ランタン頭と墓石頭のドタバタ事件簿 作:リゼロ・#コンパス好き
ちなみに筆者の1番好きなキャラは見た目だけならデルミンとシルフです
『ゲーム機の窃盗犯を追え!』
とある賑やかな都会の土地のツィーゲル。
ここは様々な種族が存在している事や、バック等に入れるならなんでも持ってて良いのもあって活気のある都市だ。
しかし、今日はいつもとは違う騒がしさがあった。
「逃さねぇぞ!!!!!!!!!」
ガッ!
壁に手錠が突き刺さり、そのままとある男が飛んできた。
探偵のようなハットを被り、両手に白い手袋をつけて、灰色に血がべったり付いたような赤地がある少しボロくなったトレンチコートを羽織っていた。
開かれたコートの下には、コートのそれよりかは明るい赤に、白の縦線が入ったシャツを着ている。その上に少し濃いグレーのベストを装着し、白いネクタイをつけていて、ベストより更に少し濃い灰色のズボンを履いていた。
そしてその男は身長が高かった。180から185cmありそうなそのスタイルは、さらに体の半分くらいが足で非常に良いと言わざるを得ない。
きっと足で誰かを蹴るのは得意だろう。
そして何より、その男の首から上はランタンだった。
それは珍しくはあったが、この街にはたくさんの種族がいるためさほど気にすることではなかった。
そんな服装からして荒事に強そうな男が刺さった手錠を引っ張り飛ぶようにして現れた。
「てめぇ、ガキのゲーム機奪って泣かせるとか恥ずかしくねぇのか!
この正義の熱血刑事(デカ)がぜってぇ捕らえてやるぜ!」
この男の名前はイグニス=ウィル=ウィスプ。熱血漢で刑事。
今は子供の人気ゲーム機を盗んだ逃走中の男を追っている最中。
よく食べるベーグルサンドを普段通り食べていたところ9歳くらいの子供が公園で泣き始めため、話を聞いたらゲーム機を取られたらしいのだ。
幸い取られてすぐらしく「おじさんが取り返してくるぜ、俺は刑事なんだ。」と子供に言って即座に追跡を始めた。
その時に追いかけながら一度携帯でとある奴に電話をかけていた。
そして今、そいつがイグニスの目線の先に居る。
「よし、来やがれ盗っ人ぉ!このリステ様が相手だ!」
電話をかけられていたイグニスの後輩が、犯人の逃げ道に先回りをしていた。2人で見回りをした後の昼食休憩での解散だったので付近にいたのだ。その後輩は名をリステ=レスス=カーレという
スタイルは初見だと威圧感が出るほど良かった。
200くらいであろう身長を同じく半分に近い足が占めていた。
服装は全体的にイグニスと似ていた。
イグニスほどボロくなっていないが、少し赤に汚れ、穴が空いた同じコートを着て、ベストと手袋は一緒だった。
しかし、白いネクタイには下の方に黒で右上を向いたカラスが乗った十字架が描かれており、シャツは真っ黒に少し深めの青が縦線として入ったも
のを着ていた。ズボンも光が見えないような黒で、イグニスより全体的に黒いなという印象が増す。そして帽子をつけていなかった。
帽子をつけていないためよく見える首から上は、イグニスと同じように、一般的に多めと言われている人のそれではなく、墓石だった。
その頭はイグニスより一回り大きく、8個の隅の内、いくつか尖っていた。
墓石に名前は書かれておらず、ただ空白がそこにある。
リステは逃走中の犯人の目の前でドスッ、と腰を落として構えた。
「正面にいる俺から逃げられるつもりか!」
「捕まって、たまるかぁ!」
大声で啖呵を切ったリステに、犯人は盗みたてホヤホヤのゲーム機を勢いよく投げた!
