転生したら『天理』になったので、『星神』になる。 作:グランド・アニマル
まさか、こんなに早くバーがついて、評価が7.6になるなんで思ってみなかったです。
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評価ありがとうございます。
創造歴12300年 —— 琥珀記135紀
Ⅸの誕生から100年。
ついに——あの恐怖の代名詞とも言える戦争、『宇宙の崩落』が終結した。
思考するブラックホール。
呑み込んだ全てのものを虚無へと変える厄災。
Ⅸを殞落させたにもかかわらず——
今でも、Ⅸの眷属たちは宇宙に甚大な被害を齎している。
虚無の眷属——
「八百万の神々」と呼ばれる魔獣たちは、Ⅸの影分身であり、分霊そのものだ。
『天の使い』と同等の戦闘力を持ち、ただ本能のままに人を襲い、虚無へと変える。
Ⅸが殞落して以来、その数は激減している。
だが——『虚無』の運命が存在する限り、彼らが完全に消えることはない。
魔獣たちに対抗するため、『天の使い』を量産したが、範囲が広く、処理できない部分も多い。今の俺は、『冥海』の維持で精一杯で手が離せない。
——どうしよう。
現在の状況
・Ⅸの被害により、銀河(宇宙)は復興ならず。
・他の星神の縄張りを獲得したが、
管理が追いつかず、放置状態。
・Ⅸの眷属『八百万の神』の魔獣が、
宇宙に多大な被害をもたらしている。
・現在、『八百万の神』の魔獣と、
ニコが率いる『天の使い』の軍勢が交戦中。
・各惑星に貼っている偽りの空(星間障壁)は、
大部分が破損している。
・『天理』のパネースは、『冥海』を維持し、
魂の回収に急いでいる。
★★★
創造歴12400年 —— 琥珀記136紀
徐々に状況が良くなってきた。
『八百万の神』の魔獣たちも数は激減している
今、全ての星に偽りの空(星間障壁)を修復し、魔獣を通れなくなったが、無理やり破いた個体も複数いる。
現在、『八百万の神』の魔獣によって銀河(宇宙)が危ない。
保護対象の星は、数千億もいるのに、『天の使い』の数はとても足りていない。
Ⅸの戦いで『天の使い』の8割も殉職したから、直ぐに補充しないと。
故に、俺は新たな使令、『魔神』を作った。
俺は悟った。
全ての星を管理するのは、『星神』の力だけでは足りなかった。
俺の力不足をだけではない。
『星神』の視線を宇宙を見つけているが、全体の存続を優先し、見捨てて犠牲になった星もいる。
俺は人類を愛しているが、その星に住む個人のために視線を向けなかった。
一瞥をしても、向き合うことはなかった。
以前は『天の使い』たちが俺の思いを人々に伝えたが、それでも足りない。
超越的視線の神だけでは足りない。
人と同じ尺度で見れる神が必要だ。
故に俺は、人と同じ視線で生きれる『魔神』を作ることを決定した。
★★★
『魔神』とは、同じく『原神』に登場する神々だ。
『星神』とは違い——人間の尺度で物事を見ることができる。
といっても星神と比較しての話だ。
『魔神』は、『原作の天理』から「魔神から人間への愛」という呪いをかけることで誕生したと俺は推測する。
精霊、元素生命体、人、世界樹の枝。
おそらく、星神と同様、なるだけなら、特別な種族である必要はないだろう。
スターレイルにも同じように作ればいい。
各惑星に存在している『神話』、『自然現象』と言った形のないものから。
各惑星の頂点に維持している『最強生命体』や、星神や天の使いを頼らない人の『英雄』などを『魔神』に作り変えることにした。
手始めに、俺は『神話』と『自然現象』に一瞥し、魔神にした。
意志を最初から持った生命体や英雄を、魔神にすると、悪影響を及ぼすかもしれない。
実験の意味合いで、まずは形のないものから始めた。
