本作は作者である私の独断と偏見で生まれた数多のモンスト×仮面ライダーのキャラクター達のお話を書いていきます
記念すべき第一話、どんな方が選ばれたのか…本編をご覧ください
この世界には、『モンスター』と呼ばれる者達が存在していた。
モンスターと言われても多種多様。型崩れしたような化け物を想像する者もいれば、人型の化け物を想像する者もいる。
この世界には、そんな『モンスター』達が多数存在し、モンスターの数だけ物語が無数に存在していた。
そんなモンスター達の物語が補完されている、ストライク島に存在する白の書庫。
ここでは、世界の域を越え様々な者達が集まっており、物語に異変が起きてないかを管理・さらには事態の収束を行う役割を担っている
そんなストライク島に、風が吹いた。…物語の流れを変える、妙な風が。
次の瞬間、管理されていた物語が記されている本達が謎の輝きを発し…まばゆい光が起きたと思えば、一瞬で収まった。
何が起きたのか、事態を把握するんだと動き出す兵士達。そんな中、一人自分の部屋で眠っていたモンスターがいた。
「…何の騒ぎだ?」
彼の名はジュゲム。組織…イースターに属する、一人のモンスターだ。彼に関して語れることは様々とあるが、それはまたいずれ…
騒ぎの影響で目が覚めたジュゲムは、ふわぁぁ…と眠気に抗いながら、自室を出ようとする
そんな時、彼の視界に一つの小型時計が目に入った。その小型時計は金と赤で彩られており、上には謎のマークと、下には2000という謎の数字が書かれていた
「…んだこれ」
無論ジュゲムはこのようなアイテムを見たことがないし、存在を聞いたこともない。
これは何なのか…何故俺のところに来たのか
疑問が螺旋階段のように連なる中、妙な爆発音が聞こえた。
「…近いな」
音を聞きつけたジュゲムはすぐさまにストライク島の一角へと足を運んだ
行き着いた先には、一人の相手めがけてライフル銃を使い応戦するイースターの職員達と、鋼鉄な肉体で銃弾を全て防ぎきり、返しの攻撃で職員を襲うモンスター…否、怪人がいた。
「なんだアイツ?…お前もモンスターか?」
「……」
怪人が何か言葉を発していることはわかったが、解読不可能な言葉とも言えない言葉を聞き、会話は不可能と判断。
ジュゲムは自らのもうひとつの姿…デッドエンドブレイカーへ姿を変え、怪人へと向かっていった
怪人へ向け先制攻撃を仕掛けるジュゲム。エネルギーを帯びたパンチが怪人へと直撃し、怪人は一歩二歩と後退する。
「……テキ」
「あん?」
「……コロス!!」
怪人は明確な殺意を見せると、ジュゲムめがけて勢いよく飛び上がり、驚異的な身体能力で一気に距離を詰める
「ッ!?」
その驚異的な身体能力に驚かされるジュゲム。驚くあまり行動が一歩遅れ、怪人のパンチを受けてしまう
「がっ……!」
パンチを腹に受けたジュゲムはその場にうずくまる。どうやら怪人の攻撃がみぞおちに入ってしまったようだ
「コロス!!」
怪人は続けてジュゲムにキックを繰り出してきた。普通ならば避けることが出来るが、今の状態では避けることは叶わない。まともに受けてしまい、地に倒れるジュゲム
「ぐぅッ……!」
このままで…やられてたまるか。そう思った時、自然とさっきの小型時計が光を放ち始めていた。まるで、この力を使えと言っているかのように
ジュゲムは、小型時計のベゼルをガチャッ…と回した。その瞬間に出来上がったのは…顔。まるで、仮面に顔を包んだような顔をしていた。直後、ジュゲムは天面にあるボタンを無意識のうちに押していた
『クウガ!』
すると…小型時計『ライドウォッチ』が消えたかと思えば、ジュゲムの腰には銀色のベルト…『アークル』が装着されていた。その瞬間ジュゲムの思考に流れ込む、謎のビジョン─
「…コイツの使い方、か。いいぜ…やってやろうじゃねえか」
ジュゲムはアークルの真ん中に近い位置に、両手を当てる。すると、ヴォォォォン…ヴォォォォン…と効果音が鳴り響きだした。ジュゲムは左手をベルトのうえに置き、右手を左に突き出すと…ゆっくりと右に動かす。
「変身」
左腰のスイッチを両手で上から押し込むと、ヴォォォォンヴォォォォンヴォォォォン…!と力強い音が鳴り響きだし、ジュゲムの身体が変化していく…
キュイーン!という効果音と共に、彼の全身はモンスターから仮面の戦士へと姿を変えた
今、仮面ライダークウガがストライクワールドに誕生した瞬間だった。
「クウガ……!!」
「…クウガ?」
この姿の名前か?と思考を張り巡らせ、今の自分はジュゲムではなくクウガという名前なのだと理解した。そして、姿が変わればやることは一つ
「お前、覚悟はできてんだろうな?」
クウガは怪人めがけて走り出すと、飛び上がると同時にパンチを繰り出す。パンチを受けた怪人はよろめき、後ろに後退する
地へと着地したクウガは、続けざまに前蹴りを繰り出す。だが、怪人の強固な鎧を前にキックは受け止められてしまった
「かってぇ……!」
怪人がニヤリと笑い、再び攻め立てる。頭部の角を突き刺そうとクウガに向けて走り出してきた
「喰らうかよ…ッ!」
クウガは突進を勢いよく飛び上がって背後に回ることで回避。地面に着地した瞬間、再びビジョンが流れ込んだ
「決めてやる…!」
クウガは変身動作と同じポーズをとってから、右足を後ろに下げる。すると、足が一瞬ジュウゥゥ…!と光る音が鳴り、クウガは勢いよく回転ジャンプ。怪人めがけて、必殺技…『マイティキック』を放った
「オラァァァァァァァッッ!!!」
ドゴォッ!!という音が響き、スタッと着地するクウガ。蹴り込まれた怪人の胸部にはクウガのマークが浮かんでおり…ジュウゥゥ…!!という音の直後、ドゴォォォォォン!!!という爆発音と共に、怪人は爆散した
「…何だ、この力…」
変身解除したジュゲムは、今手にした力…クウガの事を、徐々に知っていくこととなった…
そして、同じ頃…ジュゲムに渡ったものと同じような小型時計達が、様々な世界へと振り注いでいた。時計達が巻き起こす物語とは、果たして何なのか…
つづく
いかがでしたか?今回私は仮面ライダークウガにジュゲムさんを選ばせていただきました。
個人的にクウガとジュゲムはアルティメットフォームになった時が一番恐ろしいような気がしてます
考えてみてくださいよ、デッドエンドブレイカーのあの力にアルティメットの力が上乗せされるんですよ…?それはもう…考えただけでも、です。
それでは、本日はここまでです。ではでは