中央広場。
長きにわたって保たれていた戦場の均衡が、ついに綻びを見せ始めていた。
レジギガス。
レジアイス、レジスチル、レジロック。
彼らは、異常な力を発揮しながらも、流し込まれるエネルギーに振り回され始めていた。繰り出す技の精度も明らかに低下している。
その時、アデクが号令をかける。
「今じゃ!!」
それにレジアイスらを相手取っていたデンジ、アスナ、スズナが答える。
だが三人とポケモンたちもまた、限界を迎えていた。レントラー、バクーダ、マニューラは、既に戦闘不能。
しかし。
「一気に行くぞ……! エレキブル!」
「もう少しだけ頑張って! バシャーモ!!」
「最後の一撃だよ、ユキノオー!!」
三人の号令。
残されたエレキブル、バシャーモ、ユキノオーは最後の力を振り絞る。
レジスチルへ、渾身の『10まんボルト』。
レジアイスへ、灼熱の『だいもんじ』。
そしてレジロックへ、全体重を乗せた『ウッドハンマー』が叩き込まれる。
——ドガァァァン!!!
三体の巨体が、同時に揺らいだ。
それでもなお反撃しようと腕を上げるが、もはや叶わない。
肉体を縛り付けていた鎖が、次々と砕け散る。背後に空間の裂け目が開き、三体の眷属は光に包まれながら、現実世界へと押し戻されていった。
それを見届けた直後。
エレキブル、バシャーモ、ユキノオーも、力を使い果たして膝をつく。
「エレキブル!」
「バシャーモ!」
「ユキノオー!」
三人は駆け寄り、それぞれの相棒を支えようとした。だが、デンジとアスナもまた、これまで前線と幹部を抑え続けた疲労に足を取られ、その場にしゃがみ込む。
その傍ら。
アデク、エンテイ、ライコウとレジギガスの戦い。
クリムガンとシュバルゴは、既に戦闘不能。
残されたウルガモスとバッフロンも満身創痍だったが、それでも大陸の王者を見据えている。
「これで決めるぞ! ウルガモス! バッフロン!」
アデクの豪快な号令。
バッフロンが最後の力で大地を蹴り、渾身の『ギガインパクト』を叩き込む。
レジギガスの巨体が、大きく仰け反った。
続けて、ウルガモスの『オーバーヒート』。
灼熱の炎が装甲を包み込み、その巨体を赤熱させる。
そして、その隙を逃さず。
エンテイの『せいなるほのお』。
ライコウの『かみなり』。
二体の神獣が放った必殺の一撃が、レジギガスへ同時に炸裂した。
——ドォォォォン!!!
大地を震わせる咆哮。
レジギガスはなおも踏み止まろうとした。
しかし、ついに片膝が地面へ落ちる。
直後、その巨体を縛っていた鎖が砕け散った。背後に開いた裂け目へ、光に包まれた大陸の王者が、ゆっくりと還っていった。
そして、同じ頃。
ヒードランの放つ獄炎を掻い潜り、カゲツのシザリガーが一気に懐へ飛び込んでいた。
「シザリガー! 『クラブハンマー』!!」
水を纏った巨大な鋏が、ヒードランの顔面を打ち抜く。
巨体が揺らいだ、その頭上。
「スワンナ! 『ハイドロポンプ』!!」
フウロの号令と共に、激流が叩きつけられた。
炎と蒸気が広場を覆い尽くす。
やがて、その奥から鎖の砕ける音が響き、ヒードランの巨体も現実世界へと押し戻されていった。
カゲツとフウロは休む間もなく、広場を見渡した。
その視線の先。
天狼隊の兵団員たちと、残り僅かな反転ポケモンが、崩れかけた戦線を力ずくで維持している。
マキシ、テッセン、ナギは、ギャラドス、ジバコイル、チルタリスを前線へ立たせ、押し寄せる敵を食い止めるだけで精一杯だった。
「まだ終わってねえな!」
「了解!」
カゲツとフウロは、シザリガーとスワンナを連れ、共にその戦線へ駆け出した。
そして広場の一角。
ゲンジとリン。
ガライが前線へ残していったジャラランガとガチゴラスは、ゲンジの二体のフライゴンを相手に、最後まで激しく抵抗していた。
リンも代わりに指示を送り、どうにか戦線を維持する。しかし、主人を欠いた二体と、長年ゲンジと戦ってきた竜たち。
その連携の差は、死闘の終盤で決定的なものとなった。
二体のフライゴンによる挟撃を受け、ジャラランガとガチゴラスが、相次いで地へ伏す。
「クソッ! あの教祖どもが余計なことをしなければ! 本当、嫌になるわ!!」
リンは最後まで憎まれ口を叩く。
だが、残されたメガアブソルも限界だった。
ゲンジは、その姿を静かに見据える。
「ボーマンダ。——『ドラゴンクロー』!」
ボーマンダが一気に距離を詰める。
最後の抵抗に振るわれたメガアブソルの爪を掻い潜り、渾身の一撃を叩き込んだ。
——ドガァン!!
