悠真と行動を始めて30分が経過した、デットエンドホロウ内のエーテリアスは強いが、悠真の戦闘スキルで何とか乗り越えていく、俺は戦えばするがついてこれない。
「ねえダスター、君ってエーテリアスになれるって本当?」
悠真がそう聞いてくる、その時の悠真はいつものおちゃらけた雰囲気と違い、真面目な声色をしていた。
「本位にできるものじゃないがな、使えたらもうちょっと戦闘に役立てるのに」
「一応さ、僕もエーテリアス関連の危ない病気持ってるから気持ちは分かるよ、人に扱われていないあの感じは気持ちよくはないよね」
なんだか悠真とは以外と気が合いそうだ、話も進むし、いや、あのキツネの会話がおかしいだけか、修行修行うるさいしな。
「でも気にしなくていいよ」
悠真が口を開けそう言う
「対ホロウ六課は何かしらそう言う特徴を持っている人達で構成されてるから」
「そうなのか…」
「うん、僕も詳しくは知らないんだけどね」
そうやって話していると、子供が見える、迷子か。
「悠真、見えたか?」
「うん、子供、いたね」
俺と悠真は子供を追って走る、だが追いつけない、訓練された大人二人を撒けるほどの速さと体力は子供にはないはずだ。
「何かおかしいね」
「ああ…最初から子供なんかいなかったみたいだ」
「正解!」
奥から声が聞こえる、声が聞こえる方に目線を上げると、黒い帽子と、同色のスーツ、見た目は老けており、貫禄がある。
「この一瞬で見抜けるとは、さすが元研究員、ホロウのプロだね」
「ミアズマを使った幻覚剤か?どうしてこんなことを?それになぜ俺の素性を知っている、答えろ!」
「ヴァイク大佐の死は悲劇的だった、もちろんダン中佐もね」
俺の言葉を無視して喋り続ける、ヴァイクとダンの死について、ペチャクチャペチャクチャ。
「黙れ!」
横で悠真は老人の死角に徐々に移動している
「おっと、ダメだよ浅羽悠真」
その時、悠真のところから、一つの人型の影が…
「ぐっ…!」
「悠真!?」
悠真が転げ落ちる、そして目の前にいた人型の物は、衝撃的な物だった。
ヴァイクだ、なぜ、なんでヴァイクがここに…
「見たかダスター、ヴァイクだぞ」
そんなわけがない、ヴァイクは死んだ、それにカラクリはわかってる、ミアズマを利用したただのドッペルゲンガーだ。
「ダスター、久しぶり」
は?なんで、本物、いや、ありえない、ドッペルゲンガー如きが喋れるなんて、でもなんで、いや、一つわかることがある、コイツは…
「偽物だ!」
悠真がドッペルゲンガーに弓を放つ、ドッペルゲンガーは手で弾き飛ばした。
「そんな簡単に弾かれると、自信なくなっちゃうな」
悠真の連続撃ちがドッペルゲンガーに遅いかかる。
「それじゃあね、ダスター、また会おう」
待て、まだお前には、話したいことが、クソ!!
「待て!!」
その時、翼が生え、老人に勢いよく攻撃をしかけようとするが。
「ダスター、ダメです」
ドッペルゲンガーに落とされた、落ちる衝撃の瞬間、翼で体を守れたが、痛みが残る。
「ダスター、コイツはヤバいかもね、コイツ強いよ、対人戦は苦手なんだけどなぁ…」
「悠真、よく聞け、コイツは人じゃない、エーテリアスだ、その証拠にところどころにエーテル結晶が見えている、そしてあの偽物の元の素体は杖の軍の大佐、ベリオラ・ヴァイク、正真正銘、紛うことなき虚狩りだ」
「なるほど、ヤバいなあ…課長がいたら何とかなりそうだけど」
「とりあえず、何とかするぞ…」
偽物がエーテル結晶の雨を作る、振り注ぐが、エーテルの翼で何とか悠真を守る。
「これがエーテリアス化?結構イカしてるじゃん」
「冗談はよせ」
悠真は偽物に矢を放つがまるで効いていない、俺も剣の形をしたエーテル物質で切ろうとするがまるで刃がたたない。
「その程度ですか?ダスター」
「黙れ、偽物が喋るな!」
「ダスター、避けて!」
悠真が放った矢は巨大な雷のようだった、俺は間一髪で避け、矢は直撃した。
「さすがだな悠真」
「でもまあ、これで死ぬわけないよね」
「ああ」
すると、地面から出てきた偽物は姿を変え、結使化したあの時の状態で出てきた。
「これがお前の本当の正体か…」
その時、悠真が消えた
「ぐっ…」
悠真は偽物に首を絞められており、悠真のエーテル侵食が進んでいる。
「に、逃げ…」
俺は偽物に近づき殴ろうとするが、反撃され、地面が割れ、腹にエーテル結晶を突き立てられる。
「がはっ…」
話せない、喉もやられた、目の前には殺されそうな悠真。
「や゙め゙ろ゙っ゙」
何とか話した言葉はガラガラで、伝わらないものだった、いや、元から伝わらないと言ったほうが速いか…
「ダスター…早く…逃げ…」
その時俺の意識は消えた。
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「ねぇ…ダスター!、私ね、中佐になったよ!」
「そうか、そりゃよかった」
「あー、なにその反応!」
「レミエール、彼も研究で忙しいのですからあまり邪魔しない方が…」
「ダスターならいいでしょ」
「なんだその理由」
「まあいいでしょ、ねぇ、ちゃんと守ってよ、ホロウの研究してるなら」
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「ヴァイク大佐が結使化したらしいぞ」
「ダン中佐も死んだらしい、ヘーリオス研究所は一体何をしていたんだ…」
俺は、その日から後悔しか募らなかった、俺が殺したんだ、分かっていた、失敗なんてとっくに、サンブリンガーが仕組んだことも全て、なのに…なのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになの
俺はやってしまった
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エーテル結晶を引き抜き、再生する、立て、立つんだダスター、もう目の前で、人を死なせないと決めただろう。
「こいよ!偽物!」
叫んだ、勝てないと分かっていても、ここで死ぬとしても、俺は
俺は大きく踏み込んで偽物を殴った、偽物は吹き飛び、壁に勢いよく激突する。
「はぁ…はぁ…逃げるぞ、悠真!」
「ああ…」
瞬間、俺の右腕が空へ舞う。
「は?」
目の前には
「よくやった、ダスター」
その時、偽物の体に縦横無尽に傷ができる、この声、この強さ、間違いない、これは。
星見雅だった
「課長…遅いですよ…」
「すまないな、悠真、さて、修行と行こう」
そこからは圧巻だった、あんなに苦戦していた奴を何十、何百回切り刻み、コアを一瞬で破壊した。
俺と悠真は病院に運ばれ、俺は特に何もなかったが、悠真は侵食が思っていたよりも進んでいたため、大規模な手術になったそうだ。
そして2週間後。
「ダスター久しぶり」
「悠真!お前、大丈夫か?
「それを言うなら俺だよ、あんた右腕ないだろ」
「これはホロウの中に入ったら治るから問題ないよ」
「そうか…あんた一応エーテリアスだったもんな、それとあんたに会いたいって言う人がいるんだけど」
「え?」
「入っていいよ」
悠真がそう言うと病室に銀髪のいかにもな好青年と青髪の少女が入ってきた。
「あの、どなたですかね」
「「教えてほしいんだ(の)!!ヘーリオス研究所のことを!!」」
「はぁ…?」