ミ~ムミムミム! ミムは全身ネットミーム人間ミムよぉ!! 作:ヤチヨ 幸せ なれる 質問
ちょっとだけ寄り道して原作に行くんじゃよ
あと流石に友人にひとすらステマと言われ続けたのでwarhammer40Kのタグを追加しました
有名な誰かが言っていた。人が真に死ぬのは、誰からも忘れ去られた時だと。
そう楽しそうな声で語った君は、最期には私を忘れて死んでしまった。それならば、私は君の中では死んだようなモノだったのかと、沢山泣いた。
それでも、あれから80年も経ったのだから、もうある程度は割り切ったと思っていた。君と再会し、ある程度鬱憤も晴らした。それで、もう大丈夫なのだと自分では思っていた。
あの時、君がBlack onyXの3人と戦っていたあの時間。私という存在は、君の中に一片たりとも置かれてはいなかった。いとも簡単に、君に削ぎ落とされ、捨てられていた。
ああも簡単に、私の事を、この世界の事を必要無いと切り捨てることが出来るのだ、君は。簡単に切り捨ててしまえるのだ。
私は、また君に忘れられるのが怖い。また君が死んでしまうのが、君を殺さなければならなくなるのが酷く怖くて、嫌だ。
ごめんなさい、我儘な私で。でも、君が悪いんだよ。あんなにずっと、深く長く寄り添ってくれたんだから。今更手放すなんてそんなの、無理な話に決まってるでしょ?
ンアーーーー!! ヤチヨの湿度が高すぎます!!!!
……いや、マジで湿度高すぎる。Black onyXにコテンパンにされた後から湿度高すぎてもはや液体ってレベルだぞ俺の周囲。ビッチョビチョだよビッチョビチョ!
口調も2人で話してる時にミムミムしてたら圧かけられるし、それでも頑なにミムミム言ってたら泣かれたし。しかもガチ泣きだったからね、流石に土下座したよね。
ツクヨミだったら基本どこで何をするにもヤチヨが視界に映るし、リアルはスマコンかスマホを持たずに外出すると何してたか凄い聞かれるし、なんなら泣かれる。
うっすらと泣けば俺が言う事聞くと思われているんじゃないかとも思うが……少なくとも泣き真似じゃなくてガチ泣きはされてるので、だとしても俺は言う事聞かなきゃいけないのだ。俺に女を泣かせる趣味は無い(断言)。
にしても、どうしてこうも急に俺との関わりを増やしたがったのか……うーむ。
「……っぱ、知れないってのが怖いのかね」
「ヤチヤチ」
そもそもが好奇心お化けってのもあるし、なんでも知れてしまうインターネットに住んでたら無知が恐ろしくなるのも解る気がする。さすがデジタルネイティブ世代のドパガキ(8000歳)だぜ。
とはいえ個人の行動全部知りたいってのはちょっとね……うん。ちょっとイキスギ行き過ぎというか……さ。
「どう考えても依存し過ぎなんだよなぁ」
好感度調整ガバったか? 恋愛ADVやってこなかったツケなのかこれが? 原作開始前までには距離感作っておこうと思ったのが間違いだったか?
いや、合ってるはず。百合に挟まる男になる訳にはいかないからな。俺が今まで見た作品で百合の間に挟まってロクな目に合った男居ねぇもん。俺まだゲームして生きてたい。
「さて、どう依存を改善したもんかねぇ~~」
「ヤチ~~」
「……いや、”どうしようかなぁって”顔してるけどお前の本体の話してるんだぞ今」
「ヤ、ヤチ!?」
「そう、お前の本体の話……あ、これ内緒な?」
「ヤチッ! ……ヤチチ?」
うん知ってる。そりゃ内緒話は無理だろうな。ごめんな、無理言って、お詫びに撫でちゃるからな――
なんで、俺ミニヤチヨの言葉理解できるようになってるんだ……?(恐怖)
てかそもそもコイツいつの間に俺の肩に乗ってたんだ……?(恐怖二度撃ち) あまりにも自然に居すぎて気付かなかったザマスよ。お前スナイパーの才能あるよ、今度一緒にタルコフやろ――そうだわ、そういやお前FPSはあんまりやりたくないよな、ごめん忘れてくれ。
「ヤチチチ!」
「なるほど? いやでも俺だってツクヨミ以外のゲームしたいよ」
そりゃ確かにツクヨミも楽しいけど、PCゲーとはまた栄養素が違うんだよな。特にPvEvPはVRよりもキーボードとマウス叩いてる方が性に合うんだ。今日から毎日、近距離VCで暴言吐こうぜ!
