年:2001年

性別:牡馬

毛色:黒鹿毛~青鹿毛系を想定

父:キングス

母:アンメアリー

馬主:村上

生産:小規模な生産・養老牧場

 

基本設定

 

前世では、ごく普通の会社員だった男。

 

仕事に追われる日々の中で倒れ、そのまま人生を終えたはずだった。

 

しかし目を覚ますと、そこは馬房。

 

そして自分は――生まれたばかりの仔馬になっていた。

 

自分が競走馬として生まれ変わったことを理解するまでには時間がかかったが、母馬アンメアリーの存在と、自分自身の身体を通して徐々に現状を受け入れていく。

 

人間としての記憶と意識を持っている一方、馬としての本能や感覚も強く影響している。

 

そのため、

 

人間の言葉を理解できる

自分の過去を覚えている

自分が「馬」であることを客観的に認識できる

しかし馬としての匂いや音、身体感覚にも強く反応する

 

という、二つの感覚を併せ持っている。

 

性格

 

前世ではやや無気力。

 

仕事に追われ、自分から何かを求めることも少なかった。

 

しかし転生後は、少しずつ性格が変化していく。

 

特に、

 

「自分から何かをしたい」

 

という感情が強くなっていく。

 

最初は、

 

立ちたい。

 

というだけだった。

 

それが、

 

歩きたい。

外へ行きたい。

走ってみたい。

 

へと変わっていく。

 

そして最終的には、

 

速くなりたい。

 

という競走馬としての欲求へ変化していく。

 

2. アンメアリー

 

名前:アンメアリー

性別:牝馬

毛色:黒鹿毛~青鹿毛系

バッカニアの母

 

バッカニアが転生後、最初に出会った存在。

 

性格

 

穏やかで母性が強い。

 

人間に対しても比較的落ち着いており、牧場の人間からの信頼も厚い。

 

一方で、自分の仔馬に対しては非常に細やか。

 

バッカニアが生まれた直後から、

 

匂いを確認する

鼻先を寄せる

鳴き声に反応する

バッカニアが動けば目で追う

 

など、母馬として自然な行動を見せる。

 

バッカニアとの関係

 

バッカニアにとって、転生後初めての「家族」。

 

人間だった頃には感じることのできなかった安心感を、アンメアリーから感じる。

 

バッカニアは彼女を、

 

(母さん)

 

と認識するようになる。

 

ただし、バッカニアが人間の意識を持っていることをアンメアリーが理解しているわけではない。

 

あくまで、

 

「自分の仔馬」

 

として接している。

 

物語上の役割

 

バッカニアにとっての「最初の居場所」。

 

後にバッカニアが母から離れていく時、この存在が大きな意味を持つ。

 

3. キングスバッカニア

 

名前:キングス

生年:1996年

性別:牡馬

父:トウカイテイオー

母:架空の繁殖牝馬

バッカニアの父

 

トウカイテイオーの初年度産駒として設定された架空の競走馬。

 

母型の血統に古い英国で活躍し種牡馬としてハンガリーで活躍したBuccaneer(バッカニア)の血が入っている。

 

現在は競走馬を引退し、種牡馬として使われている。

 

2001年時点で5歳。

 

まだ若い種牡馬であり、産駒もそれほど多くない。

 

名前の由来

 

村上一族が代々大切にしてきた馬名。

 

村上家にとって「キングスバッカニア」という名前には、

 

「海賊の王」ではなく、「王から受け継がれていく海賊の血統」

 

という意味がある。

 

そのため、村上はバッカニアにも父キングスバッカニアから何かを受け継いでほしいと考えている。

 

性格

 

キングスは、派手に気性の荒いタイプではない。

 

むしろ、

 

落ち着いていて、自分のペースを崩さない馬。

 

ただし、走ることになると別。

 

普段は穏やかなのに、走り始めると自然と前へ出ようとする。

 

この性格が後々バッカニアに大きな影響を与える。

 

バッカニアとの関係

 

キングスは人間のように、

 

「これは自分の息子だ」

 

と認識するわけではない。

 

