朝5時、急に布団が剥がされ起こさせられる、今日は休みだぞ、まったくどこのどいつだ、絶対ぶちのめ…
「おきろ、修行の時間だ」
まあ今日のところは勘弁してやろう。
「なんか今日早くない?」
「今回の一件でまだまだお前の実力不足が分かったからな、実力が身につくまで毎日この時間に行うことにした」
確かにそうだ、俺はあの
「よし、じゃあ今日も3キロ…」
「今日から5キロだ」
ウソだろ…
絶望しながら体操を行う、雅が目の前にいるがいつもの服装ではなく、ジャージ型の体操服の様なものを着ている、髪は留められており、ポニーテールだ。
よく見ると、以外と…いや、結構な美人だな…
「おい、集中が切れているぞ」
「あ、はい」
「そう言えばダスター、腕は治ったのか」
「はい、退院したあと、ホロウに行って治しました」
「ホロウに?」
空気が変化する、雅から冷たい風の様な雰囲気が出るのを感じ、俺は少し後ろに下がる。
「ダスター、お前はもう少し自分の命を大切にしろ、もしそこにエーテリアスがいてお前が死んだりでもしたらどうなるのか考えたことがあるのか?」
「え、いや…その…」
ヤバい、説教だ、この人でもキレるんだな…
「そもそもお前は弱すぎる、柳や蒼角達と遊んでいるようだがもう少し私と共に修行を…」
30分後…
「分かったか?」
「分かりました…」
なんで俺こんなに怒られてるの…?
災難な朝だった…
修行終わり、最近毎日の用に訪れているビデオ屋に赴く、「RandomPlay」というビデオ屋だ、映画というものはあまり見たことがなかったが、面白いものと知ってからは毎日借りて見ている。そしてこのビデオ屋を知った経緯だが…
「あ、ダスター!いらっしゃい!」
「ンナンナ!」
病室で研究所のことを聞かれたときに知り合い、ビデオ屋を知ったというわけだ、零号ホロウで出会い助けてくれた、あのスカーフボンプ「イアス」の中身だったときは驚いた、ちなみに俺はアキラやリンの先生、のことを聞かれたがサッパリだった、まあ、100年前と数十年前じゃ人も変わっているだろうしな。
「今日はなんのビデオを借りる?」
リンが近づいてくる、ほぼ密着だ、困ったな…
「こら、リン、ダスターが困っているだろう?」
ナイス!アキラ!やっぱ頼れる男だな!
「今日のおすすめはどれだ?」
するとリンが目を輝かせながら一つのビデオを用意する。
「ジャーン!ボンプシャークって映画なんだけど…」
めちゃくちゃB級クセぇな。
まあ店長のおすすめならいいけど。
「今日はここで映画を見たらどうだい?僕は少し仕事が残っているけど、リンは暇だし」
「いいねそれ!ダスター、見ようよ!」
リンが手を引っ張ってダスターを部屋に連れて行く。
まあ、暇だったからいいか。
そういい、「ボンプシャーク」という映画を観たわけだが、まあ予想はしていた、サメが出てくるんだがガブットボンプを雑なCGで大きく見せ、町中で暴れるわけだが、謎の恋愛シーンや濡れ場があって、とてもじゃないが面白いとは言えなかった。
「どうだった?ボンプシャーク!」
「まあ、普通のB級映画だったな」
その時リンが急に近づいてくる、なんか今日距離間近くない?
「この映画B級映画界隈で有名なんだよ!」
なにその謎の界隈。
「雑なCGと謎の恋愛シーン!そして濡れ、場だって…」
リンの顔が赤くなる、濡れ場シーンってだけで顔が赤くなるとかピュアすぎるだろ。
顔を赤くしたままリンが袖を掴んできて。
「今日は、その、もっと遊びたいんだけど…」
「いいよ、なにする?」
「ほんとに!?」
リンがもっと近づいてくる、胸とか足が当たっている、さすがにこれは恥ずいな。
「ちょっとリン、近い近い」
「あ、その、ごめん」
なんか気まずくなったし、どうしよこの雰囲気。
「…ねえ、ダスターって対ホロウ六課で働いてるんでしょ?」
「そうだな、どうかしたか?」
「えっとその、危険な仕事だから、辞めるとかないかなって…あ、ごめんね、ほんと、悪気はないんだけど…」
「リンは優しいな、ありがとう、心配してくれて、でもやめる気はないよ、まず辞めるとか行ったらあのキツネが追ってくるし」
するとリンがボソボソなにか呟いている。
「やっぱ雅さんのせいなんだ、私が何とか…」
「リン!リン!どうかしたか?」
「え!あ、ごめん!ちょっとぼーっとしてた」
その後、2人でゲームをしたりした、時間はあっと言う間に過ぎ去っていった。
「今日は楽しかったよ、またどっかで映画を見よう、アキラも一緒にね」
「今日はすまなかったねダスター、リンはなにか迷惑をかけたかい?」
「いや、いい子だよ、リンは、お兄さんがいいやつだから似たんだろうな」
「そんなことないさ」
「じゃあダスター、またね!」
そうリンに言われ帰路に着きスマホを見る、ん?なんだこの通知量は?と思いインターノットを開くと恐ろしいほどのメッセージがあった、宛先は「星見雅」。
「はい終わった」
帰った瞬間ボコボコにされるのが目に見えている、うわどうしよ、とりあえず電話かけるか…
そして電話をかけた瞬間繋がった。
「おいダスター、今どこにいる」
「今は六分街にいますけど」
「少し待っていろ」
その1分後ほどに何やら音がする、この音は、人が走っている音!?
その時、後ろから妙な殺気が…
「おい、
「ビデオ屋の店長と映画を…」
「どっちの店長だ」
「リン、ですけど…」
殺気が増す、とてつもない目つきでこちらを睨んでくる。
「ほう、この私を差し置いて、他の女と映画か…来い、お仕置きだ」
お、お仕置き!?この人のお仕置きだけは絶対にいやなんだが…。
雅に引っ張られる用にして、路地裏に連れて行かれる。
「お前は節操がない、修行だ」
すると雅は近づいてくる、そして何やら香水のようなものを取り出し俺にかけてきた。
「うわ!何して!」
ん?この匂い…どこかで匂ったことがあるような。
「ダスター、お前は「私」が管理しているんだ、そのことを忘れるな」
「は、はい」
その後、職場へ戻ると柳が話しかけてくる。
「ダスターさん、休暇はどうでした、か…」
すると柳はダスターに近づき俺の体を匂う。
「え、俺臭いですかね?」
「ダスターさん、課長からなにかされませんでした?」
「え、ああ!なんかかけられたけどそれがどうかしたか?」
すると柳はため息をつき。
「はぁ…課長はあとで説教ですね…」
一体なんだったんだ?まあいいか。