「ヤ~チヤチ! ヤチヤチ?」
それならツクヨミにFPSも実装しちゃえばいいじゃんと、ミニヤチヨが身振り手振り多めで口にする。
「それも手だけどさ……ヤチヨってあんまりこう、銃がグレが戦車が! って感じのFPS好きじゃないだろ?」
「ヤチ……」
「はははっ、気付いてるさそれくらい」
戦争に連なるすべては、ヤチヨにとってあまり良い思い出とは言えない……はずだ。前世じゃ体が
でもま、前世の最期の方の記憶と、再会してからのアイツの姿で流石に気付く。俺ってば察しの良い男だからな。
「だからボルトガンシリーズは販売に出さないんだぜ? ああいうガッツリとした”The 銃!!”って感じのは、ヤチヨはあんま好きじゃないだろ」
「ヤチチチチ!? ヤチヤチチ……!!」
「はぁ……そういうとこだぞ、本体共々」
俺のボルトガンは、守るための銃だから大丈夫ってねぇ……泣いちゃうじゃないの。お前にはイロハが居るんだから他の奴、それも男に粉かけちゃいけません。撫でるんじゃありません、泣きそうになってる男を。泣いちゃうから。
「ま、それはともかく。俺ってば意外と気遣いできるだろ? こんだけ気遣えるんだからもうちょっとモテたって良いと思うんだけどなぁ」
「ヤチヤチ、ヤチチチヤチ!」
「ミ~ムミムミム! この口調は外せないミムよ~~! まぁ、こうやって好き勝手ふざける馬鹿野郎ってのも素の俺だからさ、隠すのは嫌だってだけよ」
「ヤチ……」
「そういうとこだぞって? うるせぇなコイツ」
うるせぇ奴はこうしてやるとワシャワシャこねる。「キャー!!」って喜ぶのはちょっと違うと思うけど、ちいこい命は可愛いから良しとしよう。
俺は小動物に弱い(自白)。
「ふぅ……そんでどうしようかね」
「ヤチ~?」
「それがな、珍しく仕事も無ければ予定も無いんだ。特段やりたい事もやるべき事も無いのが久々すぎてどうしよっかねぇって感じ」
「ヤチ」
「誰が社畜だ」
手の中でこねていたミニヤチヨを肩に戻して、とりあえずとツクヨミ内を歩く事にする。こういう暇な時って何してたっけなぁ……前々世だったら音楽聞きながら散歩してた気がする。
「ヤチチ?」
「ま、適当に歩こう」
「ヤッチゴ~!」
という訳で気の向くままにツクヨミのメインストリートを歩くことにする。こういう時自分の見た目がイカつくて良かったって思うよ、どんだけ人が多くても歩いてるだけで向こうが勝手に避けて行く。そりゃ(身長2m超えた西洋甲冑が歩いてたら)そうなる。
西洋甲冑の奴が和風の小さい子を連れてる絵面……和洋折衷古風マンダ〇リアン&グ〇ーグーみたいだな。あの映画ももうだいぶ前の映画になっちゃった。今時は何事もスピードがはやい。
……とはいえ、だな。いくら現実離れしたツクヨミとはいえ、流石にここまで場違いな奴がいれば通行人もヒソヒソと遠巻きにこっちを見ながらなんか言うくらいはする。てか今されてる。
ったく、全部聞こえるんだからな――
「ミムミムだ……」
「実物デカすぎだろ」
「この前のKASSEN凄かったよな……どうしよ、声かけてみるか?」
「やだよ、頭握りつぶされたらどうするんだよ」
――全部聞こえてるんだけども?? てか、思ってた方向と違うヒソヒソ話だったな。悪口だったらちょっと傷付いてたかもだから良かった。まぁ、俺ってば一応? 公式側のライバーですし? そりゃ有名にもなりますか! ガハハ! 最後のやつはKASSENで会ったら口から両手突っ込んで開きにしてやるからな。
なお恋人は出来そうにありません。どうして……?(現場猫)
俺だって男だからちょっとはモテてぇよ! 良い思いしてぇよ! ガチ恋ファンとか、出来てくれても……ミニヤチヨにスゲェ頭殴られてるからこれ以上は一旦止めておくことにする。しかし俺は諦めないからな!
それはそれとしてどうしてヤチヨには標準で俺への読心機能が搭載されてるんだ(困惑)。俺ってそんなにわかりやすい?
「ヤチ」
「あっ、わかりやすいんだ……」
ほなこれ以上下手な事を考えると本体に伝達された時に面倒そうなので考えないことにする。なんかあれだな、サイカー相手にしてる気分に近――
「あっ! えっとその……ミム太郎さん、ですよね……!?」
「――そうだミムよ!!」
背後、振り返れば女性アバターのプレイヤー……あっぶねぇ!? 後ろから知らない気配が来たもんだから癖で頭握り潰しかけた……!!
