未来予知と原作知識でハードな世界をハッピーなifルートに変える話   作:龍館まこと

12 / 13
12話 登場人物おぼえがき

【コール・ブレイズ】

 十五歳。濃い青の髪に皮肉ったような口許、襟立てたマントがトレードマークの少年。

 成金貴族の跡取り息子であり傍若無人なわがまま野郎、エンタングルド・クロニクルズ原作では嫌われ者の悪役。

 ひょんなことから彼のなかに転生してしまった主人公は、手に入れた未来視と原作知識で今後推しキャラたちに訪れる苦難を全力回避することを誓う。

 前世では二次創作するほどエグドロ原作にハマりこんでいたため、今生でもときどき筆をとって周辺人物をネタにした漫画を描いているというだいぶ際どいことをしている。もちろん周囲には描いてることはヒミツ。

 

能力:『未来視』

 眼を閉じ集中することで一分間先までをシミュレート、何度でもリトライできる。シミュレート中に死ぬと一分経たずに開始時点に戻される。眼を開けるまで現実時間は進行せず、無限の可能性を総当たりして必ず相手を倒せる道筋を導き出す。

 やろうと思えば無限の鍛錬を積めるため、夜ごと剣の達人であるライラックに挑むことで凄まじい速度で成長中。ほか、原作知識からコール・ブレイズが得意とする『付与魔法(エンチャント)』についても効率鍛錬法を知っているため試していこうと画策中。

 

 

【ライラック・レイハウンド】

 二十六歳。亜麻色の髪を二つに分けて結い上げ、メイド服を着用。背は高めでコールとさほど変わらない。長乳。薄荷煙草を愛好する。

 ブレイズ家のメイド。過去に【銀霊騎士団(シルヴァ・オーダー)】という、エグドロ原作では終盤から出てくる強力な組織に属し【猟犬】とあだ名されていた実力者。現場を離れて二年以上経つので若干、腕はさびている。

 汚い裏仕事をこなしてきたために自分より年若く可能性のある人間には正しい道に進んでほしい、生き残ってほしいという思いが強く自己犠牲気味なところがある。年齢的にも(この世界だと)行き遅れのため自虐ネタが多い。

 

能力:『白冥の剱(インビジブレード)

 【猟犬】時代の得意技。不可視の力である魔力をコントロールして切っ先の延長上に刃を形成、『見えない斬撃』を作り出す。繊細な技術が必要なため使い手はかなり少なく、知ったときには死んでいる暗殺剣。

 ただ、『とにかく長時間鍛錬すれば身に着く』ということは誰かさんにとっては習得難易度として高いものとは言えない……?

 

 

【ルイス・ヨークシア】

 十五歳。肩まで届く金の髪に燃える赤のツリ目、左手に剣の紋章がある少女。ぶかぶかの服を着てごまかしていたが隠れ巨乳。

 【勇者(ブレイバー)】。『自身に殺意向ける者の魔力を食いつぶす』という反則能力を持つ魔王を倒せる唯一の存在。エグドロ原作では自分が【勇者】とは知らずに長く旅をつづけ、途中で聖剣を見つけることで自覚するというものだったが今回は原作知識でRTA狙おうとしてる主人公によってぜんぶネタばらしされている。

 妹を守るために男装で暮らしてきた。本名はルイーズ。エグドロ原作では守る対象だったはずの妹をその手で葬ることになっており、性格はもっと暗く荒み切っている。主人公のおかげでこの世界では明るいままでいられそう。

 

能力:特異魔法(エクストラ)・【限解(オーバードライブ)

 勇者専用魔法。魔王の持つ特異魔法(エクストラ)・【現壊(オールオーバー)】と対を成す、『無尽蔵に魔力を使える』能力。一定時間どれだけ魔法を使っても魔力切れを起こさない。

 ただし使える魔法のレベルが上がるわけではない。何発でも〇ラを撃てるけど覚えていなければ〇ラゾーマは使えない。身体強化も『元のパラメータを参照して』かけるものなので重ね掛けに効果はあるが素の能力値を上げないと話にならない。

 

 

【シエラ・ヨークシア】

 十五歳。同じく金髪だがこちらはふわふわしている。朱色のおっとりした目つき、ワンピースなどの清楚な服装。左手に剣の紋章はある。巨乳。

 ルイスの双子の妹。ただ【勇者】に選ばれているのはルイスのみ。エグドロ原作ではルイスと間違えられて魔王側に拉致されたあげく、洗脳と改造と調教を済まされてルイスの前に幾度となく現れ苦しめる難敵。最終的に姉の手で葬られる。

 この世界ではふわふわしたまま暮らしていける。ステータスについては潜在能力が高いためここからどうとでも伸ばしようがある。

 

能力:【祝福魔法(ブレス)】【召喚魔法(サモン)

 回復役が不在でパーティがアタッカーばかりなので任された。回復、解毒、浄化、それらの高効率な修行法を主人公から伝授されることとなる。また召喚についてもサポート役として覚えつつある。

 だが主人公的には、『ある特性』の方がシエラの強みと考えている。

 

 

【モルダー・スタッグ】

 三十五歳。額に水晶のようなツノが生えた、髭の濃い魔族。長身で、身の丈ほどの長さがある長剣を操る。

 RPGならレベル35~40くらいの段階で出てくる敵。初撃で遠距離から地属性の石板攻撃をしてくるので近距離ならイケるかと思ったら接近戦の方が強い上に継続回復で長期戦有利をとってくるオールラウンダー。デバフとか毒を撒いて焼き殺そう。

 エグドロ原作ではシエラを改造した張本人だがそのことが語られる前にルイスたちに倒された。「もしかしてコイツ生かしていればシエラを元に戻せたのでは?」という考察があったとかなかったとか。

 

能力:【大石棺(だいせっかん)

 石板を自在に操る地の属性魔法(エレメント)

 地面を介して出すと微細な振動が近づいてきて予兆になっているのと、大地に足がついてない空中で出すと直進性が付く代わりにサイズが小さくなるのが欠点。

 

 

 

【魔法】

属性魔法(エレメント)

 火水風土雷とかの属性に準ずる魔法。上級術になるほど大規模。相克関係とかはとくにない。出力がすべて。

 

付与魔法(エンチャント)

 人間の身体強化/弱体化と物体の強化/弱体化を司る。地方によっては『呪術』と呼ばれることもある。人間の強化は『その人の身体の潜在能力を引き出す』ものなのですでに身体の潜在能力を自在に引き出せる者(ライラック)などは掛けても意味がない。

 

祝福魔法(ブレス)

 回復系。解毒や浄化/浄霊(付与魔法によるデバフ解除)といった能力もある。

 

召喚魔法(サモン)

 倒した魔族をテイムする。殺さずに捕まえて契約しないといけない。

 

儀式魔法(イニシエート)

 『魔法を継続する』魔法。モルダーの【継続回復(リゲイン)】は祝福魔法を儀式魔法によって常に展開するよう設計されたもの。めんどくさい手続きと儀式を経て扱えるため使い手は多くない。

 

特異魔法(エクストラ)

 上の五つに属さない、一代限りそのひと限定の特殊魔法のこと。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。