元研究員の行く末   作:クルトガの先端

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対ホロウ六課編
対ホロウ六課


 …何日が経っただろうか、俺は今、独房にいる、手錠と足にはロープがつけられており動くことはできない、そして今。

 

「ぐっ…!」

 

 拷問、されてます

 

 時は遡ってホロウ内

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「ま、まて!なんで皆銃なんか俺に向けて…」

 

「動くな!!」

 

 一人の調査員が叫ぶ、顔色が悪く手が震えている。

 

「来るなエーテリアス!!」

 

 は?俺がエーテリアス?ありえない、そんなことありえない、だって俺はピンピンしてるし、意識だってある。

 

「待ってくれ!俺のどこがエーテリアスに見えるんだ!」

 

 

その瞬間、腹に何かが当たる。

 

「え…」

 

 血だ、撃たれたのか、俺は。

 

「動くなと言っただろう!!」

 

 俺はどんどん包囲されていく、まずい、どうやって乗り切れば…

 

「待て」

 

その一言で調査員が止まる、星見雅だった。

「そいつは私が殺る」

 

は?ちょっと待て、なんで、さっきまで話してたじゃないか、なんでそんなエーテリアス(バケモノ)を見る目なんだ

 俺は切られた、真っ二つに。

 

 なのになぜか起きたら独房でわけも分からず今、拷だ問されているというわけだ。

 

「知っていることを吐け」

 

 などと言われるが何も知らないので、いつも拷問時間が長くなる。

 

 そして何日が経ち…

 

 カツ…カツと足音がする、いつもと違う足音。

 

「久しぶりだな、ダスター」

 

 星見雅だった

 

「星見の…なんでここに来た…」

 

 俺だって人間だ、切られたらどんな美女でも不審に思う。

 

「端的に言うぞダスター、お前を対ホロウ六課に入れる」

「は?」

 

 理由を説明された、まず俺は人間とエーテリアスのハイブリッドの様な存在と認定されており、危険が伴うため、死刑という話になろうとしたが、ホロウ外ではエーテリアス化はできないこと、本人はエーテリアスの自覚がない+エーテリアスの力を操れる新たな力として実験用に対ホロウ六課に入れられる話になったという。

 

 ボロボロの体で車に乗りH.A.N.Dと書かれた大きい施設まで移動する。

 

「あの時は切ってすまなかった」

 

 謝ってきた、以外と礼儀はなっているらしい。

 

「全然いいよ、生きてるし、何よりお前のおかげで死刑から逃れられたんだろ?逆に感謝だわ」

 

「そうか…」

 

 施設の中に入ると、声が聞こえる。

 

「ねえ副課長、休暇申請は…」

 

「ダメです、何回言えば分かるんですか浅羽隊員」

 

「そこを何とか」

 

「ダメです」

 

「はるまさ休んじゃダメだよ!」

 

「蒼角ちゃんは厳しいなぁ…」

 

 騒がしい声が聞こえる、扉を開け、事務所の中に入ると、3人全員がこちらを見る」

 

「というわけで新しく対ホロウ六課に加わるダスターだ、といっても仮だがな」

 

「よ、よろしくお願いします…」

 

「よろしくね!ダスター!」

 

天真爛漫に蒼角が挨拶をする。

 

「よろしくね、ダスター、あ、サボ、じゃなくて休みたいときは副課長じゃなくて課長に行ったら休ませて貰えるよ」

 

「浅羽隊員?余計なことはいわないでください」

 

「はーい」

 

 なんというか、以外と賑やかだな…。

 

 すると雅が口を開き。

 

「さて、ダスター、行くぞ」

 

「え、どこ行くんだよ?」

 

「決まってるだろう、ホロウだ」

 

 なぜだ、なぜこんなことになっている、俺は今虚狩り(最強)と戦っている、一度も喧嘩すらしたことない俺がだ。

 

「どうした、遅いぞ、エーテリアスになってみろ」

 

「どうしてこんなことにーー!」

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「はぁ…はぁ…ちょっと…疲れ…はぁ…はぁ…」

 

「お前、なんだその体力は」

 

仕方ないだろう、今までマトモな運動すらしていない+100年寝ていた俺がこんなバケモノに勝てるわけないっていうのに。

 

「エーテリアスにはなれないか?」

 

「まあ…そう簡単になれるもんじゃないよ、体は再生するけど」

 

 そう言い、先ほど雅から食らった二の腕の付近の傷がどんどん回復していく。

 

「こんなふうにね」

 

「そう言えばダスター、お前の隊服だが、後日届くそうだ」

 

「へー、どんなのかな、かっこいいのがいいな」

 

 こういう少しの雑談を挟み、俺は星見雅と稽古を続けていた。

 

 数日後、何とか雑魚エーテリアスくらいなら倒せる用になってきた。

 

「やった、見たか星見の!」

 

心底どうでもよさそうにあくびをする虚狩りがそこにいた。

 

「ちょっとくらい褒めていいだろ、ただの一般人がエーテリアスを倒せるようになったんだぞ」

 

「対ホロウ六課は零号ホロウにも赴く、そんなエーテリアスを倒したところで意味はない」

 

「ぐっ…」

 

 零号ホロウ、俺が目覚めた場所、あそこにヘーリオス研究所もあった、やはりあのホロウには何か大事なことが隠されている。

 

 そこから数ヶ月後

 

「ダスターさん、任務です」

 

 柳からそう言われた

 

「え、本当ですか?」

 

「はい、ホロウのパトロールなんですけど、浅羽隊員一人だったらすぐサボってしまうので」

 

 すると横から黄色いハチマキをつけた、いかにもな好青年、浅羽悠真が出てくる。

 

「ちょっと副課長、僕はそんなにサボりませんって、ダスターに余計なこと言わないでくださいよ」

 

「いえ、あなたはサボります」

 

「ちょっと副課長ー」

 ——————————————————————————————

デットエンドホロウ内

 

「あの計画は進んでいるか?」

 

「ええ、順調よ」

 

「そうか…ダスター…期待しているよ、君がどんなふうに真実にたどり着くのか」

  

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