被験体01、ダスターの最新状況を報告する。
ダスターはエーテリアスの力に目覚めたようで、翼を生やすことができ、エーテル結晶を作り武器へと変化させる、ただしこの力はエーテルが充満しているホロウ内にしか機能しない、エーテル濃度が高ければ高いほど力も増すという。
過去には浅羽悠真と共に初代虚狩り、ベリオラ・ヴァイクの形をしたドッペルゲンガーと戦闘を繰り広げ、星見雅が来るまで耐えた。
所属は仮ではあるが対ホロウ六課に所属している。
ただし運動能力は高くなく、エーテリアスの力を完全に使うにはまだまだ育成が必要と考えられる。
100年前、「あの出来事」のあと行方不明となったはずだが、報告では零号ホロウ内で見つかり、星見雅と「パエトーン」の二名により救助された。
レミエール・ダンの発見には未だ至っていない。
現在、2週間ほど意識不明の重体により眠っている。
——————————————————————————————
「どうだね、被験体01は。」
「素晴らしい能力を持ってはいるが、中身がお人好しすぎるな、これなら士官学校で集めた被験体の方が良かったんじゃないか?」
「せっかく死体からDNAを集めて沢山のドッペルゲンガーを作ったんだ、無駄には出来んだろう」
「たが彼は報告によると「あの刀」を使いこなしたんだろう?それだけでも素晴らしいことではないか?」
「刀を使った結果意識不明の重体なんでしょう?」
「まあ良いではないか、見届けよう、彼の最後まで」
「この世界の再創のために彼には頑張って貰わなければな」
———————————————————————————————
「はぁ…はぁ…クソ!なんでこんなことに!」
目の前には雅が細身のエーテリアスに首を絞められている、その横には宙を舞っている巨大なエーテリアス、「ニネヴェ」。
横にいる、朱鳶、セス、青衣、朱鳶以外は立てない状況だ。
目の前には雅の刀、ダスターは握った、守るため
に。
「パエトーン、俺が今から裂け目を作るから全員を連れて逃げろ」
「ダスター、君はどうするの?」
「だめだよ!ダスターを見殺しにするなんてそんなの!」
「いいから聞け!ニネヴェはともかく、あのもう一つのエーテリアス、あいつはヤバい!雅が居れば何とかなるが、今はこれだ、俺らが何人集まろうが一緒なんだよ!」
「それにダスター、その刀は…」
「大丈夫だリン、必ず帰るさ、さぁ!行け!」
ニネヴェと謎のエーテリアスがダスターに襲いかかる。
「さて、始めようか…!」