遊戯王DMT―転生したら城之内だった件―   作:Laginera

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第46話「運命を超えろ! 城之内VSマリク(表)」

遊戯とインセクター羽蛾のデュエルは絵札の三剣士を揃えた遊戯に軍配が上がり、トーナメントを進んだ。

 

小休憩を挟み、第2回戦の抽選が始まる。

 

「アルティメットビンゴマシーン! GO!」

 

そして2つのナンバーがついた玉が出てくる。

 

「第2回戦、城之内克也vsナム!」

 

「城之内君か~! 確か君はあのペガサスにも勝ったことがあるデュエリストだよね!楽しみだなー!」

「まあ、こちらもよろしく頼むぜ!」

 

(ああ、ついに決まっちまった。闇マリクが出ないとはいえ、マリクもそれなりに手練れのはずだしな…。望みは〈ラー〉の能力を全て把握しきっていない事だろうか…)

 

「克也さん頑張ってください!」

「お兄ちゃん頑張ってー!」

 

チャチャや静香に応援されながらも城之内はデュエルフィールドに立った。これまで集めて来たカードで組んだデッキと自分を信じるしかない。

 

「デュエル開始―!」

 

「ボクのターン、ドロー! モンスターとカードを1枚ずつセットしてターンエンドだよ!」

 

ナム(マリク・イシュタール) LP:4000

手札:4

デッキ:34

墓地:0

除外:0

融合デッキ:2

 

モンスターゾーン:

セットモンスター1体

 

魔法・罠ゾーン

セットカード1枚

 

 

「獏良君、ナム君ってどんなデッキ使うのかしら」

「さあ、どうだったかなあ? 多分融合モンスターを使ってたくらいなんだけど、よく覚えてないなあ」

「融合モンスターで速攻を決めるタイプとかかな?」

 

「オレのターン、ドロー! 〈強欲な壺〉を発動し、デッキからカードを2枚ドロー! 更に〈切り込み隊長〉を召喚! その効果で手札のレベル4以下のモンスター〈ダークヒーロー ゾンバイア〉を特殊召喚する!」

 

〈切り込み隊長〉☆3

攻撃力1200 守備力400

 

〈ダークヒーロー ゾンバイア〉☆4

 攻撃力2100 守備力500

 

「バトルだ! 〈ダークヒーローゾンバイア〉でナムのセットモンスターを攻撃!」

「セットモンスターは〈クリッター〉だ。戦闘破壊されるが効果を発動! デッキから攻撃力1500以下のモンスター〈沼地の魔神王〉を手札に加えるよ」

「〈ゾンバイア〉は戦闘した後攻撃力が200下がる。続けて〈切り込み隊長〉でダイレクトアタック!」

「くっ…!」

 

ナム(マリク・イシュタール) LP:4000-1200=2800

 

「やったお兄ちゃんが先にダメージを与えたわ!」

「…」

 

(あのナムと言う男、この雰囲気どこかで会ったことがある…)

 

「オレはメイン2でカードを1枚セットしてターンエンドだ」

 

城之内克也 LP:4000

手札:4

デッキ:32

墓地:1

除外:0

融合デッキ:3

 

モンスターゾーン:

〈切り込み隊長〉攻撃力1200

〈ダークヒーローゾンバイア〉攻撃力1900

 

魔法・罠カード:

セットカード1枚

 

 

「ボクのターン、ドロー! …フフフ」

「!!」

 

ナムが不敵な笑みを浮かべる。

 

「そろそろ余興は終わりと行こうか。城之内、先ずはお前から生け贄になってもらう! このマリク・イシュタールと墓守の一族の復讐の為に!」

 

ナムは本名のマリクを名乗り、隠していた千年ロッドを取り出す。

 

「あれは千年アイテム!」

「貴様がグールズのボス、マリクなのか!?」

 

遊戯と海馬はマリクの突然の正体暴きに驚愕する。

 

