ドラゴンクエストⅥの世界に転生した一般転生者もの 作:ロクモン
俺の名前はシリウス。
前世の記憶があり、かつて日本という国で生きていた所謂転生者である。
この世界がどういう世界か知ったのは8歳の頃だ。
俺の住んでいる村が魔物に襲撃されたのだが、その魔物の中に明らかに見覚えのあるスライムの姿があった。
そう、日本人なら誰もが見た事があるであろうドラゴンクエストのスライムだ。
どうやら俺はドラクエ世界に転生しているらしい。
とはいえ、ドラクエにはいくつものゲームやら漫画作品が存在しており、そのうちのどの世界なのか。そもそもそれらの作品の時代に生まれているのかどうかも全くわからない。
ドラクエはⅣⅤⅥの天空シリーズにしか触れた事がないし、それらをプレイしたのも子供の頃だったので、だいぶ記憶が薄れている。
そんな俺も16歳になり、村が魔物の襲撃で滅んだ事で、身一つで旅をしている。
今はゲント村という、ゲント族が住む村の宿屋を拠点に修行を行っている。
なんとなく聞き覚えのあるような名前の村だが、ナンバリング作品のいずれかに登場していたのだろうか?
8年もの旅を経て、俺もそれなりに強くなってきていると思うのだが、
ゲームと違ってレベルの確認なんて出来ないので、今どれだけ強くなっているのかさっぱりわからない。
この世界のことをよく知っていれば、どの地域の魔物がどれくらい強いかとかもわかるだろうから、そこから大凡の力量も把握できるとは思うのだけれど、俺の記憶にそんなものはない。
「シリウス、おはようございます」
次の旅の資金集めのために酒場で依頼受けて、その報告をしていると。
村で知り合ったゲント族の友人に声をかけられた。
「おはよう、チャモロ」
ゲントの村の村長の孫で、優秀な回復魔法の使い手の14歳の少年だ。
黄色い帽子と法衣を着ており、いかにも僧侶と言わんばかりの装いである。
「今日も仕事ですか。精が出ますね」
「また旅に出ようと思っていてな、その資金集めをしないとだからな」
そういうとチャモロは少し目を見開き、顔を俯かせた。
「そう、ですか•••。寂しくなりますね」
ゲント村での滞在も今日で1年にもなる。
周辺の魔物は強くはなかったが、ゲント族の得意とする回復魔法の習得の為に師匠の友人のゲント族に修行をつけてもらっていたのだ。
チャモロとは滞在中に受けた依頼で知り合い、それ以降も何度か一緒にパーティを組んで戦闘をしており、今ではすっかり友人になっていた。
「まあ、またゲント村には遊びにくるからさ、その時は一緒に釣りでもしようぜ」
「はい!」
sideチャモロ
シリウスさんとは一年前、レイドックへの商人の護衛依頼で知り合いました。
修行のため、こういった依頼を受ける事が多く、それなりに依頼の数もこなしてきて天狗になっていたのかもしれません。
魔物の群れに囲まれてしまい、前衛を務めてくれていたレイドックの戦士は魔物の一撃で意識を奪われて窮地に陥ってしまいました。
『はぁぁぁあ!』
絶体絶命の窮地の中、助けてくれたのがシリウスさんでした。
黒い髪に黒い目、前衛を務める剣士としては軽装で、盾も持たず片手剣のみで魔物を一撃で仕留めていく様は、私がこれまで見てきたどの剣士よりも優れているように見えました。
『お怪我はありませんか?』
尻餅をついて座り込む私に、膝をついて目を合わせて彼はそう言った。
私を含めボロボロになってしまった護衛メンバーの代わりに彼が商人の護衛をすることで、レイドックへの旅を続けることになりました。
2日間のわずかな間ですが、寝食を共にするうちに彼に好感を抱いていた私は、彼を兄のような存在と思い、慕うようになっていました。
彼がゲントの村を旅立って数日が経ち、また修行の日々が続いています。
村長の孫である私には彼のように気兼ねなく接することのできる友人がおらず、退屈な日々が続いています。
再び彼に、シリウス兄に出会う日は来るのでしょうか•••。
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シリウス
特技
かえん斬り
まじん斬り
いなずま斬り
しんくう斬り
はやぶさ斬り
魔法
ホイミ/ベホイミ
キアリー
ルカニ
バギ/バギマ
トヘロス
お仕事が忙しくない時に更新します。
とりあえず書けたので投稿しましたが、恐らくまた後で修正します。
最初はシリウスのレベルを30としていましたが、
レベルの概念は組み込まずにいこうかなと思います。
なんでかっていうとレベルのシステムがあると、小説にする上で自分の場合どうしても各国の戦力差や各地の魔王軍の質の差が気になってしまってうまく纏められない気がしたからです。
ムドーはデスタムーアの城のモンスターよりは強いイメージでいます。
仮にも魔王がそこら辺のモンスターに劣ってはいけないでしょう?
各魔王のパワーバランスは今夜寝る前には決めておきます。