遊戯王DMT―転生したら城之内だった件―   作:Laginera

64 / 65
第64話「杏子VS本田! LDS製ディスクのデュエル」

―童実野町・タレントオーディション面接場

 

『ん~♪ 杏子ちゃんのダンスは悪くないけど、それだけなのよねえ。人々に見せるプロになるなら、何を伝えるのかを考えないとプロは難しいわよ~』

 

以前オーディションで言われた言葉を思い出し、杏子は夢に近づくためにオーディションを受けていた。

 

(アメリカで活躍するためにも色々な事を経験しておかないと)

 

今回のタレントオーディションはコマーシャルメッセージのダンサーを応募するというものである。杏子は審査員の前で披露し、合格をもらった。

 

「それでは杏子さん、早速ですがコマーシャルの撮影をしたいので…」

「わかりました!」

 

杏子は意気揚々にコマーシャルの撮影に向かった。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 

翌日から童実野町で杏子が出演するCMが放映された。

 

『デュエルディスクは』

『LDS!』

『バリエーションは』

『3種類!』

『いまならストラク』

『ついてくる!』

 

『LDSはこれからデュエルを始める方、ベテランの方、全てを応援しますわ~』

『お子様にお得なデッキ割りで今日から君もデュエリスト!』

 

『デュエルディスクはLDS』!

 

杏子と共演しているのはLDS所属の天上院明日香と浜口ももえだと後に遊戯達に杏子から語られる。

 

シンプルながら印象に残るコマーシャルは反響を呼び、LDSが販売したデュエルディスクは1日で完売した。

 

「じーちゃんもLDSからのデュエルディスクを輸入するっていうんだ。海馬コーポレーション製よりコンパクトで性能がいいって噂なんだよ」

「海馬のライバルが出現って所か?」

 

遊戯と城之内が話をしていた所に。

 

「よう遊戯、城之内!」

「あっ! 本田君、君もLDSのデュエルディスクを!?」

「おうっ! 海馬コーポレーション製より安くてな! オレでも買えるからおもわずな!」

 

新品の黄色のデュエルディスクを付けて本田はアクセサリーを自慢するようにみせつける。

 

「城之内もLDSにしたらどうだ? 使いやすいし、しかもすぐにデュエル出来るデッキもついてくるんだぜ!」

 

そう言って本田はデッキを取り出す。

 

「このデッキ凄く強くてよ。試しにデュエルしたら昨日3連勝出来たんだぜ! 今なら城之内にも勝てるかもな!」

「マジかよ。かなり実戦向けのデッキってことか」

「ストラクチャーデッキって初心者様にあまり強くできてないからね。LDSってかなり手厚いサービスをしてくれるんだ」

 

「おっはよー遊戯!」

 

そこに杏子も加わる。

 

「えへへー! どう、可愛いでしょ!」

 

杏子はピンク色のデュエルディスクを付けていて。

 

「海馬君の作ったディスクって可愛げないから買わなかったけど、LDSのは色が豊富だから貰ったのよ!」

「杏子の出たコマーシャル見たよ! すっごく良かった!」

「私も採用されるとは思わなかったわ! だけどこの経験で夢に近づけた気がするのよね」

 

杏子は嬉しそうに話した。

 

「杏子もデッキ貰ったんだろ? オレとデュエルしねえか? 今なら出られも負ける気がしねえからよ」

「私もかなり強くなってるわよ! 負ける気はないわ!」

 

こうして本田と杏子がデュエルすることに、人気の無い屋上に移動して本田と杏子がデュエル始めて、遊戯と城之内が見守ることになった。

 

「行くぜ、オレのターン、ドロー! 手札から〈ジェネティック・ワーウルフ〉を召喚!」

 

〈ジェネティック・ワーウルフ〉☆4 攻撃力2000 守備力100

 

「レベル4で攻撃力2000!」

「効果は持っていないがデメリットアタッカーでもない優秀なモンスターだな」

 

「更にオレはカードを1枚伏せてターンエンドだぜ!」

 

本田ヒロト LP:4000

手札:4 

デッキ:34

墓地:0

除外:0 

融合デッキ:0

 

モンスターゾーン:

〈ジェネティック・ワーウルフ〉攻撃力2000

 

魔法・罠カード

セットカード1枚

 

 

「私のターン、ドロー! 見え見えの罠ね。速攻魔法〈サイクロン〉! 本田の伏せカードを破壊!」

「ああ! 〈ミラーフォース〉が!?」

 

(しれっとヤバイカード伏せているな…)

 

「更に私は〈マハー・ヴァイロ〉を召喚!」

 

〈マハー・ヴァイロ〉☆4 攻撃力1550 守備力1400

 

「装備魔法〈秘術の書〉を装備するわ! 魔法使い族の攻撃力・守備力を300上げるわよ。更に〈マハー・ヴァイロ〉は装備カード1枚につき攻撃力を500アップさせるわ!」

 

〈マハー・ヴァイロ〉

攻撃力1550→2350

守備力1400→1700

 

「バトルよ! 〈マハー・ヴァイロ〉で〈ジェネティック・ワーウルフ〉を攻撃!」

「くっ…!」

 

本田ヒロト LP:4000-(2350-2000)=3650

 

「更にカードを1枚伏せてターンエンドよ!」

 

真崎杏子 LP:4000

手札:2

デッキ:34

墓地:0

除外:0

融合デッキ:0

 

モンスターゾーン:

〈マハー・ヴァイロ〉攻撃力2350

 

魔法・罠ゾーン

セットカード1枚

〈秘術の書〉:対象〈マハー・ヴァイロ〉

 

