救護騎士団団長 蒼森ミネ、またの名をキュウゴマイト 作:酢ヴァメ゙
小説書くのなんて初めてなのに毎日投稿とかやっぱ無理だったんだよなって気づきました。
これからは毎週日曜日の15〜21時に投稿します。
プロローグ
「……私のミスでした」
「私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況」
「結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて……」
「……今更図々しいですが、お願いします」
「先生」
「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません」
「何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから…」
「ですから…大事なのは経験ではなく、選択」
「あなたにしかできない選択の数々」
「責任を負うものについて、話したことがありましたね」
「あの時の私には分かりませんでしたが…。今なら理解できます」
「大人としての、責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択」
「それが意味する心延えも」
「…」
「ですから、先生」
「私が信じられる大人である、あなたになら、」
「この捻れて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を…」
「そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです」
「だから先生、どうか……」
「…」
「…そうだ」
「先生、きっとこの先」
「沢山の困難や試練が、あなたに降りかかってくると思います」
「それでもし、あなたが『もう駄目だ』なんて思ったら」
「『
「私の大好きなヒーローなんです」
「サインだって持っているんですよ!自慢です!」
「…少し脱線しましたね」
「気を取り直して」
「彼女はきっと助けに来てくれます」
「だって彼女は」
「私の…」
綺麗な水色の髪をした少女が何かを言っていた。
「先生」
夢の中で話していたことはもう覚えていない。
「……い」
ただ、助けに来る人がいると、それは…
「…先生、起きてください」
"ひー…ろー…?"
「…ヒーロー?キュウゴマイトのことですか?」
"…?"
「少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。なかなか起きないほど熟睡されるとは」
「…夢でも見られていたようですね。ちゃんと目を覚まして、集中してください」
「もう一度、あらためて今の状況をお伝えします」
「私は七神リン、学園都市『キヴォトス』の連邦生徒会所属の幹部です」
「そしてあなたはおそらく、私たちがここに呼び出した先生……のようですが」
「…ああ。推測形でお話したのは、私も先生がここに来た経緯を詳しく知らないからです」
「…」
「混乱されていますよね。分かります」
「こんな状況になってしまったこと、遺憾に思います。でも今はとりあえず、私についてきてください」
「どうしても、先生にやっていただかなくてはいけない事があります」
「…」
「学園都市の命運をかけた大事なこと…ということにしておきましょう」
そうして彼女…
リンちゃんエレベーターに乗りながら教えられたが、ここは学園都市キヴォトスと言うらしい。
数千の学園が集まってできている巨大な学園都市で、私はこれからそこの先生として働くらしい。
それと、私は連邦生徒会長?に選ばれたらしい。
…キヴォトスは数千の学園が集まっていると聞いたけれど、私はどこかの学園に配属されるのかな。心配はあるけれど少し楽しみでもある。*1
「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!」
そうしてユウカ達と出会い、私が所属する予定の『連邦捜査部 シャーレ』という部活の部室まで、みんなで行くことになった。
その流れで戦闘になりそうだったから、みんなの戦闘指揮をすることにした。
それにしても、シャーレか…どんな部活動をするところなんだろう。部員の子たちとか何人かいるのかな?*2
それにしても、ユウカ達が銃で撃たれても痛いくらいで済んだのは、ちょっとびっくりしたなぁ。
「よし!建物の入り口まで到着!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
「…うん?この音は…」
「気をつけてください、巡航戦車です…!」
「クルセイダー1型…!私の学園の制式戦車と同じ型です」
「不法に流通された物に違いないわ!PMCに流れ着いたものを不良たちが買い入れたのかも…て、先生!!」
"え?"
急に私の方をユウカが向いて叫んだと思ったら、私の顔に銃弾が向かってきていた。
わあ、世界がゆっくり動いてる。こういう時に走馬灯とか見るのかな?それはちょっと違うかな。て言うか、結構落ち着いちゃってるけど、私死にたくないんだけど。なんか変に落ち着いちゃったよ。え、私これで終わり?うわーやだー。ごめん、連邦生徒会長さん。会ったことないけど、わざわざ私を指名してくれたのに特に活躍出来なかったよ。はぁ、これから他の先生達*3と飲みに行ったり、愚痴を言い合ったり。まだ見ぬシャーレの部員たちと出会って、キラキラした青春してる少年少女たちの事をちょっと後ろで、腕組みながらニヤニヤしたかったのに。*4
KYUGOOOOO!!!!!
ドオオオオン!カキン!
"…え?"
「あ!」
「あなたは!」
「ミn「「「キュウゴマイト!」」」危なかった…」
「HAHAHA!大丈夫かい?えーと…」
"あ!はじめまして、私は先生だよ。守ってくれてありがとうね!"
「いや、例には及ばないさ。私はヒーローだからね」
(Hmm…彼が例の先生か)
"?どうかした?(ヒーロー?)"
