元研究員の行く末   作:クルトガの先端

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特別試験①

 

「ここで集まってもらったのは他でもない、上位ポイント10名のものだ」

 

 ある日、学校から体育館に呼ばれ、話を聞く。横を見ると、初日に出会ったアンビーという女に、イレイザー、セルシオに岱鋼(だいかん)、全て実力者の集まりだ。

 

「さて、ポイントを発表する時間だ」

 

 そう言うとモニターにポイントが映る。

 

 ───────────────────────

 

 ダスター 10位 986ポイント

 

 タナカ 9位  1008ポイント

 

 アレックス 8位  1261ポイント

 

 ダニエル 7位  1300ポイント

 

 歓待(カンタイ) 6位 1327ポイント

 

 ジャック 5位 1351ポイント

 

 アンビー 4位 1500ポイント

 

 イレイザー 3位 1598ポイント

 

 セルシオ  2位 1658ポイント

 

 岱鋼(だいかん)1位 3800ポイント

 

────────────────────────

 

 岱鋼(だいかん)が3800ポイントだと…いや…この学年で一番、もしかしたら全学年で一番できるやつと思っていたが、ここまでとは…セルシオとの差は2倍以上、実技と座学、両方で満点近く取らないとこんなのできない、俺に関しては座学だけでここまでポイントを伸ばしたものか…

 

「さて…ここまでのランキングで上位10名は「特別試験」参加する権利を有した。」

 

 特別…試験だと?

 

「特別試験はVRで行う特殊戦闘カリキュラムの一つだ、10人が新エリー都をイメージした町中で時間制限以内にどれほど生き残れるかをテストする試験、それが特別試験だ、ルールは単純、生き残る奴が勝者だ、そして、相手を倒すとポイントが付与される、ランキング上位であるほどポイントも大きいぞ、最初に脱落した最下位のやつは、退学だ」

 

 

 マジかよ…

 

 

「なるほど、ゲームのバトルロワイヤルのようなものですか…」

 

 セルシオが口を開く。

 

「ふん!もういいだろ!俺は帰るぞ!」

 

 イレイザーは踵を返して帰っていった。

 

 あいつマジかよ…

 

「命運を祈っているよ、戦士たち」

 

 そう言って話は終わった。

 

 教室に戻ると、リンとオルペウスが待っていた。

 

「あ!ダスター?話が会ったって聞いたけどなんなの?」

 

「はい!詳しく聞かせるのであります」

 

 俺は特別試験のことやポイントのことを話した。

 

「へぇ…特別試験だなんて、私達見れるのかな?」

 

「見てどうするんだよ?」

 

「応援するのでありますよ」

 

「そうだよ、同じクラスメイトなんだし」

 

 話をしていると扉が勢いよく開けられ、大男、イレイザーが入ってくる。

 

「おいダスター、話がある、ちょっと裏来いよ」

 

 

 

 ────────────────────────

「──来たか…」

 

 俺は校舎裏まで連れてこられ、とてつもない威圧感で睨まれる、なんかしたか?俺?

 

「で、何のようだよ」

 

「特別試験の件だ、特別に教えてやろうと思ってな」

 

 特別に?怪しいな?俺とこいつは敵対関係のはずだ…

 

「岱鋼とは戦うな」

 

 突如言われたのはそんな言葉だった。

 

「なんだと?でも試験で絶対に相手をしないといけないじゃないか」

 

「あいつは、レベルが違う」

 

 あのイレイザーがそんなことを言うとは…イレイザーの強さもだいぶ折り紙付きなはずだが…

 

「いいか?警告はしたぞ?」

 

「なんで俺にそんなことを教えた、敵なら言わなくていいだろ?」

 

「ふん、俺にだって優しさはある、一度拳を交えた中だろ?」

 

「以外と紳士なんだな」

 

「紳士だよ」

 

 2人は言葉を交わし、互いの場所へ戻っていった。

 

 ────────────────────────

 

「ダスター殿!頑張ってくるのであります!」

 

「そうだよダスター、頑張ってね!」

 

「ありがとう、オルペウス、リン、行ってくるよ」

 

 

 それから2週間ほど時間が経過し、特別試験がスタートする前になろうとしていた。

 

 

「よし、参加者はVRをつけろ」

 

 

 

 俺達はVRゴーグルをつけ、仮想空間で戦闘をする、武器などはある程度各自で決められ、あとは俺含む10人との戦い合いだ。

 

 

 そういえば最近、ラミルと会ってないな、これが終わったら会いに行こうかな。

 

 

 そう思っているうちに試験時間が訪れる。

 

「全員、あと1分後にスタートする」

 

 

 ちなみに士官学校の生徒は全員見ているらしい、なんだか恥ずいな…

 

「5」

 

 カウントダウンが始まる、さて…最初の立ち回りはどうするか、ランキング上位には会いたくないな。

 

「4」

 

 

 

 警戒すべきなのは、イレイザー、セルシオ、岱鋼(だいかん)の3人、この3人を見たら逃げるのが得策だな。

 

 

「3」

 

 

 それ以外はできるだけ戦ってポイントを獲得したい、まあ優勝狙いで漁夫の利狙うのもありだけど。

 

「2」

 

 とにかく、退学だなんてごめんだ、こっちには重要なミッションがある。

 

「1」

 

 ──よし、行くぞ!

 

 

「開始!」

 

 

 その瞬間、VRが起動し、立っていたところはルミナスクエアだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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