「オレのターン、ドロー! オレは魔法カード〈強欲で謙虚な壺〉を発動! デッキの上から3枚めくり、その中の内の1枚を手札に加える! その後デッキをシャッフルする。特殊召喚をこのターンできないが、逆転の1枚を手札に加えるぜ!」

 

本田:デッキトップ3枚

〈成金ゴブリン〉

〈蛮族の狂宴Lv5〉

〈アクロバットモンキー〉

 

「オレは〈蛮族の狂宴Lv5〉を手札に加えデッキをシャッフル! 更にモンスターをセットしてターンエンドだ!」

 

本田ヒロト LP:3650

手札:4 

デッキ:32

墓地:3

除外:0 

融合デッキ:0

 

モンスターゾーン:

セットモンスター1体

 

魔法・罠カード:なし

 

 

「私のターン、ドロー! 〈エンシェント・エルフ〉を召喚!」

 

〈エンシェント・エルフ〉☆4 攻撃力1450 守備力1200

 

「バトルよ! 〈マハー・ヴァイロ〉でセットモンスターを攻撃!」

「こいつは戦闘破壊されるが、リバース効果を発動!」

 

本田のセットモンスターは〈魔装機関車ボコイチ〉。リバースした時、プレイヤーは1枚ドローできる効果を持っている。

 

「デッキから1枚ドローする!」

「だけど〈エンシェント・エルフ〉で直接攻撃よ!」

「くっ…!」

 

本田ヒロト LP:3650-1450=2200

 

「ターンエンドよ」

 

真崎杏子 LP:4000

手札:2

デッキ:33

墓地:0

除外:0

融合デッキ:0

 

モンスターゾーン:

〈マハー・ヴァイロ〉攻撃力2350

〈エンシェント・エルフ〉攻撃力1450

 

魔法・罠ゾーン

セットカード1枚

〈秘術の書〉:対象〈マハー・ヴァイロ〉

 

 

「ライフは杏子が勝っているけど本田君は手札を補充して反撃の機会をうかがっているね」

「次のターンで一気に展開してくるだろうな」

 

「オレのターン、ドロー! 一気に行くぜ! オレは魔法カード〈蛮族の狂宴Lv5〉を発動! 手札・墓地からレベル5のモンスターを2体選んで場に特殊召喚する! オレは手札の〈バーバリアン1号〉と〈バーバリアン2号〉を選び特殊召喚する!」

 

〈バーバリアン1号〉☆5 攻撃力1550 守備力1800

〈バーバリアン2号〉☆5 攻撃力1800 守備力1500

 

「2体のモンスター…! 生け贄にするつもりね!」

「オレは2体の〈バーバリアン〉を生け贄に〈バーバリアンキング〉を召喚するぜ!!」

 

〈バーバリアンキング〉☆8 攻撃力3000 守備力1100

 

「攻撃力3000!」

「更にオレは手札から装備魔法〈デーモンの斧〉を〈バーバリアンキング〉に装備! 攻撃力を1000ポイントアップさせる!」

 

〈バーバリアンキング〉攻撃力3000→4000

 

「バトルだ! 〈バーバリアンキング〉で〈マハー・ヴァイロ〉に攻撃!」

「くっ…!」

 

真崎杏子 LP:4000-(4000-2350)=2350

 

「よっしゃー!オレはこれでターンエンドだ!」

 

本田ヒロト LP:2200

手札:2

デッキ:31

墓地:6

除外:0 

融合デッキ:0

 

モンスターゾーン:

〈バーバリアンキング〉攻撃力4000

 

魔法・罠カード:

〈デーモンの斧〉:対象〈バーバリアンキング〉

 

 

「私のターンドロー! …魔法カード〈地砕き〉を発動! 相手の一番守備力の高いモンスターを破壊するわ!」

「何!?」

「今本田の場にいるのは〈バーバリアンキング〉しかいないわ! よって自動的に〈バーバリアンキング〉を破壊よ!」

「オレの〈バーバリアンキング〉が!?」

 

〈バーバリアンキング〉の足元の地面が割れて飲み込まれていった。

 

「更に〈エンシェント・エルフ〉を生け贄に〈ブラック・マジシャン・ガール〉を召喚!」

 

〈ブラック・マジシャン・ガール〉☆6 攻撃力2000 守備力1700

 

「なっ!〈ブラック・マジシャン・ガール〉!?」

「この前パックを買ったら当たったから入れたのよ! 更に場に伏せていた永続罠〈リビングデッドの呼び声〉を発動して墓地の〈マハー・ヴァイロ〉を特殊召喚!」

「げっ! モンスターが2体に!?」

「バトルよ! 先ずは〈マハー・ヴァイロ〉でダイレクトアタック!」

「ぐああっ!?」

 

本田ヒロト LP:2200-1550=650

 

「更に〈ブラック・マジシャン・ガール〉でダイレクトアタック! ブラック・バーニング!!」

「うわあああー!?」

 

本田ヒロト LP:650-2000=0

 

「クソ―負けたー!! ていうか〈地砕き〉は卑怯だろ!」

「対策してないアンタが悪いのよ! どんなに強力なモンスターも効果破壊されたら意味がないわ」

「くううう…!」

 

「攻撃力3000のモンスターを入れたデッキを配るなんてLDSの人って太っ腹なんだね」

「ああ。展開力もあるし、使いやすくて強力ってのがいいな」

「遊戯、城之内―! 何が駄目だったんだー!?」

「展開力はあるから防御系のカード入れたらいいんじゃねーか? 〈ミラーフォース〉以外に」

 

LDS製のデュエルディスクは周囲に知れ渡り、童実野町を含め全国に広まっていった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。