★★★
『神話』から収集した情報を、生の権能で具現化し、俺の血肉と呪いを与えた。
神話ベースの『魔神』、彼らは神話通りの性格を持ち、俺が与えた権能を使用し、人々を守った。
俺を信仰する星も、していない星も——
かつてあった神話や自然現象が具現化され、驚きつつも、やがて受け入れた。
独自の神話体制を持つ星では、「神の降臨」と喜ばれた。
俺のみを信仰する星では拒絶された。
だが、何の力も持たない人々は、『魔神』を新たな『天の使い』と解釈し、魔神に従った。
★★★
『自然現象』は、俺が一瞥したことで——
擬人化した神となった。自我と肉体を持ち、俺の血肉を受け入れ、呪いも受け入れた。
自然現象ベースの魔神は純粋で順従だ。
彼らは俺を父と慕い、命令に従い、魔獣を倒し、従来とは新たな神話体制を作り始めた。
★★★
『神話』と『自然現象』の魔神制作の成功を確認した後、『最強生命体』と『英雄』にも手を伸ばした。
自我を持たない『最強生命体』は愛を知り、人への愛を持った。
世界を守ると誓った『英雄』は今まで以上の力を手に入れ、世界を守った。
彼ら『魔神』は、『神』でもあり、同時に、俺の『使令』でもある。
だが、『魔神』は他の『使令』とは異なる部分がある。
それは、哲学的概念である『運命の概念』ではなく、純粋な『概念』を司るという点だ。
星神の概念と魔神の概念を解説すると、話は長くなるが、よう簡単に言うと、両者の概念は似て非なるものだ。
魔神の概念は己を象徴するものだか、己を縛られていない。自由に行動できる。
壊滅の魔神が、花を持てるように、豊穣の魔神は、人に寄り添うように、魔神は概念を司るにも関わらず自由に行動できる。
自由。
これが、戦闘面では星神に及ばない魔神たちが、星神たちに唯一勝るものだと俺は思う。
俺がかけた『呪い』以外は・・・
★★★
『天の使い』の欠けた戦力を、無事に『魔神』で補充できた。
彼らは、『天の使い』と同じ、信仰心で強くなれる。
既に、単独で星間旅行ができる『魔神』も出てきた。
彼らは次々と魔獣を殺し、強くなる。
余りにも早く駆逐するため、Ⅸの遺産を素早く処理できた。
——え、もう処理できた?
これ、ほんと凄いね。
どうして、今まで思いつかなかったんだろう。
ただ、そこにいるだけの神話や自然現象、その星の最強生命体などが。
何の役にも立たない生物が——
ただの呪い一つで人々を守る防波堤となり、こんなに簡単に利用できる手駒になれるなんて。
——コスパ最高。
……原作の天理、もしかして天才か。
現在の状況
・銀河(宇宙)の大部分は復興している
・現在、『八百万の神』の魔獣と
『天の使い』の軍勢が交戦中——
『魔神』の参戦により勝利。
・ナマニアン星系跡地にて、魔獣王の討伐に成功。
・各惑星に貼っている偽りの空(星間障壁)は
大部分が修復しているが、
無理やり破いてくる個体が依然として存在する。
・『太陽を呑む獣たち』が、
多大な被害をもたらし続けている。
★★★
創造歴12410年 —— 琥珀記136紀
『魔神』の誕生により、『八百万の神』の魔獣は大分処理できるようになった。
だが——目下最大の敵が現れた。
それが、『太陽を呑む獣たち』。
既に幾つもの太陽と星系を飲み干した化け物たちだ。
Ⅸが殞落しても、『運命』が存在している限り、『八百万の神』は動き続ける。
宇宙が『虚無』に包み込まれるほど、彼らは強大になる。
俺の恩寵を与えた『天の使い』も、自然現象の化身たる『魔神』も対処できない。
故に——俺自らが出陣した。
『冥海』を維持する俺は、現在、宇宙中で空の権能によるワープを繰り返し、『太陽を呑む獣たち』をしばき回している。
