就活辛い……………………
やけくそで書いたので所々おかしいです。
御指摘は優しくお願いします。
批評もなるべくオブラートにお願いします。
ワタシノココロハボドボドダァ…………
フランス海軍所属、空母『シャルル・ド・ゴール』艦内
アメリカ合衆国の『ジェラルド・R・フォード』級を初めととした300メートル級の空母よりも遥かに小型の本艦ではあるが、地中海を初めとした欧州ヨーロッパでは十分な性能を誇っていると言ってもいい。
どうでもいいが、300メートル級の空母を何隻も保有出来るのはアメリカ合衆国位だそうだ。
「「失礼します。」」
今現在、イチカとラウラはそのシャルル・ド・ゴールにて本艦の乗組員に案内してもらい、会談場所である会議室まで来ていた。
既に全員揃って居るらしく、現在警備担当のイギリスのISパイロット以外は各々指定されていた席に座っていた。
「ようやく来たかイチカ君。」
「お久しぶりです、ゲーリング中将...……」
ドイツ側の代表席に座っていた50代近い壮年の男性。
『アベルト・ゲーリング中将』は満面の笑みでイチカの傍に近づいていく。
ゲーリング中将はこの世界に帰って来たイチカを介抱し、更に一番初めにイチカの話を信じた、イチカにとって恩人でありながら父親の様な存在である。
因みに、モルヒネはやっていない。
「相変わらず元気そうで何よりですゲーリング中将。」
「イチカ君も元気そうだね。
ラウラ君はどうだい?」
イチカから向き直り、彼の右隣にいるラウラに話しかける
ゲーリング中将。
対するラウラも、特に緊張するでも無く自然体………とはいっても、きちんとカカトをを揃え無駄の無い動作で敬礼しているのだが。
「はっ、自分は特に不調等はありません。
閣下もお元気そうで何よりであります。」
「相変わらず堅いなラウラ君は………」
と言って苦笑いを浮かべるゲーリング中将。
このやり取りもいつものことだ。
「そうそう、イチカ君ラウラ君。
君達に合わせたい人がいるんだけどね。」
はぁ?
イチカの脳裏に疑問符が浮かぶ。
この様な場所で?一体誰に?
疑問は尽きないイチカだが、
「因みにだ」
と、ゲーリング中将は何処か含みのある笑い方を浮かべながら喋り始めたのでイチカは思考を現実に戻した。
「今から会って欲しい2人には君の素性を全て伝えてある。」
は?
「なっ!?」
イチカの隣にいるラウラも驚いている。
イチカの思考は真っ白になった。
教えた?誰が?
ゲーリング中将が?
誰に?
今から会って欲しい2人?
疑問は尽きず何を考えて良いのか分からずあたふたするイチカに構わず、入って来いと別室に待機していたのだろう2人を部屋に入れる。
ゲーリング中将が会って貰いたい人物を見て、イチカとラウラは暫し唖然とする。
「はじめまして、かな。
私の名前はザルツ、ザルツ・デュノアだ。」
「俺はバーガー、バーガー・サー・ヤレトラー空軍中将だ。」
ゲーリング中将が連れてきたこの二人、ザルツ・デュノアとバーガー・サー・ヤレトラー中将は欧州ヨーロッパ、特に西ヨーロッパでは知らぬものは居ないほどの有名人だ。
一人目のザルツ・デュノアは、一代でフランスの最大手のIS企業『デュノア社』を立ち上げ、2人目のバーガー・サー・ヤレトラー(以後、バーガー・ヤレトラー)はイギリス現王室の古くから続く分家、ヤレトラー公爵家の現当主にして、イギリス空軍ので唯一のIS担当の中将である。
そして何より、この二人はとにかくイケメンなのだ。
50代でありながら今だ30~40代程度の容姿であり、ザルツはその優しい雰囲気から30代~40代。
バーガーはそのコワモテな雰囲気から10代~20代にとってもモテるのだ。
どれくらいモテるのかと言えば、ファンだけで地方都市の一つや二つは簡単に出来るくらいモテるのだ。
そんな有名人が二人共来たのだから緊張する………わけもなく。
イチカもラウラも欧州のビッグネームに多少驚いた程度である。
しかもラウラはイチカ一筋だしね。
「あんまり驚かないんだな。
普通なら俺たちを見て大なり小なり緊張するもんだが。」
イチカ達の反応が存外面白かったのか、バーガー・ヤレトラーは微かに笑いながら言う。
「この位、『あっち』で散々やってきましたので」
『あの世界』では義姉の代わりに部隊の隊長と共に色々と会議に出席したものだ。
ゲーリング中将が何故この2人に自分の事を話したのか疑問があるし、未だ冷静に慣れた訳ではないイチカだが、今まで自分の事を育て、信じてくれたゲーリング中将の事、何か訳があるのだろうと、とりあえず『あの世界』、その経験その事をバーガーとザルツに伝えると、バーガーは『ほぅ……』と何かに納得したかのように何度か頷く。
「それでゲーリング中将。
なぜわたし達にこの方々を紹介なされたのですか?」
何故今自分達に紹介したのか?