メガシンカが解ける。
アブソルはリンの足元へ倒れ込み、それきり動かなかった。
「ぐっ………!」
ゲンジがその場に膝をつく。
ボーマンダと二体のフライゴンがその体を支える。
ゲンジは、決戦直前に負ったケガを押して参戦していた。
その直後。
広場の中央から、凄まじい衝撃が吹き荒れた。ボーマンダは即座にゲンジの前へ立ち、その身で主を庇う。
その視線の先にいたのは——ムクロ。
シロナと中央で戦っている、かつてゲンジを破った男。
ボーマンダが低く唸る。
今すぐにでも飛び出し、その借りを返そうとしている。
しかし。
「よせ」
ゲンジの静かな声が、彼らを制した。
「信じよう。我々の雪辱は、シロナが果たしてくれる」
◇ ◇ ◇
広場の中央では、なおも凄まじい激闘が続いていた。
天狼隊幹部、ムクロ。
プラチナムのリーダーであり、チャンピオン——シロナ。
二人の決戦。
シロナの傍らには——『メガガブリアス』。
強固に発達した顎。
より巨大な鎌へ変貌した両腕のヒレ。
その全身から放たれる威圧感は、まさに王者の風格そのものであった。
対峙するのは、ムクロの絶対的な相棒——メガセグレイブ。
二体の巨竜は、互いの爪と刃を激しく打ち合わせ、一歩も退かぬ攻防を繰り広げていた。
そして、その傍ら。
ミロカロス、ソウブレイズ。
メガヘルガー、メガハッサム。
こちらでも二対二の激戦が続いていた。
メガヘルガーが咆哮を上げ、上空に向かってエネルギーを解き放つ。現れたのは、簡易的な太陽。
——『にほんばれ』。
その光を浴びたメガヘルガーの全身から、灼熱のエネルギーが噴き上がる。
——『サンパワー』。
特殊攻撃を大幅に強化する特性。
そして代償は、その体力。
「いいの? それで」
シロナが静かに問いかける。
「ああ。お前は時間稼ぎなどしないんだろ?」
「面白いわね」
シロナの口元に、僅かな笑みが浮かんだ。
「ヘルガー! 『ソーラービーム』!」
メガヘルガーの口元へ、太陽の光が一瞬で収束する。晴天のもとでは、力を溜める時間さえ必要ない。
「ソウブレイズ!」
シロナの声に、蒼炎の剣士が前へ出た。
両腕の刃へ陽光を集め、こちらも一瞬で振り抜く。
——『ソーラーブレード』。
太陽の光を纏った刃が、迫る光線を真正面から切り裂いた。
その直後。
メガハッサムが地面を蹴り、ソウブレイズの死角へ飛び込む。
「『バレットパンチ』!」
鋼鉄の拳が、凄まじい速度で迫る。
しかし、シロナは慌てない。
「ミロカロス! 『ウェザーボール』!」
光球が、横合いからメガハッサムへ迫る。
「チッ!そういうことかよ、『まもる』だ!」
メガハッサムは即座に拳を引き、防壁を展開。そこへ『炎』の『ウェザーボール』が炸裂する。
爆炎に押し戻されながらも、メガハッサムは防ぎ切り、二体から距離を取った。
