その奇妙な一年間は、中学2年生だった私、酒寄彩葉の感性を大きく変えた。
桃井タロウ達との出会いと別れは…
私の彩葉は前と変わらず、高校へ入学して、あの懐かしいボロアパートに一人暮らしを始めた。
でも彩葉は、相も変わらずバイトも勉学も頑張った。
だから愛おしい、だから未来は変わらない
高校2年の夏休み前、バイトの帰りに流れ星に願いごとした。
アパート前に七色に光るゲーミング電柱が存在感を強めていた。
彼女は、困惑して確認した。
スマコンの外し忘れと、特徴的なサングラスで電柱を確かめた。
え?どれも違うの!!
突然、電柱に現れたのは……扉!
急いで、開き始めた扉を閉める。
「キャンセル!!」
「この扉の力が強い」
「無理やり開けようとしてる?!」
扉の力で、私は倒れる。
そして、急いで中身を確認する!
「え?赤ん坊?!」
そこには、可愛らしい赤ん坊がおったそうな
ここから物語は、ハッピー「どけ小娘」あば~!!
貴様らも、ここから始まることこそが、縁もゆかりもない者たちの
縁を結んで始める縁担ぎ!!
蹴られた女性が抗議の声を上げる。
「タロウ!!」
「なんでセリフを取ったの」
「フン」
「鼻で笑ったな~」
「そんなことどうでも良い」
ところで読者、今俺を見たな? これでお前とも縁ができた!
物語の始まり始まり。
ところ変わって、ボロアパートの一室
酒寄彩葉は、赤ん坊の世話に追われていた。
「泣き止まない!」
え~と確か……
思い出していると、スマホからメッセージの通知音が鳴る。
確認すると、喫茶店『どんぶら』のマスターから
『子守唄が効果的だよ』
見られている!!と周りを見渡す。
次のメッセージが来る。
『育児の道具一式を用意しておこう』
『あと、スマコンも将来必要だから入れておくよ』
将来この子に何が起きるの!
と驚いていると、赤ん坊が泣き始める。
何を歌えばいいの!!
アクスタ神棚の推しが、視界に映る。
月見ヤチヨの曲を口ずさむ
腕の中の赤ん坊は、落ち着き眠り始める。
「ふぅ~寝てくれた」
と同時にメッセージが来た。
『良い歌だったよ』
もうツッコミを入れんぞ
『マスターは、この子のこと知ってますよね?』と返信する。
『知っているが、まだ話せないかな?』
『はぁ~育児道具は、どう貰えばいいですか?』
『それなら、シロウサギ宅配便に頼んでおいた』
『え?それって』
『マスター説明』
『無視すんな!!』
メッセージを送ると同時に、この深夜に鳴るチャイム
赤ん坊を布団に寝かせて、玄関ドアを開ける。
そこには、「お届け物です」と言う宅配員
そして、「縁ができたな!」
久しぶりの白い服装の桃井タロウだった。
「タロウ!!」と笑顔と同時に正拳を放つ
それを難なくかわすタロウ
「お供イロハよ!!」
「貴様は、まだ弱い」
「だが前より骨がある」
「貴様の精進を怠らずの精神は、相変わらずだなアッハハハ!」
「では!赤ん坊の荷物にサインを」
これから来る出来事への不安とは裏腹に、私は笑顔になってしまう。
それこそが、苦労してでも酒寄彩葉が見たい、体験したいことなのだから。
私の答えは、「タロウ違うよ、笑う所に縁来るでしょ。」
これが物語の始まり始まり