遊戯王DMT―転生したら城之内だった件― 作:Laginera
遊戯と海馬の宿命のデュエル。
最高攻撃力の〈青眼の究極竜〉を召喚した海馬は〈守備封じ〉で〈岩石の巨兵〉を攻撃表示にし、遊戯にとどめの一撃を与えた。
「ふははははは! 遂にオレは遊戯を倒した…! オレは遊戯を超えたのだ!!」
「そんな…遊戯!」
「くくく…城之内では相手にならんだろうが、ペガサスを倒しオレは最強のデュエリストになるのだ!!」
海馬は勝利を確信して高笑いをあげる。しかし…
「海馬…。まだデュエルは終わっちゃいないぜ!」
「何!?」
「オレは手札から〈クリボー〉の特殊能力を発動した! このカードはオレが戦闘ダメージを受ける時、手札から捨てる事でその戦闘ダメージを0にする!」
「バカな…! 〈究極竜〉の一撃をかわしたというのか!?」
「海馬。デュエルはモンスターの攻撃力だけじゃ決まらないぜ!」
「おのれ遊戯! だが次のターンには決着を着けてやる! ターンエンド!!」
海馬瀬人 LP:1160
手札:4
デッキ:22
墓地:14
除外:0
融合デッキ:0
モンスターゾーン:
〈青眼の究極竜〉 攻撃力4500
「遊戯…! 流石だわ!」
「何とか〈究極竜〉の攻撃をかわしたけど…。遊戯の不利には変わりないわ」
「いや、大丈夫だ。今の遊戯は負けやしない」
城之内は遊戯が絶対に勝つという確信があった。
(海馬が〈究極竜〉を召喚した。それは海馬の原作での負けフラグだ!)
「オレのターン! ドロー! いでよ、〈ブラック・マジシャン〉!!」
〈ブラック・マジシャン〉☆7 攻撃力2500 守備力2100
「ここで〈ブラック・マジシャン〉を召喚して何になる!? 〈ブラック・マジシャン〉では〈究極竜〉に傷1つ付けられぬわ!!」
「誰が〈究極竜〉に攻撃すると言った?」
「何? …遊戯貴様!」
「バトルだ! 海馬の右端の手札を攻撃するぜ!」
〈究極竜〉は倒せなくても海馬の手札にあるモンスターカードに攻撃すればライフを削ることが出来ると考えた遊戯は〈ブラック・マジシャン〉でバトルを仕掛ける。
「罠カード〈攻撃の無力化〉! 〈ブラック・マジシャン〉の攻撃はこれで無効になる!!」
「そう簡単にはいかないか。オレはこれでターンエンドだ!」
武藤遊戯 LP:1200
手札:4
デッキ:26
墓地:9
除外:0
融合デッキ:1
モンスターゾーン:
〈ブラック・マジシャン〉攻撃力2500
「オレのターン、ドロー! 攻撃表示で出したことを後悔してくれる! 〈究極竜〉で〈ブラック・マジシャン〉を攻撃! アルティメット・バースト!!」
「焦るなよ海馬。罠カード〈六芒星の呪縛〉を発動! 〈究極竜〉の攻撃を封じ、攻撃を700ダウンさせる!」
〈青眼の究極竜〉攻撃力4500-700=3800
「くっ…! オレはこれでターンエンドだ!」
海馬瀬人 LP:1160
手札:5
デッキ:20
墓地:15
除外:0
融合デッキ:0
モンスターゾーン:
〈青眼の究極竜〉 攻撃力3800
「オレのターン、ドロー! 〈ブラック・マジシャン〉を守備表示にしターンエンド!」
武藤遊戯 LP:1200
手札:5
デッキ:26
墓地:9
除外:0
融合デッキ:1
モンスターゾーン:
〈ブラック・マジシャン〉守備力2100
「オレのターン、ドロー! 魔法カード〈罠はずし〉! このカードは表側表示の罠カードを破壊する! よって〈六芒星の呪縛〉を破壊!」
「くっ…!」
「更に魔法カード〈死者蘇生〉! サブカードに〈青眼の白龍〉を復活! 〈ブラック・マジシャン〉もろとも貴様のライフを0にしてくれる! 行けブルーアイズ! 〈ブラック・マジシャン〉に引導を渡せ!」
〈青眼の白龍〉が〈ブラック・マジシャン〉に攻撃を放つ。
「海馬、どれほど力を束ねてもその力は脆い! 罠カード〈聖なるバリアーミラーフォース―〉発動!!」
「何!?」
〈青眼の白龍〉の攻撃がバリアに跳ね返され、海馬の〈青眼の白龍〉と〈究極竜〉を破壊した。
「オ.オレの最強のモンスター達が全滅…!」
「このカードは相手モンスターの攻撃宣言時に発動し、相手の攻撃表示モンスターを全滅させる。よって〈青眼の白龍〉と〈究極竜〉は破壊された」
「バカな…! …オレは〈ミノタウルス〉を守備表示で召喚…」
〈ミノタウルス〉☆4 攻撃力1700 守備力1000
(勝負は決まったようデース。〈究極竜〉が消滅した時、海馬ボーイの戦意が完全に無くなりました。ですがデュエリストとしての最後のプライドがサレンダーを許さないようデース。遊戯ボーイ、彼に引導を渡すのデース)
ペガサスは千年眼で海馬の心を見て勝負の行方を見た。
海馬瀬人 LP:1160
手札:4
デッキ:19
墓地:18
除外:0
融合デッキ:0
モンスターゾーン:
〈ミノタウルス〉守備力1000
「オレのターン、ドロー! これが最後のターンだ海馬! 魔法カード〈死者蘇生〉! 海馬の墓地より〈青眼の究極竜〉をオレのサブカードに復活させる!」
「ぐ…〈究極竜〉…!」
自身の最大の切り札が敵となり、海馬は屈辱に震える。
「〈ブラック・マジシャン〉を攻撃表示に変更! バトルフェイズ、〈ブラック・マジシャン〉で〈ミノタウルス〉を攻撃!」
「くっ!」
「そしてこれで終わりだ! 〈青眼の究極竜〉で海馬の手札を攻撃! アルティメット・バースト!!」
〈究極竜〉は海馬の手札にある〈ランプの魔精・ラ・ジーン〉を撃ち抜き、とどめをさした。
「バカな‥‥っ!」
海馬:LP:1160-(4500-1800)=0
「勝者、武藤遊戯!!」
「海馬。究極の力はそれ自体が弱点になりうる。力に頼る事に拘るのをやめるんだな」
「くっ…!!」
「やったー! 遊戯の勝ちよ!!」
「ふふ…流石ね」
「ああ…!」
決闘王国準決勝が終わり、ついに決勝戦が始まろうとしていた。
究極竜は海馬に敗北を与え、遊戯に勝利を与える。