「だから、いいの? って言ったのよ!」
「構わねえよ!」
広場に、僅かな間が訪れる。
互いに次の一手を窺う、ほんの数秒。
先に動いたのは、ムクロ。
「ハッサム! 『つるぎのまい』!」
メガハッサムが二本の鋏を振るい、己の攻撃力をさらに引き上げていく。
対するシロナも、同時に指示を放った。
「もう一度、『ウェザーボール』!」
ヘルガーが相殺しようと構える。
「同じ手が通じると思うな!」
だが、放たれた炎の光球が向かった先は、メガハッサムではなかった。
その軌道上に立っていたのは——ソウブレイズ。
炎の『ウェザーボール』が、ソウブレイズの身体を直撃する。しかし、逆に炎を吸収し、全身から立ち上る蒼炎が、一段と激しさを増した。
「『もらいび』か……!」
ムクロとシロナの視線が交差する。
「ソウブレイズ!」
「ヘルガー!」
ソウブレイズとメガヘルガーが、同時に前へ飛び出した。
「『むねんのつるぎ』!」
「『かえんほうしゃ』!!」
炎を纏った刃と、サンパワーによって増幅された灼熱の奔流。二つの炎が真正面から激突する。
——ゴォォォォッ!!
猛烈な熱波が周囲に広がる。
巻き上がった爆煙が、互いの姿を覆い隠す。
その煙を切り裂き、メガハッサムが現れた。
——『つじぎり』。
しかし、ソウブレイズが間一髪で反応。
再び——『むねんのつるぎ』。
鋏と剣のぶつかり合いに、火花が散る。
「ヘルガー! 『シャドーボール』!」
メガヘルガーがその隙を狙い、ソウブレイズへ漆黒の球体を放つ。
「ミロカロス! 『れいとうビーム』!」
凍てつく光線が横から突き刺さり、シャドーボールを空中で撃ち抜いた。
その向こうで、メガハッサムの視線がミロカロスを捉える。
同じ瞬間。
シロナとミロカロスの視線が交わった。
互いに頷き、ミロカロスの全身を、淡い光が包み込む。
——『じこさいせい』。
「ハッサム!いけ!」
メガハッサムがソウブレイズとの間合いを切り、ミロカロスへ一直線に飛び出した。
『つるぎのまい』によって強化された——『バレットパンチ』で距離を詰める。
しかし、ミロカロスは避けない。
鋼鉄の拳が、その美しい巨体へ真正面から叩き込まれた。
——ドガァン!!
衝撃に全身が大きく揺らぐ。
それを見たムクロが叫んだ。
「そのまま仕留めろ!!」
メガハッサムが間髪入れず、二撃目の『シザークロス』を繰り出そうと、踏み込んだ。
しかしその瞬間。
ミロカロスはその勢いを利用し、長い身体を大きくくねらせ、メガハッサムへ巻きつけた。
「なに!?」
シロナが鋭く腕を振るう。
「ソウブレイズ!」
蒼炎の剣士は、既に走り出していた。
全身に炎を纏い、拘束されたメガハッサムへ。その直前でミロカロスは体を離す。
——『ニトロチャージ』。
灼熱の一撃が、メガハッサムの胴体へ叩き込まれた。
——ドガァァン!!