『八百万の神』の中でも最も巨体を誇るから、見つけやすく処理にも手間は掛からない。
数百体しかいないとはいえ、既に数千星系が食われたから俺も日頃のストレスを発祥する。
俺はワープし、彼らの顔面にパンチを放つ。
——食らえ、『星神パンチ』。
星神の拳で、犬どもに風穴を開け、即死させた。
星系規模の体を利用し、小細工なしの虚数エネルギーと星間障壁を纏った拳で、一撃KO。
そして——食らえ、『虚数崩壊インパルス』。
星系規模の『太陽を呑む獣たち』は、俺の口元から発した「怒りの熱線」を浴び、消滅した。残像すら残さず、文字通り虚無となった。
虚数崩壊インパルスは、俺の得意技だ。
『天理』の膨大な虚数エネルギーを使って、熱線ビームとして打ち上げる。
星神の基本技だが、シンプルかつ強力だ。
こういった小細工なしの攻撃、一番強いからな。
元は、天才クラブ79が開発した虚数崩壊インパルスを参考にした。
とはいえ、あちらは人工的に虚数障壁の穴を開けるものだし、名前と虚数エネルギーを使っているだけで、原理は全然違う。
未来では、俺の技として再現されると思うが、もし星系に放ったら、俺は天の釘を落とすね。
宇宙空間の中で俺は最後に暴れた個体を殺した。
さて、目下で暴れている『太陽を呑む獣たち』は、これで最後だ。
何匹かは逃げられてしまったが、
問題ない。また、出てきたら殺せばいい。
俺がいなくてもクリフォトが処理すればいいだろう。
さて——彼らが食べたものの中に、『魂』はあるのかな。
……く、くそ。
消化されてやがる。
全て、『虚無』に汚染された。
時間逆行しても無意味だ。
俺は宇宙にある全ての魂を管理し、死の権能で『冥海』に送られる。
『冥海』とは、魂の集まり場。
簡単に言えば——『死後の世界』。
本来、スターレイルの宇宙に『死後の世界』はない。
だが、俺はスターレイルの宇宙、つまり、虚数の樹に地脈ネットワークを張り巡らせ、疑似的な『死後の世界』を作り上げた。
宇宙にある全ての魂は、死の権能によって『冥海』へと送られ、生の権能で次の生を得られる。
要は輪廻転生だ。
基本、魂は俺の管理下にあるが、他の星神に干渉されることがある。
例えば、虚無に飲まれた魂は、この世のあらゆる時間軸からも消滅し、『時間逆行』でも復元不可能になる。
そのせいで、人々は、虚無に飲まれる前に自害する習慣を身についてしまった。
『宇宙の崩落』の時も、Ⅸに飲まれかけた星系は集団自死を選んだくらいだからね。
とはいえ、これで回収できるから何とも言えない気分。
★★★
創造歴13457年 琥珀記160紀
あれから千年。ようやく復興できた。
★★★
創造歴131935年 琥珀記583紀
宇宙における『八百万の神』の魔獣の一掃を完了した。
今、銀河(宇宙)は『魔神』と『天の使い』によって支配している。
『魔神』に選抜条件はそこまで決まっていない。
その気になれば、他の『星神』の眷属でも『魔神』にできる。
この前、クリフォトの眷属であるミニクリフォトたちを魔神にし、クリフォト傘下の星を『存護』している。
今、存在している星神は、『天理』『存護』『愉悦』のみ。
『愉悦』アッハは、ただ遊んでいる。
俺の生み出した魔神にちょっかいをかけているが、人に被害を加えていないため無視している。
現在の状況
・銀河(宇宙)は、繫栄の絶頂を到達している
・銀河(宇宙)のほとんどは、『魔神』と『天の使い』の支配下にある。
・一部の魔神。魔神オルペウスは、神と名乗らず、使徒となのり。
俺を一神教にした『パネース教』が誕生する
『天の使い』、『魔神』、『パネース教』など俺に関係する勢力を、『天理勢力』と呼ばれるなった。
★★★
創造歴231935年 —— 琥珀記1300紀
あれから——20万年が経った。