こういう癖はもう矯正出来たと思ってたが……Black onyX戦の時にちょっと戻し過ぎたか? 最近は機械精霊信仰とかシスター・ブラザー呼びとか含めて大分抜けて来たと思ってたんだが……考えモンだな、戻すのも。
「ほ、本物や……! えっとその、あ、えっと、私ファンで……!」
「そうなんだミムね! いつも応援ありがとうミム!」
目ん玉キラキラさせてくれちゃってまぁ……ま! 俺ってば大人気ライバーですから、こうしてツクヨミ内で声をかけられることも少なくはない訳で。ファンサは心得ておりますとも!
まずは目線を合わせる。ただでさえ大柄な男なのに、西洋甲冑まで着ているからな。大事なのは威圧感を感じさせない事。
「ヤチチチ……ヤチ!? ヤチ! ヤチ!!」
「え、うわぁ!? ヤチヨ!? な、なんでぇ……?」
「あ~……ミムがちょっとやらかしちゃって、監視されてるんだミム」
”会話はヤチヨに聞かれている”というメモ用紙を取り出しつつ適当に言い訳す――なんだその不思議そうな表情。
え、まさかこのネタって今の子に伝わらないの? 嘘だろ? 5年前のネタだぞ??
「ジェネギャ~」
「ミニヤチヨもそうだそうだと言ってるミム(大嘘)」
ぐえっ、叩くな叩くな。嘘字幕つけたの後で謝るから。甲冑の中で金属音が響いて頭が痛い。
「そ、そうなんですね……? あ、えっと、えっと……私お二人ともファンで……!」
「それは嬉しいミムねぇ~これからもヤチヨの事よろしくミムよぉ~!」
「ヤッチョヤチチチ!」
「はっ、はいっ!」
純朴だ……あら? あらあらあらあら、この子ってば今日が初ログインなんだ(管理者権限濫用)。そりゃこうも純朴に見える訳だ。Welcome to underground……(暗黒微笑)。
「――ミム達2人まとめてのファンで、しかも今日がツクヨミ初ログインとあらば、副管理人としてお祝いしないと名が廃るミムねぇ!」
「え、ええぇ!? な、なんで初ログインって知って――管理者、やからか……」
「という訳で君にはミムとヤチヨの作った武器をプレゼント! 好きなのを選ぶと良いミムよぉ~~!」
初心者ちゃんの前にUIを表示する。誕生日のファン相手だったりの特別なファンサで贈答するための武器一覧。
俺の作った(STR制限で)扱えない武器や、ヤチヨの作った(ギミック多すぎて)扱いにくい武器を排除した(比較的)使いやすい武器(当社比)(個人の意見です)を集めたリストなので初心者相手にも安心。
「うぇ!? え、そ、そんな悪いですよ!?」
手と顔を振って「申し訳ないですから!」とお断りを入れられる。この表情に声色、そして仕草……ハハーン? この初心者、誰かからの施しが苦手なタイプと見た。
個人の意見だが、こういうゲームでは他人からの施しは受けてナンボだ。という訳で彼女には絶対にプレゼントを受け取って貰おう! ミニヤチヨ殴るのやめてね?
「武器は使われてこそミム! これを逃すと手に入らない武器もあるかもミムよぉ~?」
「ヤチチチ!」
「ミニヤチヨもそうだそうだと言ってるミム(言ってない)。さぁ、好きなポケ〇ンを選んでよ!」
「急にそんな事言われても……!? うぇぇ!? ど、どどどどれを選べば――」
おお(おお)。焦らせると意外と何とでもなるタイプ……というよりはヤチヨに弱い感じか? 多分だが、ミニヤチヨが言った事にすればだいたい丸め込める。狐アバターの癖にチョロいなんてな、狐なんて狡猾でナンボ――
「すっご、色々ある……」
「ん??」
ダラッダラと背中に冷や汗をかきながら、改めて目の前で武器一覧に食いついている初心者ちゃんを見る。
狐のアバター、紺色、ベルト多め……なによりヤチヨに対してチョロい。
……ダメだ冷汗が止まらん。ここはダメだとは解っているが、緊急事態につき管理者権限で初心者ちゃんの情報を一覧で出し――
いや、ダメだろソレは。俺は俺にも当たり前に存在する良識に従い、ギリギリで踏み止まった。偉いぞ俺。
確かに、俺だってそこそこ管理者権限を便利に使うけどさ。この使い方は流石にライン越えなワケです。ゲームバランスを著しく損なうような使い方とかはしたくない主義。
それに、こんなに目をキラキラさせた初心者の情報を割るなんてゲーマーとしては言語道断だ。俺は良いゲーマーだからな……暴言も吐くし煽りも死体撃ちもするけど。