鋼鉄の巨体が吹き飛ぶ。
地面を転がり——戦闘不能。
反転エネルギーによって維持されていたメガシンカが解け、ハッサムはそのまま動かなくなった。
だが、ムクロも僅かな隙を逃さない。
「ヘルガー! 『ソーラービーム』!!」
メガヘルガーの口元へ、再び陽光が収束する。狙いは、ミロカロス。
「ミロカロス! 『れいとうビーム』!」
ミロカロスも即座に光線を放つ。
二つの光が正面から激突した。
しかし、押し勝ったのはメガヘルガー。
晴天と『サンパワー』によって増幅された『ソーラービーム』が、『れいとうビーム』を突き破る。
——ズドォォン!!
眩い光がミロカロスを呑み込んだ。
爆煙の中から、その長い身体が力なく倒れ込む。
完全な戦闘不能。
だが、ソーラービームを撃ち切ったメガヘルガーもまた、大きく肩を上下させていた。
しかしその合間に、双剣士は走っていた。
それを視界に捉えたムクロが叫ぶ。
「ヘルガー、まだだ! 『あくのはど——』」
その時。
メガヘルガーの身体が大きく揺らいだ。
「なに!?」
晴天による『サンパワー』。
反転エネルギーによる、強引なメガシンカ。
度重なる大技。
それらの負荷が、ついに限界へ達していた。
そして、先ほどの『ニトロチャージ』によって速度を上げたソウブレイズが、既に眼前まで迫っている。
メガヘルガーは最後の力を振り絞り、口元へ漆黒の波動を集めようとする。
しかし、僅かに遅かった。
「ソウブレイズ——『インファイト』!!」
ソウブレイズが懐へ潜り込み、猛烈な連撃を叩き込んだ。
——ドガガガガッ!!
最後の一撃が、メガヘルガーの身体を大きく打ち上げる。地面へ叩きつけられると同時に、そのメガシンカが解けた。
ヘルガーもまた、戦闘不能。
「…………」
ムクロは倒れたハッサムとヘルガーを、それぞれボールへ戻した。
一方のソウブレイズも、既に限界だった。
傷ついた身体を支えるように、片方の刃を地面へ突き立てる。
シロナはソウブレイズとミロカロスへ、静かにボールを向けた。
「よくやったわ。あとは、あの子に任せて」
光が二体をボールへ戻す。
そして、中央。
そこでは今なお、二体の巨竜が激しく爪を交えていた。
メガガブリアス。
メガセグレイブ。
最後の決着は、互いの絶対的な相棒へと託された。
メガセグレイブが腕を振るう。
無数の氷塊が、弾丸のように放たれた。
——『こおりのつぶて』。
「ガブリアス! 『スケイルショット』!」
メガガブリアスの全身から、鋭い鱗が一斉に射出される。
氷と鱗が空中で激突し、細かな破片となって広場へ降り注いだ。
その中を二体の巨竜が突き進む。
メガガブリアスが一歩出る。
『スケイルショット』によって、その速度はさらに増している。
鎌と巨剣がぶつかり、激しい火花が散った。
「ガブリアス! 『ドラゴンクロー』!」
「セグレイブ! 『こおりのキバ』だ!」
龍の力を纏った巨大な鎌と、冷気に覆われた牙が激突する。
——ガキィィン!!
