遊戯王DMT―転生したら城之内だった件―   作:Laginera

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ゾンバイアリメイクありがとう!!

〈ギルティギア・フリード〉の融合素材を
鉄の騎士ギアフリードからコマンド・ナイトに変更しました。


第47話「運命を切り拓け、ギルティギア・フリード!!」

ナムの正体はグールズのボス、マリク・イシュタールだった。

1ターンで最強の神〈ラーの翼神竜〉を召喚し城之内(転生)を追い詰める。

 

ゴッド・ブレイズ・キャノンを受けた城之内は大ダメージを受ける。

 

「城之内…!」

「克也さん…!」

 

「ハーハハハハ! この一撃で貴様のライフは一気に削られた!」

「それは…どうかな…!?」

 

城之内克也 LP:4000→4400

 

「何!? ライフが削れるどころか増えているだと!? 貴様一体何をした!」

「オレはダメージを受ける瞬間、罠カード〈体力増強剤スーパーZ〉を発動した! こいつは2000ポイント以上の戦闘ダメージを受ける時、ライフを4000ポイント回復した後にダメージ計算を行う、だからオレの初期ライフに4000が加算され8000となり、その後〈ラー〉と〈切り込み隊長〉の間で発生したダメージ3600が引かれたんだよ」

「くっ…」

 

「流石だ城之内君! 〈ラー〉の攻撃力を逆手に取りライフを維持したんだ!」

「克也さん凄いです!」

 

皆が喜ぶ中、マリクは1人城之内をあざ笑っていた。

 

「何を喜んでいるだい遊戯? 確かに攻撃に耐えたのは見事だが、ただ延命したに過ぎない! どの道お前のデッキには神のカードも無ければ、〈ラー〉の攻撃力に勝るモンスターもいない雑魚モンスターでしか構築されていないんだ! 生き残った事を後悔するがいい! ターンエンド!」

 

マリク・イシュタール LP:2800

手札:2

デッキ:30

墓地:7

除外:0

融合デッキ:1

 

モンスターゾーン:

〈ラーの翼神竜〉攻撃力4800

 

魔法・罠カード:なし

 

 

「オレのターン、ドロー! 〈ダークヒーロー ゾンバイア〉を守備表示にし、モンスターをセット! カードを2枚セットしてターンエンドだ!」

 

城之内克也 LP:4400

手札:2

デッキ:31

墓地:3

除外:0

融合デッキ:3

 

モンスターゾーン:

〈ダークヒーロー ゾンバイア〉守備力500

セットモンスター1体

 

魔法・罠カード:

セットカード2枚

 

 

「ボクのターン、ドロー! 〈ギル・ガース〉を召喚!」

 

〈ギル・ガース〉☆4 攻撃力1800 守備力1200

 

「トラップ発動、〈落とし穴〉! 召喚された攻撃力1000以上のモンスターを破壊する!」

「つまらない罠カードだな。〈ギル・ガース〉は破壊される。だが魔法カード〈守備封じ〉を発動! お前のセットモンスターを攻撃表示にする!」

「何!?」

 

城之内がセットしたモンスター〈ロケット戦士〉が攻撃表示になる。

 

「今度はかわせまい! 〈ラー〉で〈ロケット戦士〉を攻撃! ゴッド・ブレイズ・キャノン!!」

 

〈ラー〉の一撃が〈ロケット戦士〉を焼殺し、城之内にダメージを与える。

 

「ぐあああああー!!」

 

城之内克也 LP:4400-(4800-1500)=1100

 

(くそっ…! 通常攻撃すらこのキツさかよ…!!)

 

「ハーハハハハ!!」

「くっ…」

 

「城之内君ッ!」

「神はあらゆる効果を受け付けない…一体どうすれば…!」

「克也さん…」

「城之内…!」

「お兄ちゃん…!」

 

「ボクはこれでターンエンドだ! 城之内、後一撃でお前のライフは尽きる!」

「待ちやがれ、オレは速攻魔法〈スケープ・ゴート〉を発動! オレの場に守備表示で〈羊トークン〉4体を特殊召喚する!」

 

城之内の〈ダークヒーロー ゾンバイア〉の周りに4体の羊トークンが現れる。

 

「無駄なことを…。どれだけ雑魚モンスターの壁を作ろうとお前の苦しみが伸びるだけだ! 貴様もデュエリストなら潔く神の一撃でくたばるがいい! ターンエンドだ」

 

マリク・イシュタール LP:2800

手札:1

デッキ:29

墓地:9

除外:0

融合デッキ:1

 

