キヴォトスの終末装置ってマジですか!?   作:とっとこ馬鹿野郎ッ!!

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この作品は、週一投稿出来たらいいなぁ~。


転生したら終末装置だった件

それは、いずれ至る終末の日のこと。

 

「な、なんで………オベロン、君は死んだはずじゃ…………」

 

「うん? 僕は死んだなんて一言も言っていないと思うけど?」

 

『疑問、先生……あの生徒は何者ですか? 私たちのいたキヴォトスには、男性の生徒なんて一人もいませんでした』

 

「え? 彼、は…………」

 

「そうか、そっちの世界にはいなかったのか。ま、そういう事もあるだろう」

 

「………君は一体、何者なの?」

 

「他ならなぬ君の質問だ。僕も正直に答えよう」

 

そう言った彼は、ひらひらと舞う蝶に包まれて、その姿を変容させる。

――――――――否、真の姿へと戻る。

 

「まったく、度し難いと思わないかい? 自分たちが滅ぼした民すら忘れ、ひたすらに()()()()()()()なんて幻の中に浸り続ける彼女たちを。他人である僕ですらそう思うんだ。滅ぼされた彼らからすれば、気持ち悪くて仕方ないだろう」

 

「答えてオベロン――――君は、敵なの?」

 

「その通り。俺はキヴォトスの先住民たちの怒りを肯定する者。名もなき神の復讐の具現。

空想の中に生きる神秘、妖精王オベロンのカタチでこの姿になったもの。神秘の時代と共に、自ら破滅を望んだブリテン島の意志たる邪竜の神性を継ぐもの――――――――」

 

「――――――名をヴォーティガーン。オベロン・ヴォーティガーン」

 

「君たちの、()()という物語に終止符を打つ『奈落の虫』さ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

あー、クソが…………。

 

男は心の内で悪態をつく。

 

これはつまり、そういうことだよな?

 

自身の周りを蠢く虫、体の上を這いまわる虫、様子を見るように飛び回る虫。

そのような光景に覚えがあった。

そして、心を蝕む嫌悪感。

それにも覚えがある。

 

妖精王オベロン、真名をオベロン・ヴォーティガーン。

第六の異聞帯、妖精國におけるラスボス。ブリテンの自滅願望の化身。

奈落の虫、星の終末装置たるサーヴァント。

 

そんな彼の出生と、自分の置かれた状況は極めて酷似していた。

体も満足に動かない。それどころか、生きているとすら言い難い。

 

死んで、何か転生したと思ったらこれかよ。

本当に最悪だ。自分の身体だからか、理解出来てしまう。俺はこの世界を滅ぼすのだと。

心を蝕む嫌悪感。世界の全てが気持ち悪い。

「許せない。滅ぼせ。壊せ。殺せ」

脳内に響き渡る憎悪の声。

そんなこと、出来るものか。俺は、世界を滅ぼすなんて――――――――。

 

憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い

憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い

許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない

許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない

滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ

滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ――――――

 

 

あ、ああ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛――――――!!

 

 

 

脳を陵辱される。心を侵蝕される。洗脳されるように、頭に憎悪が染みつく。

頭が、痛い。

痛い。

 

 

 

 

痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイイタイ―――――

 

 

 

 

 

どれだけ時間が経っただろうか。

永遠に感じるような、苦痛と怨嗟。

ようやくそれが収まった。いや、収まったのだろうか?

ただ、自分が慣れただけじゃないのか?

未だに、何処からか声が聞こえるような気がする。

 

「ああ、分かった。分かりましたよ。滅ぼせばいいんだろう?」

 

人格すらも壊し尽くされ、前世の記憶も殆どが消え失せた。

もう、抵抗する気概すらない。

俺は世界を滅ぼす。そう望まれたから。

 

―――――――なんて、言うわけがないよな。

 

「まったく、最高だな

 

最大限邪魔してやるよ、くそったれの自滅願望。

俺を終末装置に選んだことを死ぬほど後悔しながら、指をくわえて黙って見てやがれ。

誰が世界を滅ぼしたいなんて思うか、バーカッ!!

