遊戯王DMT―転生したら城之内だった件―   作:Laginera

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海馬コーポレーション裏切り者多すぎ問題。


第11話「vsダイナソー竜崎! ベビードラゴン進化せず!?」

遊戯と合流するため、待ち合わせの場所に現れた城之内と本田。

 

「〈ホーリー・エルフ〉の支援を得た〈青眼の白龍〉の攻撃! ホーリー・バースト・ストリーム!!」

「ぬわああああああーー!!」

 

海馬のデッキを使うプレイヤーキラー、『死の腹話術師』を倒していた。

 

「海馬の事を弄びやがって…! 罰ゲーム!!」

「うわああああああーー!!」

 

遊戯の千年パズルにより罰ゲームの幻想に閉じ込められた腹話術師。恐らく再起不能だろう。

 

(それにしてもやっぱ遊戯は凄いぜ。使い手が違うとはいえ、青眼の白龍が3枚入った海馬のデッキを倒すなんてよ)

 

「遊戯君大変だ! モクバ君がいないよ!」

「何だって!」

「あの猿渡って男に連れていかれたんだわ!」

 

遊戯と合流し、先の顛末を聞く。

 

参加者が素顔を隠した謎のデュエリストにスターチップとデッキを奪われたらしく、どんな事情であってもスターチップを失えば失格とまくし立てる猿渡と口論になり遊戯は犯人を見つけ次第スターチップを取り戻して見せるから待ってほしいと頼んだそうだ。

 

その結果、犯人は海馬の弟のモクバだったそうだ。

海馬がマインドクラッシュを受けてトップが不在の中、先代の海馬剛三郎から幹部として会社を支えていた5人の幹部社員『ビッグ5』が謀叛を起こしたのだ。

 

『遊戯を倒した暁にはインダストリアル・イリュージョン社に全ての経営権を与える』と言う契約をインダストリアル・イリュージョン社のトップ、ペガサスと交わしたのだ。

 

このままだと会社を乗っ取られると考えたモクバは権利書がしまってある金庫の鍵を飲み込み抵抗する。しかし、『ビッグ5』同様裏切っていた元海馬コーポレーションの社員・猿渡の手によってこの決闘王国へ拉致され逃げて来たという所だった。

 

「遊戯の参加は偶然じゃなく、ペガサスの思惑も有ったというわけかよ」

「だけど、ペガサスの奴海馬コーポレーションを手にしてどうする気なんだ? カードゲームの生みの親ならむしろ海馬と手を組んでもおかしくないと思うが」

「さあな。多分金欲しさじゃねえのか? 融通の利く『ビッグ5』をトップに据え置いてうまい汁すするみたいな」

「まあ、城之内の考えはある意味当たっていそうよね。海外の企業が日本の企業を買収して利益を上げるなんて話ニュースで見たことあるわ」

「…どんな理由があろうとオレはペガサスを許す気はない! じいちゃんを巻き込み海馬兄弟を巻き込んだペガサスをオレは絶対に倒す!」

 

(まあ…ペガサスにも人間らしい理由があるんだが、今は言わないでおくか)

 

もう1人の遊戯は声を荒げ、更に打倒ペガサスに燃えていた。プレイヤーキラーから取り戻したデッキをしまい。島の探索を始めようとしたその時、

 

「お前か! 城之内っちゅーのは!!」

 

独特な関西弁と共にニット帽をかぶったデュエリストが現れる。

 

「そうよ。あいつを倒したら私とデュエルしてあげるわ」

「孔雀舞!」

 

ダイナソー竜崎と共に現れる孔雀舞。どうやら結託しているようだった。

 

「それにしてもアンタらいつも遊戯と一緒に歩いているなんてまるでカルガモねー!」

「カルガモですってー!?」

 

舞の言葉に激昂する杏子。

 

「まあそういうわけで城之内はん。ワシとデュエルしてもらうで。スターチップは全賭けや!」

「全賭け!? 負けたらどっちかは失格ってことかよ!」

「どっちか? 違うやろ。そこのド素人が去るに決まってるわ! ワイは全日本準優勝者やぞ! 負けるわけあらへん!」

「へっ! 言っとくが城之内は全日本チャンプを倒してるんだぜ!」

「バカ、余計なこと言うな」

「なんやと! インセクター羽蛾を倒したんか!?」

 

本田の言葉にダイナソー竜崎は訝しげな表情で城之内を見る。

 

「まあええわ。城之内を倒せばワシの方が強かったちゅー証明になるわ。はよデュエルの準備せんかい!」

「わかったよ」

 

強引にデュエルに誘う竜崎、城之内もデッキを出して対戦の準備をした。

 

「ここまで格上相手を倒したんだ! 今更準優勝者なんて城之内の敵じゃないぜ!」

「頑張れ城之内!」

「城之内君油断しないでねー!」

 

(なんだろう。凄い嫌な予感がする…)

 

「「デュエル!!」」

 

ダイナソー竜崎:荒野 城之内:草原

 

城之内は手札を見てゲッと顔をしかめる。

 

(出せるモンスターがベビードラゴンしかねえじゃねえか…!!)

 

ドローカードは装備魔法〈伝説の剣〉。手札には〈時の魔術師〉もない。あったとして1ターン目で出すカードでもない。城之内は必然的に〈ベビードラゴン〉を出すしかなかった。

 

(くっそー! こんな時に手札事故かよ!?)

 

「オレは〈ベビードラゴン〉を守備表示で召喚!」

 

〈ベビードラゴン〉☆3 攻撃力1200 守備力700

 

「「えっ!?」」

 

「…オレはカードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

城之内克也 LP:2000

手札:3

デッキ:34

墓地:0

除外:0

融合デッキ:0

 

モンスターゾーン:

〈ベビードラゴン〉守備力700

 

魔法・罠カード

伏せカード×2

 

「ワイのターン、ドロー! 〈二頭を持つキングレックス〉を召喚や!」

 

〈二頭を持つキングレックス〉☆4 攻撃力1600→1800 守備力1200→1400

 

「〈キングレックス〉! 〈ベビードラゴン〉を踏みつぶせや!」

 

〈キングレックス〉により〈ベビードラゴン〉は破壊される。

 

「何や! 羽蛾を倒したからもう少し期待しとったのにとんだマヌケの様やな! 〈時の魔術師〉と〈ベビードラゴン〉のカードを同時に出すなんてアホちゃうんか!」

「何でオレのカードを…舞から聞いているのか」

「プフフフ! 城之内! あんたいくら何でもそれは無いわよ!」

 

「城之内君…」

「バカかテメー! あれほど勝って兜の緒を締めとけつったのに城之内!!」

「何やってのよ城之内!!」

 

(いや手札事故で〈ベビードラゴン〉出すしかなかったんだよ。何でそこまで言われねーといけねーんだよ!!)

 

余りにも苦しい始まりであった。

 




原作の手札にキーカードが揃って当然の運命力やばすぎ。
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