モンスターゾーン:

〈ラーの翼神竜〉攻撃力4800

 

魔法・罠カード:なし

 

 

「へっ…下らねえ。雑魚が弱いって誰が決めた?」

「何?」

「そりゃ、オレは確かに神のカード何て持っちゃいねえ。ましてや最強のカードなんてねえ。だけど雑魚には雑魚なりの戦い方ってもんがある。大魚をぶっ倒すためによ」

「そんな事は天地がひっくり返る事ぐらいあり得ないさ。強いものは弱いものを喰らう。これはデュエルモンスターズだけではない。この世界のルールだ! お前の【ゴミ】みたいなデッキの力を束ねた所で神のカードを倒すなど無理だ!」

「貴様! 城之内君のデッキがゴミだと!?」

 

親友のデッキを侮辱されて遊戯は怒りで声を

 

「そうだろう! 神のカードも無い、ましてやウルトラレアカードカードも無いような紙の束でどうやって神のカードを倒すっていうんだ!? そんなデッキはゴミでしかないだろう!」

「ああ、確かにな」

「城之内君…!?」

「ならさっさと潔く…!」

 

しかし、城之内は不敵な笑みを浮かべる。

 

「だが、テメーは倒せる」

 

その言葉にマリクは青筋を立てた。

 

「貴様…! 誰に向かってそんな口を聞いている!?」

「テメーにだよ。神の力に縋る臆病者にな!」

「ボクが臆病者だと!?」

「そうだろう。テメーはグールズの陰に隠れ、部下を使い捨て、杏子を利用した! テメーが優れているのはそう言った姑息な手段を使う事だけだ! 真剣勝負が決して出来ない臆病者さ!〈ラー〉も哀れだぜ。そんな卑怯者のしもべに成り下がるなんてよ!」

「貴様アアアア! 城之内、このデュエルが終わったら遊戯の前に貴様を八つ裂きにしてくれる!!」

 

マリクは怒りで千年ロッドを城之内に向けて宣言する。

 

(城之内…何か策があるのか…? 神は無敵だ。だけどオレは思う。その力は絶対じゃねえ…。それを証明してくれるのか?)

 

インセクター羽蛾は城之内の言葉に希望を感じ取った。

 

「オレのターン、ドロー! 魔法カード〈天使の施し〉を発動! デッキからカードを3枚ドローし、その後2枚を捨てる。…オレは〈ダークヒーロー ゾンバイア〉を攻撃表示にする!」

「そんな雑魚モンスターを攻撃表示にしてどうする気だ!? 攻撃する度に攻撃力が下がるゴミみたいなカードに!」

「…なんでかわかるかマリク? 〈ダークヒーロー ゾンバイア〉はかつて死神だった。だが正義の心に目覚め、その強大な力を愛する者の為に使うようになった。心が正義に近づくほど自分の顔が醜くなり、命を削っていく! だがそれでもこいつは戦う事を諦めねえ。大切な者を守るためにな」

「くだらないね! 命を削ろうともそんなゴミみたいなヒーローでは神には及ばない!」

「そんな時、ヒーローはどうするかわかるか? 絆の力を信じるんだよ! 

 

城之内は魔法カードを発動させる。

 

「装備魔法〈団結の力〉を発動! このカードは装備モンスターの攻撃力を自分の場のモンスターの数だけ800ポイント上昇させる! オレの場には〈ダークヒーロー ゾンバイア〉と4体の〈羊トークン〉! よって攻撃力を800の5倍、4000ポイントアップする!!」

「何!?」

 

〈ダークヒーロー ゾンバイア〉攻撃力1900+4000=5900

 

「こ、攻撃力5900だとおおお!?」

「城之内は守るためじゃない、戦うために〈スケープ・ゴート〉を発動したのね!」

「〈ダークヒーロー ゾンバイア〉! 〈ラー〉を哀れな卑怯者の元から解放しろ!! 〈ダークヒーロー ゾンバイア〉の攻撃、インビンシブル・オブ・ジャスティスキック!!」

 

〈ダークヒーロー ゾンバイア〉が高く飛翔し、〈ラー〉を攻撃する。

 

「バカな…そんなバカなことがあるか…! 」

 

〈ラー〉の頭上からひびが入り、静かに音を立てて崩れ去った。

 

「〈ラー〉が…最強の神のカードがアアアアア!!?」

 

マリク LP:2800-(5900-4800)=1700

 

マリクの絶叫と共に〈ラー〉は消滅した。最強の神を倒されたショックでマリクはその場に崩れ落ちた。

 