宇宙はかつての復興を取り戻し、平和となった。
とはいえ、新たな星神も誕生し、厄災も起きている。
新たなに誕生した星神は、
『開拓』『調和』『知恵』『豊穣』『純美』『終焉』『記憶』『神秘』。
基本的に、俺の『天理勢力』は、ほぼ彼らと敵対しているが、一部例外もある。
『開拓』——協力関係
彼とは協力関係にある。
だが——彼の故郷であるペガーナ帝国は、俺が滅ぼしてしまったから、俺に苦手意識を持っている。
上層部を消して、空中分解しただけなのに。別に呪いをかけてもいないのに。
『調和』——敵対関係
呪いを与えても、逆に危険度が高まった。
俺は各文明の独自性を重視するが、調和はそれを消していく。
星核の件もあるから、生まれたときに合わせて殺そうとしたが、宇宙の超空洞である『宇宙の果て』に逃げられた。
『知恵』——協力関係
人の知識が大好きになった。
それ以外は基本的に変わらない……かもしれない。
そもそも知識は人が生み出したものだから、呪いがなくても大好きだったかも。
『神秘』の誕生に合わせて、『知恵』の確定性を増すため、事実しか書かないアカシックレコードを出す。とはいえ、その行動は意味をなさないが。
とはいえ、ミュトウスの誕生以前の行動は、原作と何も変わらない。
ザンダーはヌース殺すマンになった。
『豊穣』——中立
——彼?、彼女?はなんかバグった。
何か俺の呪いと妙に完璧に合致し、無関係の星にも祝福を与えた。
俺は『豊穣』を危険視し、力の一部を奪って、『宇宙の果て』に追放した。
この力を元に『豊穣』の魔神を作った。
『純美』——敵対関係
彼女は以前、俺の管理下にある文明を一つ消しやがった。
醜いものを嫌うため、醜い文明や人種を選抜して消しやがった。
美の基準は、時代や星によってバラバラなのに。
人を愛しても醜いものは嫌いらしい。
呪いをかけたことで、これでもマシになったほうだ。
原作ではもっと酷いかも。
とはいえ、その消された文明は、『ニコ』が一から育て上げたもの。
世界を守るためでもなく、ただ醜いという理由で消されたから、彼女は、今まで見たこともない顔を浮かべ上げた。
その時の寒気は、初めてⅨと対峙した気分とよく似ている。
そのブチぎれ具合は凄く、俺はニコに膨大な虚数エネルギーを与えると、ニコはイドリラの顔面をズタズタにして、ブサイクと言ったら、傷ついて『宇宙の果て』に逃げられた。ざまぁ。
『終焉』——協力関係
『記憶』——未誕生
生まれていないため、ノーカウント。
『神秘』は、殺した。
そして、
★★★
『神の目』とは——
神に認められた極小数の人間のみが得る、外付けの魔力器官。
見た目は、金属製の外枠に、大きな宝玉がはめ込まれたようなブローチのような形をしている。
『原神』では、プレイアブルキャラクターは皆この神の目を持ち、人間の身でありながら、元素力のどれか一つを感知し、引き出せるようになる。
また、身体能力も一般人とは比べ物にならないほど増強される。
俺はこれを量産することにした。
星神は増え、『魔神』や『天の使い』でも対処できなくなることもあるから、人々にも自衛の手段と、誰でも簡単に『運命の行人』になってもらう。
問題は材料だ。
俺の『天理』の虚数エネルギーは『魔神』や『天の使い』に半分も持っていかれている。
宇宙の秩序と繁栄を維持するためとはいえ、力の半分も使っているのは、かなり痛い出費だ。
もう、俺が人々に分け与える虚数エネルギーは残されていない。
ならば、どうするか・・・別の星神の『虚数エネルギー』を奪えばいい。
凡人にも使えて、神の奇跡を人の身でも使えるようにする『神の目』。
元素力は、魔術、魔法の類。つまり、『神秘』の行いだ。
あるのではないか。
世界を歪曲し、世界を作り変えることができるのに『歴史歪曲』や『文化財破壊』しかできない。