しかし、仔馬としてのバッカニアを見れば、

 

「自分と同じ群れの若い馬」

 

として興味を示す。

 

最初の対面では、

 

キングスがバッカニアを見る。

 

バッカニアもキングスを見る。

 

それだけ。

 

しかしバッカニアは、なぜかキングスから目を離せなくなる。

 

そしてキングスが歩く。

 

バッカニアも歩く。

 

キングスが少し速くなる。

 

バッカニアも追いかける。

 

それが最初の「競走」になる。

 

もちろん、本人たちはそんなことを考えていない。

 

ただの、

 

父と息子の追いかけっこ。

 

4. 村上

 

立場:バッカニアの馬主

 

バッカニアの血統を管理する人物。

 

比較的裕福な人物だが、大手馬主のような派手さはない。

 

馬を単なる投資対象として見るのではなく、

 

血統と馬そのものを大切にするタイプ。

 

キングスとの関係

 

キングスを非常に高く評価している。

 

トウカイテイオーの血を引くことだけではなく、

 

キングス自身の競走能力や性格、身体的特徴を評価して種牡馬入りさせている。

 

そのため、キングスの産駒にも強い関心を持っている。

 

バッカニアへの評価

 

最初から特別な才能を確信しているわけではない。

 

しかし、成長していくバッカニアを見て、

 

「こいつは何か違う」

 

と感じ始める。

 

特に、

 

他の仔馬がいない環境でも妙に活発で、何かを追いかけようとする姿

 

に興味を持つ。

 

5. 生産・養老牧場

 

バッカニアが生まれた牧場。

 

大規模な競走馬生産牧場ではない。

 

規模

 

小規模。

 

繁殖牝馬も数頭程度。

 

ただし、2001年時点ではアンメアリー以外の繁殖牝馬はおらず、バッカニア以外の仔馬もいない。

 

そのため、牧場全体としてかなり静か。

 

主な仕事

繁殖牝馬の管理

出産

仔馬の育成

引退馬の養老

放牧地の管理

 

など。

 

大手育成牧場のような設備はない。

 

だからこそ、バッカニアの成長について、

 

「この環境のままで大丈夫なのか?」

 

という問題が出てくる。

 

6. 調教師・高瀬 恒一

 

名前:高瀬 恒一(たかせ・こういち)

所属:栗東

立場:調教師

 

村上家とは先代の頃から付き合いがある。

 

いわゆる名門厩舎のトップ調教師というタイプではない。

 

しかし、

 

馬を見る目と育てる技術には定評がある中堅調教師。

 

性格

 

冷静。

 

慎重。

 

そして、馬を血統や評判だけで判断しない。

 

「この馬は○○の仔だから走る」

 

という考え方を嫌い、

 

「実際に走らせてみなきゃ分からん」

 

というタイプ。

 

そのため、バッカニアについても最初から期待を膨らませることはない。

 

むしろ、

 

「面白い馬だが、まだ何も分からない」

 

という姿勢を取る。

 

しかし、実際にバッカニアを見ていく中で、徐々にその異質さに気づいていく。

 

7. 主戦騎手・アレクサンダー・リード

 

名前:アレクサンダー・リード

愛称:アレックス

国籍:イギリス

 

英国出身の騎手。

 

母国の競馬に不満と日本競馬に強い憧れを持って来日。

 

最終的には日本を拠点に騎乗するようになる。

 

バッカニアとはデビュー前後から関わり、やがて主戦騎手となる。

 

騎乗スタイル

 

派手な騎乗パフォーマンスを好むタイプではない。

 

馬の能力を引き出すことを重視する。

 

特に、

 

「馬が自分から走りたいと思える状況を作る」

 

ことを大切にする。

 

そのため、バッカニアの「自分から進路を決める性格」と非常に相性がいい。

 

バッカニアとの関係

 

アレックスはバッカニアの名前の由来を知って、

 

「Captain(キャプテン)」

 

と呼ぶ。

 

バッカニア=海賊という名前から来た愛称。

 

最初は冗談半分だったが、次第に二人を象徴する呼び名になっていく。

 

 

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