「ああいや、なんでもない。それよりも何か用事があったんじゃないのかい?」
「そうだ!ほら先生、早くシャーレに行きますよ!…そのためにまずは、あの戦車をどうにかしないと!」
「…キュウゴマイト。あのクルセイダー1型は、おそらく不法に入手されたものです。ですから」
「壊してしまっても構わないんだな、任せろ!」
「あちらに気を取られている間に……ちょっとお邪魔しますね」
「フフフフ♡」
「くらえ!」
ドガアアアアン!!!!
"(・o・;)"
「いつ見てもとんでもないわね」
(私たちいつもあんなのと訓練してるんですね)
「…私もいつか、あんなふうになりたいです」
「スズミさん!?本気ですか!?」
「まあそれよりも、着いた!!」
「『シャーレ』部室の奪還完了。私も、もうすぐ到着予定です。建物の地下で会いましょう」
そうして、シャーレのビルに着いた。
"デッカ"
ユウカ達はシャーレの入り口で待機しているらしい。
あんまり待たせるといけないから、すぐに用事を済ませよう。
そうしてシャーレの地下へ歩いていく。
「失礼しましたー!!」
途中でワカモと会ったんだけど、なぜか逃げていってしまった。大丈夫かなぁ?
「はい。これが、連邦生徒会長が先生に残した物。『シッテムの箱』です」
そうしてリンちゃんからシッテムの箱を受け取って、起動する。
…
Connecting To Crate of Shittim...
システム接続パスワードをご入力ください。
"……パスワードは……"
脳裏に浮かんだ文章を入力する。
…我々は覚えている、ジェリコの古則を。
……。
接続パスワード承認。
確認できました。
『シッテムの箱』へようこそ、先生。
生体認証及び認証書生成のため、メインオペレートシステムA.R.O.N.Aに変換します。
「私はアロナ!この『シッテムの箱』に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!」
そうしてアロナの出会って、サンクトゥムタワーのアクセス権を修復してもらい、連邦生徒会に制御権を渡したりした。
にしても、一瞬だけでもキヴォトスは私の制御下にあったのか…ちょっと怖いなぁ。まぁそんな大きな権限もらっても持て余しそうだし、渡してよかったよね。*5
にしてもシャーレって部員いないんだ、え?これからキヴォトスの生徒をいくらでも入れられるの?へえすごーい。*6
…そういえば、あのすごい大柄な子…多分生徒で合ってるよね。ユウカが確か『キュウゴマイト』って呼んでた気がするんだけど、凄い強かったな。素手で戦車を木っ端微塵にしてた。ハスミが何か知ってそうだったけど、どうなんだろう。今度会ったら聞いてみようかな。
まぁそれはそれとして、これから先生頑張るぞー!
おまけ
「……」
「ああ…これは困りましたね……」
「フフ…フフフ」
「……ウフフフフフフ♡」
「…何が困るのかな?」
「あら、キュウゴマイトではありませんか」
「HAHAHA!何か困りごとでもあるなら、助けになろうか?お嬢さん」
「……そうですね。では少し聞いていただけますか?」
(あれ、なんか素直)「ああ、もちろんだとも。一体どうしたんだい?」
「はい、実は…会ってしまったんです」
「会った?それは先生に?」
「はい、先生に…私の運命の人に♡」
「…え?」
「いわゆる一目惚れと言うやつです…ですがまさか私が誰かにこのような想いを抱くだなんて」
「ああ…私もまさかこんな話だとは思わなかったよ」
(どうする。今のワカモは先生のことで夢中で隙だらけ、捕まえる絶好のチャンスだ…だが)
「どうかいたしましたか?」
「あーいや、もうすぐ君を追う追っ手が来ると思うんだが、君なら簡単に蹴散らすだろうが、それも面倒だろう。それより、先生に惚れたのだろう?なら、いろいろと準備が必要だろう?だったら早く帰ったほうがいいんじゃないか」
「!確かに…ありがとうございますキュウゴマイト、このご恩はいつか必ず。それでは」
「あ、ああ。またいつか」
(ヤベッなんか帰しちゃった。まぁでも、恋する乙女を捕まえるなんて、このキュウゴマイトにはできんからな、仕方ない)
「とりあえず分かったことといえば、例の先生はどうやらすごい方だと言うこと、それと、ある乙女は先生に恋慕を抱いている事か」
「その恋が実ることを、ひそかに応援しているよ」
うちの先生はただのバカです。
ちょっとバカにしすぎたかも。ガムガムよこせ。まぁ今後好感度上げて脳焼くんだけどね。
あと書いてる途中にほかの小説書きそうになったけど、新しいのは一旦これ完結してからにしようと思ってるので、読んでくださってる方は心配しないでください。
ちなみに最後戦わせようとしたけど、今のワカモはやんないかなって思ってやめた。キュウゴマイトは紳士です。そんなだからサクラコ様がああなるんだ。