凄まじい力のぶつかり合い。
メガガブリアスが鎌を振り抜く。
しかし、メガセグレイブがそれを力ずくで押し戻す。純粋な膂力では、メガセグレイブが僅かに上回る。
それに対しガブリアスは、流れるような動きで対抗する。
だが。
シロナとガブリアスの、指示と動きの呼吸には、『僅かなズレ』が生じていた。
より巨大になった両腕。
変化した重心と間合い。
それにより、動作速度も変わっている。
メガシンカによって得た力は破壊的だったが、それは二人にとって初めて扱う姿。
これまでと同じ感覚で出した指示が、ほんの僅かに早い。
その小さなズレを、ムクロは見逃さない。
「セグレイブ! 一気に押し切れ!!」
メガセグレイブの猛攻が、さらに激しさを増す。巨剣が空を薙ぐたび、メガガブリアスの身体に新たな傷が刻まれていった。
シロナの脳裏に、一瞬の焦燥が走る。
——このままでは……。
その時。
メガガブリアスと視線が交わった。
「……!」
その瞳に、迷いはなかった。
ただ、長年共に戦ってきた主人を信じ、次の指示を待っている。
シロナは小さく息を吐き、笑った。
メガガブリアスも、それに応える。
「大丈夫。私も——あなたを信じてる!!」
「ガァァアアアア!!」
ムクロ、そしてメガセグレイブも吠えた。
「セグレイブ! 打ち勝て!!」
「グォォォオオオ!!」
二体の巨竜が走り出す。
同時に全身へ龍の力を纏い、真正面から激突する。
——『げきりん』。
鎌と爪。
牙と巨剣。
互いのすべてをぶつけ合う、最後の連撃。
初めは、メガガブリアスが押されていた。
だが、攻防を重ねるたび、その動きが変わっていく。
「左!」
メガガブリアスが身を沈め、巨剣をかわす。
「踏み込んで!」
間髪入れずに懐へ入り、鎌を振り抜く。
シロナの声と、ガブリアスの動き。
徐々に、合っていく。
僅かに生じていたズレが消え始め、二人の呼吸が、一つになっていく。
そして、メガガブリアスの一撃を受け、メガセグレイブの巨体が後方へ押し戻された。
その背中が、大きく開く。
——いける!!
メガガブリアスが勝負を決めるべく、踏み込んだ。
その時。
ムクロの口元が吊り上がる。
「かかったな!!」
それは、メガセグレイブが作り出した偽りの隙だった。巨体を反転させ、背に備わる巨大な剣を正面へ向ける。
「いけ!!!」
そして、自らの身体ごと弾丸と化した。
——『きょけんとつげき』。
「ガブリアス!!!」
メガセグレイブの巨体が、凄まじい勢いでメガガブリアスへ激突する。
そのまま二体は広場を横切り、背後の壁へ。
——ドゴォォォン!!
轟音と共に壁が砕け、濃い煙が周囲を覆い尽くした。
静寂が訪れる。
やがて煙が晴れていく。
ムクロが、目を凝らした。
その視界の先。
壁には、巨大な剣が深々と突き刺さっていた。
メガガブリアスは——無事だった。
「なに……!?」
メガガブリアスは両腕の鎌を交差させ、突き出された巨剣を受け止めていた。
ただ防いだのではない。
腰を据え、鎌の傾斜に沿って巨剣を滑らせ、そのまま背後の壁へ突き刺させたのだ。
メガセグレイブの動きが、完全に止まる。
「今よ!!」
メガガブリアスが力強く足を振り上げた。
蹴り飛ばされたメガセグレイブの巨剣が、壁から引き抜かれ、その体が宙へ投げ出される。
その瞬間。
メガガブリアスが、大地を蹴った。
全身に龍の力を纏い、弾き飛ばされた巨竜へ一直線に突進する。
——『ドラゴンダイブ』。
その一撃が、無防備となったメガセグレイブを確実に捉えた。
——ドガァァァン!!!
凄まじい衝撃が、中央広場を駆け抜ける。
そして、爆煙の向こう。
メガセグレイブの巨体が地に伏し、そのメガシンカが解けていく。
ムクロは、その場を動くことができなかった。
その決着に呼応するように、広場の一角でも最後の鎖が砕け散った。
カゲツとフウロの加勢を受けたマキシたちは、残された反転ポケモンを解放し、天狼隊の兵団員たちを制圧していく。
やがて、広場から戦闘音が消えた。
そして。
「よくやったわ」
その落ち着いた声の隣へ。
メガガブリアスが歩いていく。
中央広場の天王山。
最後まで立っていたのは——シロナとメガガブリアスだった。