皆さん、アンケートありがとうございました!
茜色に染まる空の下、今現在私は屋上に箒さんと来ています。
道中で再度織斑秋十に絡まれましたが、箒さんの鶴の一声でそそくさと去っていきました。
昔と変わらず、仲が悪いみたいです。
「すまないな。
ここまで連れてきてしまって。」
屋上に来たとたんに、箒さんはそう切り出して来ました。
「いえ、別にいいですよ。
特に用事もありませんしね。」
あえて有るとすればお腹が減ったので何かしら食べたいです。
「それで?
屋上まで連れてきて私にどんな用があるんです?」
「あぁ、色々あるがまずは一つ。」
さっきまで私に背を見せて空を見ていた箒さんですが、こちらを向いてそのまま足下に膝をつけ始めって!?
「ちょ!?
なんで急に土下座なんてしてるんですか!?」
それはもう、綺麗なD☆O☆G☆E☆Z☆Aです。
綺麗に手入れされてある事がひと目でわかるほどの髪の毛が足下、コンクリートに垂れて汚れてしまっています。
「すまなかった。」
「私は篠ノ乃さんに謝られるようなことされていないんですが!?」
少しこんがらがって来た頭を整理しつつ思い出してみますが、やっぱり箒さんに謝られるようなことはされていません…………
「私ではない。
…………織斑秋十の事だ。」
「は?」
「今日の織斑秋十の言動、今までの言い掛りや嫌がらせ諸々…………
あいつはクラスの皆に迷惑をかけすぎた。
特にハルトマン殿、貴方に対してのあいつは異常だ。
…………本当にすまなかった。」
それから、ポツリとだが箒さんは話し始めてくれました。
織斑秋十は入学してから今まで、気に入らないクラメイトに嫌がらせや言いがかり等をしていたらしく、身体的や精神的に怪我をした人もいたそうです。
箒さんは、織斑秋十の被害にあった人に土下座して謝って廻ったり、身体的に怪我をした人には治療費や精神的に怪我をした人にはカウンセリングまでして廻ったそうです。
それが良いのか悪いのかわかりませんが、被害にあった人は後遺症やトラウマにもならなかったらしいです。
道理で最近箒さんの周りに沢山人がいた訳ですね。
今ではクラスのお姉さん的な立ち位置みたいです。
「話を聞いた限りだと、織斑秋十が悪いんですよね?
なんで篠ノ乃さんが謝って廻ったりしているんですか?」
織斑秋十の屑さに呆れてものも言えませんが、なぜ箒さんがそうして廻っているのかわかりません。
「私があいつの一応でも幼馴染みだからだ。
私がちゃんと注意して、言っては悪いが教育していればあいつはこんなにも他人に迷惑をかけるような人間にはならなかったかもしれない。」
「ですが、それは織斑秋十の責任でしょう。
篠ノ乃さんが気負う事では無いはずです。」
というか、あれは教育どころか死んでも治らないでしょうね。
性根から腐ってますから。
ゾンビが生きた人間に見えるくらいに…………ね。
「そうだ。
私があいつを注意しようが教育しようが調教しようが変わらないかもしれない。
寧ろ反抗心でより酷くなるかも知れない。」
「ではなぜ?」
「自己満足だ。
あいつの幼馴染みだった者として、あいつに傷つけられた人達を見捨てたくなかった。
罵られようが、蔑まれようが、憎まれようが私たちにはどうでもいい。
私は私の自己満足で傷つけられた人にひたすら謝り、そして助けたかった。
それだけだ、。
もう、見て見ぬふりは嫌だったんだ……」
話しながら少しづつ俯いていく箒さん…………
最後の言葉を言った時など最早前髪で顔は隠れ、両肩は小刻みに震えていた。
「教えてくれ…………!
私はどうすればいいんだッ!
教えてくれハルトマン!!
いや『一夏』!!」
遂に涙を流しながら叫んでしまう箒。
イチカの首を絞める様な勢いで制服の襟を掴みかかる箒に、イチカは何も言えなくなっていた。
「…………お前は隠しているのかも知れないが、私には直ぐにお前が一夏だとわかったぞ……」
イチカの襟を放しながら、箒はまっすぐにイチカを見る。
瞳に未だ涙を流しながらも、今まで溜め込んでいたものを吐き出す様に語る。
「お前の声、容姿、雰囲気、何もかも私の記憶とは全く違う…………それでも!
