”博麗の巫女”の弟は幻想郷の平和の夢を見るか? 作:針が11を指している
人里を出てから数時間後
博麗神社にて
霊夢「・・・やっっっと、帰ってきたわね」
霊夢さんはジト目で景さんを睨む
景「そう怒らないでくれよ、姉さん」
霊夢「・・・はぁ、まぁいいわ」
霊夢「能力鑑定、でしょ」
霊夢「準備するから待ってて」
景「よろしく」
そう言って、霊夢さんは奥へと消えていった
イア「そう言えば、能力鑑定ってどういう風に行うんですか?」
景「そうだねぇ...まぁ、イアは突っ立っているだけでいいかな」
イア「立っているだけ?」
霊夢「景、あんたも手伝いなさいよ」
奥から巻かれた大きな布と白い紙が付いた棒を持って現れた
霊夢さんは、景さんを見ながら言う
景「はいはい、分かったよ、姉さん」
そう言って、景さんは私から離れて霊夢さんのところに行く
景さんは巻かれた大きな布を広げる
そこには、魔法陣のような模様があった
景「イア、この印の上に立ってくれ」
イア「この魔法陣みたいなところですか?」
景「そうそう、そこ」
景さんに言われた通りに、立つ
景「じゃ、後は姉さんに任せるよ」
霊夢「えぇ、それじゃあ、やるわよ」
イア「はい、お願いします」
そうして、能力鑑定が始まった
霊夢「・・・博麗の巫女は誓う、迷える子羊に道を示すことを」
霊夢「博麗の巫女は誓う、汝のお御心のままに示すことを」
霊夢さんは目を瞑ったまま、私に白い紙が付いた棒を向けて詠唱を始める
霊夢「我、汝に告げる 幻想郷に平和があらんことを」
魔法陣が光を出し始める
霊夢「我、汝に告ぐ 迷えた子羊に神のご加護をあたえたまえ!」
霊夢さんが白い紙が付いた棒を思いっ切り振り上げると
それに呼応して、魔法陣の光も私を突き抜けて天に昇っていった
霊夢「——ふぅ...終わったわよ」
景「お疲れ様 イア、姉さん」
イア「お、お疲れ様です 霊夢さん」
景「それで、姉さん イアの能力はどんな感じだった?」
霊夢「・・・そうね...」
イア「えっと...何か問題でも?」
景「・・・」
霊夢「問題はないわ、ただ少し珍しいものだったから」
景「珍しいもの?」
霊夢「えぇ、そうよ」
イア「一体、どういった能力何ですか?」
霊夢「描いた絵を操る程度の能力」
イア「か、描いた絵を操る?」
景「・・・確かに珍しいな」
景「・・・描いた絵を、か...」
イア「どうかしたんですか、景さん?」
景「いや...そうだな」
景「イア、少し連れまわしてもいいか」
イア「? 別にいいですけど」
景「分かった じゃあ、姉さん 後片付けよろしく」
霊夢「ちょ、待っ...」
景さんは霊夢さんの静止を聞き流しながら、外に出た
そして、数時間後
魔法の森にて
目の前には、一軒の家があった
イア「・・・景さん、ここは...」
景「・・・アリスが住んでいた家だよ」
イア「・・・そうなんですか それで、どうしてここに?」
景「アリスが使っていたスケッチブックを、イアに渡そうと思ってね」
イア「・・・いいんですか」
景「あぁ、ただ埃をかぶせておくよりも、使われた方が、アリスも喜ぶさ」
イア「そう、ですか...」
イア「・・・あの、景さん」
景「なんだ、イア」
イア「・・・アリスはどんな能力を持っていたんですか」
景「・・・気になるのか」
イア「えぇ...」
景「・・・人形を操る程度の能力」
イア「それが、アリスの能力」
景「あぁ、そうだ」
イア「だから、ここには人形が沢山あるんですか」
景「あぁ、そうだね」
景「この中のいくつかはアリスが自作したものもあるんだ」
イア「・・・そうなんですね」
イア「そういえば、景さんの能力って何ですか?」
景「・・・まぁ、気になるよな」
イア「い、嫌なら別に...」
景「そうか、お言葉に甘えてもらう」
イア「はい...」
景「・・・博麗神社に戻るか、イア」
イア「え?」
景「イアは幻想郷の住人になったんだ」
景「何処で住むか、話し合わないとな」
イア「あ、あぁ...そうですね」
そうして、博麗神社に戻ると
霊夢「あ、戻ってきた」
ジト目をした霊夢さんの姿があった
霊夢「あんた達ね~」
景「あはは、姉さん そう怒らないくれ」
霊夢「はぁ...まぁ、いいわ」
霊夢「どうせ、イアちゃんの住む場所を探しているんでしょ」
景「大正解」
景「なぁ、イア 何処に住みたいんだ?」
イア「えっと、私は...け、景さんの家に////...」
景「え、え? 俺の家?」
イア「はい...そうです...」
景「・・・じゃあ、ここだな」
イア「景さんって、博麗神社に住んでいるんですか」
景「あぁ、そうだ」
霊夢「・・・(ジト目)」
景「なんだい、姉さん ジト目で見て」
霊夢「景、あんたまた、たぶらかしたの」
景「またでもないし、たぶらかしてもいないんだけど」
霊夢「・・・はぁ...イアちゃん、貴女も大変ね」
イア「あはは...そうですかね」
霊夢「そうよ こんな鈍感男を、気に掛けるなんて」
景「別に鈍感なつもりはないんだけどな」
霊夢「ハイハイ、言い訳はいいから」
霊夢「サッサと、家に入って、昼ご飯作って、景」
景「分かったよ、姉さん」
そう言って、景さんは入っていった
霊夢「ほら、イアちゃんも」
イア「は、はい!失礼します!」
霊夢「・・・違うでしょ」
イア「・・・いいんですか?」
霊夢「そう言っているでしょ」
イア「・・・ただいま」
霊夢「お帰りなさい、イアちゃん」
そうして、入っていった
今回も、ご愛読ありがとうございました
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