 

 

 

 

 

 

何時からか、体が動くようになった。

取り敢えず、裸の状態をなんとかするために服を拵えて、世界の様子を見ることにした。

そうして気が付いたんだが…………。

 

「あれ、この世界妖精國じゃ無くねーー?」

 

あれ、妖精國ってこんなに女子高生が生息する場所だっけ?

どっかの学園都市なんじゃねーの? 超能力者とかいる?

ってか、頭の上のあれなんだよ。全員メタトロンなのか? それどんなクソゲー?

え、俺にこの世界滅ぼせって言うの? 無理だろ、どう考えても。

 

と、思っていたが流石にメタトロンとかじゃないらしい。銃撃ってるし。

情報を集めた結果、ここはキヴォトスという学園都市で、銃が当たり前な超銃社会なんだとか。

はい、そもそもfate世界でもありませんでした。本当にありがとうございました。

 

じゃねーよ! fate世界じゃないなら俺何なの!? ぽっと出の終末装置!?

終末装置が存在する時点で厄ネタ満載の終わってる世界ではあるんだろうが…………。

原作知識すら無い凡人の俺にどうしろって言うんだ!? 

世界滅ぼすのも、それを邪魔するのも無理ゲーだろ!?

 

だが、何もしないとまたあのクソリプ憎悪音声が頭に響きだすので、世界を滅ぼすための行動はしなくちゃいけない。

 

 

  終わってる 俺の人生 終わってる*1

                         おべを。*2

 

 

くそがよぉ! だったら最初から情報よこせや!! 役に立たない自滅願望だなおい。

取り敢えず、これからの方針は三大校と呼ばれるマンモス校に入り浸って情報を集める。そんで、この世界におけるアルトリア・キャスター枠を捜索する。余裕があれば、その子を導いて……その後は様子見くらいしか出来ねーよ!!

 

色々試したけどさぁ!! 俺別にこの世界でもそこまで強くねーんだわ!!

一人でちょちょいっと世界を滅ぼすなんてことが出来る力ねーんだわ!!

オベロンの力はある程度使えるけどさぁ、道具作成とか。

でも『全てが嘘になる』とかいうデバフまで健在なんだよ。これは消してもいいだろ、どうなってんだ運営!? 俺の上方修正待ってます!! はよこい(ガチトーン)

 

もうさぁ!………無理だよッ!…………こんなんで世界滅ぼせとかさぁ!!

 

 

嘆いていても仕方ない。取り敢えず金だ金。金がねーと始まらねー。

原作オベロンのエミュしつつ金を集めるとするか。要するに、借金ではあるんだが。

 

「ゴホンッ………あー、あー……んんッ………」

 

「やぁ、僕はオベロン!」

 

無理かもこれ。俺のキャラじゃなさすぎる。

いや、諦めるな俺!! きっと原作オベロンもこんな苦悩があったはず!!

………てか、ブランカ居なくね?

 

こんだけ原作オベロンと同じくせに、ブランカはいねーのかよ!!

俺の心のオアシスがぁ~~!! ブランカ撫でたかったぁ~~!!

 

 

 

 

 

何て絶望していたのだが…………。

やっぱこの世界厄ネタ多かったわ!!

キヴォトス各地を駆け回ったり、ゲマトリアとかいう怪しい組織と関わったり、そこの黒服とかいう如何にも「ワタクシは不審者でござい」って感じの奴と取引したり………滅茶苦茶頑張って情報を集めた。そうして分かったことが幾つかある。

 

まず、俺の正体なんだが……キヴォトスの先住民である無名の司祭、引いては彼らが信仰していた名もなき神の憎悪。そして、キヴォトスの滅びを願う思念の具現化したものが俺……オベロン・ヴォーティガーンらしい。

 