脳のない『星神』が・・・。
別に生きていても宇宙に悪影響しか与えないのなら。
その『運命』、俺が人のために使うように作り直してやるよ。
★★★
『神秘』は、未知である。
宇宙は『未知』に満ち溢れているからこそ、枝は分裂し、世界が増える。
剪定の枝を超え、膨張し、葉を増やすからこそ、宇宙は終焉から逃れることができる。
『神秘』の星神はそのように考えた。
宇宙の神秘性を目の当たりにし、彼は星神となった。
全ての既存性を確定した事象をぶち壊し、未知に溢れた宇宙こそが、宇宙のためになると信じた。
しかし——それを許せないものがいた。
『神秘』は、『神秘』溢れる宇宙のために、
『天理』は、『人のため』の宇宙を作り上げるために、敵対をした。
★★★
星が生まれる場所。
輝くガスと塵が集まった『神秘的』な分子雲の中。
そこで——ミュトウスが生まれた。
昇華したミュトウスは、すぐさま指を銀河に伸ばし、未知を増やそうとした。
その時——
「——見つけた。」
宇宙の擬人化をしたパネースが、その指を折った。
「!?」
ミュトウスが驚くよりも早く——パネースの拳が、その顔面を捉えた。
拳には膨大な虚数エネルギーと星間障壁が纏われ、時の権能で衝撃までの時間を圧縮し、死の権能で死を確定させる。
ミュトウスの頭は粉微塵となり、『神秘』の星神は——ここで殞落した。
……はずだった。
「baihnanjkjai」
ミュトウスは完全復活した。肉体が死しても、現実改変で復活したのだ。
『神秘』の権能——
現実改変、記憶歪曲、認識歪曲、歴史改変、可能性破壊。
その本質は、決定された事象を改変すること。
この場合、ミュトウスは己の死の確定を歪曲した。
「gbihhja」
ミュトウスは、自らがここにいるという事象そのものを改変し、転移した。
消えたミュトウスを見て、パネースは呟く。
「これが『神秘』の権能か。素晴らしい」
ミュトウスが数千光年先にワープしても、パネースは空の権能で瞬時に追い詰める。
「!?」
「よこせ。私がもっと上手く使ってあげる。貴様には不要なものだ。」
——再び、神の拳がミュトウスの顔面を爆裂させた。
それから——何度も、何度も。
パネースはミュトウスを殺し、ミュトウスは復活する。
時の権能で時間軸を決定しても、ミュトウスは何度も歪曲し、因果を超えて復活する。
★★★
「!?」
「……33550335回目。完全数か」
ミュトウスは、考えることをやめなかった。
何度も復活し、パネースに挑んだ。
ほかの星神のように宇宙の果てまで逃げようとするも、パネースは逃がしてくれない。
他の星神と違い、ミュトウスは、パネースにとって大事な資源だから。
現実改変、記憶歪曲、認識歪曲、歴史改変、可能性破壊。
これらの権能を持ってしても、ミュトウスには、パネースに勝てない。
——生まれてまだ一日も経っていないからという理由もあるが、根本的に戦闘経験が少ないことが仇となった。
記憶歪曲、歪曲してもパネースは記憶を修正できるから無効化される。
歴史改変、パネースの時の権能で時間軸を固定されているから改変は不可能。
可能性破壊、パネースに負ける可能性を破壊できる。しかし、勝つという可能性は作れない。
現実改変、パネースに負ける現実を改変できるが、パネースに勝てる現実を作れない。
そう、『神秘』の権能は可能性を決められない。
なぜなら、それは確定であり、『知恵』の領域。
『神秘』はあらゆる可能性を増やす。
可能性を潰して、増やすことしかできない。
『愉悦』は、呪いから離れないように、『天理』は、己のルールを逸脱できないように、星神はどこまでいっても『運命の奴隷』だから。
だからこそ、ミュトウスは、『運命』に背いた。