「フフフ、遊戯。先のデュエルでは随分ボクを辱めてくれたじゃないか。そのお礼に君の大切な友達を闇のデュエルの生け贄にしてやるよ」

「やめろ! 城之内君は何も関係ない! オレの失われた記憶にも、お前の復讐にも!」

「残念だが遊戯、お前と関係を持った時点でもう遅いんだよ。ボクはお前に関わる全ての人間が復讐対象なんだ! 先ずは城之内を神で葬ってやる!」

「神のカードだと!?」

「オシリスはお前の手に渡ったが、ボクには神のカード最強ランクのカード、〈ラーの翼神竜〉をまだ持っている!」

「神のカード最高ランクだと!」

「神にもランクがあってね。オシリスは最低ランクのカード、オベリスクはその中間にあり、ラーは最高ランクなのさ!!」

 

「ほお…ならその最強の神を拝めるというのだな」

「兄サマ?」

「城之内はちょうど良い実験ネズミだ。是非とも見せてもらおうではないか」

 

「だが神の召喚には3体の生け贄が必要なはず! たった1ターンで呼べるわけがない!」

「遊戯…。お前もあの子娘とデュエルしていたならわかるはずだ。神の神速召喚を!」

「何!?」

「先ずは〈沼地の魔神王〉の効果を発動! このカードを手札から墓地に送りデッキから〈融合〉を手札に加える! そして手札の〈サンダー・ドラゴン〉を墓地に送りデッキから2体の〈サンダー・ドラゴン〉を手札に加える!」

「この流れは…!」

 

舞はこの先の展開がわかり動揺する。

 

「手札から〈融合〉を発動! 手札の2体の〈サンダー・ドラゴン〉を融合し! 〈双頭の雷龍〉を融合召喚!!」

 

〈双頭の雷龍〉☆7 攻撃力2800 守備力2100 

 

「更に速攻魔法〈融合解除〉発動! 〈双頭の雷龍〉の融合を解除し、2体の〈サンダー・ドラゴン〉を墓地より特殊召喚する!」

 

〈サンダー・ドラゴン〉☆5 攻撃力1600 守備力1500 ×2

 

「そして伏せていた永続罠〈アポピスの化身〉! こいつは罠モンスターとしてボクの場に特殊召喚される!」

 

〈アポピスの化身〉☆4 攻撃力1600 守備力1800

 

「あっという間に3体のモンスターを…!」

「城之内…! 光栄に思え、神を拝めることを!! ボクは〈サンダー・ドラゴン〉2体と、〈アポピスの化身〉の3体を生け贄に捧げる! 全ての頂点に立つ神よ、今地上に舞い降りて大地を照らせ! 出でよ最強の神、〈ラーの翼神竜〉!!」

 

〈ラーの翼神竜〉☆12 攻撃力??? 守備力??? 

 

真夜中の空が輝き、黄金に輝く球体が現れる。

 

「これは…」

「フフフ…神は選ばれし所有者しか扱えないカードだ。〈ラー〉は古代神官文字(ヒエラティック・テキスト)を詠唱した人間の所有者となるのだ!」

 

マリクは通称『ゴリラ語』と呼ばれる古代神官文字を詠唱していく、そして球体だった〈ラー〉の姿が展開され、その姿を現す。

 

「〈ラー〉の攻撃力・守備力は生け贄に捧げたモンスターの攻撃力の合計で決定する! ボクが生け贄に捧げたモンスターの合計は4800! よって4800となるのだ!」

 

〈ラーの翼神竜〉攻撃力???→4800

 

「攻撃力4800!?」

(生け贄次第では〈オベリスク〉をもしのぐ攻撃力が可能だと!?)

 

「そして〈ラー〉はあらゆる魔法・罠・モンスター効果を受け付けない! お前がどんなカードを伏せていようと無意味なのさ!」

「くっ…!」

「神の一撃を受けろ! 〈ラー〉で〈切り込み隊長〉を攻撃! ゴッド・ブレイズ・キャノン!!」

 

〈ラーの翼神竜〉から全てを浄化する灼熱の一撃が放たれる。

 

「ぐあああああああーーーっ!」

 

「城之内君!」

「お兄ちゃんー!!」

 

転生城之内は死のフラグをへし折れるのか…。

 

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