「うぉぉぉ?!危ねぇ、アイツ他人のゲーム機になんて事しやがる!」
事情をイグニスから聞いていたリステは子供のゲーム機を決して壊してはいけないと顔面に投げられたゲーム機を慌ててキャッチする。
「ふぅ、危ねぇオレのカチカチな顔面に当たったらゲーム機が割れちまうから、な・・・」
手にしたゲーム機を顔面から話して少し目に入れる。
その本体は壁に強く叩きつけたように思いっきり画面が割れていた。
「野郎ぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
リステは目の前の外道な犯罪者を捕まえようと顔を上げたが、そこにはすでに誰もいなかった。
「流石に目を逸らしちゃダメだろ刑事さん!」
その犯人はリステの左側を通り抜けてすでに後ろにいた。
ゲーム機を投げたのは初めから目眩しが目的だったのだ。
「犯罪者が刑事の足から逃げられると思ってんじゃねぇぞ!必ずこの手で捕まえてやらぁ!」
あの犯罪者を捕らえるべく足を後ろに向け、走り始めたその時に、
「え?」
犯罪者の背中に手錠が刺さった。
「御用だーーーーーーー!!!!!!!」
「先輩!」
縄に括り付けられた手錠はリステにとってなんだかんだ尊敬しているイグニスのもの。
後方から犯人目掛けてイグニスが飛んできて犯人を拘束した。
「今だ、捕まえろリステ!」
「なんで人が手錠で飛んできやがるんだ・・・!」
「もちろんっす!オラァこれで終わりだよ!」
イグニスの功績がとても大きいが2人にとってどっちがより活躍したかなんて些細な事でしか無い。
犯人を捕まえて事件を解決し街に平和を戻した時、2人とも平等に調子に乗るのだ。
「うし、じゃあリステ。こいつを署まで連れてってくれ、俺はあの子にゲーム機を返してくる。」
あ
「あー、先輩、それなんすけど。」
「ん?どうした、というかこいつどこに隠し持ってやがる」
犯人のポケットを上から叩いてるイグニスに対して、リステが割れたゲーム機を差し出した。
「リステ?!」
「いや違うんすよ!、これ投げられてちゃんとキャッチしたけど既に割られてたんです!」
「なに——、てめぇ!」
「とりあえず署に連行しとくんで先輩その子の対応頼みました、俺面識ないんで。」
「はー・・・。おい、近くのゲームショップ知ってるか?経費落ちないだろうけどしゃーないから自腹で買ってくる。」
「わかんないので調べるのが良いと思うっすよ。けどデータは本体に残るから消えるんで修理できたらって感じっすかね。まぁ」
リステとイグニスは手のひらにある3番の2以上が半分ほど潰れたゲーム機を見つめ・・・
「こんなに割れてるんじゃ無理だろうけど。」
「・・・」
「くそぉぉぉぉぉ!!!!!!あの子が可哀想だろうがぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
「ちょ、先輩?!ここでそれはまずいっすって落ち着いてくださいよ!」
イグニスの顔面の炎が強く燃え始め、周囲の気温が上がる。
イグニスは自分の意思や、キレると頭部の炎をより強く、より熱く燃え上がらせる事ができる。そしてそれとは別に自由に可燃性の煙を出す事ができ、それで爆発などを起こせるのだ。
今、煙を出してないから爆発はしないだろう。
だが今燃えるのは爆発しないにしろまずい。街中の真っ昼間である。
「先輩?先輩?!」
「うおおおおおおおおお!!!!!!」
「イグニス!」
久しぶりの後輩からの呼び捨てに、イグニスがピタッと叫ぶのをやめる。そして数秒後に炎を弱めてリステを見て、言った。
「ありがとうな、リステ。ブチギレてたぜ。」
「今回のは不問にしてくださいよ。これ始末書くるんじゃ無いすか?」
「あぁ、もし来たら捨てといてくれ。俺は事件を少しでも減らすのに忙しいからな。」
「そんなんだからそんなに燃えてるのに情熱の警察官バッジ取り上げられるんすよ。じゃあもうオレ行くんで。」
「あぁ任せた。じゃあまた後で。」
イグニスはゲーム機を持った状態で走っていった。多分ゲーム機に関しては新しいのを買ってから行くだろう。配慮はできる先輩だ。
まぁ感情の起伏がかなり激しいところは少し周りに負担がかかる時もあるが。
過去にあったらしい家族間の問題もそれが原因なんだろうか。詳しくは語ってくれていないからわからないが。
いや、仕事のしすぎな気がするな。
「はい、立て。お前には聞かなけりゃならない事があるんだ。」
それはイグニスが気が向いた時に聞けば良いだろう。向こうから言わないなら踏み込むべきでは無い。
犯人は捕らえたし、今日も一つ事件を解決し治安を守れた。
後は取り調べて檻に入れるだけだ。
やりたいプロットはいくつかありますが、要点以外は決めてないので「このヒーロー出して欲しい!」とかあればもしよければコメントお願いします。
もしこの類のコメントをしてくださるなら、全てこの話につけてください。
あと一応主人公が墓石頭なのには理由があります。
というか#コンパスはかなり異能が存在していて、リステも例外ではないです。リステは墓石頭に関係した異能があり、第二章くらいで言及するかと。
見た目についての言及は多い方がいいか(1話で1番手こずったのが描写がそれだった。)
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必要、#コンパス初見さんが読めるように
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原作ヒーローは不要、オリキャラは必要
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不要、誰かわかりさえすれば詳しくは不要