まだ会議には時間があるとはいえ、普通ならば会議が終わってからだろう。
それ以外にも聞きたい事は山程ある。
先程の事とか先程の事とか先程の事とか………………
「其れについては私から答えよう。」
ゲーリング中将の代わりに喋ったのはデュノア社長だった。
「何故デュノア社長が?」
「簡単なことだよイチカ君。
今回の三国会談の議題のメインが君だからだよ。」
会談のメイン議題がイチカ・ハルトマンについて、これはイチカもある程度察していた。
元々、女子にしか扱えないISを動かした男として、何とかイギリス、フランス、ドイツの3カ国が秘匿していた事だ。
しかも世界初の『異世界渡航者』でもあるため、イチカの重要性はIS開発者の篠ノ乃束と同じか、それ以上になっている。
知らぬは本人だけ。
そこまで徹底していたのもひとえにIS委員会に悟られないためだ。
「つまりはイチカ君、今回の会談をわかり易く言えば君のことを公開するかどうかということだ。」
まぁ、そんなことはしないがね。
そう言ってデュノア社長は人懐っこい笑みを浮かべる。
つまりは
と、ザルツの後にバーガーが続ける。
「お前さんの事をいくら秘匿使用とも、英仏独のそれぞれが単独で秘匿しては、何かしらの矛盾が出ていつか世界にボロが出る。
そうならない為に、こうやって合同演習を名目に集まって今後の辻褄合わせをやるのさ。」
「今までは英仏独それぞれがそれぞれの利権が合って秘匿していただけだからね。
ここで辻褄合わせやお互いの利益をきちんと確認しあうって事が上の考えなのかな?」
最後の最後にザルツが締めくくる。
なるほど、とイチカは納得する。
利権、利権…………『あの世界』でもあった事だ。
ウォーロック事件がいい例だろう。
「しかし何故今になって?」
イギリスやフランスには随分と前から伝えてあったはず…………
今になって辻褄合わせをしなくても、時間はたくさんあったはずだ。
「だから言っただろう。
利権と利益の確認もだと。」
ゲーリング中将がイチカの問に答える為に一歩イチカに近づく。
50代とは思えない覇気と肉体が、ゲーリングが未だ現役なのを顕著に表している。
「今まで何回か利権や利益の事で衝突した事はあった。
しかし、これ以上の衝突はお互いに悪い影響がある。
ついこの間もイギリスとフランスが意見の食い違いで衝突した時に何故かゴシップ誌に漏れていた。
他国のスパイも内容は分からないにしても英仏独の間に何かあると感づいて気始めた。
今が限界なのだよイチカ君。」
今しか無いんだ。
ゲーリング中将の詳しい話しでは、どうやらアメリカやロシア辺りが感づき初めているとの事だった。
今まで何とか隠して来たが、ここまでが限界らしかった。
「イチカ君の事は何として他国に知られては行けない。
キミやラウラ君の安全の事を考えたとしても、これは絶対n「ゲーリング中将!!」なんだ?」
どうやらドイツ軍の士官らしい人物が大慌てで入ってきた。
士官の手には何やら紙の束が握られている。
その後も入れ替わり立ち代わり「社長!!」やら「バーガー中将!!」と、それぞれの部下が大慌てでやって来た。
それを見た三人、ゲーリング中将とザルツ、バーガー中将は揃って苦虫を万匹噛み潰した様な顔をした。
イチカやラウラはある程度察した。
このタイミング…………は偶然にしても、三人の顔、やって来た部下達の雰囲気、何かあったのだ。
それも可成り悪い方向で。
「…………どうやら作戦は大幅に変更しないといけないみたいだな。」
バーガーがぽつりと呟いた。
ゲーリング中将やザルツも同じ意見のようで、バーガーの言葉に小さく頷く。
「あの、ゲーリング中将?
一体何があったのですか?」
今まで空気を呼んで静かにしていたらしいラウラが耐えきれずにゲーリング中将に質問した。
「世界的な大ニュースだよラウラ君。
それも我々にはとても悪い方向の、な。」
普段のゲーリング中将からでは考えられないほどの怒気。
ちょうど近くにいた情報を持ってきたドイツ軍士官はその怒気に顔を土気色似している。
「本当に最悪なニュースだよ畜生。
おいイチカ。」
「なんでしょう、バーガー中将?」
「もう一人のIS男性操縦者が見つかった。
もう一人の男性操縦者、確かに今の英仏独には悪いニュースだ。
それよりもだ。
それよりも最悪なのが…………
見つかった男性操縦者の名前が『織斑秋十(おりむら あきと)』ってことだ。