私は私の大切な人を見間違うような世間知らずでも盲目的な女では無い!!」
告白。
何も無い知らない人がこの場にいれば勘違いしそうな程の言葉に、言ってしまって気づいたのか、箒の顔はあっという間に夕日にも劣らない程真っ赤になってしまった。
「………………えっと……」
真っ赤になってフリーズしてしまった箒の肩を両手で抑えながら、イチカもイチカでどうしていいか分からなかった。
こんな時だからこそ、『天災』が来たのは二人にとって僥倖だつ
「ほぉぉぉおぉぉぉきぃぃぃちゃぁぁぁん!!」
Q.空から女性が降ってきたらどう思いますか?
A.厄介ごとに巻き込まれるとため息します。
「じゃなくて!!
久しぶりだね箒ちゃんにいっくん!!
天才にして天災の科学者、束さんだよ!」
「ね、姉さん…………」
空から降ってきた女性、篠ノ乃束は両脚に装着しているストライカーユニットを使い、綺麗に屋上に着陸した瞬間、箒に向かって電光石火の勢いで抱きついた。
「束さん…………」
「話はたよいっくん。
ここは束さんに任せなさい。」
普段のふにゃっとした態度ではなく、優しいお願い致しますっぽくイチカの頭を撫でる束。
箒に抱きついて居なかったらカッコ良かったのに色々台無しだ………………
「さて、箒ちゃん。
いっくんの秘密、教えて上げる。」
「ちょ!?束さん!」
「大丈夫だよいっくん。
元々箒ちゃんには教える予定だったし。
ほら、例の話、日本からは箒ちゃんも含めてたから丁度いいよ。」
そう言ってカラカラと笑う束に、イチカは色々と諦めるのだった…………
それでも、やはり束と会えて嬉しいのだろう。
イチカも一緒に笑っていた。
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「そんな事が…………」
束さんが乱入して数十分。
茜色の夕日もすっかり沈み、夜の気配が強くなった頃に、束さんは箒さんに全てを話終えたらしい。
箒さんは少しショック見たいで口数が少ない。
箒さんが立ち直るまでの間、束さんが箒さんの事を教えてくれました。
箒さんは両親から、『篠ノ乃流剣術の後継者』として期待されていたらしい。
息子はおらず、長女である束さんは体が弱く剣術なんて出来なくて、唯一才能があるあった箒さんは両親の期待に答えようと必死だったらしい。
彼女自身、篠ノ乃流を誇りに思っていた為、それを貶すようにしていた織斑秋十とは険悪だったとのこと。
そんな時に、ひたすら道場の隅で練習していた私が目に入ったらしく、下手くそでも一生懸命練習する姿に好感を持ち、度々盗み見ていた。
だが、道場や学校で虐めを受けていた私を見て、声をかけられなかったらしい。
どんなに剣術や剣道がうまかろうと、子供は子供。
私と話したり、虐めから庇って、虐めが自身に向かうのが怖くて私と話せなかったらしい。
最終的には、一言も話す事が出来ず姉の束さんがISを発表して転校する事になってしまった。
いつか再開した時に虐めを辞めさせれなかった事を謝ろうと思っていたが、束さんが私が行方不明になった事を告げて、1、2ヶ月程ショックで寝込んでいた事、そしてその時から誰かを助ける様になった事を最後に聞かされた。
色々思った事があるが、第一に箒さんに責任は無い。
虐めにあっていたのは結局は自分や虐めた側の織斑秋十が悪い訳で、それを辞めさせる勇気が無かったからって箒さんに責任がある訳じゃない。
だってよく考えてたら,私達が小学生の頃ですよ。
虐めを止めにはいれる子供なんて殆ど居ませんよ。
「それで、いっくんと再開した時に今までの想いが恋心に変わった〜
って感じかなぁ、ねぇ箒ちゃん?」
あ、箒さんは束さんに色々暴露されて、ショックも何もかも吹き飛んでアワアワしてます。
普段とのギャップで可愛いです。
「………………ごめんけどいっくん、箒ちゃんを寮の部屋まで送ってくれないかな?
ちょぉぉぉと束さん用事ができちゃったんだよね。」
「へ?あ、はいわかりました。」
「ありがとね、いっくん。」
いっくんが箒ちゃんを連れて屋上から出ていく。
真っ赤になった箒ちゃんが初々しいしくて可愛いなぁなんて(笑)
………………さてと。
「いるんでしょ、出てきたらどうなの?
ちーちゃん」
お久しぶりです。
アンケートの結果
1、織斑千冬はアンチに決定。
2、三四三空には更式簪、布仏本音、篠ノ乃箒の3人+オリキャラで菅野キャラを出すことにします。
皆さん、アンケートありがとうございました。
オリキャラ菅野に関しては、性格を時風さんの案で行きたいと思います。
後、今後は更新進度が不定期化するかも知れません(日刊画辛かった……)
楽しみに待っしている方がいましたら申し訳ございません(いるわけない)。