「ううう・・うああああああああああああーーー!?」

「…〈ダークヒーロー ゾンバイア〉の攻撃力は200ダウンする」

 

〈ダークヒーロー ゾンバイア〉攻撃力5900-200=5700

 

「やったー! 城之内が神のカードを倒したわアアアアア!!」

「凄いぞ城之内君!! オレでもできなかったことを!!」

「そのままマリクも倒しちゃってよ城之内!」

「お兄ちゃん! いっけー!」

「克也さん!」

 

「兄サマ! 城之内の奴が神のカードを倒しやがったぜ!!」

「バカな…奴如きが神のカードを…!?」

 

「ヒョヒョ、いいもん見せてもらったぜ城之内!」

 

「オレはカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

城之内克也 LP:1100

手札:1

デッキ:27

墓地:9

除外:0

融合デッキ:3

 

モンスターゾーン:

〈ダークヒーロー ゾンバイア〉攻撃力5700

〈羊トークン〉守備力0 ×4

 

魔法・罠カード:

セットカード1枚

〈団結の力〉:対象〈ダークヒーロー ゾンバイア〉

 

 

「‥‥」

「マリク・イシュタール! プレイ続行をしないのであれば、プレイ放棄により失格にするぞ!」

「…うるさい! 今ドローする所だ!」

 

マリクは注意をした磯野に怒鳴りカードを引く。

 

「ボクのターン、ドロー! 魔法カード〈悪夢の鉄檻〉を発動! このカードがある限り、全てのプレイヤーは2ターン攻撃できない! モンスターをセットしてターンエンドだ!」

 

マリク・イシュタール LP:1700

手札:0

デッキ:28

墓地:10

除外:0

融合デッキ:1

 

モンスターゾーン:

セットカード1枚

 

魔法・罠カード:

〈悪夢の鉄檻〉

 

 

「マリクの奴、時間稼ぎのつもりね…!」

「だが奴もそれだけ追い詰められているという事だ」

 

「オレのターン、ドロー! カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

城之内克也 LP:1100

手札:1

デッキ:26

墓地:9

除外:0

融合デッキ:3

 

モンスターゾーン:

〈ダークヒーロー ゾンバイア〉攻撃力5700

〈羊トークン〉守備力0 ×4

 

魔法・罠カード:

セットカード2枚

〈団結の力〉:対象〈ダークヒーロー ゾンバイア〉

 

 

「ボクのターン、ドロー! 魔法カード〈天よりの宝札〉を発動! 互いに手札が6枚になるようドローする! ボクは手札が0なので6枚ドロー!」

「オレは1枚だから5枚ドローする」

「〈ラー〉が倒されても、ボクのデッキにはグールズが密造したウルトラレアカードがある! 魔法カード〈サンダー・ボルト〉! 貴様の場のモンスターを全て破壊する!」

「なっ!? それはこの大会では禁止カードのはず!!」

「フフっ! そんなこと知ったものか!? これで貴様の雑魚モンスターを全て破壊する!」

「くっ! なら〈サンダー・ボルト〉にチェーンして罠カード〈強欲な瓶〉と速攻魔法〈非常食〉を発動! 墓地に送った魔法・罠カード1枚につき1000ポイント回復する! 〈非常食〉で発動した〈強欲な瓶〉と装備魔法〈団結の力〉を墓地に送り、2000回復する!」

 

城之内克也 LP:1100+2000=3100 

 

「更に〈強欲な瓶〉の効果でカードを1枚ドロー!!」

「だがお前のモンスターを全て破壊する! 更に儀式魔法〈カオスの儀式〉を発動!」

「何!?」

「手札・場のモンスターをレベル8以上になるようリリースして儀式を執り行う! 手札のレベル8モンスター〈仮面魔獣デス・ガーディウス〉をリリースし、〈カオス・ソルジャー〉を儀式召喚!」

 

〈カオス・ソルジャー〉☆8 攻撃力3000 守備力2800

 

「更に魔法カード〈融合〉を発動! 手札の〈ワーム・ドレイク〉と場の〈ヒューマノイド・スライム〉を墓地に送り〈ヒューマノイド・ドレイク〉を融合召喚!」

 

〈ヒューマノイド・ドレイク〉☆7 攻撃力2200 守備力2000

 

「神のカードを失ってもこれだけのモンスターを呼べるなんて!」

 

舞はマリクのプレイングの高さに驚く。

 

「ボクはこれでターンエンドだ! 〈悪夢の鉄檻〉が破壊された瞬間、貴様を葬ってやる!」

 