「名もなき神の恨みの受け皿となったのが、敵対していた忘れられた神々の神性の一部であったとは、運命というものは実に面白い」とか言って、クックック…と笑っていた黒豆野郎を思い出す。

この()()っていうのは、ブリテンの滅びの意志たるヴォーティガーンと戯曲の中の妖精王オベロンのことを言っているのだろう。

 

また、俺以外の厄ネタも色々ある。

俺のような名もなき神に由来するもの。名もなき神の遺産。

色彩とかいう終焉をもたらす厄災。

ゲヘナとトリニティの間にある長年の対立。

エトセトラ、エトセトラ………。

 

俺が居なくても、滅ぶんじゃないかねこれ?

特に色彩、ほぼ俺と役割被ってんじゃねーかおい。と思っていたが、微妙に違うらしい。

 

色彩とはキヴォトスの外側にあるもの。観測、理解、知覚が不可能な存在であり、キヴォトスのテクスチャどころか土台すらも破壊しかねないもの。

対して俺はキヴォトスで生まれたもの。また、壊すのはあくまでも現状のキヴォトス。忘れられた神々が闊歩するテクスチャの破壊こそが至上命題なのである。

 

そんな中で、俺は俺のやり方で世界滅ぼすことを求られていて、それをなるべく阻止したい訳で………やっぱクソゲーだよこれ!?無名の司祭たちは俺に協力する訳でもないみたいだしさぁ!

滅ぼしたいんなら自分で滅ぼせよ! このニート共が!!

しかも、ゲマトリアたちは限りなく敵対関係に近い中立だし、最終的には生徒たちとも敵対関係になるだろうし、大人は基本クソだし………難易度調整ミスってるってこれ!!

 

クソわよ。全くもってクソわよ。あーー! おファックですわーー^^

キチゲ解放しねーとやってらんねーよ!!

 

そして、今日も今日とて金稼ぎをしている訳ですね。

色んな子から金を借りて、物を売って、依頼を受けたりして………体がいくつあっても足りねぇ。

生徒たちはさぁ、バイオレンスな子とか、やんちゃしてる子もいるけどさぁ、いい子たちなんだよ。妖精國の妖精共とは比べ物になんない程にね。だから、罪悪感がやべーのよ。

 

あー、心が壊れるなりーー^^ もう壊れてるわクソが!

 

あーあ、とっととアルキャス枠とか藤丸枠とか見つかんねーかなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

某神次回予告風 オリジナル章予告 (パソコンかiPadで見てね!)

Ex.「奈落の虫編」

 

     各地で、生徒たちが眠り

              から目覚めなくなるという事態が発生しています。

 

先生……!!セイアちゃんが…………!!

                      このままでは、キヴォトスは――――――

 

シャーレ及び、主要学園の皆様に協力を要請します。

 

  うへ~、なんだかまずい                  あれは………虫?

         ことになってるみたいだね~        

                         やぁ、先生?

                

   君は、死んだ

      はずじゃ…………     そんな

                    どうしてですか………!

 その通り

                        あの生徒は

奈落の虫                    何者ですか?

  キヴォトスの終末装置

                      初めまして!

                        私は―――――

  ユメ……先輩…………?

             昔、マーリンさんに教えてもらったんです!

 

 のとばり

                 アリスは勇者です!!

     

それは、プレナパテスの――――――――

                                  のひばり

        この、超天才病弱美少女ハッカーに

                 不可能はありません!!

蛮勇                         

だな!! 反吐が出る!                 キヴォトスは滅びる

                 あれは…色彩の力……?

私は、

大人だから             先生ッ!!!

               

          腐るような――――――――

 

             第一章「夢の終わり」

 

――――――――黄昏を喰らえ!! 彼方とおちる夢の瞳(ライ・ライク・ヴォーティガーン)!!

  

*1
字余り

*2
みつを!?




予告はちょっとやってみたくなっちゃったから、やってみました。
ハーメルン初心者のくせに、こんなことやってんじゃねーよ!!
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