”博麗の巫女”の弟は幻想郷の平和の夢を見るか? 作:針が11を指している
一話 幻想入りした少女
生まれ育った故郷、幻想郷を見据える
未だに各地で起きた戦闘の傷跡が残っているが
確実に復興しているのが分かる
風が吹き、髪がなびく
実に不愉快だ
“叛逆者”は東部の土地(妖怪の山、地霊殿)を不法占拠し
“堕落者”はその地位にしがみつくのに西部の土地(白玉楼)を不法占拠している
今や“博麗の巫女”の正当なる後継者であるこの俺に
多くの者達が反抗している
——俺は幻想郷の平穏を誠実に追及しなければならない
だからこそ、これ以上の“叛逆者”や“堕落者”を出してならない
俺が愛した幻想郷を
“彼女”が愛した幻想郷を
守るために
だからこそ、俺は...
“神”にならなければならない
景「・・・全軍に通達する」
景「シュリーフェンプランを実行せよ」
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魔理沙「よう、霊夢」
霊夢「なによ、魔理沙」
魔理沙「ハハ、相変わらず冷たいな~」
霊夢「それで、何しに来たの」
魔理沙「何か面白そうな事が起きそうな予感がしてな」
霊夢「面倒事が起きそうね」
そう私が考えていると
景「お~い、姉さん」
霊夢「あら、景じゃない」
魔理沙「うん? その背負っているのは...」
景「あぁ、保護した人間だ」
霊夢「外の人間?」
景「たぶんそう」
魔理沙「たぶんってなんだよ」
景「寝かせるから布団ひいて」
霊夢「分かっているわ」
霊夢「はぁ、本当に面倒事が起きるとはね...(小声)」
—翌日—
視点変更…イア
イア「う~ん はっ?!」
バサッっと音を立てながら体を立ち上げる
イア「ここは? 一体どうなって...」
魔理沙「ん? あっ、起きたか」
右側に知らない女性が声をかけてきた
イア「ひっ?! だ、誰ですか」
魔理沙「そんなに怯えられると、さすがの私でもくるものがあるぞ」
霊夢「ふわ~、ん? あら、起きていたのね」
魔理沙「あ、れいむ~」
霊夢「ちょっ、魔理沙」
魔理沙「うへ~」
バタンと大きい音を立てながらその二人は倒れこむ
完全に寝ぼけている黄色い人は私がいることを忘れているように見える
景「うるさいぞ」
不機嫌な声を出しながら男性が入ってくる
景「ん? あぁ、起きてたか ・・・なぁ」
イア「は、はい」
景「名前は?」
イア「え?」
景「あんたの名前だよ ずっと“あんた”は嫌だろ」
イア「イアです」
景「イアか、いい名だな」
イア「ありがとう?」
景「何故、疑問に思う?」
イア「そんなこと言われたの初めてだったから...」
景「・・・そうか」
景「しかしながら、話が出来る人で良かったよ」
イア「それってどういう...?」
景「イア 君は気にしなくていい」
イア「そう、ですか...」
霊夢「う~ 魔理沙~ どいて~」
イア「えっと...どかした方がいいですか?」
景「別にいい 半時間後には、茶をすすっているだろうからな」
イア「そうなんですか...」
景「外の空気を吸うか?」
イア「あ、はい 吸います!」
そうして、勢いよく立つ
イア「あ...」
いきなり立ち上がったのがいけなかったのか
態勢を崩し、倒れこむ
衝突に身構える
景「よっと...」
衝突は訪れず、その代わりに優しく抱き込まれるような感覚が訪れる
景「大丈夫か?」
男性の顔がのぞきこまれる
綺麗な葵色の瞳が映った
イア「は、はい.../////」
物凄く顔が近い ドキドキが止まらない
景「・・・あぁ、すまない 顔が近かったな」
イア「い、いえ...そんなことは」
イア「あ、ありがとうございます 助けてくれて」
景「別にいいよ 気にしなくて」
景「・・・」
イア「あの、やっぱり何か気に障って...」
景「いや...ただな...」
イア「ただ?」
景「“昔”にも同じような事があってな...少し、懐かしんでいただけだ」
何処か遠い目をしていた
イア「昔?」
景「・・・」
静かに戸を開ける
太陽光線が薄暗かった部屋に差し込む
景「来てくれ」
素直に従う
イア「眩しい」
腕で太陽光を防ぐ
景「スゥ...はぁ...」
景「いい空気しているだろ?」
イア「えぇ、本当に」
空気が美味しい
景「そういえば、まだ名前を教えていなかったよな」
イア「そう言えばそうですね」
景「俺は景、博麗...景だ」
イア「素敵なお名前ですね」
景「おだてても、何もないぞ ここは」
イア「そんなことはないですよ」
イア「豊かな自然や美味しい空気があるじゃないですか」
景「・・・ありがとうな、そう言ってくれて」
イア「私が思ったことを言っただけですよ?」
景「それでも、だ」
イア「そう、ですか」
イア「そう言えば、聞きそびれた事があるんですけど」
景「何だ?」
イア「ここってどこなんですか?」
景「・・・そうだなぁ...まぁ、一言で言うのなら」
景「“神々が愛した最後の楽園”かな」
イア「神々が愛した最後の楽園...」
景「そう なかなか、しゃれているだろ?」
イア「・・・えぇ、そうですね」
微笑を浮かべる
霊夢「ねー、景―?いるのー?」
景「・・・どうやら、起きたようだね」
イア「そうみたいですね」
景「・・・なぁ、イア」
イア「なんですか?景さん」
景「・・・外の世界に帰れるって言ったら、帰りたいか?」
イア「え?」
景「・・・」
イア「そう...ですね...」
イア「・・・今は、まだ ここに居たいです」
景「・・・そうか」
その声は、少し嬉しそうだった
それから、博麗神社と言う場所に入って、その中にいた二人に挨拶をする
景「紅白の奴は博麗霊夢 俺の姉さん」
景「ほんで黄色いのは霧雨魔理沙だ」
イア「よ、よろしくお願いいたします!」
霊夢「イアちゃんね よろしく」
魔理沙「イアって言うのか よろしくな」
イア「は、はい!」
景「でだ、姉さん イアのこと、どうするつもりなんだ?」
霊夢「そんなの、いつも通りに決まっているでしょう?」
イア「えっと...一体、何の事で...」
景「はぁ...俺が幻想郷を案内しろってことだろ」
霊夢「そうよ♪分かっているじゃない」
魔理沙「ほんと、霊夢はめんどくさがりだよなぁ」
景「・・・偶には、自分でやったらどうなんだ」
景「“博麗の巫女”がこんな低堕落なんで、先祖に顔向けできないよ」
霊夢「いいのよ、私は なんだって、私は天才で最強なんだから」
イア「博麗の巫女?」
景「その辺は、幻想郷を案内している時に教えるよ」
景「じゃあ、姉さん、霧雨 イアに案内行くから、昼飯は自分たちで何とかしてな」
霊夢「え?ちょっと、待って 用意してくれないの?」
景「さ、行こ(無視)」
イア「え? あ、はい!」
霊夢「ちょっとくらい作っていきなさいよー!」
そんな霊夢さんの大声を背中で受けながら、外に出た
この小説は九話程度しかいりません
プロセカの方が終わったら、こっちを書き始めると思います
ご了承くださいm(_ _"m)