マリク・イシュタール LP:1700

手札:0

デッキ:22

墓地:10

除外:0

融合デッキ:0

 

モンスターゾーン:

〈カオス・ソルジャー〉攻撃力3000

〈ヒューマノイド・スライム〉攻撃力2200

 

魔法・罠カード:

〈悪夢の鉄檻〉

 

「だが城之内君も〈強欲な瓶〉を使い手札を補充出来た」

「このターンで奴がどうするかにかかっている」

 

「オレのターン、ドロー! 先ずは魔法カード〈ハリケーン〉を発動! 〈悪夢の鉄檻〉を手札に戻してもらう! 」

「ちっ…!」

「更に魔法カード〈戦士の生還〉! 墓地の戦士族モンスター〈切り込み隊長〉を手札に加える。そして〈切り込み隊長〉を召喚! その効果により、手札の〈コマンド・ナイト〉を特殊召喚する!」

 

〈コマンド・ナイト〉☆4 攻撃力1200 守備力1900

 

「〈コマンド・ナイト〉がいる時、オレの場の戦士族モンスターの攻撃力は400アップする!」

 

〈コマンド・ナイト〉攻撃力1200→1600

〈切り込み隊長〉攻撃力1200→1600 

 

「そんな雑魚を並べた所でボクのモンスターを倒せるものか!」

「いや、マリク! もう勝負はついている。お前の負けでな!」

「何!」

 

遊戯は厳しい目線をマリクに向ける。

 

「オレにははっきりと聞こえた! 〈ラー〉を失った瞬間、貴様の闘志がへし折れる音を! 今のお前は自分のプライドの為に悪あがきをしているに過ぎない! 神を失った時点で貴様は負けを認めているんだ!」

「何だと…!」

「遊戯の言う通りだ!」

 

海馬も続け様にマリクに言い放つ。

 

「マリク、オレは貴様を過大評価していたようだ。貴様如きが最強の神の所持者など笑わせてくれる! 所詮はブタ共の集まりの王に過ぎん。〈ラー〉を失い、なりふり構わない行いは見るに耐えんわ! 神を置いて早々に立ち去るがいい!!」

「黙れ黙れ黙れー! 何と言おうとボクの場には最強のモンスターが2体もいるんだ!」

 

そこにいるのはもうグールズのボスではなかった。出過ぎた力を失い、なおも力を誇示する哀れなデュエリスト・マリクでしかなかった。

 

「なら見ているんだな。魔法カード〈融合〉を発動! フィールドの2体の戦士族モンスター、〈切り込み隊長〉と〈コマンド・ナイト〉を融合する!! 融合召喚、〈鋼鉄の魔導騎士 ギルティギア・フリード〉!!」

 

〈鋼鉄の魔導騎士ギルティギア・フリード〉☆8 攻撃力2700 守備力1600 

 

「融合…!」

「手札から魔法カード〈速攻〉を使い、これで〈ギルティギア・フリード〉はこのターンに攻撃できる。バトルフェイズ、〈ギルティギア・フリード〉で〈ヒューマノイド・スライム〉に攻撃! この瞬間、効果を発動! 墓地の魔法カード〈融合〉を除外し、このカードの守備力の半分を〈ギルティギア・フリード〉の攻撃力にエンドフェイズまで加える!」

 

〈鋼鉄の魔導騎士ギルティギア・フリード〉攻撃力2700→3500

 

「攻撃力3500だと!?」

「ソウル・ブレード!!」

 

〈ギルティギア・フリード〉が〈ヒューマノイド・ドレイク〉を一刀両断した。

 

「くっ…!」

 

マリク・イシュタール LP:1700-(3500-2200)=400

 

「だがボクの場にはまだ〈カオス・ソルジャー〉が…!」

「いや、このターンで終わりだ」

「何!?」

「フィールドの戦士族モンスターのみで融合召喚されたこのカードはバトルフェイズに2度攻撃ができる!」

「何だと!?」

「〈ギルティギア・フリード〉で〈カオス・ソルジャー〉に攻撃! ソウル・ブレード!!」

 

〈ギルティギア・フリード〉が〈カオス・ソルジャー〉を切り倒し、マリクにダメージを与えた。

 

「そんなバカな…このボクがアアアアアアー!!」

 

マリク・イシュタール LP:400-(3500-3000)=0

 

「マリク。テメーはオレに負けたんじゃねえ。テメー自身に負けたんだ」

 

城之内(転生)は運命を乗り越え、デュエルに勝利した。

 




城之内、運命を越える。
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