「うぐ、そうか、運命に背いたのか」
パネースの体に風穴を開け、死を迎えた。
だか、パネースは生の権能と死の権能を使用し、即座に復活した。
ミュトウスは、一度パネースに勝った。
パネースに勝つ運命を『確定』させたのだ。
だが、その運命に背いた反動により、ミュトウスは、『虚数エネルギー』の制御を失い、体はバラバラに爆裂して殞落した。
★★★
ミュトウスの神体を手に入れた。
俺は、一度死んでしまったが——問題ない。
……とはいえ、死ぬのが辛いのは変わらない。
俺はミュトウスの神体を持ち帰った。
ミュトウスの細胞は死しても生きており、細胞分裂をして、『神秘』の虚数エネルギーを生み出し続けている。
俺はその細胞を使い、ミュトウスの目玉を量産した。
それをブローチにはめ、『神の目』にした。
——文字通り、神の目玉を使った代物だ。
原作の『神の目』は、テイワットに充満する元素力に共鳴し、操れる仕組みだ。
だが、この『神の目』は、『神秘』の運命エネルギーと共鳴し、『神秘』からの虚数エネルギーを、元素力に変換して使用している。
俺は、これを宇宙中の人々に配った。
成人を迎えた人類には、自動的に配られるようにした。
人々は『神の目』を使い、魔術、魔法、錬金術、奇跡を扱い、宇宙における『神秘学』は爆発的に発達した。
これまではただの遊ぶと思われた『神秘学』は、力を持ってこの宇宙に干渉する。人々は『神の目』を使い、神々が独占していた虚数エネルギーを自由自在に使うことができる。
この光景は、あの世にいる『神秘』の星神ミュトウスも喜んでいるだろう。
——知らんけど。
人が『神の目』を使い、『神秘学』を発展させると、それに比例して『神秘』の運命エネルギーは強化されて、さらに『神秘学』が発展する。
……というか、これが神秘の本来の役割だろう。
なぜ歴史破壊につながるのか、わからない。
歴史改変ができなくて残念だね。
ちなみに——この世界には、生まれてからジャスト1日で殞落させた星神がいるらしい。
誰だろうね、あはは。
生まれたてだったので、楽に倒せた。
もし、ミュトウスが時間をかけて成長していたら、倒すのは難しくなっていただろう。
恨むなよ、ミュトウス。
お前も『魔神』と同じ、人類繁栄の生贄になりなさい。
後に、パネースはミュトウスの遺骸から『神秘』の魔神を作った。
『神秘』の魔神は、ミュトウスの遺骸上に学校を作り上げた。
その名も『神秘院』。
後に、あらゆる星から生徒を集め、魔術、魔法を学び。
博識学会と対をなす組織となる。
『星神』なくして存在する派閥であり、琥珀記1300紀から誕生したことで、スターピースカンパニーよりも歴史は深く。
『天理勢力』の一角を座す。
現状
・宇宙はほとんどが『魔神』を筆頭に、『天理勢力』が支配している。
・『神の目』の出現により、星神が独占していた虚数エネルギーを、凡人でも自由に使える。
・宇宙は空前絶後の神秘学が流行る。
・ミュトウスの神体の上に、魔術や魔法を教える学校。神秘院が誕生する。
・『開拓』との協力により、宇宙は第一次繫栄を迎える
原神世界は、上位存在に厳しい世界です。
そして、スターレイルも、今は上位存在に厳しい世界になりました。
神話や自然現象、
その星の最強生命体や力持った英雄、
果てに星神も、弱き人々のために生贄になりました。
全て、天理のせいです。
とはいえ、原作と比べてかなり住みやすいです。
それでも、星系規模が消滅することもあるのがスターレイルの恐ろしいところ
スターレイルの世界を見ると、
いかに原神世界の人々は神に愛されてのかわかるね。愛は感心を意味するからね。
罰を与えると言っても、
スターレイルでは国家規模の賛歌を上げても一瞥すらしないからね