……とはいえ、俺の予想が合ってるか気になるのも事実。どうにか理由を作って名前を確認したいトコだが。生憎俺はナンパなんてしたことが無いので、ここは諦めか……
「ま、難しいよなぁ」
「わわっ! すいません選ぶの時間かかっちゃって!!」
「――あぁ、そっちの話じゃないミムから安心してゆっくり選んで良いミムよ~? ミムってば暇だから! ピンと来たのを選ぶミム!」
「ヤチ」
「ミニヤチヨもこんな暇人無視してゆっくり選べって――お前口悪いミムな??」
アッカンベーじゃねぇぞ。お前仮にも電子の歌姫なんだからファンの前でくらい擬態しなさい! ミニだからって何やっても良いワケじゃねぇぞ。可愛いけどさ。
なんでか不機嫌なミニヤチヨにベコベコと叩かれながら、初心者ちゃんが武器を選ぶのを待つ。にしても楽しそうに選ぶね、制作者冥利に尽きるよ。
「あれ、これ……」
「お、ピンと来たミムか?」
途中で往来の真ん中はマズいかと道の端の方に寄って、それからもしばらく待って。初心者ちゃんは悩みに悩んで、1つの武器に辿り着い――この画面のどれですかね? ちょっと指さしてみて……あぁ、うん、これね、これか……これかぁ……(絶望)。
UIを操作して、初心者ちゃんの選んだ武器を実体化させる。ヤチヨの作った双剣に分離する事が可能な巨大ブーメラン。何より、ヤチヨがイロハの為と言って完全に1人で作った武器。
こんなのもうほぼ確定じゃんか。
「ヤチヤチチ」
「……これが、良いです」
これまたキラキラとした目で武器を見る初心者ちゃん。こうして見ると、ピアノの鍵盤があったりと結構デザイン凝ってるなこの武器。まぁ、扱い辛い装備だが……ヤチヨ曰く、この子は完璧超人らしいから大丈夫だろう。ダウンギャンブルしないでくれよ……?
「それじゃ、この武器をお前に預け……あ、伝わらない? じゃあ普通にプレゼントだミムよ~」
「あ、ありがとうございます……!!」
「ヤチチ!!」
「ミニヤチヨがツクヨミを沢山楽しんでと言ってるミム! ミムもそうだそうだと言ってるミムよ」
「は、はい!! 本当にありがとうございました!!」
去っていく初心者ちゃんの背中を見送る。純朴な子だったな……なんというか、リンパマッサージで騙されてそう。チョロいらしいし心配……流石にジジイすぎるなこの考えは。ジジイ心はしまっちゃおうね~。
「ヤチイロハ……」
「やっぱり……? こりゃ後でヤチヨがうるせぇだろうなぁ……」
ミニヤチヨとの答え合わせ。これでほぼ確定が確定になった。
そうか、今日この日、この時間だったんだ。彼女がこの常夜のツクヨミへと足を踏み入れるのは。
「……ま、俺が色々考えたところで意味もない事だな。そういや近くでオタ公が配信やってるみたいだからちょっかいかけに行くべ」
「ヤチ!? ヤチチチチチ!!」
「がっはっは! ヤチヨもこれくらいじゃ怒らんやろ!」
イロハもツクヨミに来たし、俺への依存もマシになるだろうしな! 俺の未来は明るい。スゲーッ爽やかな気分だぜ! 新しいパンツをはいたばかりの、正月元旦の朝のよーによォ~~ッ!!
「ねぇ万夜? 私がようやく彩葉と再会した良い気分の時なら浮気しても怒られないと思った? 怒るよ?? 全然怒るよ?? オタ公ちゃん確かに良い子だからこのくらいで済ませるけど、普通に今のヤッチョは嫉妬怪獣ヤッチョだからすごい嫉妬するし怒るよ????」
「アーウ!! スピキデルジバゼヨ!!」
月見万夜(ミムミム)(ミム太郎):最近淫夢に脳を支配されて来たのを自覚している。原作の方から寄ってくるのどうにかして欲しい。ミニヤチヨには滅茶苦茶甘い。マンダ〇リアンではない。
月見ヤチヨ:戦争の事は嫌いだけど、それを否定しまうと万夜の事も否定してしまう気がして明言出来てない。遂にこの目で初恋を再び観測出来て超感激状態だったが、ミニヤチヨの記憶を同期して情緒死にかけた。グ〇ーグーではない。
初心者ちゃん:チュートリアルのヤチヨのファンサも凄かったし、ミム太郎さんのファンサ(?)も凄かった……ツクヨミ最高~! ヤチヨ推しなのはデビュー曲に惚れたからで、ミム太郎推しなのは何にも縛られない自由さが刺さったから。