『轟が氷でフィールドを限定する!!』
「上鳴の電撃で確実に動きを止めてからの凍結……障害物競走で多数に避けられたことを省みてる」
……轟の氷は広範囲、ちょっとウチには荷が重い。
「周りの奴ら……ハチマキは貰ってくぞ」
「ああ!」
……あっちがどれだけハチマキを奪おうが、1000万さえ取られなければいい。逆に言えば、1000万を取られたら終わる。
「頼むよ曽我!」
「わかってる」
こっちには遠距離攻撃の手段がない。あっちは超速の飯田と動きを止められる上鳴、万能のヤオモモ。氷でフィールドを限定されてるし、かなり不利な状況。人使の「洗脳」は奥の手だし、ここは曽我に頑張ってもらうしかない。
「『
「八百万、金属だ」
「わかりましたわ!」
……穴は空いた。けど轟の氷も相まって、ダメージが届いてない。ビルの壁ぶち抜ける威力を殺しきるって、どんな防御してんの……?
「やば、氷……ぐぅっ!」
腕の痺れが……更に……!
「残り2分……人使!」
「……なぁ、氷の。エンデヴァーの息子なんだって?」
「……」
「どうだよ、強個性持って産まれた感想は。派手でヒーローみたいで……羨ましいね!」
「なんだと──」
「なっ、轟くん!?」
よし、轟封じた!
「人使、飯田もやっちゃって」
「OK。……なぁ、お前ら。
「舐めやがっ──」
「挑発には乗ら──」
「上鳴さん!飯田さん!?」
……これで、一安心?
「耳ィィィ!!」
「うっそでしょ爆豪!?」
人使の洗脳解いた!?いや、揉み合いのはずみ!?
「待っ」
「たねぇよ!!」
『あーー!!!1000万獲った!!爆豪獲った!!』
「逆に耳郎達は轟のハチマキを取ったか。そして……」
「ここで試合終了よ!!」
『1時間程休憩挟んでから午後の部だぜ!それじゃあな!!』
……なんとか、3位で終われたか。1位爆豪チーム、2位轟チーム、4位は緑谷チーム……。
「曽我、食堂行こうよ。人使も呼んだんだ」
「……悪い、轟が呼んでてな。少し話をしてくる」
「そっか、行ってらっしゃい」
「ああ」
どうやら轟は緑谷も呼んだらしく、向かう途中に鉢合わせた。
どうやら腹が減っているようで、早めに終わりたいらしい。
「……で、俺と緑谷に何の用だ?轟」
「……曽我。俺はお前に勝てなかった」
「そりゃ爆豪が掻っ攫ってったからな」
「違ぇ。その妖刀……いや、花。爆豪を相手にした時、ほんの少し勢いが弱まってた」
……轟の予想は当たってる。と言うより、花自体
「耳郎達が触れても大丈夫だったのは、お前に触れていれば影響がないんだろ?」
「正解。……そしてお前も炎を持っている。だと言うのに、使うことはなかった。何故だ轟」
少し置いてけぼりで、話半分の緑谷の方を向いて話し始める。
「……"個性婚"、知ってるだろ」