なんかえっぐい角度のバニーにTS転生したけどこれ主人公の性癖大丈夫? 作:フォイオ
『うーん。やっぱりこれからのためを考えると必要だと思うな』
「なぁ、本当にやるのか?」
「俺は反対だぜ。遊作にしか見えないデュエルモンスターズの精霊とやらの力を使うだなんて。AIの俺からしたら馬鹿げてる」
俺たちはリンクヴレインズへとダイブし誰も来ないような座標までDボードに乗り移動する。
『でも、ゆーくんのEXデッキはまだまだ少ないし戦力補充は必須だよ』
「……それは同感だが、危険すぎる。はっきり言って無茶だ」
「なぁ、もう帰ろうぜ〜?俺帰って昼ドラの続きが観たいんだよ〜」
『ゆーくんが止めても私は行くよ!さぁ、始めよう!』
「……はぁ。AI、データストームを発生させろ」
「やっぱりやるのかよぉ……こうなったらやけだ!サイバース!データマテリアル解放!」
遊作のデュエルディスクの中にいるAIがデータストームを呼び起こす。数秒後、猛烈な勢いでデータストームがやって来た。
「くっ?!なんて強さのデータストームだ!」
「コイツはとんでもないモンスターの匂いがぷんぷんするぜぇ!頼んだぞ、デュエルモンスターズの精霊とやら!」
『いっくぞぉおおおおおおおおお!おりゃああああああ!!』
「あ、アイツがデュエルモンスターズの精霊!?本当にいやがったのか!?てか、なんでバニーなんだよ!!」
俺はリンクヴレインズというVR空間で自身の体を構成する情報体を作成し、この世界に顕現する。そして、吹き荒れるデータストームに単身飛び込む。
「長くは持たないぞ!?」
「Solテクノロジー社にバレる前に帰ってこいよ!データストーム消滅まで後30秒だ!」
『うぉおおおおおおおおおお!!』
俺はデータストームの奔流に飲み込まれないよう嵐の中を平泳ぎしながらとあるモノを探す。精霊パワーを全開にしながら第六感を働かせる。そしてついに見つけた。
『感じる!データストームの中にいるモンスターの気配を!』
遊作のために絶対逃すわけにはいかない。俺はAIから頂いたStorm Accessのプログラムを発動し、嵐の中に手を突っ込む。
『スキル発動! Storm Access!!風を掴め!私ぃ!』
データストームの強烈な勢いに体を持っていかれそうになる。俺はデータストームの中に突っ込んだ右手を左手で押さえて歯を食いしばる。
「あと、10秒しかねえぞ!」
「俺が行く!」
『ふぎぎぎぎ!!』
データストームからなかなか腕が抜けず苦戦していると背後から遊作が来て俺を後ろから抱きしめるように包むこみ、俺の右腕を掴む。
「一緒に掴むぞ!」
『うん!』
「しゃあねぇ!俺も手伝うぜ!」
さらに俺の右腕をAIが掴む。人間と精霊とAI。3つの力が一つになった時、風を手にした。
『よっしゃぁ!やっとゲットできたぁ!』
「すぐにログアウトするぞ。異変を嗅ぎつけたSolがやって来る」
「俺様ちょう疲れたぁ……しばらく休ませてもらうぜ。じゃあな、デュエルモンスターズの精霊さんよ」
俺はホクホク顔で手にしたカードを見る。データストームから得られたカード3枚。大収穫に思わず顔がにやける。
『帰ってからのお楽しみぃ〜っと』
俺は実体化を解除して遊作とともにリンクヴレインズからログアウトする。そして草薙さんのキッチンカーの車内で目覚めた遊作に手にしたカードを渡した。
「なぁ、遊作。俺にもカード見せてくれよ。どんなのが出たんだ?」
「あぁ、これが俺たちが手に入れたカードだ」
「へぇ〜。コイツはすげぇカードだな!」
俺たちが手にしたカード。順を追って紹介しよう。
「まず一枚目、リンクデコーダーか。召喚条件はレベル4以下のサイバース族モンスター1体。俺のデッキは下級モンスターを中心に展開するデッキだ。相性がいい」
「どれどれ、効果は?……お前の使うマリスは確か攻撃力2300以上が3体だったよな?組み合わせで化けるぞこれは!」
リンクデコーダー。元々の攻撃力が2300以上のサイバース族リンクモンスターのリンク素材としてこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚することが出来る。リンク値が簡単に伸びるし、M∀LICE<Q>RED RANSOMを特殊召喚した際、サーチ効果にチェーンしてリンクデコーダーの効果を発動することでうららを打たせない強みがある。
「2枚目はトランスコード・トーカー。リンクモンスターの蘇生効果か。これはかなり使えるぞ」
「相互リンクで強くなるモンスターか。とんでもねぇな、遊作」
トランスコード・トーカー。召喚条件は効果モンスター2体以上。1:このカードが相互リンク状態の場合、このカード及びこのカードの相互リンク先のモンスターの攻撃力は500アップし、相手はそれらを効果の対象にできない。2:「トランスコード・トーカー」を除く、自分の墓地のリンク3以下のサイバース族Lモンスター1体を対象として発動できる(この効果を発動するターン、自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない)。そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
「最後のカードはデコード・トーカー・インテグレーションか」
「フィールド・墓地のリンクモンスターの数だけ攻撃力アップと条件付きの2回攻撃可能なモンスター。エースに相応しい強力なカードだな」
デコード・トーカー・インテグレーション。召喚条件は効果モンスター2体以上。1:このカードがEXモンスターゾーンに存在する限り、このカードの攻撃力はこのカード以外のお互いのフィールド・墓地のLモンスターの数×500アップし、相手はこのカードを効果の対象にできない。
2:自分・相手ターンに、このカードのリンク先の自分のモンスター1体をリリースして発動できる。EXデッキからサイバース族モンスター1体を墓地へ送る。このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
リンクデコーダー。
トランスコード・トーカー
デコード・トーカー・インテグレーション
以上3つが俺たちが手にしたカードである。いや、俺たちの引き強すぎだろ。現代遊戯王でも通用する化け物デッキの完成だ。まだ遊戯王VRAINSの一期の序盤も序盤でこんなに強くなっていいのか?リボルバーとか瞬殺できるだろ。ソコシレヌゼツボウノフチニシズメッの舞いを踊りながら散っていくリボルバーが容易く想像できる。
「Solテクノロジー社のデータバンクに潜入するのは明日だ。俺はそれまでにデッキの調整と試運転をしておく。手に入れたカードを使いこなさないとな」
「あぁ、分かったぜ遊作。明日は臨時休業だ。必ず真実を見つけようぜ」
『早く新しいカードでマリスデッキ組もうゆーくん!絶対斬機よりマリスの方が相性いいよ!私の時代が来たんだよ!ふぉおおおおおおおおおおお!!!』
ふっ、勝ったな。風呂入って来るぜ。待ってろよ、データバンク!財前晃!
遊作のEXデッキですが以下の通りです。
リンクデコーダー
スプラッシュメイジ
トランスコードトーカー
デコードトーカーインテグレーション
ランサム
バインダー
クリプター
ダランベルシアン
ラプラシアン
ファイナルシグマ
ウーサは死にました。
ちなみに今回のように無理にストームアクセスするとオリ主が不可に耐えきれず消滅します。