遊戯王DMT―転生したら城之内だった件― 作:Laginera
バトルシティが終わり、童実野高校で遊戯と城之内は英雄扱いだった。
「うちの高校には優勝者と準優勝者がいる!」
校内新聞に掲示されたり、取材を受けたりすることもあった。
最も2人はほとんどを断っていた。
「オレも怪我がなけりゃ生で見たかったぜ!」
退院した本田は生でデュエルを見れなかったことを悔しがっていた。
本田は病室でデュエルの様子を見ており、遊戯と城之内のデュエルも勿論見ていた。
「城之内…お前本当に強くなったよな。まさか神のカードを倒しちまうなんてよ」
「まあ、やるからには本気でやっていたからな」
「うん、アンタは一番成長してるわよ」
城之内の成長を側で見ていた本田と杏子が一番感じていた。
ただ〈城之内死す〉を乗り越えるために頑張っていただけだが、この世界で生きていくために強くなっていった。
バトルシティが終わった後、遊戯は記憶の石板に神のカードを掲げようとしたが、事件が起こっていた。
記憶の石板が何物かに盗まれたのである。その事件は奇妙なことに、警備員の姿が消えており、記憶の石板はまるで空間ごと消えたように無くなっていた。
警察と協力してイシズが捜索しているが、未だ見つかっていない。
そんなわけで遊戯と共に闇遊戯は現世で過ごしている。
海馬はアメリカ支社で頑張っているようだった。
日常が戻り、遊戯と城之内も学生生活を楽しんでいた。
「城之内君! 学校が終わったらバーガーショップに行かない?」
「悪い、今日はすぐに帰らないといけないんだ」
「ああ? 何か最近付き合い悪いな」
「色々あるんだよ」
城之内は濁して、その場から去っていたが、杏子は女の感で察していた。
「女ね」
「ええっ!?」
「以前ならともかく、今の城之内はデュエルモンスターズでスター扱いされているじゃない。彼女がいたって不思議じゃあないわよ」
「まさかだろ! 万年金欠のアイツはバイト三昧で女っ気がないんだぜ!?」
本田はありえないと言った。
「だけど舞さんの件もあるし…」
「ちょっとつけて見ましょうよ。城之内の後をこっそり♪」
と言うわけで、こっそりと遊戯・杏子・本田は放課後に城之内の後を尾行した。
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―城之内の住んでいるアパート
家賃月数万円の集団住宅アパート。小綺麗になっている家の前とその中に入っていく城之内。その様子を見た3人は明らかに以前と変わっている事に気付いた。
「親父さんがいた時と雰囲気が違うぜ…」
「入ってみる?」
「ええっ…!?」
取り合えずインターホーンを鳴らしてみた。
「はーい♪」
すると、髪をポニーテールにまとめた金髪爆乳美女が現れた。
「チャチャさん!?」
「どうして城之内君の家に!?」
「何だよ2人共! この美人のねーちゃんの知り合いかよ」
「ちょっと本田! チャチャさんに失礼よ!」
「遊戯さんと杏子さんですよね? 克也さんに何か用ですか?」
「か、克也さん…!? 城之内の事下の名前で呼んでいるのか!?」
「本田! 近所迷惑だから叫ばないでよ!」
本田を落ち着かせ、チャチャは城之内にどうするか聞いて、3人を中に招いた。
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「マジかよ…」
「ごめんね城之内君…」
3人を見て城之内は呆れていた。
「暇なのねアンタ達も」
「舞さん!? どうして城之内の家に?」
「アンタ達だから言うけど、私城之内と同棲してるのよ」
「私もです~」
「城之内…アンタいつの間にそこまで舞さんと仲を深めていたのよ…!」
「いや、いつの間にっていうか…」
「畜生! 城之内の裏切り者! お前はオレと同じモテない側の人間だと思っていたのにいいいいー!」
本田はそう言って泣いた。
「まあ、私も心が広いし、優しい城之内だから女の一人や二人許してあげないとね」
「克也さんと私はラブラブですよ~♪ まあ、舞さんも素敵ですけど、克也さんは私を選びましたけどね~」
「五月蠅いわよ小娘」
「ごめんなさいおばさん」
「私はまだ20代よ!」
「城之内…アンタも罪な男ね」
「何でこんなことに…」
「てえめええ許さねえ! もうオレ達の友情はお終いだああー!」
「大丈夫だよ。本田君もいつか彼女が出来るって」
「うるせー遊戯! 同情されたら惨めになるだろーがよー!!」
「それにしても、チャチャさん良く城之内との同棲を許されたわね」
「兄上に言ったら認めてくれました。一応彰次さんは『避妊はしとけよ』って言われました。兄上も克也さんなら大丈夫だと言われました」
「チャチャを泣かせたら『半分殺す』って脅し入れられたけどな…」
(は、半分殺す!? 半殺しじゃなくて…!?)
その言葉の真意を考えると怖かったので遊戯は聞くのはやめた。
「畜生!なんだよもおおおおー! オレと城之内でどこにそこまで差がついたんだよー!!」
「わりい…」
本田は泣きながら帰り、杏子は舞に負けていられないと心に誓い。遊戯は城之内の立場に同情した。だけどこれからも友達でいる事を約束した。
「さて、アイツらは帰ったし…」
「私達との時間ですよ克也さん♪」
「あ、明日は朝からバイトだからお手柔らかに…」
「夜は女が強いから保証できないわ♡」
猛禽類の様な目線で城之内を見つける舞と、笑顔で圧をかけるチャチャに城之内はただただ従うしかなかった。